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worldwidewug #3 このページをアンテナに追加 RSSフィード

March 21(Tue), 2017

猫の名は

キャットシッターの仕事にもだいぶ慣れてきました。アレルギー対策として念のためマスクをすることにしたところ、症状が出なくなりました。基本的には猫(ジャービスとウィーズリーという名前)のトイレ掃除と朝晩のご飯の準備、そしておもちゃで猫と遊んだり(遊んでもらったり)しています。

人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法

人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法

March 19(Sun), 2017

犬の名は

最近NMTやNeural Dialogueのエラー分析をしているのですが、やはり意味を理解しているようには思えない間違いが散見されます。

個人的には(言語)哲学者サールの「中国語の部屋」という思考実験がいつも思い浮かぶのですが、これはSyntaxとSemanticsの違いを浮き彫りにする良い例だと思います。(この思考実験は色々な文脈で使われるので、毛嫌いしている人も多いかもしれませんが。)

余談ですがサールが飼っている(た)犬の名前はフレーゲ、ラッセル、ルードヴィッヒ、タルスキ(バーニーズマウンテンドッグ。)だとか。*1

サールの著作は(和訳でしたが)学部時代に結構真剣に読んだ記憶があります。

マインド―心の哲学

マインド―心の哲学

心・脳・科学 (岩波人文書セレクション)

心・脳・科学 (岩波人文書セレクション)

また時間があれば読みたいと思います。

*1:さらに余談ですが、最近サールはハラスメント騒動で訴訟に発展しているらしいです。

March 17(Fri), 2017

厄介な問題

Event Semanticsのプロジェクトについて、時間論に関するプロポーザルを書いたら、「時間論は厄介で難しいよ」とやんわりRejectされました。マクタガートの時間論(特にA系列)も引用し、気合いが入ったプロポーザルのだったのですが、コースプロジェクトとしてはディープでハードコアすぎたのかもしれません。。。A系列とNLPは相性が良い(クラウドソースでアノテーションを依頼するならB系列の方かもしれません?)と思うのですが、、、このあたりは、またいつかじっくり取り組みたいと思います。

改めて感じたのは、意味論を突き詰めると哲学的で厄介な問い(特に時間や空間、因果関係)から逃れることはできないということです。個人的にはこの手の問題は昔から好きだったので、また時間を作って考えたいと思います。

話は変わりますが、昨日アパートのお隣さんから急遽一週間ほどキャットシッターのお願いが来て、(猫が大好きな)妻と一緒にお手伝いすることになりました。

今日が初日で、ご飯とトイレ掃除をし、少しだけ猫と触れ合ったのですが、15分位で鼻がムズムズしだし、典型的な猫アレルギー?の症状に。(そういえば奈良にいた時に、生駒の猫カフェに行ったのですが、そのときも同じような感じでした。(ならまちの寧估庵さんは空気清浄機がガンガンに効いていて大丈夫でした。)妻はいつか猫を飼いたいと言っているので、これまた厄介な問題です。将来我が家で猫を飼うことになったら、治療等、本格的に対処する必要がありそうです。

March 15(Wed), 2017

時間について考える時間

Event Semanticsのプロジェクトプロポーザルの締め切りが近いということで、ここ数日、意味(とその計算)について、久々にじっくり(哲学的に?)考えています。今のところ行き着いたのは時間(と空間)の表現をどうするかが最重要課題の一つだろうということで、以下の本を読んでいます。

[rakuten:rakutenkobo-ebooks:14136089:detail]

Spatial and Temporal Reasoning

Spatial and Temporal Reasoning

このエリアは、NLPはもちろん、言語学でもあまりうまくいっているようには見えません。

下手に細かいアノテーションスキームを考えるよりは、(言語学や哲学に精通していない)なるべく一般の人達でも出来るようなアノテーションタスクに落とし込むことが重要なのではないかと考えています(実際に言語を使いこなしているのは人間ですし。)


Eventと時間についてあれこれ考えていたら、学部時代の時間論の話を思い出し、ベルグソンやホワイトヘッド、マクタガートなどについても調べはじめてしまい、今日は「時間」があっという間になくなってしまいました。。。


(マクタガート、和訳が出たのですね!!)

