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見聞読考録

2018-09-06

札幌の地震

日本の皆さん,ご無事ですか?

台風だけでもとんでもない被害だったというのに,加えて都市直下型の地震だなんて。。


前にも似たようなことを思ったが,日本は本当に災害の多い国である。NZ だって世界的に見れば少ない方ではないはずだが,それでも日本と比べれば全く穏やかに見える。


帰国/外から眺めた日本列島 - 見聞読考録,2014/10/12

http://d.hatena.ne.jp/kenbun/20141012/1413104334


とにかく今は,皆さんの無事と被災地の逸早い復興を祈ります。


見聞読考録 2018/09/06

2018-08-31

『薫風のトゥーレ』

薫風のトゥーレ

林健太郎(著)

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私の友人(友人と呼ぶには恐れ多い大先輩だが),林健太郎博士が書かれた小説である。この本については,以前もこのブログで紹介したことがあった。


書籍紹介,というタイトルの友人自慢 - 見聞読考録,2017/09/04


岩と氷に閉ざされた過酷な自然に息づく,ホッキョクギツネの "ソル" と彼を取り巻く生き物たちの物語である。よく知らぬまま「絵本」などと書いたが,違った。253 頁もある長編小説であった。ファンタジーの色合いが濃いが,作中ではノルウェーのスバールバル諸島の自然環境を忠実に採用しており,むしろ生き物好きのリアリストにこそオススメしたい一冊である。


我々ヒトを含む生き物同士の関わりも現実に沿って描かれているし,さすがは現役の生態学者の書いた小説だけあって合間に紹介されるスバールバル諸島のうんちくも面白く,とても勉強になる。かといって物語として退屈することもなく,ホッキョクギツネのくせに狩りをしないことを選んだ変わり者の "ソル" を中心に,まるでドキュメンタリー映像のように楽しむことができる。


読み終えてからすっかり時間が経ってしまい,物語の詳細については記憶も曖昧なので,Amazon に書いた書評以上のことは何も書けない。本自体も残念ながら日本に置いてきてしまった。それでも作中に描かれた北極域の情景だけは,今でもありありと思い出す。美しい映像を後に残す,爽やか作品である。


小中学校の指定図書となるべき作品なのではなかろうか。北極の自然を垣間見たいそこのお方,一冊どうだろうか。生き物好きのお子さんを持て余すそこのお方,一冊どうだろうか。


健太郎さんは私の友人だが,この書評自体は中立に書いたつもりだ。ただし健太郎さんは私の友人なので,このブログのエントリー自体は全く中立ではない。ねぇねぇ買いなよ。とにかく買いなよ。良い本だからさ。


見聞読考録 2018/08/31

2018-08-29

ショートショート!

作家・星新一の作品のことではない,電化製品のショートである。

ボカン!と派手な音を立てて,愛用の電動工具がひとつ,弾け飛んだ。


電圧の違いをすっかり忘れていた。とても大事にしていたのに,わざわざ日本から持ち込んだほどだというのに,スイッチオン!と同時にドでかい火花を散らして逝ってしまわれた。


悲しいので,もう寝る。


見聞読考録 2018/08/30

万引き家族

ここ,パーマストンノースでは毎年,国際映画祭が開催される。名を NZIFF (New Zealand International Film Festival) と言う。

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NZIFF

https://www.nziff.co.nz/2018/auckland/


NZ は映画産業の盛んな国でもあるらしい。たいへん素晴らしい。


先日そこで,話題の「万引き家族」を観てきた。観終わったあとも長く長く尾を引く,美しくも悲しい,深い深い作品であった。ごく一部ではあるが,日本の闇とも言える問題を的確に捉えていた。チャンスがあれば,是非観てほしい。


年配の方々ばかりが目立って,劇場に足を運んでいた。そもそも映画祭自体が年配の方々に人気のお祭りなのか,それとも「万引き家族」の映画が年配の方々にウケているのかは,定かではない。去り際に,腰の曲がった老婆が,「Japanese films do not dessapoint me(日本の映画は期待を裏切らない)」と,嬉しい言葉を残していった。


