延原時行歌集「命輝く」(第1016回)(「熊野那智大社」)

             


        延原時行歌集「命輝く」(第1016回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(188−2)今朝の歌、逆理命の歌、本作り摂理やねの歌、あの頃と今の歌、我悟りたりの歌、箴言開始の歌、天父直参の歌、気が付けばの歌、天地にの歌、言磨くの歌、神人不可分ひらけの歌、嬉しくもの歌、昨晩はの歌、欣求の歌、仮にもしの歌、日々にの歌、笑み増しの歌、朝まだきの歌、恩寵先行(ともかぜ=笑み増し)の歌、歌と歌の歌、文やありの歌。(2014年7月11-20)

    7月22日
            あの頃と今の歌四首

   センターの実録推敲いと楽し日に日を次いで癒されし妻
   我はしも神の根底世根底唱へつつやも看病一途
   いや果ての妻笑み出ずる日の備へ一歩は一歩捗りおりし
   今や知る神根底ぞ世根底包むところに飛翔ありとぞ(備考:ロゴス神学的には、第二項のロゴス「ロゴス神と共にあり(pros ton theon)」第一項の「太初のロゴス」に対してこれを包括する無限の場なること重要なり。これ我が新しき大発見なり。それなればこそ、人絶後に、世の根底よりさらに深く下るも、そこに無限の包括的場見出し、これに在りて逆理的に天父へと飛翔すること得しめらるるなり。もしも第一項のロゴス=世の根底=より無限に広き包括的場なくば、天父への思ひ出持参奉献の飛翔に縁(よすが)なし、然るがゆえに復活なし。今「包む」の一字無限に重要なり。これを簡潔に、英文にて、"Heaven is fundamentally inclusive of the earth.”と言ふも可なり。逆に人が地上に生きるためには、無限の包括的場が自己限定して太初のロゴスに於いて在ることなかるべからず。この一点に生涯注視怠ることなかりし我が恩師滝沢先生なり。ホ氏は、創造四相の始めの二相に関して重要見解あり:”There is first the phase of conceptual origination, deficient in actuality, but infinite in its adjustment of valuation. Secondly, there is the temporal phase of physical origination, with its multiplicity of actualities. In this phase full actuality is attained; but there is deficiency in the solidarity of individuals with each other.” [PR, 350])
 

            我悟りたりの歌六

   今にして我悟りたり御神のエコゾイックス復活の対

   神根底世の根底ぞ誠なり無限なるエコあり命出ず

   この誠復活省察明らむる命死すともエコ飛翔とぞ
   命には二態ありけりエコ命とやエコ飛翔なり
(備考:エコ命=神の根底→地への命。エコ飛翔=絶後笑みつつエコ[神の根底、包括的ロゴス]に在りて→天父へと飛翔)

   基督の卑賤高挙に命のぞ二態ありけり忘るべからず

   岸辺の主妻絶後にぞ伴ひてエコ飛翔なす如何に尊き 

    7月23日
            箴言開始の歌一首

   箴言の開始こぞぞや質的に新しき智慧世界示せり(備考:箴言第一条:”God blessed the good day of self-reflection and self-dedication." ; 第二・三条:”I am not a philosopher; but I know the philosophical world. The is the core of Christianity."智慧とは、信子にとり、「我祝されてあり」と知ることなりーー生くるも死ぬも。生きて箴言詠ひ、絶後笑み増すなり、いと近き御神御前に!)



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昨日朝の延原先生から届いた講演草稿<「世界への愛」とプロセス哲学――ホワイトヘッドの冒険ないし復活形而上学をめぐって>に続いて、今朝はさらにこの講演草稿をエピローグに収めた大著『建学の精神・対話の精神・エコ神学ー至誠心の神学による大学形成の構想と世界への愛』の新草稿を届けて貰いました。ずんずん著しい精密化が進み、新しい世界が開けてまいります。驚くばかりです。


晴れ渡った日和の中、今日は隣の小学校は秋の大運動会です。
毎日毎日練習を重ねてきな演技を我が家のベランダで眺めてきましたが、今日は愈々晴れ舞台です。
ぼくの小学校時代は、小児結核が完治していなかったので、運動会はいつも木陰で過ごしていました。あの頃のことなど重ねあわせて、元気いっぱいのいまの子どもたちの姿は、何やら心を熱くさせられます。


今日の写真は、「熊野那智大社」です。
那智の大滝」から少し移動して、一歩一歩登っていきます。途中の道ばたの紅白の曼珠沙華など愛でながら、ゆっくりと・・・。


途中で小さな雨が降り始めましたが、いよいよ世界遺産の「熊野那智大社」へ・・・撮影順に並べます。