March 13(Mon), 2017

レビュースコアの謎

今日はACL Short Paper のレビューが返ってきて、まさかの4,4,5という高スコアで驚きました。

back storyを説明すると、このペーパーは実は去年2回Rejectされていて、それぞれ3,3,4(1回目)、3, 3.5, 4(2回目)というスコアでした。2回目に出すときは追加実験等の内容を加えたので、スコアがちょっとだけあがったのは納得だったのですが、今回(3回目)は前回から脚注をちょっと加えた程度なのに、スコアがこんなにも上がっていて、改めて今の査読システムは(特にボーダー上のペーパーについては誰が査読するかという点で)運要素も大きいと感じました。まだAcceptが決まったわけではないですが、大幅なスコアダウンがなければ大丈夫だろうと思います。もしRejectでもarXivに出して終わりにする予定です。

March 11(Sat), 2017

6年ぶりに戻ります

この夏はインターンをしようと思い色々応募をしていたのですが、できれば(家から車で行ける距離で)東海岸が良いなと思っていたら、最終的にIBM Watsonからオファーをいただきました。ボルチモアからは車で3時間半、聞いたところでは緑に囲まれた(周りに何もない)静かな環境(=NAIST?)ということで、自分には合っているような気がします。

応募時期が遅かった(年末年始〜2月頃にアプライをし始めた)せいか、東海岸希望オーラがにじみ出てしまったせいか、多くの会社では面接ではあまりWelcomeな印象を受けませんでした。電話面接は本当に嫌いです。相手の顔も見えず(Skypeだと見える場合もありますが)、ホワイトボードも使えないので、ノンネイティブにとっては非常にやりにくいことこの上なかったです。。。


ということで、2011年に(ISEを)退職して以来、6年ぶりにIBMに戻ることになります。NLPを始めようと思ったきっかけの一つが、Watsonのプロジェクトだったので、これも何かの縁かもしれません。(さらに奇遇かもしれませんが、6年前の今日が最終出勤日でした。)

今までの経験上、複数のオファー(や合格)をもらったことがほとんどなく、何かに導かれるように一つの選択肢だけが与えられてきた人生なので、今回も与えられた環境でベストを尽くすだけです。

March 05(Sun), 2017

2067年、宇宙の旅

あまりにもJasonの話ばかり書いていたせいか、夢にまで出てきました。相変わらず早口でした(笑)。

今日は、久しぶりに2001年宇宙の旅を見ました(妻が見たことがないと言っていたので)。

2001年宇宙の旅 (字幕版)

2001年宇宙の旅 (字幕版)

HALがチェスをしたり、テレビ電話(Skype的なもの)が実現していたり、1960年代(50年前!)に作られたことを考えると、驚きの未来予測精度である一方、宇宙旅行、HALとの自然な対話、感情表現等は実現できておらず、このあたりの差異が非常に面白いなと思いました。

メモリー(ディスク)を抜くと、段々と言語能力が失われていく(

アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)、のような感じ)様子などは、改めてみても興味深く、80年代にニューラルネットを使って失語症を再現する研究する論文が(心理言語学に)あったのを思い出しました。

このあたりの差異については、

に秀逸な説明があるので、こちらもおすすめです。


チェスには人間に勝てるのに、5才の子供よりも対話能力は低い。このアンバランスは一体どこから来ているのでしょうか。そしてそのギャップを埋めるにはどうすれば良いのでしょうか。おそらく、World KnowledgeやCommon Sense, Logic等が、ここで再び重要になってくような気がしますが、問題はこれらをコンピュータで(質・量ともに十分に)表現する方法が確立されていない点のような気がします。ということで、今学期履修しているEvent Semanticsの出番なわけですが、、、これ以上は長くなりそうなので、また別の機会に考えをまとめたいと思います。


今から50年後の2067年、HALが実現しているかどうか、今から楽しみです。*1

*1:I'm sorry keisks, I'm afraid I can't do that. とか言われてみたい。