儚い恋人ごっこの終わりを告げ、アルトの言葉を遮って、シェリルは覚悟のキスを交わして自分のステージへと進みます。
〈キス〉
〈言わないで。
今言われたら、それがどんな言葉でも
・・・きっと私は歌えなくなる。だから・・・何も言わないで。〉
〈全部終わったら続きを聞くわ。
だから、アルト・・・ランカちゃんを助けなさい!
それが出来たら続きを聞いてあげる。
必ず帰ってくるのよ、良いわね・・・アルト?〉
〈覚えておきなさい!
こんな良い女、滅多にいないんだからね!! by シェリル〉
シェリルの歌う『射手座☆午後九時don't be late』の歌に乗ってヴァジュラの母星へ侵攻をかけるフロンティア船団。開戦直後、シェリルの歌に連携を断たれ攻撃速度を1/3まで落としたヴァジュラを相手にフロンティア船団のドッグファイターたちは優勢に戦います。
〈もう思い残すことは無いわ。
あとは燃え尽きるだけ。
今あるのは音楽と・・・そして、私。だから・・・!〉
〈私の歌を聴けーーーーー!! by シェリル〉
しかし、グレイス・オコナーに洗脳されたランカが歌い出した瞬間から戦況は一変。
リトルクイーンを中心として連携したヴァジュラの波状攻撃に晒されたフロンティア船団は一気に劣勢に。
〈人類に破滅をもたらすべく響き渡る『愛・おぼえていますか』〉
〈これが・・・あの娘の本当の力・・・!! by シェリル〉
〈お前は!お前はどうして、
俺たちを滅ぼそうとする!?
ランカーーーーーー!! by アルト〉
そんな中、ランカに圧倒されつつも歌い続けるシェリルの目の前で、アルト機はブレラによって被弾。
〈散れ!!銀河の果てへーーー!! by ブレラ〉
そして、アルト機はランカの腕の中に抱かれるように閃光と散りました。
〈そして〉
んー、かつてリン・ミンメイが歌い、人類を救った『愛・おぼえていますか』が人類を破滅に導く・・・衝撃的な演出ですね〜。とにかく、今更ですが。
よし、いよいよ次は最終話。そして、それを見終わったら映画見に行くと。