Hatena::ブログ(Diary)

見聞読考録

2017-06-09

本当に Hard なのはチューリッヒではなかった

本当に Hard だった Hard Hostel を経て,それでも楽しい楽しいチューリッヒでの日々を終え,昨晩,本拠地のオランダはフローニンゲンに戻ってきた。本当はもう少し,ゆっくりしたかったのだが。。


せっかくなので旅の全貌を,写真にて紹介。

まずは,ルクセンベルクから。


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長らく戦禍の絶えなかった都市だけに,要塞や砲台が目立つ,異様な景観が広がっている。それでも,古い町並みが綺麗に残されており,中世の要塞や石造りの建造物と相まって美しい。

これまでに訪ねたヨーロッパの都市の中でも個人的にはかなり好感度の高い街であったと思う,まぁそんなにいろいろ行ったわけではないけれども。ドイツのライプツィヒや,ベルギーのアントワープとも,甲乙つけがたい。ちなみに私的1位はダントツで,チェコのプラハ。


お次は,チューリッヒ。言わずと知れたスイスの首都である。


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これまた,とんでもなく美しかった。街に古い教会が点在しているおかげで,あちこちにツンツンとんがった屋根が見えて面白い。やっぱり歴史ある街は違うなぁ。。

湖が近いのも,遠く3,000m級の山々を望めるのも非常に良い。山のあるこの国は,個人的な好みに合いすぎている,最高。流れ出るリマト川の水もとても澄んでいて美しかった。


さて,昨晩帰ってきたばかりだが,明日朝には旅のメインイベントであるスピッツベルゲン島での調査に向かう。

本当に Hard なのはこれから,チューリッヒでひぃひぃ言っている場合ではないのである。


次にオランダの地を踏むのは,8月19日だろうか。

そのまま休む間もなく 20日から国際学会(ESEB)に参加,それが終わり次第,イギリスでの調査に出る。


ちゃんとこなせるだろうか。

僕はどうなってしまうのか。


楽しみで仕方がない。


見聞読考録 2007/06/08

2017-06-06

本当に Hard だった Hard Hostel

旅の目的地,スイスの首都チューリッヒの宿は,郊外にある Hard Hostel というゲストハウスだった。のだが。。


今に至るまで,衝撃の連続である。


まず,宿の場所がわかりずらい。

地図上のポイントまでは来ているはずなのに,入口が見当たらない。


と思ったら,20 cm 四方くらいのちっちゃいステッカーに Hard Hostel を書かれていた。

それもマンションの玄関みたいなくぼみにである。そんなんでわかるか。


さらに,そのマンションの玄関にはダイアル式のロックがかかっていた。

とはいえ,着いたばかりの僕に暗証番号などわかるはずもないし,スタッフをコールする呼び鈴もない。中を覗くと,確かに壁に Hard Hostel と書かれてはいるのだが,入れない。意味がわからない。


途方に暮れること 10 分。宿泊客に会い,入れてもらった。ついでに暗証番号を聞き出す。

なんだか,悪いことをしている気分になる。


さて,建物に入ったはいいが,受付がない。

まるでマンションのような作り,いや完全にマンションだ,これ。


適当に階段を登ると,3階と 4階が Hard Hostel として使われているようだった。

ドアノブを回して入ってみる。


と,そこはいきなり客室だった。受付がない,スタッフがいない。部屋もよくわからない。

見知らぬ客にドミトリールームはどこかと聞いてみると,それっぽい部屋に案内された。ここに寝て良いのだろうか。わからない。


結局,ほとんど誰とも話さないまま,勝手にベッドを占拠し,眠りについた。

WiFi もシャワールームも手探りで探し当てた。本当に意味がわからない。


これでいいのか Hard Hostel。

やる気あるのか Hard Hostel。


チューリッヒでの Hard な日々はまだ続く。


見聞読考録 2017/06/06

2017-06-05

ルクセンブルクの夜


一人,PC に向き合うルクセンブルクの夜。

今日は,よく歩いた。楽しかった。


さて,海外ではよくあることだが,街中が実に騒々しい。

賑やかで良い,という言い方もできるかもしれない。


ルクセンブルクの人々は皆,紳士で優しい。それに陽気だ。

賑やかで良い,という方を採用することにしよう。


でも,時折聞こえる,


コッペパン!コッペパン!


