稲積雑記

2007-06-09 ナナカナー!

 …いや、すみません、なんでもないでっす。*1

[]調べてみたよ

−てことで、榊原さんがお好みのリゾッチャについて調べてみた*2

磯村「なにもわざわざ…」

−いや、おれも気になってたんで。…最近低調らしいね? サイパン便はなくなったらしいけど。

磯「まぁ…」

榊原「JALがああいう状態だし、仕方ないんじゃない?」

−大人だなぁ、ふたりとも。…リゾッチャつーと、おれ的にはパープルのイメージが強いんだけど、ほかになんかあった?

榊「あたしのイメージだとイエローかな? リゾッチャ・イエロー

磯「ピンクもあったはずだけど」

ピンク

榊「あ、それ、沖縄リゾッチャ!」

−なんか、沖縄便もなくなったみたいだな。リゾッチャ・ピンクも国際線で使ってるらしい。

榊「ふーん、そっかぁ」

磯「てことは、全部ハワイ・グァム便専用?」

−だろうね。間合いでどっかに飛んでるかもしんないけど。まぁ、ふたりでなかよくグァムでも行ってきたら?

ふたり『なんでふたりで?』

−…そういうふたりなんじゃないの?(ニヤニヤ)*3

磯「…うーん?」

榊「もー…」

[]さらに調べてみた

 先日書いた(id:ken3ngn:20070602:p4)川中島バス富士重7Eボデーの話。ホリデー横浜さんからコメントがあって、どうもわたしが思いこんでた「いすゞ富士重」ではなく、なかなかレアな「日野富士重」ではないか、とのこと*4情報ありがとうございます>ホリデー横浜さん。

 個人的には日野富士重なんて、7Eボデーの前の5Eあたりで終わった組み合わせだと思ってたのですが、調べてみるとさにあらず、こういうびみょーな組み合わせを指定して導入していた事業者も少なからずあったのですね。価格的にどうなのか、という疑問は持たざるを得ないのですが*5


 で、こうしたコーチビルダ(車体架装メーカ)のボデーから、シャシメーカを特定するにはどうしたらいいのか? という当然の疑問も浮かびますが、手っ取り早いのは車内の前ステップ近辺に貼ってある車両銘板を確認する方法。これならシャシの型式もわかるしもっとも確実。なのですが、そうそう目当ての車両に乗車できるわけもなく、運転士さんにおねがいして銘板を見せてもらうというのも、けっこう勇気のいる行動だったりします*6

 しかし、ボデーを外部から見ただけで、シャシメーカを容易に判別する方法があるのだそうです*7バスファンなら常識なの? いや、いままで「日野日野」とか「いすゞ+IBE(またはIKK)」「ふそう+MBM」「ふそう+呉羽」「ふそう+北村」くらいしか見たことないからさ*8

 バスは通常リアエンジンなのですが、このエンジンルームの右側面(運転席側)はラジエータの通風のためにメッシュ状のドアがついています*9。このメッシュ部分を「グリル」とか「ルーバ」といい、実は多くの場合、メッシュ部分の形状によってシャシメーカがわかるとのこと。以前聞いたことはありますが、すっかり失念していました(ぉぃ)。

 探し歩いた結果、とくに富士重ボデーに関して詳説しているページを見つけましたのでご紹介。シャシメーカごとの見分け方の図解も判りやすいのでおすすめです。


 創作鉄道資料館

 http://www16.plala.or.jp/caw99100/


 ちなみに、かなりの少数派であろう ふそう+富士重は、後部のエンジンフード(リアハッチ)下部に「出っ張り」があるのが特徴らしいです。MBMや呉羽でも見られますが、これはクランクプーリの「逃げ」ですね。ふそうのエンジンルームってあんまり見たことないんだけど*10、そんなにプーリ出てたっけ?*11

[]川バスにゅーす

 乗り遅れた感が強いですが、この早さならいえる(謎)。

 新聞報道もあったようですが、川中島バスBDF(バイオディーゼル燃料)併燃車が運行を開始しました。社番は40500。PRも兼ねて専用ラッピングが施されています。


 ここで、このBDFについて、誤解されている方もおられるので説明しておきます。

 BDF自体は古くからあり、わたし自身は15年くらい前かな? 自動車雑誌*12で目にしました。廃食用油を精製・改質して自動車燃料に使うという、その発想と思想に驚かされたものです。「排気ガスから天ぷらの匂いがするので、走っていると胸焼けする」という記述には苦笑しましたが。全くの個人商店で、2トントラックの燃料に使っていましたが「なんの問題もない」とか。まぁ、ディーゼルエンジンはたいていの燃料は焚けますけどね*13。何年か前には、地元吉田興産がBDFの取り扱いを開始しましたが…あんまり反響なかったのかな。いちおういまでも売ってるはずです。こちらの原料は系列のケンタッキーから集めた廃食用油。これはいいところに目を付けたと思いましたね。

