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見聞読考録

2017-05-22

シロクマ実習!

"Polar-bear Shooting Course" at Bremerhaven, Germany, 2017/05/18-05/19. "It should be called Polar-bear Seculity Course, not Shooting Course", my colleague Dr. Maarten Loonen insisted. I agree with him. We don't want to shoot polar bear, it's just for our safety during field research on Svalbard.


この夏に訪れるスピッツベルゲン島でのシロクマへの対応を見越した,「シロクマ実習」を受けてきた。シロクマはヒグマやツキノワグマと違って完全に肉食性なので,近距離で出会ってしまうと捕食対象として本気で狙われる可能性が高い。3 m を超えることもあると言うし,走るのも速いうえに,崖もらくらく登ってくるらしいので,丸腰で狙われたらまず助からない。よって,調査中は必ず調査チームの誰かがライフル銃を携帯する決まりになっているそうだ。最終手段としての射殺を想定し,実弾をガンガン打たせてもらってきた。シロクマの恐ろしさをとうとうと説かれる,そんな 2日間だった。


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余談だが,最後に手渡された修了証明書には Yurri Motti と名前が書かれていた。

ユーリ・モッティって誰よ。。


見聞読考録 2017/05/22

耳がキーンってする。。

はー。耳がキーンってするー。。


Hidde Zemel 君に最初に会ったのは,2010年4月のことだっただろうか。修士2年の春,当時の僕の指導教員 C さんを頼ってオランダから日本に留学に来たのが彼だった。


半年ほど,チューターとしてお世話をし,お気に入りのアニメ「銀魂」の木刀と湯呑茶碗を手土産に持たせて,Hidde 君はオランダに帰っていったのだった(湯呑茶碗を持たせたのは,僕の友人の S 君。あ,Hidde 君はまだあれを使ってましたよ)。


それから 2011年10月にも仙台で,2015年12月にも札幌で,会っている。親しい仲なのは確かだが,仮にも日本とオランダという遠方に住んでいてこの頻度とはどういうことなのか。2015年に札幌に来る,と聞いた時点で,えらく驚いたのを今でも覚えている。


ところが。


話はそれだけで終わらなかった。


なんと,今僕が住むオランダのフローニンゲンに,彼も住んでいるという。それも,同じ通りのたった 200 m という距離に!目と鼻の先!


ご近所さんどころの騒ぎではない。まさかこんなことになろうとは思いも寄らなかった。何せ連絡を取ったのが移り住んでからだったのだ。その時の驚愕をご想像いただけるだろうか。


と,いうわけで。


オランダに移り住んでからというもの,Hidde 君には散々お世話になりまくっている。彼の友人を交えて一緒に飲みに行ったり,観光地を案内してもらったり,お祭りに連れて行ってもらったり。持つべきものは友達,というのは本当のようだ。


今日も朝から彼の仲間を紹介してもらって一緒にバードウォッチングに行ってきた。そして,ついさっきだ。


彼がボーカルを務めるパンクロックのバンドの生演奏を聴いてきた。Lola 050 という裏路地の寂れたライブハウスを訪ねると,赤く照らされた洋風のシャンデリアが怪しく輝く密室に,Hidde 君のシャウトが木霊していた。もうね,すごいの一言だね。完成度も高かったし。よくもまぁあれだけの声量を維持できるものだ。尊敬してしまった。まぁ,売れるようなものではなかったと思うけど,それでもすごいものはすごい。


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疾走するギターと激しいドラム,ベースの重低音。耳なんか通さなくとも,音の波が体中をガンガン駆け抜けていった。


そう,耳なんて通さなくても良かったのだ。というか,あんな爆音をまともに聴いてたらあっという間に耳が壊れる。


そして,うっかり耳栓をし忘れてしまった僕は,壊れかけの耳を抱えて,帰路についたのだった。ま,明日になったら治るはず。たぶん。


見聞読考録 2017/05/21

2017-05-04

Mac ユーザー

今日はフローニンゲン大学の図書館でお勉強。

いや,正確に言うとお勉強ではなく,お仕事であるところがツラいところ。

最近,お勉強が足りてない。お勉強したい。


話の本筋とは違うが,というより本筋も何もないのだが,フローニンゲン大学の図書館という単語が出た以上,まずは素晴らしさを語らないわけにはいかないだろう。


これだ。


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正面に聳える風格漂う大学本部の建物と相まって,非常に快適で落ち着いた空間を作り上げている。蔵書棚も勉強室もまずもって空間のスケールが日本のそれとはレベルが違う。十分な蔵書,十分な座席,それでいて個々が狭苦しくなく,実に優雅に配置されている。備え付けの PC の数も十分,コンセントも当然個別についている。その上,複数人が入れる個室まで十分数ある。


