70 空飛ぶ茶屋

隣雲亭

隣雲亭(りんうんてい) 修学院 上離宮
江戸時代はじめ
隣雲亭(りんうんてい)は上離宮内で一番高い場所にある茶屋です。敷地内の池や豊かな緑、周囲の山々を眺めることができる展望台ですね。ここからの景色は最高です。隣雲亭(りんうんてい)は三畳、六畳、板間そして控え室からなる小さな建物です。軒の出が深く、柱が細いので障子を全開にすると展望部分は外部との連続感が強調されます。建物の中に景色を取込むばかりでなく、丘の頂上にあることも手伝って建物自体が空に飛び出してゆくようなイメージが湧いてきます。 隣雲亭=pavilion near the clouds という名前がよいですね。
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