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worldwidewug #3 このページをアンテナに追加 RSSフィード

June 26(Sun), 2016

怒涛の1週間

今週は研究に専念できるだろうと思っていたところ、なんだかんだと用事が色々と入り、結局かなりバタバタとした1週間となりました。TACL論文について自分がACL(ベルリン)に行って発表することが決まって急遽発表練習をしたり、急用でバスでNYまで行って(行きも帰りも渋滞に巻き込まれて)きたり、日曜は(もともと予定を入れていた)オリオールズの試合を見に行ったりと、あっという間に1週間が終わってしまいました。


自分が関わっているACLの論文が2つともoralとなりました。個人的にはポスターの方がリラックスして(じっくりと)話せて好きなので複雑な気持ちです。しかも今回自分が発表するのはオピニオンペーパー的なものなので、「なんだ、技術的に面白い話はないじゃないか」と思われてしまう可能性が高そうです。技術的なtake awayがないため、とにかく論理的思考力とプレゼン能力が試される感じです。しかもニッチなエリアの話なので、なんとか分野外の人にも楽しんで聞いてもらえるように工夫したいと思っています。

また毎度のことですが、どう考えても自分より上手く説明できる共著者がいるのに、自分がoralで発表するというのは(聴く人や共著者のもどかしさを考えると)申し訳ない気になるのですが、ベストを尽くしたいと思います。


今週は本題のテーマを進めることができず少しモヤモヤとした気分だったのですが、週末のオリオールズの試合で運良くthe Birdと一緒に記念写真を撮ることができたので良しとします。撮影後にthe Birdが"Enjoy the game!"と言ってくれたのですが、顔に似合わず普通の成人男性の声だったというのはここだけの話にしておきます。

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June 20(Mon), 2016

ようこそ赤ジャージ先輩

昨日今日と、NAIST時代にお世話になった(赤ジャージで有名な)先輩がBaltimore(JHU)に訪問してくれました。二日とも天気に恵まれ(むしろ暑すぎたくらい)、あちこち案内させていただきました。(ちなみに先輩が帰国した直後にBaltimoreは大雨となりました。)

この1年(特にケビンさんが来てから)Baltimoreに来てくれる人(だいたい松本研の関係者です)が増えており、とても嬉しい限りです。

ただし、Baltimoreメインで来るとガッカリさせてしまう可能性が高いので、何かのついでに来ていただくのがベストかと思います。

June 19(Sun), 2016

アメリカ建国の歴史を学ぶ旅

というのは建前で、妻が行きたいと言っていたMansion&Gardenツアーというのがコンセプトです。

今週は水曜日にヴァージニア州はAlexandriaにあるMt. Vernon、土曜日にデラウェア州にあるWinterthur MuseumNemours Mansionに、それぞれ日帰りで行ってきました。*1

アメリカで歴史的といえばどれも18世紀以降のものなので、ヨーロッパや奈良に比べると建物自体にはそれほど感動はないのですが、その背景にある歴史(特に建国前後?)を知ると、アメリカもなかなか面白いなと思うようになってきました。イギリスやフランス、ネイティブアメリカン、アフリカから連れてこられた奴隷など、今もアメリカが抱えている歴史的な要素が詰まっているような気がします。以前にも紹介したこの本が(英語も日本語も)とても読みやすいです。

アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書

アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書

Delawareの帰りにMaryland, Delaware, そしてPennsylvaniaの3つの州境となっているTri-pointに立ち寄ろうとしたのですが、PA側からしか入れないということを下調べしていなかったため結局Point自体には行けず、近くの道を行ったり来たりするだけに留まってしまいました。通りすがりの近所に住む人にもTripointの行き方を聞いたのですが、あまり興味がなかったようで、特に何か知っているようではありませんでした。実はこのTri-pointにまつわる係争地も、歴史的にはなかなか面白いです。

今度はPenn側から実際にPointまで行けるといいなと思っているのですが、わざわざそのためだけに行くようなところでもないので、いつ実現するかはわかりませんね。。。

*1:写真は例によってTumblrに。

June 13(Mon), 2016

Fitbitデビュー

妻が新しいFitbitを買った関係で、お古になったFitbitを譲り受けることになりました。(今更かというツッコミもありそうですが)これがなかなか面白いです。腕につけるせいか、歩数の精度はそれほど高くはないものの、そこまで正確な数を知りたいわけではないので全く問題ないです。むしろ、日々の記録を管理するWebアプリを含めてシンプルで使いやすいので、これは流行るわけだと思いました。またフレンド同士で歩数を競い合ったりできるので、お互いに切磋琢磨できる(&サボれない?)ような工夫もナイスです。


その日読んだ論文数、論文に書いた単語(or ページ)数、書いたコードの行数等を自動で記録してくれるようなアプリがあれば、個人的には嬉しいのですが、、、。TogglというTime Trackerを試したことはあるのですが、自分で色々と入力する手間が面倒で挫折してしまいました。

June 10(Fri), 2016

研究者の指標

研究の世界はおそらくどこでも「何を以って良い研究・研究者とするか」という問題があると思います。研究も(他の仕事同様に)結局は競争の世界であり、何かしらの比較基準が必要になってきます。

