2012年個人的大賞作品 〜ラノベ・マンガ・小説編

12月ということで、ちょっと早いけど今年読んだものの各部門の個人的大賞選出〜


ラノベ部門「ソードアート・オンライン
今年のラノベ売上トップ10を総なめにしてたこのシリーズ。それも納得。今年は売れ線のラノベをなるべく読むように意識したのだけど、これが圧倒的におもしろかった。
主人公はどこまでも完璧なチートキャラで、毎回色んな女の子を天然でタラシまくるのには苦笑しちゃいますが、それを嫌味に感じさせず読ませる技量に乾杯。キリトカッコいいもん、そりゃモテるよ…と納得せざるを得ないというか。この辺の許容範囲は人それぞれなんだろうけど、ラノベの特性を考慮すれば私は絶妙のさじ加減だと思う。アニメはハーレム要素が全面に押し出されてて観れなかったけど。
ご都合主義や、ちょっと苦しい設定もあるけど、それも不問にする爽快感と満足感。
オタク心くすぐる世界観の作り方、伝え方が本当に巧みで、魅力的な異世界を満喫できるし、明快だけど起伏に富んだストーリーに引き込まれて一気に読めました。
今のラノベに求められる要素が全てつまった王道の作品だと思います。


少年マンガ部門「黒子のバスケ
今年一番ハマった漫画。キャプ翼テニプリ系列のツッコミどころも満載のスポーツ漫画ですが、燃えと萌えを兼備して最高です。
最新刊の20巻もおもしろかった!「女でも肩書でもいくらでもくれてやんよ」発言の黄瀬、イケメン過ぎて鼻血もんでした。
後半は緑間&高尾祭り♪ チームの絆、チャリア組の出会いエピと築き上げた信頼、予想外のコンビネーション技。そして赤司のズガタカ発言……!
お昼食べる直前にアマゾンで届いて、ちょっとだけのつもりが止まらなくて、昼食そっちのけで読み耽っちゃいました。
それにしても赤司さま、帝光時代はクールだけど勝利にどん欲なストイックなスポーツマン、という印象だったのに、いつのまに重度の中二病に……おもしろいので大好きですが。キセキに離れられてグレちゃったのかw
作者様への脅迫事件は許せない。犯人の早期逮捕祈願。


○少女マンガ部門「たいようのいえ」「キラメキ☆銀河町商店街
選べなかったので二つ。「たいようのいえ」は不器用不愛想女子高生と幼馴染の世話焼き主婦リーマンの年の差同居もの。ほのぼのニヤニヤできてツボ。
「キラメキ〜」は5年前の作品ですが、下町の幼馴染6人の仲良しっぷりに憧れとときめき。特に、理想の少年を体現してるクロに萌えまくりでした。


○一般小説部門「アイの物語」
3月に読み終えた後感動しすぎて、感想をまとめきれずに、今も結局まとめられないままなのですが、これは本当に名作。
荒廃した未来世界、AIの少女が語る7つの物語…という舞台設定で、一つ一つの物語が独立した短編小説となっていてそれもハズレなしでとてもおもしろいのですが、全てを読み終えた時に提示されるテーマの深さと感動は圧巻。
SFだけど小難しさは皆無で、温もりに満ちてます。物語を愛する全ての人に読んでほしい、読み継がれるべき作品だと思います。


疲れて後半から明らかにいい加減になってしまったけど(笑)
来年も、素敵な作品にたくさん出会えますように。そして自分もそんな作品を紡げるようになれますように。