という叫び声には,首をかしげずにはいられない。

こうして筆を取るほどには,気になって仕方がない。


ルクセンブルクでは,ルクセンブルク語,ドイツ語,フランス語の3ヵ国語が常用されるらしい。


コッペパン!コッペパン!


本当はなんて言っているのだろう。


コッペパン!コッペパン!


見聞読考録 2017/06/04

2017-06-04

『働かないアリに意義がある』

北大農学部の進化生物学者,長谷川英祐博士による話題作。部屋が向かいで,飲み仲間でもあるということで,せっかくなので購入して読んでみた。


「働かないアリに意義がある」

長谷川英祐(著)


端的に言って,素晴らしかった。まぁベストセラーになるほどの話題作だし,普段の会話を思えば,そんなことはわかりきっていたのだけれど。


まずは,タイトルにもある「働かないアリ」についてのレビュー。アリを始めとする真社会性生物のコロニーがどのように維持されているのか,個体の「反応閾値」が異なることが,コロニーの存続にいかに寄与し,ひいては「働かないアリ(=働きたいのに働けないアリ)」の存在がいかに有意義であるのか。などと言った,真社会性生物に関する網羅的な研究の紹介。


例え話を使って非常にわかりやすく書かれているし,不慣れな研究分野を俯瞰するような達成感があった。


もちろん科学書としても良質だったのだが,僕にとって殊にこの本が素晴らしかったのが,強烈な社会的メッセージを発していることである。「身につまされる最新生物学」という売り込みの通りであった。


さらに,主義主張があることも素晴らしい。ただのレビューではない,その先の面白さを鮮やかに提示していた。特にダーウィンに挑むまでのくだりは,画期的ですらある。何気なく書かれていたが,そんな次元の話ではない,世界が変わるほどの話に思えた。


著者あとがき「変わる世界,終わらない世界」には心が震えた。


私は,普段人々が気にも留めないちっぽけなムシたちを主な研究材料にしています。実学的な意味ですぐに役に立つことはありません。しかしムシ眼鏡を通して人間の世界を見ると,実に面白い。様々な環境が変わりつつあり,いままでのやり方が通用しなくなりつつある日本という人間の社会が,どうしようとしていて,それはどのような結果をもたらすだろう,など,普通に行きていたのではまったく見えないであろう世界を,ムシのグリグリ眼鏡は私に見せてくれます。


心理に出会えた瞬間はとても感動的で,良質な芸術がもたらしてくれるのと同質な感動を与えてくれます。基礎科学は,すぐ役に立たないという意味で働かない働きアリと同じです。しかし,人間が動物と異なる点は無駄に意味を見出し,それを楽しめるところにあるのではないでしょうか。お話してきたように,生物は基本的に無駄を無くし,機能的になるように自然選択を受けていますから,無駄を愛することこそがヒトという生物を人間たらしめているといえるのではないでしょうか。


科学の中に短期的なムダを許さない,余力のない世界をつくってしまうとどうなるのか?


変わる世界,終わらない世界がどのようなものになっていくかは誰にもわかりません。しかし願わくは,いつまでも無駄を愛し続けてほしい。短期的な効率のみを追求するような世界にはなってほしくないと思います。ちっぽけなムシが示しているように,そういう世界は長続きしないかもしれませんし,なにより無味乾燥で,生きる意味に乏しいと思います。


社会が息切れしそうになったとき,働かない働きアリである私や,他の生物の研究者たちの地道な基礎研究が,「人間」が生き続ける力となればいいなぁ。確かなことはわからないけれど。


ちゃんとした研究者が,ちゃんとしたメッセージを,科学だけでなく社会に対しても発信することは,今の日本を,あるいは世界を鑑みて,極めて重要であると思う。長谷川さんは,ちゃんと哲学してるなぁ。。