例えば、日本でよく聞いた話(e.g.,学振とか)としては、論文数や書籍、CSでは国際会議論文の「数」(& venue)があげられますし、今自分がいるところでは論文やツールが持つコミュニティへの貢献度(論文の引用数だったり、学外の研究者からの評価)が重要視されています。


分野によっても評価尺度が異なる(例えば文系では本の出版数がとても評価される)ので、分野を超えた統一的な基準というのはあまり意味がないと思いますし、同じCSという括りですら、細分化された分野でそれぞれ異なる評価尺度が「暗黙的に」使われているのは、分野横断的な評価を迫られた際に困った問題になりそうです。とはいえ、そもそも別分野の研究者を比較するというのは、例えば中華料理とイタリア料理の優劣(どちらが美味しいか?)をつけるような話なので、あまり意味はないような気もしますが。

同じ分野で適切に評価できる(複数の)人による評価というのが一番信頼できるということで、それがアメリカの推薦状文化(コネ文化)につながっているように思います。以前は恣意的・不公平じゃないかと思うこともありましたが、今はそれほど悪くないんじゃないかという気もしています。


来週から始まる自然言語処理分野の国際会議(NAACL)のハンドブックを眺めていたら、Reviewer発掘のために決めたActive Researcherの定義が載っていて面白かったので、ちょっと引用したいと思います。

We defined "active researchers" to be those who have published at least five papers in the last ten years in the ACL, NAACL, EMNLP, EACL or COLING conferences. In order to be inclusive of the amazing young researchers who became active in the field only more recently, we also included everyone who had published at least three papers in the same venues for the last five years.

ここでは、特にFirst authorとかLong/shortの区別や引用数については言及していないのですが、とりあえず一番条件をゆるく(笑)仮定すると、NLPの分野では、過去10年で5本あるいは過去5年で3本論文を通すことがActive Researcherの「最低」ラインのようです。ではAverageは?と考えてしまいますが、何事も継続が大切ですね。10年と聞いて長いな〜と思ったのですが、自分がNLPを始めてもう5年経ったということに気づき、驚きを隠せません。。。


NAACLは自分が初めて参加した国際会議でもあり、面白い企画も多くて個人的に一番好きなVenueだったりします。しかも今年はSan Diegoでモチベーションも高かったのですが、今年はSubmitすらできず不戦敗だったので、とても残念です。とりあえず来週は自席でアブスト読みでもしたいと思います。

June 06(Mon), 2016

リフレッシュ

5月は学期終わりで卒業シーズンなのですが、6月になると一転、インターンやサマーワークショップなどが始まります。季節的にも日本の春のような爽やかな天気で、何か新しいことを始めるには持ってこいという感じです。

Macのアップグレード&クリーンインストールは、特に大きなトラブルもなくスムーズに完了。うまくいかなかった時に備えてバックアップのlinuxマシンを用意していたのですが、今回は出番がありませんでした。今のマシンになにかトラブルがあったときには、代打として活躍してもらいたいと思います。

さて、今年の夏もインターン等には行かないのですが、HLTCOEのワークショップに参加しています。アドバイザーが二人とも主催者ということもあって、いつもとは違う(COEの)オフィスで作業をすることになりました。

早速もらったデスクは壁際&横に大きなホワイトボードがあり、とても良さそうな感じです。フリーフードやフリードリンクも充実していて、これまた快適です。

今日のところはとりあえず、キャンパス内のオフィスからキーボードやら何やらを運び込んで、環境を整えたところで終了。クリーンインストールしたマシンと、新しい環境でのスタートというのはさながらインターンのようで、新鮮な気持ちで、この夏をスタートできそうです。

June 04(Sat), 2016

最後の追い込み

昨日(正確には今日の朝)締め切りの論文が3本ほどあったのですが、すべて無事提出できました。

自分がメインで書いたものは1週間前くらいにドラフトが完成しており、今週アドバイザーやラボメイトにアドバイス(&proofread)をお願いしていたのですが、(英文校正も含め)あまり大きな訂正もなくすんなりと進んだので少し驚きでした。これは「直す余地が少ない」のか「ひどすぎて直す気すら起こらなかった」のか、ちょっと不安ではありますが、いずれにせよ無事にAcceptされると良いなと思います。

残りの2本はメインではないものの、諸々の事情があって最後まで話が二転三転していたので、コロコロと変わる方針についていく&それをすぐに論文に反映させるのがなかなか大変でした。ただ、共著者の最後の追い込み力のすごさ、最後の最後に大きなスケールかつ論理的なストーリーに仕立てあげる力には、本当に驚かされました。

ひとまずプレッシャーから少し開放されたので、ずっと先延ばしにしてきたEl Capitanへのアップグレード(Moutain Lionから)を来週頭にやりたいなと思っています。アップグレードは時間がかかったり、トラブルが発生したりするらしいので、代替機としてお古のthinkpadにlubuntuを入れたもので研究の方を進めていきたいと思います。