2007-05-15
21世紀顛跌の男
日常 | |
仕事の後飲むとヘロヘロになってしまうのだが、仕事の前に飲むわけにも行かず、そうなると残された手段として仕事中に飲むしかなくなってしまう。
そんな訳で仕事中に焼鳥屋に行きましたというのは嘘で、仕事が終わってから行きましたよええちゃんと。
焼鳥屋では名和君と犬飼君と三人で、益体のない話ばかりした。2杯で軽く酔っぱらった。そして今はとても憂鬱です。気晴らしは失敗。酷く、この上なく憂鬱です。何だ、このユーウツは。
須賀敦子『ミラノ 霧の風景』
読書 | |
ミラノ霧の風景―須賀敦子コレクション (白水Uブックス―エッセイの小径)
- 作者: 須賀敦子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2001/11
- メディア: 新書
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記憶の中のミラノには、いまもあの霧が静かに流れている――。
ミラノをはじめ、各地で出会った多くの人々を通して、イタリアで暮した遠い日々を追想し、人、町、文学とのふれあいと、言葉にならぬため息をつづる追憶のエッセイ。講談社エッセイ賞、女流文学賞受賞。
小生はどうやら、時の流れというものにひとかたならぬ関心を持っているらしい。また、距離の移動というものは本質的に時間の流れをも伴い、それ故か時間と距離は、間隔という点に於いて近い質感を持っているとも思う。間隔を置けば、物事には差違が生じる。その差分にこそ、小生は惹かれるのかも知れないが。
さて、『コルシア書店の仲間たち』に続いて読んだ須賀さんのエッセイが本書である。「遠い霧の匂い」から「アントニオの大聖堂」まで12編、須賀さんの過不足無い、慎ましく静謐な文章で、遠い追憶が語られている。それらは時折本書が書かれた現在と交錯するようでもあるが、矢張り大部分は霧の中に沈み込んだままで(小生が不勉強だからもあるが)、それが尚良かった。
『コルシア書店の仲間たち』に登場する人物についても彼方此方で語られ、須賀さんのご主人であったペッピーノとのニアミスの歴史が「マリア・ボットーニの長い旅」で明かされてほうと思いつつ少し可笑しかったり。『コルシア書店〜』で頻繁に登場したガッティのその後を語る「ガッティの背中」は何とも切ない。
矢張り『コルシア書店〜』の次に読んだのは懸命だったかも知れない。次は『トリエステの坂道』にしようか。『ユルスナールの靴』は、もう少しユルスナールを読んでから、ということで(ユルスナール・セレクションは積んだままになっている)。





