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2008-12-04(木)

kenboutei2008-12-04

[][]『初春狸御殿』 『初春狸御殿』を含むブックマーク 『初春狸御殿』のブックマークコメント

BSから録画しておいた映画。

若尾文子市川雷蔵勝新太郎らの狸御殿。

日本映画黄金期の、大映のスタア達が歌って踊る、ご馳走映画。

先代の鴈治郎まで、狸メイクになったり、ほんの少しだけれど歌い踊るのだから、当時の映画界の勢いというものがわかる。

ハリウッドばりの民謡レビュー(?)では、中村玉緒も踊って歌う。(歌は吹き替えのようだが。)

当代の水谷八重子(当時は良重)も素足をさらして、ハスキーに歌う。

菅井一郎は、踊りはしないが、カチカチ山のワル狸を軽妙に演じる。

女河童が、緑のニップレスをつけて、セクシーに踊る。

松尾和子が出れば、当然マヒナスターズもハワイアン風に歌う。(ここでの、カッパ女との踊りがまた良い。)

トニー谷は、眼鏡をかけていなかったので、わかりにくかったでザンス。

そして圧巻は、雷蔵と若尾のツーショット。二人の羽根つきシーンなんかは、嬉しくて涙が出そうになる。

次から次へと場面転換しながら続くレビューの恍惚感。この感覚に覚えがあるなと思い返してみると、そう、それは、あのマツケンサンバを観た時の感覚と全く同じなのだった。

映画の王道、というより、エンターテインメントの王道が、ここにはある。

アステア=ロジャース映画や、インド・ミュージカルの楽しさにも匹敵する、娯楽映画の一級品。

これまでの経緯を、「かくかくしかじか」や「こういうわけだ」とだけ言って省略してしまう場面があり、似たようなことを串田歌舞伎の『三人吉三』でもやっていたが、既に使われていた手法だったとは。

ひばり映画と見紛うばかりの、若尾文子の立ち廻りなんかもあり、まさにてんこ盛りの90分。

 

なんだかハードディスクから消すのが惜しくなってきたなあ。

(画質は悪くなるが、DVDにムーブしようか。それとも、買ってしまおうか・・・)

初春狸御殿 [DVD]

初春狸御殿 [DVD]

「狸御殿ボックス」があれば、迷う事なく買ってしまいそうだが。(ボックスに弱いので。)

 

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