 このように、現在出回っているBDFはほとんどすべて、外食産業で利用された揚げ油を再生したもので、最近注目されている「エタノール燃料」のように「本来食用(飼料用)とすべきものを自動車燃料に転用している」ものではなく、役目を終えた食品を再利用した、まったくもって環境にも食糧事情にもやさしい燃料です。穀物市場に影響することもありません。BDFについて食糧需給を云々するのはまったくのお門違いといえるでしょう。


 さて、川バスの40500ですが、とりあえずは実験的に軽油との混合燃料として利用し、エンジンへの影響を確認している段階、とのこと。とくにディーゼルエンジンでは燃料噴射ポンプの潤滑を軽油の粘性に頼っているため、燃料の変化が噴射ポンプにどのように影響するか、確認する必要はあるでしょうね。わたしの見聞きした事例は、いずれも小型トラックワンボックスですし*14

 ともあれ、公共交通もこういった形で環境に配慮する時代になりました。一般のドライバーのみなさんも、マイカーの使い方を見直してみてはいかがでしょう。

 市街地へのお出かけは、電車バスをご利用ください*15

[][]そりゃもうビックリビックリマーン((C)シバッタ・アーミン)

 いつものごとく、中央通りをうろうろと流していたお昼前。善光寺のほうへ上がっていったら、セントラルスクゥエアんとこで50がらみのおいちゃんの手が挙がった。やれうれしや…と、おれはクルマをおいちゃんの前に止めたのだった。

ありがとうございます。どちらまでまいりましょう?

 紙袋をがさごそと押しやりながら、おいちゃん…お客様はもごもごっと何かをつぶやいたのだが、聞き取れずにおれは後ろを振り返った。

「その先を右へ行って、権堂のほうへ。もとの丸光があったわな? あの大きい通りのほうや」

−かしこまりました。

 よくある近距離客かと、ある意味安堵しながら指示された道をたどる。が、もとの丸光…いまのTOiGOの近所でこのお客様、妙なことを口走ったのだ。

「○○町へ向かってくれたらええわ。タカオカの」

−?

 タカオカといわれて、長野周辺ですぐに思いつくのは中野市の高丘なのだが、高丘は高丘なので、その中に町があるのは寡聞にして知らない。た、タカオカ?

「タカオカ知らんか? あのー、富山から庄川渡って…金沢駅のほうへ向かうんや」

−!

 ここでようやく脳裏に字面が浮かんだ。高岡だ。富山県である。なに? ちょ、お客さん?

高岡駅へ向かってください。○○町です」

−いや、あのねお客さん、いまここ長野なんだけどね?

 観光客にたまにある、地元のつもりで行き先を告げる勘違いなのかと確認するが、

「正面は何通り?」

−…昭和通りです。19号線。

「左へ行ってください」

お客は冷静に左を指さした。自分の居所は把握しているらしい。

 関西弁とは微妙に違う、北陸訛り。まちがいない。これはひょっとすると、ひょっとするのだが…拝見したところでは旅行者でもなし、勤め人でもなし…薄汚れたズボンは作業員のそれでもなく、所持品はショッピングバッグ2つ。失礼ながら、最悪「遠距離を走ったあげく取りっぱぐれる」可能性を想像しつつ、おれはハンドルを東へ向けた。

 途中、「19号? 18号? 上越のほうへ」と指示されながら、「今日暑いねぇ」などと天気の話をしつつ、古牧小学校から18号線へ。確認せねば、確認せねばと思いつつ、きっかけがつかめない。下道か、高速か、そもそも本当に富山へ…高岡市へ向かっていいのか? 脇の下を汗が伝う。口の中が粘ついて言葉が出ない。

 東和田信号に掛かった。ミラーでお客の表情を見て、「本当に高岡まで行かれるんですか?」と声に出そうとした刹那、おいちゃんは不意に声を上げた。

「そこの、二万円…レストランの前へ」

−はっ? あちらでよろしいですか?

「はい」

 あわててクルマを右車線へ。二万円ぽっきりの めがね店の駐車場に入り、メータを切る。2110円。いつもの経路よりは大回りなので、若干高い。料金を受け取ろうと、後ろを振り向いたとき、おれは背筋がひやりとした。おいちゃんがごそごそと探っていた紙入れの中には…なんと、万券がぎっしりと、10枚づつの束が5つばかり詰め込んであったのだ。驚きを通り越し、おれは心底恐怖を覚えた。何が怖いのかもわからない。ただもう、一刻も早くこのお客を降ろして、この場を立ち去りたかった。

 おいちゃんは紙入れをしまうと小銭入れを取り出し、中をのぞいてこういい放った。

「2110円? 10円まけとき。領収切ってな」

−はっ、はいっ!

