VM ware Server上でMSCS まとめ

せっかくなのでまとめときます。

○実施環境

ホストOS側

PC:Let's Note Y4
OS:WindowsXPProfessional SP2 8月時点のパッチフル装備
メモリ:1GB
ゲストを置くHDD:USB接続の外付けHDD(250GB)
VMバージョン:VMware Server Console 1.0.0 build 28343

ゲストOS(双方とも仮想ハード環境は同一)
OS:WindowsServer2003EnterpriseEditionR2SP1
  8月時点のパッチフル装備
CPU数:1
メモリ:448MB(デフォルト値の384MBに64MB足しただけ)
    ※512MBも試しましたが私の環境では重すぎ。。。
HDD:すべてSCSI
   SCSI(0:0) 8GB C:\ 各ノードのローカル
   SCSI(1:1) 1GB X:\ 共有 クオーラムディスク
   SCSI(1:2) 8GB Y:\ 共有 Oracle表領域
   SCSI(1:3) 1GB W:\ 共有 HULFT HULPATH領域
追加する共有用HDDは「Advanced」の設定にて
 「Independent」チェックON
 「Independent Disk are not affected by snapshots」の下の
 「Persistent」を選択
共有用のvmdkは共有ディスク用フォルダを別に設けそこに保存。

※補足:W:\は後で必要なのが判明してあわてて追加したんですw

NIC:各3枚
   Ethernet NAT VMnet8 Defaultセグメント
   Ethernet2 Custom VMnet5 HULFTセグメント
   Ethernet3 HostOnly VMnet1 ハートビート

主な導入ソフト:
Oracle10gStandardEdition 10.1
 同梱のパッチ集は全て適用。なので10.1.4になるのかな
OracleFailSafe3.3.3
HULFT6(評価版)

○設定手順

1.各Node追加HDDなしNIC追加済の状態でOSインストール
 ドメインのメンバーか自身がDCである必要があります。
 またドメインロールを合わせます。
 ※これはMSCSの仕様ですね。
 私はどちらもDCにしました。

2.両Nodeシャットダウン

3.各Nodeに共有用のHDDを追加
 最初から追加してOSインストールすると上手くいかない様です
 あとローカル用ディスクの仮想アレイとは別のアレイに追加
 するような設定にしておく必要もあります。
 って、リアルなディスクアレイの構成を考えればわかる事です
 けど。。。実は私最初これにハマった。。。orz

4.各Nodeのvmxに下記を追加記入

 # Shared Disk
 disk.locking="false"
 diskLib.dataCacheMaxSize=0
 diskLib.dataCacheMaxReadAheadSize=0
 diskLib.dataCacheMinReadAheadSize=0
 diskLib.dataCachePageSize=4096
 diskLib.maxUnsyncedWrites=0

5.Node1ブート

6.Node1上で共有ディスクをベーシックでフォーマット

7.Node1シャットダウン

8.Node2ブート。共有ディスクが見える事を確認。
 ドライブレターが正しく表示されない場合は適宜修正
 ※当然Node1を同じドライブレターにします。
  またフォーマット等はNode2からする必要なし。

9.Node2シャットダウン

10.Node1ブート。MSCS設定。特に特異な設定は必要なし。
 ※MSCSの設定自体は幾らでもあるのでご自身で確認して下さい
  (不親切?いやいや。。。私が怠慢なだけです(自爆
 ちなみに私はこの本を使ってます。

Windows Server 2003 Technology
 Microsoft クラスタ システム構築ガイド
http://www.amazon.co.jp/gp/product/499015231X/sr=8-1/qid=1156560107/ref=sr_1_1/503-3906256-5532768?ie=UTF8&s=gateway

長。。。

11.Node2ブート。MSCSにNode追加を施す。

12.MSCSの細かい設定確認(NICとかグループとか。。。)

13.グループの移動とかフェイルオーバーとかのテスト

14.OFSやHULFTの管理に必要なドメインユーザを登録しておく
  セキュリティグループDomainAdminsにも参加。

15.各ノードにOracle10gインストール
  ※もちろんですがインストールパスやオラクルホームは
   両Nodeとも同じにします。
   インストール自体はローカル上で行います。
  初期DBは導入しません。<例のスコット君のDBですねw

16.OFS導入(特に特異な設定は無し)
  OTNの「意外と簡単」シリーズでモロのホワイトペーパが
  ありますので参考にしてください。
http://otn.oracle.co.jp/easy/win_solution/index.html

17.HULFT導入。これもインストールパスやHULPATHを合わせます。
  HULPATHは共有ディスクでOracleの共有とは別ドライブにして
  おきます。<ここは適宜環境に合わせて。
  ただしNode2にインストール前にHULPATHになる共有ドライブを
  一時的にNode2に移動しておく必要があります。

 参考:HULFT評価版ダウンロード
    http://www.hulft.com/hultest/
    たしかマニュアルも手に入ったはず。

晴れてVM上でOFSとHULFTクラスタ構成の出来上がりです。
今回はMSCS&OFS環境の構築が目的だったので実際に開発や
運用で使う場合にはそれなりのスペックが必要です。
実際負荷が高い事するとタイムアウトのようになり勝手に
障害通知が出てダウンしたりします。
※最初なんでかなと思いましたが。。。

また、VMで動かす為に必要な事しか書いて無いのでOFSやHULFT
の処理で必要な細かい設定は各環境にあわせる必要がありますが
VMクラスタ環境が動いてしまえばほぼ通常の設定をベースに
すればOKなはずです。

まあ、時間が許せば適宜修正や情報追加していきます。

さて、次男坊&かみさんとぶどう狩りに行ってきますw
兄貴は野球の練習&部員同士で勉強会w