なにせ広い。エントランスから個別の閲覧室に入るまでの巨大な空間。あの吹き抜けの天井。私立大学ならいざしらず,これは日本ではなかなか見られまい。無駄な空間,と切って捨てられる様が目に浮かぶようだ。


何よりも素晴らしいのが,カフェスペースである。まず1階にはスターバックス。テーブルでは皆が PC を広げている。さらに閲覧室や勉強室とは別に,カフェのようなスペースが各所にある。大学関係者ならコーヒーは飲み放題,簡単な自動販売機も備えられている。最上階のカフェスペースに至っては鮮やかな色の丸テーブルが屋外にまで続き,街を見下ろすウッドデッキに,勉強の疲れを癒やす若者が談笑している有様だ。日本とのあまりの格差に,驚きを超え切なさすら覚えてしまう。


そんな癒やしの空間が最近の僕の勉強スペース,否,仕事スペースである。

フローニンゲン大学,最高。


もうもはやここまでくれば,図書館の話が本筋でも良い,というか容量的にも間違いなく本筋であるような気もしてきたが,今日書きたかったのは,Mac ユーザーの多さであった。


今,目の前を見渡しても,半数くらいは Mac ユーザーである。そうでなくても,持ち物がスタイリッシュでかっこいい。思えば,僕の住む家に置かれる IKEA の家具も,装飾の少ない内装も,こちらのもの,特に近代のものはとてもシンプルな作りのものが多い。ロココやアール・ヌーヴォーのようなこてこてに凝った装飾を経て,巡り巡ってシンプルなところに落ち着いたということなのだろうか。このシンプルに洗練されたデザインが,こちらの人々の心を掴むのかもしれない。


2大カフェチェーンにおけるノートパソコンユーザーの分布 林亮太(琉球大学)


そこまで考えて,この3月の生態学会にあった発表を思い出した。琉球大学の林亮太さんの話だ,要旨にある S 社と V 社とは,Starbucks と Veloce のことであったと思う。僕は残念ながら聞けなかったが,内容はどうだったのだろう。立ち見が出るほど盛況だったと聞いている。


自然科学というものは,そのやり方さえ理解すれば,いろいろな応用ができるよね,という話。


を兼ねた,近況報告。


それにしても良い加減,カメラが届かないと仕事にならないのだが。


見聞読考録 2017/05/03

2017-04-27

King's Day!

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今日は King's Day,オランダの祝日である。

オランダがオレンジ色に染まる日だそうな。


昨晩は大学の研究者と飲んできたのだが,その時点ですでに街中が浮かれていた。

バーのお姉さんがやってきて,皆のほっぺたにオランダの国旗を塗りたくって去っていった。

あの調子だと今日はすごいことになりそう。


あとで覗いてこよう。

ちょっと怖いけど。


見聞読考録 2017/04/27

2017-04-21

オランダのホームセンター

さてそろそろ研究の計画も煮詰まってきたことだし,機材を買い足さなければ。

でも,オランダにホームセンターなんてあるんだろうか。


と思ったら,けっこうあるらしい。


オランダでホームセンターに行こう! - オランダなう


PRAXIS, GAMMA が大きいらしい。

Breur, Hubo, Hornbach というのもあるらしい。


日本でいうダイソー的なのだと Action, Xenos というところがいいらしい。


メモを兼ねて。

この週末に行こう。


見聞読考録 2017/04/21

2017-04-19

学芸員はがん?

生態学会から送られてきた文章を貼っておこう。


生態学の進歩と普及を図ることを通じて、社会に貢献することを目的としている日本生態学会は、博物館とそれを支える学芸員の重要性を改めて確認します。


博物館は、国土の自然や歴史・文化の継承を担うと共に、社会による知的財産の利活用の拠点として、国や地域の歴史的、文化的、科学的に重要かつ貴重な資料の収集、保管、整理、展示、調査研究、教育・啓発活動を行っています。学芸員や研究員をはじめとする博物館職員は、博物館の活動の学術レベルの維持発展と管理運営に重要な役割を果たし、科学の発展・普及や地域づくりにも大きく貢献しています。


日本の博物館は、国際的に高い評価を受けていますが、それは博物館職員の日々たゆまぬ努力の結果です。一方、人材不足や予算縮小のため、十分な活動を行えていない博物館も少なくありません。博物館職員の主たる活動は、世間の目に触れないところで行われています。そのため、その役割は評価されにくい面があります。いま、改めて博物館の意義や博物館職員の役割について、多くの方々に知っていただき、博物館の活動に関して一層のご理解とご支援をお願いする次第です。


2017年4月19日

一般社団法人日本生態学会会長

可知直毅


「一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。観光マインドが全くない。一掃しなければ駄目だ」なんてことを,山本幸三地方創生相が言ったと報道されているけれど,あまりのことに目を疑ったなぁ。。