 もう10円などどうでもよかった。おいちゃんがショッピングバッグを引きずり下ろすまでがえらく長く感じられた。おいちゃんがクルマから離れたところでドアを閉め、空車灯を予約に切り替え、一散に市街地へ逃げ帰った。


 その気になれば行くこともできたし、行った先で金がなくて困る、ということもなかったわけなのだが…この「オバケ」は、本当に高岡まで行く気があったのだろうか? 送ってしまってもよかったのだろうか? 途中で降ろしたおれはバカだったんじゃまいか? それでもなにやら寒気のする、なんとも妙な数日前の出来事なのだった。

 …あんたなら、どうするね?>同業者各位*16

*1最近アニラジではナナカナがおもしろいらしい

*2:正式には「スーパーリゾートエクスプレス」だそう。「リゾートエクスプレス・ゆう」ってジョイトレがなかったっけか

*3:公式にはぜんぜんだけど、おれ的設定ではそういうことになってたりとか

*4バスというのは車台と車体が別物なので、系列の関係で限度はあるものの、基本的には好みのシャシに好みのボデーを組み合わせることができる。富士重工は系列に関係なく架装していたコーチビルダのひとつ

*5現在の大型メーカ共通「路線バス標準仕様」から考えると真逆を向いてるわけだ

*6:おれだけか?

*7:さすがに型式はわかんないけど

*8長野だとこのくらいの組み合わせか

*9:たいていはタイヤチェーンを収納するチェーンボックスが入っている

*10教習所エアロスターMMだけ

*11:それいったら、日野なんかリアバンパーの下にアイドラプーリが見えてて、うっかり触りそうで怖いんだけど

*12:「NAVI」だか「CG」だか忘れた

*13実験だけなら「ごま油ディーゼル」とか「みかんの皮の油ディーゼル」とか、いろいろある模様。コストはかかるが

*14トラック重機などで、まれに税金逃れとして灯油を使用する事例があるが、灯油には粘度がほとんどないので噴射ポンプが潤滑されず、寿命を縮める結果となる。コスト的には割に合わないので、非常の手段以外にはおすすめしない。ちなみに、かつて農機具用として灯油焚きの汎用エンジン存在したが、これは例外中の例外といえる

*15:あ、タクシーもよろしくね

*16:参考までに、全国キロ程図によると、長野市高岡市は201km。表計算で概算するとおおよそ68610円。遠割適用で62640円…あれ、大したことないな?

ウエウエ 2007/06/10 06:33 5千円以上5割引の大阪料金ではナンボ?

ウエ−2ウエ−2 2007/06/10 06:36 大阪→名古屋は約180キロ。
この距離は初中後でるからたいしたことはないぞ。

retakeretake 2007/06/10 18:23 鬼無里〜白馬を抜けて糸魚川っていうルートだったら、途中で降りる場所は白馬までなかったかもねぇ

kawaharaguchikawaharaguchi 2007/06/10 23:32 新幹線代をケチって長野→八王子・5時間各駅停車の旅を強いられた自分にとっては、こういう人、羨ましいですね…
ちなみに長野市〜杉並区だといくらくらいでしょう?(笑)

ken3ngnken3ngn 2007/06/13 20:35 寝汗で気持ち悪い。
>ウエちゃん
単純に5.5割(ごー・ごーわり)したら35800円ですね。こんな値段じゃイヤになるだろうなぁ。
阪神圏と中京圏の交通は需要もありそうですが、北陸信越は交通圏としては断絶してますからねぇ。同一県内でさえ、タクシーでの行き来は皆無ですし。たまにこういうお客さんが見えるとびっくりするわけですよ。

>takeちゃん
お客さんに道順確認したら、古牧小のほうへ行けっていうんだもん。白馬・糸魚川経由のほうが楽だとは思うけんども、道が悪くてなぁ。

>kawaharaguchiさん
いま気付いたけど、上桜さんて呼んだほうがいいんでしょうか。
さておき、かつて北上尾→北長野(経由:高崎・信越線)を普通列車で帰ってきたら4時間かかったわけですが。いや、211系も115系も好きだったからいいんですが。
地図であたったら長野市街地から杉並区役所(阿佐谷南1)まで220kmくらいですか。75010円ですね。遠割適用で68400円。
「長野市を起点とした全国キロ程図(路線貨物用の距離表に基づく地図)」によると、都内まで229kmで、これで概算すると78000円/71000円くらいになります。おいそれとは使えませんね…。

kawaharaguchikawaharaguchi 2007/06/16 23:59 > けんさん
そういえば改名したんでした。ただIDは変えてないんで従前のままでかまわないですー。

70,000円ですか…運転手さん、60,000円ほどまけてくれませんか?(笑)

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