岩本康志の憂鬱

岩本康志氏が高橋洋一教授を批判したいがために、なぜか一周して日銀が保有する国債

全体での保有額に着目するのが正しい見方である

(http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/35865744.html)


と日銀保有国債の全体の額、つまりバランスシートの大きさが重要であるとの認識に達したようである。


岩本氏はわざわざ

高橋教授の見方とは違って,

と添え書きしているが、高橋教授は以前から指摘している。
(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1135?page=2)


岩本氏は、

 かりに借換債の日銀引き受けを30兆円に変更するときには,「予算総則の文章を書き換える必要がない」ことは技術的には正しい。しかし,それをもって国会抜きで変更できるとはならない。国会は,国債発行計画に基づいて,日銀引き受けは12兆円であるという認識のもとで予算を成立させている。その国会の意思を尊重すれば,かりに30兆円に変更するならば,あらためて国会に諮るのが適当だろう。

と経済学的にではなく、法学の話に持ち込むので精一杯のようである。


また、以前に私が指摘した日銀による金融機関に対する金利の付与は憲法違反ではないかと岩本氏に質問したところ回答は得られなかった。


どうやら日銀に都合の悪いことはだんまりで、日銀引受になるとわざわざブログで憲法違反であると騒ぎ出すようである。
岩本氏には拙ブログにも度々コメントいただいているので、ぜひこの件について改めて質問したい。