...そんなことはないと思うが。


見聞読考録 2018/08/29

人気記事ランキング1位2位独占

2018年8月29日 09:41現在(NZ 時間),私の寄稿した2つの記事が academist Journal 人気記事ランキングの1位と2位を占めている。昔のカタツムリの記事まで取り上げられようとは,ありがたい。

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ナメクジの出現を予測する!

https://academist-cf.com/journal/?p=7702


天敵が生き物の多様化を促す?

https://academist-cf.com/journal/?p=2898


さて次のネタも早めにしたためないと。


見聞読考録 2018/08/29

2018-08-21

Reserve and Sanctuary

私の住む Palmy (Palmerston North) から北に二時間ほど車で走ったところにある,Bushy Park Sanctuary に行ってきた。3泊4日の調査旅行である。およそ 100 ha の小さな森だが,平地では珍しく NZ 本来の自然が残された,巨木の林立する素晴らしい森だった。人の手がほとんど入っていない,NZ らしい森をようやく拝むことができた。


Bushy Park Sanctuary

http://www.bushyparksanctuary.org.nz


さて,どんな生き物がいたのか。という話は後日に回すとして...,とりあえず今日,受入研究者に教えてもらったその他の調査地候補をここにメモっておく。


Sanctuary Mountain Maungatautari

https://www.sanctuarymountain.co.nz/home


Mohi Bush Scenic Reserve

https://www.doc.govt.nz/parks-and-recreation/places-to-go/hawkes-bay/places/elsthorpe-and-mohi-bush-scenic-reserves/things-to-do/mohi-bush-scenic-reserve-walks/


いよいよこちらでの研究が始まった,という感じだ。楽しみである。

早速,サンプルの処理が溜まってしまっているが。。


見聞読考録 2018/08/21

2018-08-10

バズった!

「バズる」とは,インターネット上で口コミなどを通じて一躍話題となるさま,各種メディアや一般消費者の話題を席巻するさまを指す語である - 日本語表現辞典 Weblio辞書


今年 6 月に academist Journal に寄稿したナメクジ研究の紹介記事が,今頃になって Twitter で話題になっているらしい。つまり,バズっているらしい。academist Journal の編集長からメールをいただいて,知った。


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ちなみにバズるという言葉は,友人の菊ちゃんが教えてくれた。下のコメントにあるエモいという言葉は,友人のオガァくんが教えてくれた。意味はよく知らない。


閲覧注意 - togetter

https://togetter.com/li/1255638


ニュートピ!

https://newstopics.jp/url/2709229


ガジェット通信

https://getnews.jp/archives/2068540


ナメクジの出現を予測する!- 市民科学と最新統計の融合

https://academist-cf.com/journal/?p=7702


以下,いくつかのツイートをコピペ。


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sohsai: なんだなんだこの感動的な話!

ihatemanju: しばらくアクセス集中で読めなかったけど、やっぱりすげえ面白い。

kita65536: ウチの風呂場にこんなん居たら家焼くわ。

s_kondoh: 読ませるなあ。文章に愛情とユーモアがある。

mimeitono: 個人的に、酔っぱらって寝てた統計の研究者さんがナメクジ出現の統計の話がそばで出た瞬間むくっと起き上がって「そのテーマ、僕にください」って言ったエピソードに転げまわるほど萌えた センサー搭載……

mimeitono: 情報が専門家から市民に伝わって戻ってくるたびに大きな波が発生していく感じ、読んでて興奮した 材料を渡されるとそれが爆速で料理されていくのも面白いな……研究ってすごいな……

fushiroyama: 実に、実にエモい記事であった!ある種の文才というかユーモアは、思いもよらないジャンルに我々を邂逅させてくれる。今日一日幸せに過ごせそう。

