延原時行歌集「命輝く」(第2143回)(アゲハチョウとノラ猫ちゃんたちと)

                     

        延原時行歌集「命輝く」(第2143回)
「復活の家出発進行――感謝無限の旅一歩一歩」(213−1)このところの歌、今も声聴くの歌、我らが書の歌、入来の歌、妻ぽつりの歌、友に献ぐ歌、箴言十三条の歌、英文著楽しの歌(三著添付参照)、我が英文思索の歌、楽しさの歌、この世界の歌、友よの道の歌、ひらけにひらく歌、笑み飛翔の歌、驚きぬの歌、友いのちの歌、御業の歌、我悟るの歌、鱈鍋の歌、妻と我の歌、友修行とその果ての歌(2015年4月1日〜10日)

    4月1日
             このところの歌十首

   このところ少しは交互宇宙をぞ生きる気宇ぞや生まれしか我

   我妻や笑み増し往きてこそぞこれ生まれ来れる新思想げに

   妻信子棺が焼けても思ひ出を天父奉献欣求せし人

   今更にその胆力やなかなかの逸材なると唸りおる我

   それにせよ箴言修行のなかりせば妻精神の練磨やなきぞ

   誠にや苦病も何も越へ行きて英文箴言苦吟三年

   父さんよカンファレンスをやしよと言ふ妻の声にぞ情熱滾る

   我のぞや鑑識眼に負けまいと門前小僧哲学文なす(備考:第七条:"I am living in the secular world. And yet I am blessed by the sacred world. Is this strange? No, not at all. It is quite normal in Japan because Japanese society is very much influenced by the Buddhist wisdom: samsara is nirvana.”)

   父さんに褒められるのん好きやん誠この声歓喜妻なり

   生涯の不滅思想を高々と掲げ得たるや我妻や佳し(備考:第一条:"God blessed the good day of self-reflection and self-dedication.")


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今朝もうえの「4月1日」の歌に加えて、延原さんのメルマガ「風の便り」の「昨日の歌」の中から、次の五首を収めます。


         〇(5月15日)道伝ふ歌の歌五首

   称名や宇宙の交互御友をぞ三段称ふ歓びの歌   (備考:三段とは、「受肉」「絶叫」「飛翔」なり)

   「友よ」とぞ呼びかく御友「何ぞ我?」深まりて往く「父子ひらけ」まで(備考:「深まりて往く」すなわち十字架即非飛翔の逆理なり。この逆理宇宙の逆理なるをホ氏「交互関係」と言ふなり。我これをReciprocal Metaphysicsと言はん)

   我や知る親鸞聖人和讃如短歌神学生(な)すや我が道

   神学ぶ我が短歌をぞ作りてや心の歌に成すや道なり

   これやこそ心の歌の調べにて御友呼ぶ声伝ふ道なり


補記 「今日の歌」からも次の十首を加えます。


         〇(5月16日)宇宙開眼の歌十首

   我妻の絶後笑み増し見し時の驚きやこそ宇宙開眼

   我が兄も妻の笑みこそ柔らかしつくづくと述ぶ宇宙示すと

   絶後のや笑み増しほどの驚愕や世にあるぞ無き「岸辺の主共」

   この宇宙ホ氏も言ふ如滅してぞ不滅の宇宙御友いませば
(備考:ホワイトヘッド主著『過程と実在』末尾に言ふ:”For the kingdom of heaven is with us today. The action of the fourth phase is the love of God for the world. It is the particular providence for particular occasions. What is done in the world is transformed into a reality in heaven, and the reality in heaven passes back into the world. By reason of this reciprocal relation, the love in the world passes into the love in heaven, and floods back into the world. In this sense, God is the great companion—the fellow-sufferer who understands.” [PR, 351] 可滅界と不滅界ただ「偉大なる御友ーー理解ある一蓮托生の受苦者」によってのみ「交互関係」へと結ばれたるなり!拙著『宇宙時代の良寛・再説――ホワイトヘッド風神学と共に』新潟・考古堂、2014年、259頁、熟読参照)

   我妻の絶後笑み増し尊きやWe perish and immortal. その”and”示すや(備考:ホ氏言ふ”We perish and are immortal.” [PR, 351]にある”and”滅するものを不滅のものに繋ぐ「岸辺の主」「御友」のことなり)

   笑み一つ宇宙開眼導くや我妻の幸喩へ様なし   (備考:なあ、ノーちゃん、凄いこっちゃ。有難うね、父さん)

   我らが書宇宙開眼復活書只今二巻孜々と綴るや

   人方や痛し果敢無し言ひたるも笑む妻の幸知らぬだけなり

   世の人や痛し果敢無し言ひたるも笑み一つはぞ"and"の極意

   この宇宙笑みありてこそ御友共岸辺の主とぞ御国往く幸


私たちの住宅にアゲハチョウがやってきて、のんびりと花々にとまって、美しい姿を見せてくれています。ここでは、はじめての観察です。

アゲハチョウは、ちかづいても人を嫌がらずに、「人は人、吾は吾」といった趣きで、いまを満喫しているようです。



となりには、仲良しのノラ猫ちゃんが、雑草の中でお昼寝の最中・・・

カメラを向けて、お邪魔をしてしまいました。相棒はそのままぐーぐー、グーグー・・・・。ゴメン、ゴメン、わるかった、わるかった・・・。