「ハルク」

kenboutei2004-09-17

DVDで『ハルク』。金をかけすぎたB級SF映画としては、まずまず。アメコミ風画面構成、編集も面白い。CGで自由自在に超人ハルクが動き回るが、その造形も違和感がなかった。ハルクに変身し、衣服が破れてもズボンだけは破れないお約束もきちんと踏襲されていた。ハルクからブルース・バナーに戻るという逆の変身シーンが何だか情けない様子でおかしかった。ジェニファー・コネリーを久し振りに観る。デビュー当時のふっくらとした顔のあどけない印象はもうなく、シャープな大人の女になっている。キャリアウーマン風になってしまったのはちょっと意外だったが、ハルクを見つめる表情の優しさは、相変わらず美しく魅惑的だ。特典映像で、アン・リー監督自らCG用のハルクのモデルとなって演技していたのは驚いた。