2007-12-13
■[bunji]窪島誠一郎
昭和52年、彼をふらっと引き寄せたのは「村山槐多」という一人の若き才能。
わずか15歳で日本芸術院賞を受賞し
絵画以外にも、詩、小説において才能を発揮した夭折画家。
窪島さんの語り口からは村山槐多に対する心が伝わってきた。
飾り気のない率直な思いを吐露していくようなそんな時間だった。
生きる希望などなかった青年時代に村山槐多との出会い
■[book]アルケミスト
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
- 作者: パウロコエーリョ,Paulo Coelho,山川紘矢,山川亜希子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1997/02
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 45人 クリック: 458回
- この商品を含むブログ (218件) を見る
アルケミスト[alchemist]というのは錬金術師である。
パウロ・コエーリョという名前にも
アルケミストというタイトルにも
錬金術師という響きにも
何か心引かれるものがあった。
それは異業のもののようであり
科学を志すもののようでもあり
修道者のようでもある。
いずれにせよ、この世に生きていながら
この世に生きていないかのような存在を感じる。
羊飼いの少年サンチャゴはいくつかの出会いを経て
30年も生きていると登場人物の境遇がそんなに珍しく
感じられなくなってくる。
そんな事もあるだろうさ、そんな気がしてくる。
少年の出会いは物語であり、冒険的だけれども
それは私たちの出会いの暗喩であるように感じられる。
あるものはそこにあって、気づいていないのはどうしてだろう。

