延原時行歌集「命輝く」(第2386回)(須磨離宮公園と相楽園と)

              
  延原時行歌集「命輝く」(第2386回)
  「復活の家出発進行―感謝無限の旅一歩一歩」
今朝も先生のメルマガ「風の便り」で届いた「今日の歌」を収めます。先生の『地球時代の良寛』(2001年の春、写真満載!)を皮切りに『宇宙時代の良寛』(2013年)『宇宙時代の良寛再説』(2014年)続くこのたびの新著『良寛「風の歌」にちなんでー御友神学の省察』が、いま予想の通りの注目の的のようです。「延原神学」といわれてきた「至誠心の神学」の新展開となったこのたびの「御友神学」の省察は、画期的な出来事でした。「御友」(みとも)という言葉の響きも素敵です。

    4月29日
           新著出での歌十首

 一 新著出で「宇宙時代の風神学」初めて上昇引き立てられつ
   (備考:此度の『良寛「風の歌」にちなんで――御友神学の省察』出でて初めて旧著『宇宙時代の良寛再説――ホワイトヘッド風神学と共に』(2014年)アマゾンにて急上昇その時を得るや面白し)
 二 これもぞや我が著作のぞ摂理かな如何に神慮の秘められたるや
 三 「風の歌」御友神学打ち出せりただ再説本の準備ありてぞ
 四 ところがやその機を受けて再説本己が日を得るげに面白し
 五 再説本ホ氏神学の全貌を「風」四態と解明せしも
 六 恩寵の風まずありて理解あり冒険ありて遂に慈悲風
   (備考:ホ氏主著『過程と実在』末尾の二頁に書けり、有名なる言葉なり:”There are thus four creative phases in which the universe accomplishes its actuality.” [PR, 350]而して、the phase of “conceptual origination,” the temporal phase of “physical origination,” the phase of “perfected actuality, in which the many are one everlastingly,” and the action of the fourth phase “as the love of God”--と続くなり。ホ氏の一番の主張点なり。されど、解釈者の一番難渋する箇所なり。ここを我「恩寵の風」(一切の初めにあるもの=conceptual origination)、「理解の風」(ここに絶対の偶然体、滝沢の言う「コンティンゲントな実存」があるも、背後に恩寵の理解あり:これ恩師の言う「インマヌエルの原事実」なり=physical origination)、「冒険の風」(現実性が常に絶えせず「完成過程にあるゆえに」固定した実体にあらず、しかも「一」なり=perfected actuality)、而して「慈悲の風」(神の愛=御友神学、the love of God, the reciprocal relation)と一気に全体把握なすなり)
 七 ホ氏やそも「プロセス哲学」語りしも日の本にてや「風」趣ぞ
   (備考:欧米にての人気概念「プロセス」なり。されど、日の本にては「風」なり。プロセス神学もう幾星霜語るも人気なし。「風」基調に移すや、この人気とは!)
 八 風基調これ良寛の気風なりそれ承けて今ホ氏や読まれむ
   (備考:只今『宇宙時代の良寛再説――ホワイトヘッド風神学と共に』突如人気本なり、いとおかし)
 九 それにせよ此度は誠冒険ぞ「御友神学」本邦初演
   (備考:「御友神学」とは、我が友工藤君も言ふごとく、「はじめて目にする用語」なり。さて、一般に受け入れらるるや。これ重大問題なり)
 十 それがぞや忽ちにして風靡せり「神学入門」人気の一書
   (備考:アマゾン:神学入門にて、2293件中155位なり。合格判定なり)    





昨日は、ある法人の会議があって、チャリンコに乘って「ぶらりぶらり」・・・。ここの理事長さんは神戸の大震災のとき「震災関連死」に注目して、このことばを定着させたことでも知られていますが、諸準備を整えて今日から熊本の被災地へ向かわれます。日本列島は「ゴールデンウイーク」のはじまりで、世界に飛び立つニュースで湧いていますが、被災地はこれからなお大仕事が待っています。


本日の写真は「須磨離宮公園」(上)と「神戸・相楽園」(下)です。