knjrの日記

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自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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いつものように芋づる式に本を探す中で、たまたま読んでみると『胸を刺されるような衝撃』が!
本の中で言われている「小さな箱」に入っている状態に、まさに自分にも当てはまることが多々あることに気づかされた。


私の世代になると、そろそろ職場やその他の組織でチームをまとめていく立場になることも多い。本書では、その時に陥りがちになる罠について丁寧に書かれている。


内容を簡単にまとめると、

  • 自分を正当化するために、他人を尊重すべき一人の人間としてみていない(⇒箱に入っている状態:哲学用語で”自己欺瞞”と言うらしい)
  • 人は一度箱に入ってしまうと、その人の周りの人や組織が、何をしても悪循環に入ってしまう
  • 箱から脱出するには、相手を尊重すべき一人の人間として見るしかない

確かに身の回りで上手くいっている組織、いない組織のことを考えると、これらが非常によく当てはまる。


ただ、どうしたら「相手を尊重すべき一人の人間」として見ることが出来るのかが書かれていないのが残念。
そこは先日紹介した、「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」で言われている34の才能の中の「個別化」という才能が必要になるのではと。
実践編↓もあるようなので、次はこれを読んでみるか。

実践 自分の小さな「箱」から脱出する方法

実践 自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャー・インスティチュート・ジャパン監修
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2008/02/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今年読んだ本の中のベスト5に入る良書。