三連休

1/8〜10の三連休は、天気のいい三日間でしたが、自堕落に、引きこもって過ごしてました。
もったいない、と思いつつ、天気はよくても、外でるとちょー寒いし。
家で、PS3(GT5)をやり、本を読み。
GT5はようやくレベル20。ゲーム性がいまいち、とか以前言っておきながら、なんだかんだとやってる。
本は、いろいろ。

東京物語 (集英社文庫)

東京物語 (集英社文庫)

奥田英朗さん。

  • あの日、聴いた歌 1980/12/9
    • ジョンレノンが死んだ日、
  • 春本番 1978/4/4
  • レモン 1979/6/2
    • 江川初登板の日。
  • 名古屋オリンピック 1981/9/30
    • 1988年のオリンピックが名古屋ではなく、ソウルに決まった日。
  • 彼女のハイヒール 1985/1/15
  • バチェラー・パーティー 1989/11/10

70年代後半から、80年代を描いた青春小説。1959年生まれの久雄、予備校に通うため名古屋から上京してきてからの約10年。上に書いたような、特長的な日の正雄。歴史的には特別な日であっても、みんな、普通に生活してるんだよね。バブルを謳歌している時期。正雄と年が近い人には、なつかしくてたまらない小説だろう。
奥田さんは安心して読める。軽い娯楽小説。

コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング

コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング

目次
第 1 章 ビジョンとミッション
〜なぜ、何をしたいのか。

第 2 章 現状分析
〜強み、弱み、チャンス、ピンチ、ライバルについて。

第 3 章 ターゲットオーディエンス
〜向き合う相手はいったい「誰」なのか。

第 4 章 ポジショニング
〜どう差別化して、何に見られたいのか。

第 5 章 4つのPのマーケティングミックス
〜何を、どう、社会にもたらすのか。

第 6 章 実施計画とマネジメント
〜いつ、誰が、何を、いくらかけてやるのか。

第 7 章 実行と評価
〜どう世界を幸せにしたのか。

もしドラ』の二番煎じといえば、そうなんだけど、コトラーマーケティングエッセンスを知るには、とてもよい一冊。成功事例としての絢のバンドの形態って、どこかのJリーグチームがやってたりしないのだろうか?悪くないと思うんだけど。

小公女 (新潮文庫)

小公女 (新潮文庫)

内容は、こちらに詳しい。

なんで今頃、今更、といった感じだが、お父さんが死んでからの逆境にもめげず、サアラが強く生きる様子、最後に幸せつかむところ、涙、涙がとまらない。

グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた

グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた

目次
第一章 さらばソニー
品川を去った日
ソニーの凋落
失われたガバナンス――コネクトカンパニー
アップルに頭を下げろ
さらば愛するソニー

第二章 グーグルに出会う
ハローワーク
会社設立
一本の老木
突然の電話
初めて会ったグーグラー
まるでトライアウトだな

第三章 ソニーからキャリアを始めた理由
外資には絶対に行かない
エンジニアの目つきが違った
自由闊達な社風
盛田昭夫にあこがれる
スティーブ・ジョブズが尊敬した日本人
ビジョンこそすべて
厚木配属
ソニーは遅れている」

第四章 アメリカ留学
初めてのアメリ
二度目の留学
カリフォルニア工科大学
三時間短眠法
ローズボウルのスコアボード
妻の涙
留学が自分にもたらしたもの
ソニーに育ててもらった

第五章 VAIO創業
情報スーパーハイウェイ
P1プロジェクト――ネットワークに参入せよ
世界で最もつまらなくて儲からないビジネス
まず日本で一番になるぞ
非常識なパソコン
潮目が変わった
ディスプレイ社内調達を切る
上司にやめろと言われてもやめるな
デスクトップ流とノートブック流
二年で黒字化

第六章 コクーンスゴ録のチャレンジ
大崎テレビ村
カンパニーを浮上させよ
先輩部下との決裂
カルロス・ゴーンを訪ねる
コンピュータとしてのテレビを作る
成長する家電
シンフォニー・プロジェクトの不協和音
DIGAを粉砕せよ
ソニーショップの奮闘
ラムを食いちぎれ
ソニーショック
出せば売れる?
思わぬ伏兵
混乱の始まり

