2012-02-14
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恋は透明な戦争だ、この言い回しがえらく気にいって空にまで、どうだ!、言葉さえあればこうやって俺はなんとでも言えるのだ!、ざまあみるがいい!、言葉の末裔気性の何ら持ち得ない者はこうした砂糖菓子のような粘膜の叱責を創刊する事すらできないのだから!、愛だの労働だの理性だの文明だの2012年冬!だのと訳のわからなん言葉で演説して生きるしかないのだ。。。そうやって語りかけるのだ、何者でもない、生きた屍の解剖絶景である人間なんていう存在にではなく、空という単細胞の理性に、冬の真意に魂を澄ますまでもなくただただ寒いのだと白く塗りたくる、こんなに熱い白き不随の季節を俺は他にしらない、冬の路面に夏は冷酷保存されその切っ先を木々の根にしっかりと打ち込んで時に跪いて己の自由だけを祈る、季節なんてもんはそうした威嚇の交代でしかない、どの女が去りどの女がやってきてもどの女の群れを見失っても瞬きひとつ変える事のない輩が愛情死後膠着のデモ行進を開催する日に部屋の土に暴れる不意の記憶の花火を埋める事は美しくも真っ当でもなくただそれだけが己にとっての心音だからだろう、王座は漂流物だ、俺の季節のカラクリはえらく単純な鉄の鈍い味そのものだ、冠を股に咲かすか、胸に咲かすか、唇に咲かすか、鏡のまえで何時間も悩む乙女未然の化物の仕草に似て、奴らは俺がついにその美しさを受け入れる事を知っているのだ、恋も季節も、はじめから疑っていたが、真実に夜に消えずに存在するものがいくつもこの世にあっちゃこまる、それだけはごめんこうむりたい、なにもかもを孕んだ美しさなどただひとつあればいいのだ、ごめんだ、虹色など、ただひとつの色でいい、嗅いでも抱いても確かめる事のできない透明な戦争、俺だけが兵士で、君だけに向かって、恋は透明な戦争だ、今夜だけがその夜なのだ
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明け果てたこのくだらない年も最早兎や角言うには酷すぎるほどに時を中央から薪割ったみたいな2月を鼓動してやがる、右往左往する人魂共が口々にやれこれが美しいとかやれ今年はこの花の祭りこそが真髄だとか抜かすその宴から遠ざかって黙祷しているとでも勘違いを食らっているのかもしれないという不名誉な決めつけに呪いの彩色を遠隔で撃ち込むだけの理性だ、喪に服すなんて文明過剰な行為を産まれてこの灰、一度もしでかした事などないのだから一秒たりとも一熱も喪になど服してはいないのだ、恋に喪、季節に喪、くだらない、みくびるな。
年末年始に彼女が地元に帰っていた事に酷く絶望する理由が自分にはわからないのだけれども、そこで他者の感情であるようなその感覚に困り果てたり悲しんでみせたりすることは万が一もないのである。
ああ、私はついに、戦争終わりに帰郷する生存者の美しさに敬礼できずに、唾を花に吐くだけの、なにもしてはいなかったのにそれまでずっと生き延びてしまった村の不具の野良男のような魂なのだな。
彼女がきっと長年奪われつづけてきただろうその安堵の幸福の営みに帰る姿を美しいと思えないのだから、もうほんとうにある部分では人間ではないのだろうなとただ思うのだけれど、なぜかその事に寂しさも悲しさもないのだから、酷い話だが、この心持ちに或る「彼女が帰郷する事に彼女の人間的な弱さをその敗北を感じる」と酷く苦い確信が鈍く光つづけるのである。
それにしてもこの男はそれではこの女にどうしていろと言うのだろうか?、
男はこの女に連れの男がいないのが我慢ならないようである。
年末年始だというのに恋人との逃亡もせずに、自分をどこまでも好いてくれるような輩の大群とじゃれあっていたり、離縁乙女放浪花火で血の恩恵を放棄しどこかの都市に遊び逃げるなどもせずに、いい歳の女がなぜにただ故郷の優しい血のゆりかごのなかに帰るのか、そんな子供じみた事をしているのか、家族と過ごしながらファンの質問に答える、そんな彼女の指先の仕草に人間的なあまりにも人間的な熱と情けなさとダサさを感じて、ああ、あやしあやされる絶対的な愛情関係のおままごとに終始しているようなその残酷さを放棄した緩やかな生き方の姿勢に酷くつまらなさを感じる、そうこの男はぬかす。
この世界の普通の人々の行為をしているだけで酷く吐き気がするのだからと、唐突にまくしたてる、この男はもう終わりなのだ、完全に、人間的意識化で彼女を愛する事はないだろう、そう自覚せしめたからには、人類の血潮紛いの形跡だけが残るあらゆる遺跡のうえで自殺したい衝動にかられるのである、文明前夜の遠吠えで自慰を月に刺す。
この魂の奇才破損はいよいよ末路の値上げだ。
彼女にはあの都市が似合っているし、彼女はあそこにとどまるべきだ、あの都市から離れるな、そう呟き通して夜に食われる。
除夜の鐘とは上手く美しく人間どもを騙せる言葉装飾をこしらえたものだ、永遠だとか、除夜の鐘だとか口走る生き物、つかまるか、
俺からは夜を除けないぞ、除かしてたまるものか、それの鼓動の高鳴りが今年のはじまりだった。
夜を除きにくる鐘と刺し違えた夜明けの温度は人肌みたいに糞だった。
夜を護るのだ。夜明けを許せずに。
2011-12-21
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俺が無名の!無職の!30の!詩人未遂未然祭典野郎で!君が有望で!美しい!25の女優野郎で!
