抵抗の形式

大地に一本の柱をたてること。そして、その意味を問う。これが「建築」という行為のすべてです。「建築」することはこれで尽きています。
大地に柱をたてる行為は、人間をとりまく「大自然」に対して挑戦することを象徴しています。また同時に、人間社会に対する自らの意志表示という意味合いを持っています。
大自然」にたいして人類は実に無力ですが、それでもあらゆる知恵と体力をふりしぼって、自らの命を守り、生活を営み、子孫を残し、繁栄をつかんできました。これは無限に広がる「大自然」に対する人間の「抵抗」を意味しています。「抵抗」のやり方は人類の歴史に無数にあります。その中でも「大地に一本の柱をたてる」ことで象徴される人間のあらゆる行為すべてには「形式」を見いだすことができるでしょう。
「形式」を問うことが重要なんですね。つまり「抵抗の形式」を考えること。これがすなわち「建築」することのすべてなのです。

against Nature

Architecture is destined for resist against Nature capital N. Think of what architecture is and give your own idea how to realize it. All you have to do is just to keep thinking about architecture and about how to resist against Nature.