第七章 ウォークマンiPodに負けた日
最後のチャレンジ
アップルの脅威
ソニーを変えたい
二人のプレジデント
大事なのは生態系だ
iPod nanoをぶつけられる
一斉退陣

第八章 グーグルの何が凄いのか
グーグルに入社する
日本の会社は勝てない
急成長の秘密
グーグルが見つけた一〇の事実
不可能を可能にする生態系
二〇%ルール
自分より優秀な人材を採用せよ

第九章 クラウド時代のワークスタイル
クラウド・コンピューティングとは
クラウド――ストレスフリーのコンピュータ環境
銀行に預金するのは危険か
世界に「コンピュータ」は五つあれば足りる?
使ったモノ勝ち
雲を覗く窓
カジュアルでフラットなワークスタイルが決め手

第十章 グーグルでの日々
日本法人のチャレンジ
ニューイヤー・キックオフ・ミーティング
「魔法をぶち壊した」新しい広告
素晴らしき仲間達
ありがとう、グーグル

第十一章 グローバル時代のビジネスマインドと日本の役割
日本人の完璧主義が足を引っ張る
グーグルのFind itやFix it
鎖国文化とガラパゴスマインド
大企業幕藩体制の崩壊
現在価値と将来価値
初めから世界市場を視野に羽ばたこう
ネクタイを外して人生を楽しむ
エピローグ

著者が部長として, カンパンー社長として発したメッセージが紹介されているが、これは社外秘にならないんだろうか。ソニー内部の混乱している様子が描かれているが、当時販売されたソニー製品をみていれば、だいたいそんなことになってるんだろうなぁ、と、外からみてても予想された内容。ソニー、昔(盛田さん、井深さんがいたころ)はよかったのに、今のアップル、グーグル、と同じような活気があったのに、と、嘆く。
google:グーグルで必要なことはみんなソニーが教えてくれた

悪人(上) (朝日文庫)

悪人(上) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)

福岡市内に暮らす保険外交員の石橋佳乃が、携帯サイトで知り合った金髪の土
木作業員に殺害された。二人が本当に会いたかった相手は誰だったのか? 佐賀
市内に双子の妹と暮らす馬込光代もまた、何もない平凡な生活から逃れるため、
出会い系サイトへアクセスする。そこで運命の相手と確信できる男に出会えた
光代だったが、彼は殺人を犯していた。彼女は自首しようとする男を止め、一
緒にいたいと強く願う。光代を駆り立てるものは何か? その一方で、被害者と
加害者に向けられた悪意と戦う家族たちがいた。誰がいったい悪人なのか? 事
件の果てに明かされる殺意の奥にあるものは? 毎日出版文化賞大佛次郎賞
賞した著者の最高傑作、待望の文庫化。

(上)
九州地方に珍しく雪が降った夜、土木作業員の清水祐一は、携帯サイトで知り
合った女性を殺害してしまう。母親に捨てられ、幼くして祖父母に引き取られ
た。ヘルス嬢を真剣に好きになり、祖父母の手伝いに明け暮れる日々。そんな
彼を殺人に走らせたものとは、一体何か―。
(下)
馬込光代は双子の妹と佐賀市内のアパートに住んでいた。携帯サイトで出会っ
た清水祐一と男女の関係になり、殺人を告白される。彼女は自首しようとする
祐一を止め、一緒にいたいと強く願う。光代を駆り立てるものは何か?毎日出
版文化賞と大佛次郎賞を受賞した傑作長編。

保険外交員 佳乃が殺された事件、殺したのは土木作業員祐一。事件の前後を、関連する様々な人の視点で描き、それぞれの人にとっての事件を徐々に浮かび上がらせていく。

祐一は「悪人」なのか?描かれ方としては増田くんが最悪だが。あと、祐一の母さんもよくない。殺された佳乃も好意的とは言えない描かれ方。

著者の本としては、この前読んだ『パレード』も、登場人物の視点を変えて語るものだった。著者はこういう書き方が好き?

昨年映画にもなった。深津ちゃんの第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞が思い出される。そうか、深津ちゃんは、「光代」の役だったのか。なるほど。

本は、ジャンルとかまるで節操がない。