山本幸三・地方創生相「学芸員はがん。一掃しないと」 発言に批判相次ぐ - The Huffington Post


Google でちょこっと検索したら,検索の上の方に日刊ゲンダイの記事が出てきた。


学芸員はがん発言の山本大臣,政治資金でゴルフや居酒屋に - 日刊ゲンダイ


さて,学芸員と山本地方創生相。

日本のがんはどっちかな。


見聞読考録 2017/04/19

2017-04-18

人間万事塞翁が馬

人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいようがうま,淮南子(えなんじ))。


本当にその通り。


K さん,ありがとうございます。


見聞読考録 2017/04/18

2017-04-11

土壌サンプルの輸入にかかる手続き

メモメモ。。


輸入禁止品の輸入許可 - 植物防疫所

http://www.maff.go.jp/pps/j/law/daijinkyoka/index.html#daijin01


それはそうと,計画していた研究と同じ内容の,というより,よりすごい内容の論文がすでに出ていることを今日知った。まずい。どうしよう。


でも,予め知れて良かった。

そう思うことにしよう。


見聞読考録 2017/04/11

2017-04-04

置き引き被害@ブリュッセル

デジタル一眼をスられてしまった。一緒に入っていたマクロレンズも,代えのバッテリーも,レリーズもすべて。


ベルギーはブリュッセルのとある博物館の 1F。陽光の差し込む静かなロビーで,PC を開いていた,隣に荷物を置いて。人も少ない,閑散としたロビーであったことに,気が緩んでしまったのだろう。


隣に一人の中年の女性が座った。物静かなブロンドの髪の痩せた女性で,僕と同じように博物館を巡り終えて,くつろいだ様子だった。


一仕事終えて,PC を閉じる。隣の女性が同じタイミングで立ち上がったのに,少し違和感を覚えた。そこにあった撮影道具一式が消えているのに気づいたのは,女性がいなくなった後であった。


悔やまれるは何といっても写真だ。歩きに歩いたこの数日で,8 GB x 4 枚と,16 GB x 1 枚の SD カードがフルになった。その枚数たるやいったい何枚になっていたのだろう。心安らぐデン・ハーグでの日々,息を呑むほど美しいアントワープの駅舎,歴史の力に慄いたブリュッセルの古い街並み。すべて。


すべて,さよなら。


それにしても旅人からカメラを盗むとは罪深い。そこに残した記憶を,かけた時間を,返してほしい。今すぐに。財布の方がまだありがたい。


僕にとっては商売道具でもある。Panasonic の GH-2。長年連れ添った,相棒であった。岩肌切り立つ穂高連山で命の危険を感じたときも,然別湖でスノーシューハイクにはしゃいだときも,ロシアのウラジオストクで軍人に囲まれたときも,中国の甘粛省で酒に潰れたときも,モロッコのアガディールで麻薬の密売人に付けられたときも,モンゴルの草原で寒さに凍えたときも,いつも一緒だった。


こうも突然に,引き離されることになろうとは。


もう耐えられない。


今夜はもう悲しみに暮れよう。


見聞読考録 2017/04/03

2017-03-27

オランダに移住しました!

オランダはフローニンゲンに,今月 24日から移り住んでいる。

とはいえ,たかだか 9ヶ月程度だが。。

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まずは何より街が美しい。それに,道行く人々が優しい。

100% 全員が優しいんじゃないだろうかと思えるくらい,皆が皆これほどまでにフレンドリーな国はそうそうないだろう。

タイ,あとは台湾,それから沖縄と小笠原くらいか。


仕事の時間を裂いて楽しい立ち話をしてくれた,これからお世話になるフローニンゲン大学の研究者と同僚。

ミラーボールを回し,パーティミュージックを流し,ウェルカムパーティと称して盛大に酒を振る舞ってくれたアパートの隣人。

日本人と見るやいなや,日本人女性の素晴らしさを熱っぽく語ってきたカフェのオーナー(I'm crazy about Japanese girls!)。


もうね,本当に良いところとしか言いようがない。

今のところは本当に申し分なし。


学業だけでなく,人々や社会などあらゆることに目を向けて,貪欲に楽しもうと思う。

さて何が起こるか,楽しみ楽しみ。


見聞読考録 2017/03/27

2017-03-19

学会終了

5日間続いた日本生態学会@早稲田大学を無事終え,札幌に戻ってきた。

実に刺激的で有意義で心休まらない日々だった。


企画した集会も大盛況のうちに幕を閉じ,不安だった英語での口頭発表もなんとか終えた。

もう少し余裕を持って望めたらもっと良かったのだが。


さて,休む間もなく渡航の準備をしなければ。

やっとオランダ生活の実感が湧いてきた。やっと。


見聞読考録 2017/03/19