留学先のオランダで先進国のなんたるかを否応なく見せつけられ,日本の不甲斐なさに気付かされるにつれ,勇気を持って発言することの尊さを思わずにはいられない。本書の放つ,正しい科学に基づく強烈なメッセージを,全ての日本人が理解すれば,もしかすると世界が変わるかもしれない。


ルクセンブルクへ向かう車窓に映る山間の河の流れを追いながら,そんな慰めにもならない妄想を膨らませた。


見聞読考録 2017/06/03

2017-05-28

CoCo-Ichi Disrespect

大学の同僚である A 君が,札幌を訪ねている。

北大に共同研究者がいるらしく,かなり頻繁に通っているようだ。


そんな彼の話によると,足しげく CoCo Ichibanya に通っているらしい。

お気に入りだという。


しかし聞くところによると,他の料理をほとんど試していない。

ラーメンってなんだ?...だと?

由々しき事態である。


フィンランド生まれの彼が,オランダの大学からはるばる札幌まで留学に行っているというのに,CoCo-Ichi はないだろう。CoCo-Ichi さんには申し訳ないが,札幌市民なら誰もがそう思うはずだ。受入研究室の方々は何をやっているのか。


というわけで,おすすめのレストランをリストアップしてメールで送っておいた。

あれこれ思い出しながら書いているうちに,僕も日本食が食べたくなってしまって,ツラい。


ああ,SAMURAI のスープカレー。

ああ,五丈原の味噌ラーメン。

ああ,十鉄のジンギスカン。

ああ,デンスケの日本食。

ああ,根室食堂の酒と魚。

ああ,ああ。


僕は比較的ストレス耐性が高いようで,食生活の変化にも苦もなく対応しているつもりだったが,まさかこんなことで墓穴を掘ってしまうとは。


A 君,この野郎,覚えていろ(逆恨み)。


見聞読考録 2017/05/28

2017-05-22

シロクマ実習!

"Polar-bear Shooting Course" at Bremerhaven, Germany, 2017/05/18-05/19. "It should be called Polar-bear Seculity Course, not Shooting Course", my colleague Dr. Maarten Loonen insisted. I agree with him. We don't want to shoot polar bear, it's just for our safety during field research on Svalbard.


この夏に訪れるスピッツベルゲン島でのシロクマへの対応を見越した,「シロクマ実習」を受けてきた。シロクマはヒグマやツキノワグマと違って完全に肉食性なので,近距離で出会ってしまうと捕食対象として本気で狙われる可能性が高い。3 m を超えることもあると言うし,走るのも速いうえに,崖もらくらく登ってくるらしいので,丸腰で狙われたらまず助からない。よって,調査中は必ず調査チームの誰かがライフル銃を携帯する決まりになっているそうだ。最終手段としての射殺を想定し,実弾をガンガン打たせてもらってきた。シロクマの恐ろしさをとうとうと説かれる,そんな 2日間だった。


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余談だが,最後に手渡された修了証明書には Yurri Motti と名前が書かれていた。

ユーリ・モッティって誰よ。。


見聞読考録 2017/05/22

耳がキーンってする。。

はー。耳がキーンってするー。。


Hidde Zemel 君に最初に会ったのは,2010年4月のことだっただろうか。修士 2年の春,当時の僕の指導教員 C さんを頼ってオランダから日本に留学に来たのが彼だった。


半年ほど,チューターとしてお世話をし,お気に入りのアニメ「銀魂」の木刀と湯呑茶碗を手土産に持たせて,Hidde 君はオランダに帰っていったのだった(湯呑茶碗を持たせたのは,僕の友人の S 君。あ,Hidde 君は今もあれを使ってましたよ)。


それから 2011年10月にも仙台で,2015年12月にも札幌で,会っている。親しい仲なのは確かだが,仮にも日本とオランダという遠方に住んでいてこの頻度とはどういうことなのか。2015年に札幌に来る,と聞いた時点で,えらく驚いたのを今でも覚えている。


ところが。


話はそれだけで終わらなかった。


なんと,今僕が住むオランダのフローニンゲンに,彼も住んでいるという。それも,同じ通りのたった 200 m という距離に!目と鼻の先!