chikuwa2055: (ナメクジ画像注意)だけど、なんかすごい話だなー。協力者の神武海って名前も強キャラ感すごい。

songbird_t: 内容も興味深いけどこの人文章巧すぎませんか。「伝える力」って大事ね。

momo_tda: 伝わらないかもしれないけど、記事を読んでいるうちに嬉しくて一筋の涙が頬を伝っていた。 これは、映画「アバター」を観たときの涙と同じだ。私の中の謎の学者魂が「なんと羨ましい……!」と揺さぶられるのだ。

tetra45: この人の文章がよい。スムーズでわかりやすく、和む程度のユーモアが入って、すごい所のすごさの強調がしゅっごい。

cribow: 読み物としてもおもしろい。見出しが秀逸。

murrhauser:【本日読んでいて一番ワクワクした記事】集合知的側面もさることながら筆者である森井悠太先生のアマチュア研究家に対するリスペクト、プロとアマの共同研究の未来に寄せる期待、そして謙虚な姿勢が胸を打つ名文です。

tada_onedraw: 最高にわくわくする記事だった!!

sala031201: 内容も文章も、読ませます。こういうのすばらしいな。

Gavan_Kurihara: 凄い。正に研究とは足であり、蓄積されし膨大な"何に繋がるか分からない物"の中から生まれてくるんだなぁ…。

fmxogr: これは久々に見た感動モノの記事である。

count6updown: 読んだのだけど、ほんと語彙のセンスが素晴らしいな。

tomoyasu_yasu: 次から次に英雄が出てくる感じ、めちゃめちゃワクワクする。

tmppg: こんなエキサイティングな記事他にある???ってくらい面白かった。「私、ただの市民なんですけど」から始まる一段落に、全身の筋肉が破裂するくらい興奮した。すげえええええ!!!!って、なるからみんなも読んで。

robot_tuna: ぜんぜんこのアカに関連性はないのですが、すごい面白い。なんか感動すらある。特に「私、ただの市民なんですけど」からが凄い。なめくじが苦手でなければ是非。

kia_ruruten:「外来種問題は突然に」 「飾りじゃないのよ統計は」 このような文体のせいか、真面目な内容にも関わらず、門外漢にも面白く読めます。

silokane7: 内容の濃さもさることながら、文章の疾走感がただごとではない。 しかし外来種のナメクジ。アライグマ、ソメイヨシノ、ニセアカシア等と並んで、駆除を早急にしないとヤバイよね。

Akunotooiumi: 研究とは。 冒頭の体長15cm級のナメクジ写真にはぎょえぇぇぇとなるけど、その後の展開がわくわくどきどき一気読みした。音楽が専門家だけのものでないように科学も科学者だけのものじゃない。なるほど。

annabellee1849: めちゃくちゃいい話だった。泣きそう。

bun_m: ほぼ冒険譚みたいなテンションですごいなこれは。

karma_rain: 内容結果も勿論ですが、記事の語り口が素晴らしく、一気に読ませてしまいます。ナメクジと嫌厭せずに是非。

robobunokuro: 「すごい一般市民」が続々と現れてくるのアツすぎる。

kokapi: 途中から目頭が潤んできた。

nest1989: 学問ってかっこいいなあ、ドキドキするなあ。

ko_kanagawa: 物事を動かすイメージとして、でかいエンジンで引っ張っていくみたいな前時代的な思想ではなく、色んなとこにモーターあるからそれをうまく繋いで制御すればいいんじゃね?みたいな形はモダンで素晴らしいと思う

hiroxxx4476: えっ!?この話、すごくない・・・!?

futon345: "音楽が音楽家だけのものではないように、科学は科学者だけのものではありません。" めっちゃ「それ!!!」って言いたくなった。

n0z0m1_da1suk1: こんな凄い研究成果、久しぶりに興奮して読んでしまった!科学って面白いんだよ、本当。僕もこの空虚な毎日で何かふと気づいた事を記録しておこう。何が出てくるかなんか今はわからないんだから。継続する事が大事。

tomoyasu_yasu: 次から次に英雄が出てくる感じ、めちゃめちゃワクワクする。

Megapolisomancy: 途中に出てくる神武海って人の名前かっこよすぎる。

tired_koguma: こういう研究いいなぁ!ワクワクする o(´∀`)o

suikan_blackfin: 「市民科学を突き上げろ!」 とてもエキサイティングな記事!