ああ、恋すべきだ。
俺と君は愛を共犯すべきなんだ。
なにもない男を愛せる野生の火に火を放つのは俺だ。
なめるな。
かわいいひと。
俺をなめないでくれ。
この愛を、愛を。
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一刻の猶予も許してはくれない女の発作だと宣言してくれ、なにも語れない胸の蜂蜜の溶解の洪水で、俺の裁き錬金左遷塔を壊してくれ、
電車が来る。
この暗闇割いて君の駅の花氷柱めがけ、互いに抜いた瞳で刺し違えられるまで!
i w y i n y i l y
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リアルな君。
リアルな君にしか興味ないよ。
俺は弱いから、すぐに生身の君から盗んだ輝きを神話の乙女と錬金結合させてしまって悪魔的不正な君を創り出してしまう。
俺の部屋のなかで裸で彷徨く君。
悪魔。
君の胸のいちばん硬い場所のその絶壁でもいい。
どんなに恐ろしい現実でもいい。
リアルな君の呼吸だけが俺の幸福なんだ。
君の睫毛の原始に俺の乙女の神話を葬ろうか。
冬だね、
君、君は俺の姫、とどめぎみ、とどめ君。
冬だよ。
豪華絢爛な夕日の主催する光の着床を見過ごそう。
愛しい誰かがお嫁にさんに咲く頃、君はただ、こんなにも女の子で居てくれた。
君の乙女の暦だ、君の女の四季だ、君の季節が昏睡などしないように、俺は空になにを刺せるだろうか。
君がフィルムから帰ってくる頃に、俺は君の住む街に発つ。
君に向かって。
2011-12-19
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やはり俺は彼女が女の子である歓喜を行使してしまう「Look」なんていうかわいい乙女起爆装置を仕掛けてくる瞬間の遊戯が大好きだ。
彼女は彼女に見惚れる者をあやふやに無色の霧のように立ち込ませてはそれを意識せずにほとんど無差別放射的に花の空爆を開始しはじめる。
彼女が彼女自身に対して一枚の写真では対応できずに、「四枚は必要だわ。。。私を魅せるためには。。」そうやって装填撮影してみせる彼女の四編の恐ろしいかわいさ美しさ。
その四つの面影の戦慄は散弾パレード的に無限へと広がって俺を捕食してくれる。
彼女が彼女を隠そうとしているのに、いや、君、君は美しい女の子なんだ、君が隠しても俺は見つける、当ててやろうか?、君は髪を少しだけ切ったね?