ご近所さんどころの騒ぎではない。まさかこんなことになろうとは思いも寄らなかった。何せ連絡を取ったのが移り住んでからだったのだ。その時の驚愕をご想像いただけるだろうか。


と,いうわけで。


オランダに移り住んでからというもの,Hidde 君には散々お世話になりまくっている。彼の友人を交えて一緒に飲みに行ったり,観光地を案内してもらったり,お祭りに連れて行ってもらったり。持つべきものは友達,というのは本当のようだ。


今日も朝から彼の仲間を紹介してもらって一緒にバードウォッチングに行ってきた。そして,ついさっきだ。


彼がボーカルを務めるパンクロックのバンドの生演奏を聴いてきた。Lola 050 という裏路地の寂れたライブハウスを訪ねると,赤く照らされた洋風のシャンデリアが怪しく輝く密室に,Hidde 君のシャウトが木霊していた。もうね,すごいの一言だね。完成度も高かったし。よくもまぁあれだけの声量を維持できるものだ。尊敬してしまった。まぁ,売れるようなものではなかったと思うけど,それでもすごいものはすごい。


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疾走するギターと激しいドラム,ベースの重低音。耳なんか通さなくとも,音の波が体中をガンガン駆け抜けていった。


そう,耳なんて通さなくても良かったのだ。というか,あんな爆音をまともに聴いてたらあっという間に耳が壊れる。


そして,うっかり耳栓をし忘れてしまった僕は,壊れかけの耳を抱えて,帰路についたのだった。ま,明日になったら治るはず。たぶん。


見聞読考録 2017/05/21

2017-05-04

Mac ユーザー

今日はフローニンゲン大学の図書館でお勉強。

いや,正確に言うとお勉強ではなく,お仕事であるところがツラいところ。

最近,お勉強が足りてない。お勉強したい。


話の本筋とは違うが,というより本筋も何もないのだが,フローニンゲン大学の図書館という単語が出た以上,まずは素晴らしさを語らないわけにはいかないだろう。


これだ。


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正面に聳える風格漂う大学本部の建物と相まって,非常に快適で落ち着いた空間を作り上げている。蔵書棚も勉強室もまずもって空間のスケールが日本のそれとはレベルが違う。十分な蔵書,十分な座席,それでいて個々が狭苦しくなく,実に優雅に配置されている。備え付けの PC の数も十分,コンセントも当然個別についている。その上,複数人が入れる個室まで十分数ある。


なにせ広い。エントランスから個別の閲覧室に入るまでの巨大な空間。あの吹き抜けの天井。私立大学ならいざしらず,これは日本ではなかなか見られまい。無駄な空間,と切って捨てられる様が目に浮かぶようだ。


何よりも素晴らしいのが,カフェスペースである。まず1階にはスターバックス。テーブルでは皆が PC を広げている。さらに閲覧室や勉強室とは別に,カフェのようなスペースが各所にある。大学関係者ならコーヒーは飲み放題,簡単な自動販売機も備えられている。最上階のカフェスペースに至っては鮮やかな色の丸テーブルが屋外にまで続き,街を見下ろすウッドデッキに,勉強の疲れを癒やす若者が談笑している有様だ。日本とのあまりの格差に,驚きを超え切なさすら覚えてしまう。


そんな癒やしの空間が最近の僕の勉強スペース,否,仕事スペースである。

フローニンゲン大学,最高。


もうもはやここまでくれば,図書館の話が本筋でも良い,というか容量的にも間違いなく本筋であるような気もしてきたが,今日書きたかったのは,Mac ユーザーの多さであった。