tana_co: 引き込まれた…素晴らしいです。

asami_chiruko: 対象が対象なので読者を選んでしまうものの、内容としては只者でない謎のスーパーパーソンが密かにビッグデータを抱えていたという話で、sugoi

chiegondo: この記事めちゃくちゃ良かった。市井の人々の知と地道な取り組みをサポートして世に出すことも研究者の重要な役割だと痛感した。

tocmori: 熱意あふれる著者さんが次々に熱い人に出会って燃えていく感じ、少年マンガかと思った…すごい!

_Aproject: 読んでてワクワクする面白い記事だった。知識とデータと統計が結びついていく様は、研究者の「市民に還元する」というアツイ気持ちが生んだ奇跡のよう。映画化希望。

MiddleEastArtJp: こりゃすんごいわ。世の中一芸を持った人ってあちこちにいるけど、結びつくとこうもすごいのか。

tera_mono: 「音楽が音楽家だけのものではないように、科学は科学者だけのものではありません。」自分、涙いいすか。

asagaooo: 音楽が音楽家だけのものではないように科学も科学者だけのものではないって素敵な言葉ね

kazeno_oto: 閲覧注意と欠かざるを得ない写真に鳥肌が立ったが、読み進めると最初のソレとは違う理由から鳥肌が立つ。筆者の文章センスの良さに読むことをやめられなくなり、末尾章の「音楽が音楽家だけのものではないように、科学は科学者だけのものではありません。」というくだりで後半の鳥肌の理由がみえる。

justyToman: 子供の頃、生物学者を志していた。志を通せなかったことは、今でも少し後悔してる。が、まだまだ、これからということだってある。

nupotsu104: 至言や... > 音楽が音楽家だけのものではないように、科学は科学者だけのものではありません。科学的な検証手法・論理的な思考能力は、我々ヒトの社会から理不尽を排除し、自由で公平かつ平和なものにするために、できる限り多くの人々が身につけるべきものと言えるでしょう。

ppaaffuu: RTで引用されている記事、むちゃくちゃ面白い。「市民科学」の大切さが軽妙な語り口で説かれ、分かりやすいし楽しい。特に最後の項が圧巻。

annabellee1849: めちゃくちゃいい話だった。泣きそう。

ruinwalkers1: 色んな示唆がある記事。 日常が一気にダイヤモンドの原石に変わる瞬間を見た気がして途中で鳥肌がたちました。 「完璧なセンサス調査」「問題はこのデータをどう奏でるかということです」 などなど。

awo_aki: 章タイトル?チラ見しただけでものすごく熱が入ってる内容だなーと思ったから読んでみたけど、ナメクジとか全然興味はないけど、熱い内容でしかも読みやすくて面白かったRT 飾りじゃないのよ統計は、って、歌いたくなった…

srdcat: 円山在住の只者ではない市民凄い…ナメクジでここまで泣かされるとは思っていなかった凄い…>RT

junisura: 「只者ではない市民」のくだり笑った(全体としては感動的な話だった)

N_degrees: 文章の面白さもさることながら、只者ではない市民さんが只者ではなさすぎた…

jet_tbd: 「それはもう只者ではない市民」で堪らず噴出しましたw

urauko: RT 文章が読みやすくてクスッとしながらスラスラ読めてしまった。只者でない市民は意外と居るものだな...

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こんなこともあるんだなぁ,嬉しい限り。

でもどうして今頃になって...?


