多少ネタバレが混じる場合があります
2012-05-31
坂道のアポロン #1-8
- 作者: 小玉ユキ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: コミック
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うおーおもしろい音楽っつか青春友情漫画であったか…。展開がぽんぽん進んでゆく。途中作者が出産とか挟んでるらしいのだがそれで影響が出たりしないかと勝手に気にしてしまう。(俺にはそういう違いは認められないのだけど)
2012-05-13
わたしを離さないで
- 作者: カズオ・イシグロ,土屋政雄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/08/22
- メディア: 文庫
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人間同士の、あまり美しくはない、かといって醜すぎてそれだけで描く対象となるようでもない微妙な感情が描かれていて、それを見せられるとこいつら本当に友人だったのだろうかと思うがよくよく心の中を覗いてみればそんな感情は何にしろあるものだろうと思う。あとまたカジュアルなセックスの話題は苦手だと思った。
これも『日の名残り』同様、ふり返り語りの物語だなあ。解説読むとこの人はそういうのが持ち味のようなのでそのうち他のも読んでみたい。
2012-05-01
一千一秒物語
- 作者: 稲垣足穂
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1969/12
- メディア: 文庫
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初夏近い晩は、もうすっかりその気分でした。坂を下ってきた私の背には汗が覚えられ、窓から見える商店の飾窓の前には、未来派の絵のように交錯している人影がありました。
——『天体嗜好症』
『高校生のための』三部作に掲載されていた掌編がよくて読んでみたかったやつ。他にもいろいろ入ってる。その掌編を含む表題作は天体と金属感覚と突き落とされるイメージばかりからなる掌編で一度に読むにはきついがおもしろい。童話調の話はあんまりおもしろくなかったが哲学的、随想的、自伝的な話は、非常に面白いと思った。意味が分からずとも流れるように読める文章が好きだと思う。
正直後半のところはほとんど意味が分からないんだが文章を読んでるだけでも、詩的であって感じるところがあるように思う。難解な言葉を用いてひけらかしたり煙に巻いたりするようではなく、ただ心に考えたままにそう書くしかなかったように書かれているみたいな気がする。バックグラウンドの知識を手に入れてからもう一度読んでみたい。