そうやって、彼女に告白を仕向ける事は可能だ。
だが、それは野蛮ってものだ。
けれども野蛮に彼女が参謀する日だってある。
そんな時の彼女の距離感に俺は惚れる。
境界線を超えずにこちらに少しだけ歩み寄ってしまう女の影の音。
花の吐露ではなく、彼女が一呼吸するように彼女の今を伝えられるように静かに誘えたのなら。
彼女は少しだけ髪を切った。
たぶん、いつも、その「少しだけ」が俺にとって彼女の重大な花の焦点だった。
2011-12-18
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自分は女の光源に住み着く事でしか生きられない寄生であるから、数年に一度、住み着く女の首都をかえるのだ。
「もしも」なんて前置き、もっとも軽蔑する不正行為だ。
もしも、俺が永遠に君の首都に留まる事ができるなら。
聖地という言葉がこの世には存在する。
君の夜行性の乙女の発光はどんなに輝いてるだろう。
夜だ。
二時だ。
もう何年も君を見ていないように思える。
彼女が姉妹のように想い合う女性のブログに彼女の姿が在った。
前髪を切ったように思えた。
舞台がはじまってからはずっと外さなければいけなかった左手首のおまじないのブレスレットをしていた。
俺にはそれがファッションなのかなんなのかわかりえない格好をしていた。
俺は咳き込む、咳払いだ、君を追い出す、君が深い、君の他アt住まいは深いんだ、深すぎる、
君はきょうもかわいかった。
その事実だけが俺には理解できた。
そしてそんな君を君はたぶん隠したがってる。
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あたりまえだが、何本も何作も恋愛映画を観た所で、俺と彼女の恋愛を映した映画など存在しないのだ。
ああ、彼女だけだ、彼女だけがこんなにも存在する恋愛映画のなかで俺のヒロインにはなってくれない唯一の人だと歓喜すれば、慰めになるのだろうか。
ああ、彼女のようだって思った瞬間にアメリカ映画のその女は他の男と寝る。
こんなの君じゃない。
ああ、彼女のようだって思った瞬間にアメリカ映画のその女は他の男と逃亡する。
こんなの君じゃない。
すべての女の行為と選択に君は当てはまらない。
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彼女の「なう」に宛てられた「人間」たちの言葉を読む度に、彼女が発狂してしまったらどうしよう、このままでは彼女は壊れてしまうんじゃないか、俺が彼女だったら絶対に壊れる、恐ろしい、こんな人間たちに好かれたり批評されたりするなんて、そう思うが、俺がその因子の最前線憎悪野郎だったら、そう考えた時、静かにこの首のコーラであやしつづけた動脈を握り潰すべきだと考えてしまう。
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君を愛し過ぎたのかもしれない。
(君は愛されすぎる事はないのよって歌ってくれたね。あの時、俺はどんなに澄んで君を愛し過ぎてしまいたいと願う事ができたろうか)
君を見つめ過ぎたのかもしれない。
(ずっと俺は君を凝視してしまった、瞬きの瞬間に君を見失ってしまう事こそが大切だったはずなのに。)
これからは君を愛する事の残り滓でしかないのかもしれない。
初恋永久帰還のときめきも終着駅の砂糖模型を溶かし見つける事もなく、切れ端のように逃げる髪、ほつれ糸のような瞳の残像、
生まれたての愛じゃない、二人はもう大人だ、君に見惚れた俺の時間は吹き去ってゆく、俺を惚れさせた君の時間も過ぎ去ってゆく、キャンディの溶け橋で遊べる年頃でもなくなる、空の重曹で花を梳き植える白夜の利子が二人に降り注ぐだろう、娘。で居た君とその君を讃えたその共犯への時限高裁どもが一斉に攻めてくるだろう、ねぇ、愛しい君、俺たち、人になろうか?、両足でこの地に立つんだ、君は地球に騎乗位する事ももう許されないなら、俺が君の唇に滲み溢れる詩を拭い見つける宇宙を許されないなら、ただの人になろうか、ただの人に、ヒューマン風情に。
ああ、すべては君の輝きにかかってる。
この宇宙よりも大切なのは君の胸の中心に透明咲くその花だ。
俺を君に留まらせてくれ、人情神風船なんかじゃなく、腐れ縁なんかじゃなく、無縁の美しさで、無償の惚れ毎秒で、君に征服されたい、君に君臨されたい、ずっとだ、ずっと、
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彼女という人はとても大人であるから、いや。。。なにを言うんだおまえは。。。彼女は普通に仕事をして自立している普通の大人の女性なのだ。
だから、自分以外の人間が動いてしまっている=お仕事、そのあたりまえの重さを背負ってる。
自分以外にすべてが動き出してしまっているお仕事の情報を、ただ伝えるためだけの更新で、彼女が更新という仕草の一日を終わらせてしまう事だってある。
いつも恐ろしくも愛おしく思うのは彼女の何気ない仕草と彼女にとってのお仕事というものが背中わ合わせに輝いたり荒んだりしながら存在している事だ。