もうこのまま登場人物が全員,有名人になってしまえば良いと思う。

皆さん,これからバンバン目立ってくださいね。


見聞読考録 2018/08/10

National Parks とか Mountain Huts とか

NZ の調査地(及び,遊び場所)を探すのに最適なサイトを発見した。その名も DOC (Discover the Outdoors) Maps,訳して「アウトドア発見マップ」である。


DOC Maps: Discover the Outdoors - Department of Conservation "Te Papa Atawbai"

https://www.doc.govt.nz/map/index.html?layers=Open%20hunting%20areas,Public%20conservation%20areas


国立公園の範囲を示した詳細な地図,だけでなく,ニュージーランド中の山小屋やキャンプ場の位置,ハイキングコースなどをすべて表示することができる。めっちゃ便利。めっちゃ使える。


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他にも,100% Pure New Zealand とか New Zealand tourism guide とか,いっぱいある。100% Pure New Zealand なんかは,国の公式の観光案内サイトなのではなかろうか。なんというクオリティの高さ。


100% Pure New Zealand

https://www.newzealand.com/ie/


New Zealand tourism guide

https://www.tourism.net.nz/visitor-information/national-parks


これを見た後で,日本政府観光局のウェブサイトを見ると,あまりの悲惨さに恥ずかしくなってくる。ダサい。何も伝わってこない。ダサい。無意味な項目が多い。ダサい。まじでダサい。いったい何がしたいの,日本は。


日本政府観光局

https://www.jnto.go.jp/jpn/


国土交通省観光庁

http://www.mlit.go.jp/kankocho/


はぁ。鬱々としてくるのでもうやめよう。

とにかく今は,NZ での研究生活を楽しむのみ。


見聞読考録 2018/08/10

2018-08-01

火星の衝

皆さんはここ数日の天体ショーを観ただろうか?

私は観た。繰り返そう,私は観た。素晴らしいショーであった。


まずは15年ぶりの火星の大接近である。日に日に赤光を強める火星に,昔の人が吉凶を占う気持ちがわかる気がした。それほどに,観る人を引きつける眩いほどの輝きだった。

「衝」や「大接近」については,例えば下記のウェブサイトに詳しい。


国立天文台 NAOJ ウェブサイト

https://www.nao.ac.jp/astro/basic/mars-approach.html


そして火星と同じ方角には,山羊座・水瓶座・南ノ魚座流星群が押し寄せる日でもあった。ときに青く,ときに赤く瞬く流れ星が,眩しいほどに長く長く尾を引いて満天の星空を駆け抜けていった。隕石でも落ちたのかと思うほどだった。


下の図は僕がいつも利用している Sky Walk というスマホアプリのスクリーンショットだが,見たこともないような事態になっていた。大接近を迎えた火星の側に土星と海王星と冥王星,少し離れて木星もが今宵の宴に参加している。まさにお祭り騒ぎと言えよう。


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そして何より,ここニュージーランドでこれほどの天体ショーを観られたことが何よりもの幸運だったと言えるだろう。私の住まいはパーマストンノースの繁華街からすぐのところにあるが,田舎の小さな町ということもあり,車で15分も走れば車通りも少なく街の明かりも全く見えないようない牧草地の只中に出ることができる。天ノ川のかかる満点の夜空を我が物のように楽しんだ。


ニュージーランドの星空の美しさは尋常ではないと聞く。今宵の天体ショーなど,まだまだ序の口だろう。

これからがますます楽しみになった,そんな一日であった。


見聞読考録 2018/08/01

2018-07-22

早5日

ニュージーランドに渡って早5日が過ぎた。

濃ゆい濃ゆい怒涛の5日間であった。


パーマストンノースに着いた日に,空港から利用したタクシーの運転手が,なんと車のディーラーだったので,到着後1時間ほどで車を購入できた。新しい愛車は TOYOTA の KAMRY。驚くほど安かった。


家にもすんなり入れた。渡新前にすでに家を入手していたので,鍵をもらって家を借りた。田舎町だからだろう,それほど家賃も高くないのに,庭付き・暖炉付きの一戸建てを借りることができた。ついでに蟻んこもたくさん付いてきて,テーブルのはちみつが集られた。古い家なので隙間が多いのかもしれない。良い家だ。


