BABYMETAL@横アリ追想、その1 〜 さくら学院重音部時代から今日(こんにち)に至るまでの集大成を見たのであった


BABYMETAL@横アリ追想、その1 〜 さくら学院重音部時代から今日(こんにち)に至るまでの集大成を見たのであった

※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍(あるいは破綻)などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。


平成27年12月13日日曜。
17時過ぎ、横浜アリーナ

BABYMETAL WORLD TOUR 2015 in JAPAN

  • THE FINAL CHAPTER OF TRILOGY -

ACT 2

BABYMETAL のライヴを観るのは半年ぶりだった。
6月の WORLD TOUR 2015 〜巨大天下一メタル武道会@幕張メッセ以来である。
その間、もちろん指をくわえて眺めていたわけではない。
黒ミサや Zepp 等々、チケットを入手すべく色々とチャンレジを繰り返してはいたのだが、キツネ様はひたすら僕に厳しかった。

半年ぶりに見るベビメタは、見違えるほどの成長を遂げていた。
かの女子3人は、モンスター級の存在になっていたのである。

今や、たとえ相手がゴジラであったとしても、SU-METAL の蹴り一発で蹴散らしてしまうことだろう。
舐めたらいかんぜよ。
あなおそろし。

それにしてもである。
長い間オアズケを喰った恩恵か。
あるいは、怪我の功名とでも言うべきかw
半年間観ることができなかったがゆえ、逆に3人の成長ぶりをしっかり認識することができたという部分が多々あり、その意味においては、キツネ様には大いに感謝すべきなのかもしれぬ。
ありがとう、キツネ様

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6月の幕張以降、ベビメタには海外ツアーがあり、レディング&リーズという、超ド級の大舞台もあった。

半年。
すなわち6か月間。
すでに中年の域に達している僕自身には何の変化もなく、6月の僕も12月の僕も、何も違わない。
成長の爪あとなど、まったく見当たらず。
ただ単に半年分トシを喰っただけであるw

しかるに。
ベビメタの女子3人は違う。
「たった」半年間に、とんでもないスケールとスコープをもって、目を見張る大成長を遂げていたのである。

時流に乗った人間は怖い。
時代の波に乗った人間は恐ろしい。
自らの持つ、怖いほどの力を知らないから恐ろしい。

当人たちは至って呑気である。
可愛いのである。
美しいのである。
ニコニコしているのである。
あくまでも天真爛漫なのである。

見た目こそ麗しいとはいえ、持っているパワーはとてつもなく巨大であり、すでに怪物である。
到底手を付けられたものではない。
もはや、あの3人の勢いを止められる者などいまい。
BABYMETAL 界隈は今やとんでもないことになっているのであった。

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今回のベビメタ@横アリを観て痛感したことがある。
すなわち、彼女たち3人に対する自分の認識を改めるべき時期に来ているということである。

僕が本格的に“ベビメタ命”になり始めたのは、昨年3月。
それからすぐに BAW (BABYMETAL APOCALYPSE WEB) に加入し、渋谷は O-EAST で何回かライヴを見た経験から、僕個人としては、ベビメタには小さめのハコが似合うと思っていた。

(※今となっては、にわかに信じられないことだが、ほんの1年半ぐらい前だと、O-EAST のチケットが連チャンでフツーに取れたりしていたのである。詳しくは僕の『チケット当落結果一覧』エントリーを参照されたい)

ベビメタは大きなハコで観るより、小さなハコで観たほうがイイ!
という呪縛から、今年の黒ミサや Zepp 関係の抽選にはずれたことは大変に嘆かわしく、己の不運を大いに呪ったものである。

しかしながら。
今回の横アリを観た結果として。
自分の理解と認識に、小さからぬ軌道修正を入れる時期が来たと、襟を正した次第である。

そのココロは、ベビメタはもはや決して大げさではなく堂々たるグローバルレベルのエンタテイナーであり、アリーナ、ドーム、あるいは巨大フェスのようなステージこそがふさわしいアーティストであるということだ。

かといって、別に O-EASTZepp がイクナイと言っているわけでは毛頭ない。
小さいハコには小さいハコなりの良さや楽しみがある。
それを否定するつもりはさらさらない。

それを踏まえた上でなお。
やはり今や大バコが実に似合うアーティストに成長したと、つくづく思うのである。

これはもちろん偶然ではなく、まったくもって必然であった。
さくら学院重音部における、2010年から始まった地道な活動を通して、3人は将来アーティストとして生きて行くに当たって必要となるであろう、基礎的な体力や資質を身に付けて来たのだと推測する。

いずれは“スーパーレディ”になるという、確固たる目標を達成するべく、3人はさくら学院での活動を一つ一つ大切にして来たわけで、それらの軌跡はDVDや YouTube の動画で逐一様々に確認することができる。
さくら学院イコール“成長期限定ユニット”とは、誠に言い得て妙なのである。

そして、さくら学院で学んだことをバックボーンとしながら、ギミチョコのビデオを一つのきっかけとして、去年から今年にかけ、短期間の間に驚異的な成長を遂げ、一気にブレーク、グローバルレベルでその名を広めた。

もともとがズバ抜けた才能を持っていたすう、ゆい、もあではある。
しかし、才能におごることなく、努力を惜しまず、勉強熱心でもあり。

そんな3人が国内外の大舞台を踏むプロセスにおいて、ただボーっと時間を過ごして来たとは到底考えられない。
五感を研ぎ澄ませ。
アタマと身体とをフルに使い。
スポンジが水を吸い込むような勢いで。
つまりは驚異的な吸収力で。
多くのことを広く、かつ深く学んで来たに違いない。

今回のステージでは、3人がさくら学院重音部時代から今日(こんにち)に至るまでに学んだことの集大成を。
メタルな気合をしっかりブチ込みつつ。
一方では、女子ならではのおもてなしなココロをも丁寧に織り込んで。
しっかりと披露してくれたような気がする。

まさに2015年を締めるにふさわしいステージ。

横アリのライヴがフィナーレを迎え、巨大なステージで、小柄ながらも文字通り光り輝くすう、ゆい、もあ。
その勇姿を見て、うるうるしてしまった人は少なくなかったはず。
オーディエンスはもちろん、制作チームのメンバーもきっと。

おい、客席のそこのオッサン。
泣くんぢゃない!
いや。
ウソだ。
泣け。
ここは泣いてもイイ。
心行くまで。
思い切り泣け。
涙はふくな……!

って、オレのこと言ってんの?w

ことほどさように3人の熱い気持ちが伝わって来る、実に感動的なステージであった。

良いもの見せてもらいました。
いや、本当に。

起立!
気を付け。
礼!
「ありがとうございました!」

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次回は、なぜベビメタにアリーナやドーム等の大舞台がふさわしいのか、もうちょっと掘り下げてみっぺかと思う。
その後は、僕が横アリで観た中元・水野・菊地の女子3人、それぞれの成長譚(みたいなもの)。
素晴らしき漢(おとこ)たちこと神バンドのこと。
ベビメタとメイトさんたちとの関係性。
とか、まあそのあたりの諸々を、想像と夢想と妄想で暴走しつつ。
ぽっつらぽつらと作文してみたい。