2006-04-17 48 中心に空隙をつくる この「大水浴」は 210cm x 250cm の大作です。 そして画面の中心に空隙=ヴォイドがうみ出されています。樹木と人間を描くさい、タブローの中心を外すようにしているのです。それらは少し抽象化されています。中心を囲い込むように配置されています。 この中心にできたヴォイドこそが近代の「空間」が成立したことを告げています。セザンヌ以降、「空間」をデザインすることがアーティストの仕事になっていきます。The Large Bathers 1906 by Paul Cezanne セザンヌ