ちなみに電気を通すのも,温水のシステムも全部,KAMRY を売ってくれたタクシーのおじさんがやってくれた。ベッドがなくては寝れないだろうと言って,セカンドハンドのお店にもタクシーで連れてってくれた。お店のスタッフに取り合って,即日で配達する手配までしてくれた。その間,タクシーのメーターも回していない。タクシーの仕事は良いのかと,こっちがそわそわしてしまう。見たことも聞いたこともないほどの,善意の塊のような人であった。


タクシーの運転手だけじゃない,スーパーのおばさんも,ホームセンターのおじさんも,皆人が良すぎる。最高じゃないか,ニュージーランド。こりゃ楽勝だ。明日も楽しみである。


見聞読考録 2018/07/22

2018-07-19

NZ 到着!

本日早朝に,これから二年間を過ごすパーマストンノース(Palmerston North)に無事到着。のどかで人々の優しい,素晴らしい街だ。初日から良いことがたくさんあった。良いことづくしの,この上ない最高の滑り出しと言えよう。


フライトの予定は,少し狂った。本来ならば昨晩にはパーマストンノースに着くはずが,ブリスベン発・オークランド着のフライトが遅れ,乗り継ぎの便に乗り遅れた。もともと乗り継ぎに余裕がなかったのに,15分ほど機体の整備で遅れ,二名の乗客がさらに15分遅れて搭乗したせいで,ブリスベンを出るのが大幅に遅れてしまった。結果,7月18日にパーマストンノースに着くプランは諦め,オークランドで急遽一泊。翌19日早朝に,ここパーマストンノースに着いた,というわけ。


【当初の予定】

7月17日 17:50 成田・発

7月18日 05:55 ブリスベン・着

7月18日 08:45 ブリスベン・発

7月18日 13:55 オークランド・着

7月18日 15:40 オークランド・発

7月18日 16:50 パーマストンノース・着

【実際の旅程】

7月18日 14:40 オークランド・着

7月19日 07:10 オークランド・発

7月19日 08:00 パーマストンノース・着


着いてからはもう,それはそれはもう,良いことしかなかった気がする。今日はそんな一日だった。素晴らしいところだ。素晴らしい国,素晴らしい街,素晴らしい人々。最高だ。早くも話が積もり積もってしまったが,それはそれはもう眠たくて仕方がないので続きはまた明日。ここまで書くのに何度,ベッドの上で意識を失ったか。ああもうだめ,おやすみなさああああああああああああああああああああああああああああああああああああああzzz


見聞読考録 2018/07/19

2018-07-08

いよいよ

今週13日に札幌を立つ。いよいよ,である。

半分くらいは不在にしていたとはいえ,4年以上もの期間を北大に所属した。

これまで関わった土地の中でも,最も思い出の詰まった場所のひとつになった。


北大関係者初め非常に多くの方々にお世話になり,今の自分がある。

この場を借りて心よりの御礼を申し上げたい。


また今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


見聞読考録 2018/07/08

2018-06-29

祖母の葬儀

祖母の葬儀があり,急遽,福島に行ってきた。享年 95 歳となった祖母は,息子のいる自宅で眠るように息を引き取った(というより,眠っている最中に息を引き取った)とのことだったので,これ以上は望めないだろう。私自身もたった二ヶ月前に元気な姿を拝んでいたので,悔いらしい悔いはない。あんなににこやかに微笑んで,しっかりと会話もしていたのに,まさかこんなに早く亡くなるとは思いもよらなかったが。自慢の祖母であった。心から感謝を捧げたい。本当に感謝しかない。


「今年は草も取らないのに,花の多く咲く年でした」

と,喪主である伯父は,挨拶の最後に言った。


余韻の残る美しい言葉だと思った。良い葬儀だった。


そして四日間の旅ののち札幌に戻った今,明後日に控えた講演を前に,私は途方に暮れるのであった。。


見聞読考録 2018/06/29