2012.02.07
「究竟の地 岩崎鬼剣舞の一年」上映会のお知らせ
2月8日(水)13時より岩手県立大学講堂にてドキュメンタリー映画「究竟(くっきょう)の地 岩崎鬼剣舞の一年」の上映と三宅流監督のトークショーを公開講座として行います。入場無料、予約不要です(しばらくトップ設定にします)。
2012.01.31
中東のシンガポール
6年ぶりにドバイへ。とはいえ、前回は空港だけだったのでUAEに入国したのは初めてである。お互い真似しているだけに、シンガポールを思い出すことがたくさんある。典型的なのがこれ。
非常に便利な新交通システム(メトロ、半分ぐらいは地下鉄)。「料金と罰金」の一覧が表示されているのだが、罰金のリストのほうがずっと長くて、例えばイスに足を乗せたら100ディルハム(2500円)だという。他人への譲渡が禁止されている1日乗車券(バスでも使用可、18ディルハム)を使って古い街並みが残る地域から、ハイパーモダンなショッピングセンターまでうろうろしている。ちょっとびっくりしたのがメトロの「グリーン車」。乗り間違えて隣の車両に移ったらそこがまた女性専用車両で、また慌てて移動なんてことがあった。
828メートル、160階の「バベルの塔」に、スケートリンクがある世界最大級のショッピングモール(別のモールにはスキー場もある)。下町の小商店主はみなアラブ人男性(肌着屋がやたら多い。女性モノは誰が買いにいくのだろうか)、ごく一部中国人の店舗もある。モールの女性店員はみたところほとんどフィリピン人のようだ。通行人としてブラックアフリカやインド出身者も多い。
本日のハイライトはこの渡し船に乗ったこと。客が一杯になると動き出し、料金の1ディルハムを隣の客を介して船頭に手渡しする。
ベッカムぐらい金持ちならもっと楽しいこともあるのかもしれないが、いまの私にはひとまず半日で十分だった。これから空港に戻って初めてのサウジアラビアに向かいます!
2012.01.29
滝沢村郷土芸能まつり
知見を広げるため、また上映会の宣伝も兼ねて、先日普代村でもご一緒させていただいた滝沢村の篠木神楽が出演する滝沢村郷土芸能まつりにお邪魔してきた。
こちらも滝沢村で伝承される川前神楽。かつて毎日横切っていた四十四田ダムの建設によって水没した地域に伝わる芸能だと、恥ずかしながら初めて知った。居住地がなくなってもこうして維持されていくその強さに恐れ入った。
続いて大沢田植踊り。これはなかなか愉快。
今日のハイライトはなによりゲストとして陸前高田から招かれた氷上太鼓だった。その迫力は圧巻。7人のメンバーが亡くなって、半数ほどの方々は家を流されながら、5月から仮設住宅を回るなどの活動を再開したという。氷上太鼓の結成自体はわりと新しいのだが、動く七夕祭で継承されてきたお囃子も演奏されていた。
明日サウジアラビアに出発。災害復興についてのワークショップで氷上太鼓の話もしてくるつもり。
2012.01.17
縁
なんでまた私が急に神楽だの民俗芸能だの言いだしたのか、ここで説明していなかった気がする。津波被害を受けた岩手の民俗芸能の支援をできないか、という大阪の研究者や表現者のみなさんから声がかかり、まあいろんな繋がりがあって私も微力ながら加わらせていただくことになったのだ。私が教えたり研究したりしている国際政治やインドネシア、イスラームからは遠いような印象だろうが、広くいえば私は宗教や文化の社会や政治における表象の研究をしていて、そういう目でみると日本の民俗芸能もすごく知的な関心をソソラレル。
とホントに大真面目に考えてはいるのだが、もっと直感的に面白くてワクワクしてカッコイイものに惹かれる。実際はそんなところだ。
1月8日の「復興信年神楽の舞」の会では普代小学校の子どもたちもその成果を披露してくれた。前日の練習ではてれてれと締まりのないように見えた子たちが、本番では見違えるような動きをしていた。
公民館や小学校が舞台になるのは比較的新しいこと。まして外部の資金や研究者が関わるようなことはこれまでほとんどなかっただろう。そういう「伝統の創造」や「権力性」には政治を学ぶものとして敏感にアンテナを張りつつ、何かできることなら(お邪魔にならないように)やってみたい。
その出発点はやはり17年前の今日があったから。と、改めて。
2012.01.11
舞立ち
7日、普代村の鵜鳥神楽の舞立ちにお邪魔してきた。鵜鳥神楽は宮古の黒森神楽と並んで、岩手県沿岸を巡行する回り神楽である。漁業へのご利益があるという鵜鳥神社への信仰は沿岸に広く伝わっており、豊漁を祈願して、農閑期の冬の間に巡行が行われてきた。本来なら、この舞立ちをスタートに、今年は普代から釜石まで南下していくものなのだが、巡行先のホストたる宿が被災してしまいそれが不可能になってしまった。
カミが宿る権現様(獅子頭)が各地を巡るのだが、さまざまな舞や狂言もある。
普通のおっちゃん、おじいちゃんにしか見えないような方が抜群のリズム感、即興を交えながらお囃子を奏でる。
なによりキレのよい舞にほれぼれする。
そしてそれがリラックスした空気のなか、人々の生活のなかに息づいているところ。






















