アンソニー幻影論 (前編)
2004/09/08のネタについてもう少し考えてみました。
なぁ〜にがヨン様だよ!!と憤慨している男が世の中に多くいようとも、あちこちのメディアで何々様という文字を見かける回数は減らないわけで、
“何故「様」なんだ?”
という疑問は消えません。
この問題について考えているうちに、何々様と言っている人達は、「対象の人を通して、誰か違う人物が見えているのではないか」という仮説に辿り着きました。これと似た現象なら記憶にあります。それは1970年代の少女漫画キャンディーキャンディーという作品においてです。
読んだことのない人の為にこの漫画について軽く説明すると、どっかから拾われてきた娘である主人公キャンディーは、ロックフェラー並みの大財閥であるアードレー一族ブラウン家の一人息子、アンソニーと淡い恋仲に落ちます。
しかしアンソニーはきつね狩りの際に落馬してあっさり死んでしまい、その後キャンディーはアンソニーの幻影を追い続けるようになります。
後半、長くて濃い話になるので明日にまわします。つづく