イギリスが燃え上がる?
25回目の誕生日を迎えた。みんなありがとう。僕もようやく25になったよ。
そんなことはどうでもよくて、今日はイギリスがいやプレミアリーグを愛する人々にとって特別な一日である。
僕が住む福岡は空気が読めない台風のせいで二時間ほど映像が途絶えたが、9時25分の放送開始にあわせたかのように風が止んだ。即効アンテナを直す。
間に合った!
が、第一試合チェルシー対リバプールが酷い。特にチェルシーのサッカーが酷すぎる。といっても前半終盤の目の覚めるようなドログバの一撃は凄かった(今シーズンのベストゴールに内定)けど、全体的には酷い。
そもそもNumber紙にもあったが、この夏の補強はモウリーニョ路線からは大きく外れたものだ。サロモン・カルーは4−3−2−1をより強固なものにするためには有効な補強だが、シェフチェンコやバラックはネームバリューだけで戦力の底上げには到底ならない。
実際、モウリーニョが今シーズンから模索している4−4−2はとにかく酷い。最早サッカーですらない。シェフチェンコとドログバの2トップは百歩譲っていいとして(実質ドログバの1トップだけど)中盤の構成、つまりバラック、ランパード、マケレレ、エッションのダイアモンドは誰が考えても酷い。どれだけ汗をかきたいんだ、って感じ。バラックはプレミアの水に慣れるまで時間が必要だ、という意見もあるが僕はそうは思わない。バラックがイギリスに生まれてたらプロにはなれていないよ。トラップもできないし。
それでも後半10分チェルシーが1−0でリードしている。確かにドログバのゴールは凄い。が、リバプールも情けない。このレベルに対してカウンターに終始するベニテスの作戦は不可解だ。ベニテスの最大目標が今シーズンもチャンピョンズリーグにあるのだとしたら、このレベルでこんなサッカーでは先が思いやられる。
何しろ今シーズンのチェルシーはチャンピョンズリーグ制覇はおろかプレミア制覇も怪しい。モウリーニョ政権下最弱のチームである。こんなのがプレミアを制覇するとしたらプレミアの権威は底に落ちるだろう。今時セリエAだってこんな退屈なチームはない(インテルはつまらないけど)
まぁそんなことはどうでもいい。チェルシー対リバプールなんて僕にとっては前座だ。
先のチャンピョンズリーグでみせた強烈なミドルシュートの再現をロシツキーにお願いしたい。優勝しなくてもいい、欧州一に輝かなくてもいい、とにかくアーセナルには「サッカー」をやって欲しいと願うのである。