今,目の前を見渡しても,半数くらいは Mac ユーザーである。そうでなくても,持ち物がスタイリッシュでかっこいい。思えば,僕の住む家に置かれる IKEA の家具も,装飾の少ない内装も,こちらのもの,特に近代のものはとてもシンプルな作りのものが多い。ロココやアール・ヌーヴォーのようなこてこてに凝った装飾を経て,巡り巡ってシンプルなところに落ち着いたということなのだろうか。このシンプルに洗練されたデザインが,こちらの人々の心を掴むのかもしれない。


2大カフェチェーンにおけるノートパソコンユーザーの分布 林亮太(琉球大学)


そこまで考えて,この3月の生態学会にあった発表を思い出した。琉球大学の林亮太さんの話だ,要旨にある S 社と V 社とは,Starbucks と Veloce のことであったと思う。僕は残念ながら聞けなかったが,内容はどうだったのだろう。立ち見が出るほど盛況だったと聞いている。


自然科学というものは,そのやり方さえ理解すれば,いろいろな応用ができるよね,という話。


を兼ねた,近況報告。


それにしても良い加減,カメラが届かないと仕事にならないのだが。


見聞読考録 2017/05/03

2017-04-27

King's Day!

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今日は King's Day,オランダの祝日である。

オランダがオレンジ色に染まる日だそうな。


昨晩は大学の研究者と飲んできたのだが,その時点ですでに街中が浮かれていた。

バーのお姉さんがやってきて,皆のほっぺたにオランダの国旗を塗りたくって去っていった。

あの調子だと今日はすごいことになりそう。


あとで覗いてこよう。

ちょっと怖いけど。


見聞読考録 2017/04/27

2017-04-21

オランダのホームセンター

さてそろそろ研究の計画も煮詰まってきたことだし,機材を買い足さなければ。

でも,オランダにホームセンターなんてあるんだろうか。


と思ったら,けっこうあるらしい。


オランダでホームセンターに行こう! - オランダなう


PRAXIS, GAMMA が大きいらしい。

Breur, Hubo, Hornbach というのもあるらしい。


日本でいうダイソー的なのだと Action, Xenos というところがいいらしい。


メモを兼ねて。

この週末に行こう。


見聞読考録 2017/04/21

2017-04-19

学芸員はがん?

生態学会から送られてきた文章を貼っておこう。


生態学の進歩と普及を図ることを通じて、社会に貢献することを目的としている日本生態学会は、博物館とそれを支える学芸員の重要性を改めて確認します。


博物館は、国土の自然や歴史・文化の継承を担うと共に、社会による知的財産の利活用の拠点として、国や地域の歴史的、文化的、科学的に重要かつ貴重な資料の収集、保管、整理、展示、調査研究、教育・啓発活動を行っています。学芸員や研究員をはじめとする博物館職員は、博物館の活動の学術レベルの維持発展と管理運営に重要な役割を果たし、科学の発展・普及や地域づくりにも大きく貢献しています。


日本の博物館は、国際的に高い評価を受けていますが、それは博物館職員の日々たゆまぬ努力の結果です。一方、人材不足や予算縮小のため、十分な活動を行えていない博物館も少なくありません。博物館職員の主たる活動は、世間の目に触れないところで行われています。そのため、その役割は評価されにくい面があります。いま、改めて博物館の意義や博物館職員の役割について、多くの方々に知っていただき、博物館の活動に関して一層のご理解とご支援をお願いする次第です。


2017年4月19日

一般社団法人日本生態学会会長

可知直毅


「一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。観光マインドが全くない。一掃しなければ駄目だ」なんてことを,山本幸三地方創生相が言ったと報道されているけれど,あまりのことに目を疑ったなぁ。。


山本幸三・地方創生相「学芸員はがん。一掃しないと」 発言に批判相次ぐ - The Huffington Post


Google でちょこっと検索したら,検索の上の方に日刊ゲンダイの記事が出てきた。


学芸員はがん発言の山本大臣,政治資金でゴルフや居酒屋に - 日刊ゲンダイ


さて,学芸員と山本地方創生相。

日本のがんはどっちかな。


見聞読考録 2017/04/19