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見聞読考録

2017-04-21

オランダのホームセンター

さてそろそろ研究の計画も煮詰まってきたことだし,機材を買い足さなければ。

でも,オランダにホームセンターなんてあるんだろうか。


と思ったら,けっこうあるらしい。


オランダでホームセンターに行こう! - オランダなう


PRAXIS, GAMMA が大きいらしい。

Breur, Hubo, Hornbach というのもあるらしい。


日本でいうダイソー的なのだと Action, Xenos というところがいいらしい。


メモを兼ねて。

この週末に行こう。


見聞読考録 2017/04/21

2017-04-19

学芸員はがん?

生態学会から送られてきた文章を貼っておこう。


生態学の進歩と普及を図ることを通じて、社会に貢献することを目的としている日本生態学会は、博物館とそれを支える学芸員の重要性を改めて確認します。


博物館は、国土の自然や歴史・文化の継承を担うと共に、社会による知的財産の利活用の拠点として、国や地域の歴史的、文化的、科学的に重要かつ貴重な資料の収集、保管、整理、展示、調査研究、教育・啓発活動を行っています。学芸員や研究員をはじめとする博物館職員は、博物館の活動の学術レベルの維持発展と管理運営に重要な役割を果たし、科学の発展・普及や地域づくりにも大きく貢献しています。


日本の博物館は、国際的に高い評価を受けていますが、それは博物館職員の日々たゆまぬ努力の結果です。一方、人材不足や予算縮小のため、十分な活動を行えていない博物館も少なくありません。博物館職員の主たる活動は、世間の目に触れないところで行われています。そのため、その役割は評価されにくい面があります。いま、改めて博物館の意義や博物館職員の役割について、多くの方々に知っていただき、博物館の活動に関して一層のご理解とご支援をお願いする次第です。


2017年4月19日

一般社団法人日本生態学会会長

可知直毅


「一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。観光マインドが全くない。一掃しなければ駄目だ」なんてことを,山本幸三地方創生相が言ったと報道されているけれど,あまりのことに目を疑ったなぁ。。


山本幸三・地方創生相「学芸員はがん。一掃しないと」 発言に批判相次ぐ - The Huffington Post


Google でちょこっと検索したら,検索の上の方に日刊ゲンダイの記事が出てきた。


学芸員はがん発言の山本大臣,政治資金でゴルフや居酒屋に - 日刊ゲンダイ


さて,学芸員と山本地方創生相。

日本のがんはどっちかな。


見聞読考録 2017/04/19

2017-04-18

人間万事塞翁が馬

人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいようがうま,淮南子(えなんじ))。


本当にその通り。


K さん,ありがとうございます。


見聞読考録 2017/04/18

2017-04-11

土壌サンプルの輸入にかかる手続き

メモメモ。。


輸入禁止品の輸入許可 - 植物防疫所

http://www.maff.go.jp/pps/j/law/daijinkyoka/index.html#daijin01


それはそうと,計画していた研究と同じ内容の,というより,よりすごい内容の論文がすでに出ていることを今日知った。まずい。どうしよう。


でも,予め知れて良かった。

そう思うことにしよう。


見聞読考録 2017/04/11

2017-04-04

置き引き被害@ブリュッセル

デジタル一眼をスられてしまった。一緒に入っていたマクロレンズも,代えのバッテリーも,レリーズもすべて。


ベルギーはブリュッセルのとある博物館の 1F。陽光の差し込む静かなロビーで,PC を開いていた,隣に荷物を置いて。人も少ない,閑散としたロビーであったことに,気が緩んでしまったのだろう。


隣に一人の中年の女性が座った。物静かなブロンドの髪の痩せた女性で,僕と同じように博物館を巡り終えて,くつろいだ様子だった。


一仕事終えて,PC を閉じる。隣の女性が同じタイミングで立ち上がったのに,少し違和感を覚えた。そこにあった撮影道具一式が消えているのに気づいたのは,女性がいなくなった後であった。


悔やまれるは何といっても写真だ。歩きに歩いたこの数日で,8 GB x 4 枚と,16 GB x 1 枚の SD カードがフルになった。その枚数たるやいったい何枚になっていたのだろう。心安らぐデン・ハーグでの日々,息を呑むほど美しいアントワープの駅舎,歴史の力に慄いたブリュッセルの古い街並み。すべて。


すべて,さよなら。


それにしても旅人からカメラを盗むとは罪深い。そこに残した記憶を,かけた時間を,返してほしい。今すぐに。財布の方がまだありがたい。


僕にとっては商売道具でもある。Panasonic の GH-2。長年連れ添った,相棒であった。岩肌切り立つ穂高連山で命の危険を感じたときも,然別湖でスノーシューハイクにはしゃいだときも,ロシアのウラジオストクで軍人に囲まれたときも,中国の甘粛省で酒に潰れたときも,モロッコのアガディールで麻薬の密売人に付けられたときも,モンゴルの草原で寒さに凍えたときも,いつも一緒だった。


こうも突然に,引き離されることになろうとは。


もう耐えられない。


今夜はもう悲しみに暮れよう。


見聞読考録 2017/04/03

2017-03-27

オランダに移住しました!

