プラド美術館展

なかなかタイミングが合わずに行けなかった、プラド美術館展へ、有給休暇を取って。
平日の午前中、しかも小雨も降っていたので、そんなに混んでいないだろうと思っていたが、上野公園内は、年配の人がぞろぞろと東京都美術館へ向かっていた。
入ってわかったが、今日は、65歳以上は無料なのだそう。いきなり15分待ちであった。そのうえ、あらかじめ用意していたチケットが5月末までのものだったのに気がつかず、結局改めて入場券を買うことに。やれやれ。
西欧絵画にはそれほど親しんでいないが、エル・グレコ、ベラスケス、ティツィアーノルーベンスゴヤなどのビッグネームが揃うと、やはり見応えがあった。
まあしかし、こういう絵は、その国の歴史や、宗教についての基本的な知識があった方がやはりいいのだなと、絵の横の簡単な解説さえもあまり理解できずにいて、そう思った。
エル・グレコの「十字架を抱くキリスト」が何となくしりあがり寿の絵のタッチに似ているとか、リベーラの「聖アンドレ」の老人が、仲代達矢にそっくりだとか、ボデゴンの西瓜が良く描けているが、西洋の西瓜は種がでかいなあとか、そんな感想しか書けないのが情けないね。