彼女が宣伝しかしない。
そうした日は。。。とてつもなく寂しくどこかで彼女の寂しさや静けさ気高さを強く見せられてしまった感覚もあって、言葉では表す事ができない(嘘だ、おまえにそんなものがあるのか?)思いに落ち込んでしまう。
こうやって、彼女が伝えてくれる何気ない言葉が途切れてしまえば、すぐに俺は「君の沈黙こそ愛だ」、「君の無言こそ美しい、愛おしい」だなんてもう、言えなくなる、俺は彼女の「haha...」の三点リーダーの溜息のほつれ糸が大好きだ、そのほつれは永遠を宿しているからだろう、明日という未来にも満たない数秒先の君の仕草を帯びてる、その宣告と予告に溢れたほつれ息のように思えるから。
「iPhoneからの投稿」という文字列に彼女の指の動きを召喚して見惚れてもそれは俺のしでかしでしかない。
彼女の打つ文字は彼女のあの瞳や彼女の胸にも匹敵する。
彼女が打った文字を顕微で近づき触ったって液晶のドットの滲みに到達するだけだが、いつもその滲みの傍らに彼女の香りや仕草が何篇も隠されている。
その言語の身体の道標、その彼女の言語駅を無言という終着駅に隠されてしまってはもう、ただ、彼女の霧のなかに迷うしかない、ついには、彼女は存在しないのだという光に逃げ込むだろう、そうだ、彼女はこの夜に存在しない、俺の夜には。
時折だ、いや、本当は時折なんかじゃない、ほぼ毎日だ、彼女の無更新のその静けさ、無言という言葉が、もうこのまま彼女の新たな言葉や仕草を許してはくれない彼女からの別れの鐘のようにずっと恐ろしく無音轟音で俺の心臓に響き渡る夜がある。
ああ。。。。夜。。。
それにしてもだ、どうにもこうも忙しい彼女の毎日だ、彼女は単純に疲れているのだろうなとは思う。
それに、トークショーとやらで彼女が涙したという事を耳にして、俺はいよいよ脆く、不安定で、ただ愛情を滴らせるしかできない。
俺はといえば、俺は、俺は。。。千秋楽のチケは結局落とす事はできなかった。
ああ、金が無い、金が無いという事はそのまま直接的に惨めになるしかない。
それに誰かに迷惑をかけてしまう。
罪が永遠に積み重なっていくようだ。
心臓ローン。
これは絶対に間違いない事だ。
金が無いという事以上に惨めな事はない。
余りの悔しさに、弟にいかに彼女の始まり(初日)と終わり(千秋楽)ではない彼女の仕草こそが美しいはずだという事、それに、そうした誰にも祝日だとは思われない、誰もが見捨ててしまうような瞬間の彼女の何気ない日々、その仕草こそが俺にとっては彼女と俺の祝日なのだという事を語ると、弟は澄んで恐ろしい眼で夜空を見上げてこう俺に言う。
「数日まえの月をこぞって多くの人間が見上げ映像に撮っていたが、今じゃもう、きょうの月の美しさを撮る人間は本当に数少ないだろう、そんなに悲しそうに語らなくても分かる。taku兄が百年恋歌を好きなのはあの映画が撮ったものはそうした恋愛映画が見捨てた恋愛の日常の模様を撮る事だったからだ。満月ではない月という恋愛を。だからこそそんなにもグッと来るんだろ。」
恋愛映画が見捨てる恋愛か。
確かに俺が惚れる瞬間の君はどの媒体にも残ってはいない。
まるで一瞬たりとも存在せずに。。。
確かに君が、君の瞳がその身体がその心音がこの世界に、俺に、君がながした時間だったのに、その時間は存在してはいなかったみたいに。。。
俺だけが見た君の虹か。
馬鹿な。
恋愛映画が見捨てる恋愛か。
馬鹿な。
君の毎秒が乙女千秋楽なのに。
俺は今夜も君を知れない。
君の泡。
君の粉塵。
君の、君の、鼓動。
俺だけは君の24時59分を見捨てたりしない。
そう呟いて、甘いチョコアイスが食べたくなって時間切れだ。
愛情が去る。
また冷酷な魂の夜が舞い戻る。
俺は君を愛してはいない。
きっと俺は喜んでほくそ笑んで君に言う。
「なにも天秤にかけたくないんだ。」
だらしないだけなんだ。
ああ、俺は君を好いてる。
まがいのまがいの、俺は君を。
それにしても、なぜに俺はustを嫌うのか。
生であろうがきょうの彼女であろうが、あまり重要だとは思えないというのはどういう事だろう。
なにか、仕事場での彼女を覗き見している感覚なのだろうか、
いや、他人と何かを話している光景をじっと見つめているだけの。。。
結局俺はもう、どこまでも我儘に恐ろしい領域で「俺が関与した瞬間」の彼女にしか興味がないのかもしれない。
それは恐ろしい事だ。
とても。
本気で俺と見つめ合ってる数秒間の彼女が彼女史上もっとも美しい彼女だと思っている。
俺が客席に居る時のその日の舞台こそ最高の舞台だと思っている。
俺と君。
本当に恐ろしい事だ。
俺は彼女の何気ない日常を美しいというが、それよりも美しい瞬間なのだとそれを願う。
くだらない男だ。
まがいの。
言ってる事もやってる事も破綻しかしていない。
ああ、でもな。
ざまあみろ。
俺と見つめ合ってるあの時の君の瞳を俺と君しか知らないんだ。
君はあの瞬間だって憶えていないだろうから。
俺しかあの瞬間の君の瞳を知らない。
ああ、どんなに美しくかわいかったか。
俺はこんなにも酷い。
俺はなにも見ていない。
なにも。