オランダはフローニンゲンに,今月 24日から移り住んでいる。

とはいえ,たかだか 9ヶ月程度だが。。

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まずは何より街が美しい。それに,道行く人々が優しい。

100% 全員が優しいんじゃないだろうかと思えるくらい,皆が皆これほどまでにフレンドリーな国はそうそうないだろう。

タイ,あとは台湾,それから沖縄と小笠原くらいか。


仕事の時間を裂いて楽しい立ち話をしてくれた,これからお世話になるフローニンゲン大学の研究者と同僚。

ミラーボールを回し,パーティミュージックを流し,ウェルカムパーティと称して盛大に酒を振る舞ってくれたアパートの隣人。

日本人と見るやいなや,日本人女性の素晴らしさを熱っぽく語ってきたカフェのオーナー(I'm crazy about Japanese girls!)。


もうね,本当に良いところとしか言いようがない。

今のところは本当に申し分なし。


学業だけでなく,人々や社会などあらゆることに目を向けて,貪欲に楽しもうと思う。

さて何が起こるか,楽しみ楽しみ。


見聞読考録 2017/03/27

2017-03-19

学会終了

5日間続いた日本生態学会@早稲田大学を無事終え,札幌に戻ってきた。

実に刺激的で有意義で心休まらない日々だった。


企画した集会も大盛況のうちに幕を閉じ,不安だった英語での口頭発表もなんとか終えた。

もう少し余裕を持って望めたらもっと良かったのだが。


さて,休む間もなく渡航の準備をしなければ。

やっとオランダ生活の実感が湧いてきた。やっと。


見聞読考録 2017/03/19

2017-03-10

花の最期を看取るということ

ゲストスピーカーとして話します。

興味のある方は,是非。


柿崎順一アーティストトーク「花の最期を看取るということ」

場所|UNTAPPED HOSTEL

日時|2017年03月12日

Web|http://www.ultimatehotelguide.com/hotel/793686520654622/UNTAPPED+HOSTEL


見聞読考録 2017/03/10

2017-02-24

世間との隔たり

母:あのさ,山岳保険っていうのがあるんだってよ。年会費二千円くらいだってよ。


僕:安心してください。入ってますよ。


僕と世間一般との流行のタイムラグは,ざっとこんなもんである。


見聞読考録 2017/02/24

2017-02-17

TREE - 柿崎順一・作

TREE と聞けば,大多数の人はそのまま「木」を思い浮かべるだろう。


僕は「系統樹」を思い浮かべる。例えば,生物の系譜を示した樹形図である。

あるいは,総説ばかりを掲載した雑誌「TREE: Trends of Ecology and Evolution」か。


そういう意味で,TREE という単語そのものに,僕はとても愛着を持っている。


今日紹介する TREE はそのどれでもない。

世界的なフラワーアーティストの柿崎順一さんによる芸術作品「TREE」である。


先日,琴似のコンカリーニョで開催された札幌国際舞踏フェスティバル 2017 で,フィンランドのダンサー SU-EN さんと柿崎順一さんとの共演作品で公開された。


札幌国際舞踏フェスティバル 2017 - 2017/02/11-02/12

http://sapporo-butoh.com/#firstPage


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残念ながら僕は観に行くことはできなかったが,作品自体は舞踏を引き立てる芸術という位置づけだったのだろうか。

あるいは,芸術と舞踏のコラボレーションとして,見どころの一つだったかもしれない。


いずれにしてもたった 25 分間のお披露目だったらしい。

製作者である世界的なフラワーアティストであるところの柿崎順一さんがそう言っていた。


そう,僕と柿崎さんとは友人と呼べる間柄なのだ。


誇らしいのでもう一度言おう。

僕と柿崎さんとは友人同士である。


ただ,柿崎さんが僕のことをどう思っているかはわからない。

これ以上言うと柿崎さんの気分を害するかもしれないので三度は言わない。


さて,「TREE」である。

ヤマグワの木に赤いチューリップを吊るしたシンプルな作品なのだが,これが札幌の冬によく映え,美しい。

この時期に大量のチューリップを入荷するのもたいへんだったらしい。

赤い服を着たダンサーとの共演もさぞかし見事だったことだろう。


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しかし,公演時間はたった 25 分間だけ。それではもったいない,ということでその後どこかに展示できないかと相談をいただいた。僕にできることならと,いくつか心当たりを当たったものの,ことごとく上手くいかなかったどころか,ある施設のエラいヒトにはこっぴどく叱られてしまった。悲しいかな,結局何の役にも立たなかった。


それでも講演の翌日,北大近くのゲストハウス UNTAPPED HOSTEL にて,柿崎さんの「TREE」の展示を手伝う機会に恵まれた。こんなに楽しそうな話はなかなかない。一も二もなくやらせていただくことに。


そして完成したのがこちらの作品。


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冬に赤いチューリップというだけで目を引く。

裏の病院の人たちも,宿泊の観光客も,物珍しそうに写真を撮っていた。


柿崎さんとしてはこれを雪解けまで展示して,枯れゆく様を観てほしいのだそうだ。

柿崎さんが長年に渡って取り組んでいる「生と死」をテーマにした作品の一環なのだそうだ。


やはり面白い。非常に面白い。僕がいつも相手にしている生態系とも通ずるところがある。

それなのに時々,何を言っているのかわからない。そこがいい。


柿崎さんが発行された作品集「NEW LIFE」もいただいた。

色鮮やかで衝撃的。異様で美しい作品が並ぶ。ひと目で惹きつけられる。


「プラハの死体」

「肉欲」

「泣くために生まれた白痴」

「黒蝶と踊る人」


作品名も異様である。


そんな柿崎さんと連れ立って歩いたすすきのの夜は,なにもかもが新しかった。

20 代の最後を飾るにふさわしい,新しい夜だった。


今作「TREE」は,今も UNTAPPED HOSTEL にて見ることができる。

http://untappedhostel.com/jpn/about.php


興味のある方は,是非。


見聞読考録 2017/02/17