SMAP5人は息で嘘をつけないー解散に言及したラジオ番組を聴き

こんにちは、検索迷子です。


SMAP5人が解散に言及したすべてのラジオ番組を、リアルタイムで聴いた。


これまで私は、SMAPの声、言葉の言い回しの分析が好きで、趣味のボイストレーニングの勉強にもなるので、ざっと50以上記事を書いてきた。彼らは、声で思いを伝えるプロとして、いろんな声や言葉を人に届けてきた。


いつもならブログで書く前に、音源を繰り返して聴き、細かいことを書いているが、今日は一つだけ感想を書きたい。


SMAPは、息で嘘をつけない。
SMAPは、息継ぎの間合いに思いをのせる。


役者もしている彼らは、求められる役割やビジネスとして、言わなければならない台詞や単語を発する、気持ちのコントロールには長けていると思う。


わかりやすく書くと、私たちだって、本心から悪いと思わずに、立場上謝罪しなければならずに「すみません」と言っているとき、その本心が相手にうっすらと伝わってしまうような言いかたをしているだろう。


それは、無意識に息をコントロールしているから、その息遣いで相手に本心が見透かされてしまうのだ。


SMAPは、自分の意識と、役割での声のコントロールを十分にしてきた、声のプロだ。なのに、この声はなぜだろうと思わずにいられない。



1月の会見の声について、分析を何度も書きかけて、私は結局、それを残すことがしんどくてできなかった。あのときは、映像の印象があまりに大きすぎた。


でも、今回、全員が音源でのコメントを聞いて、そこに彼らの真実はないと思った。



だから、もう一度書く。


SMAPは、息で嘘をつけない。


それだけが、今、はっきりとわかった。


特に今日はイヤホンをつけて、香取さんと草なぎさんの息をはっきりと聴いた。香取さんの口の中が渇いている音までをクリアに聴こえ、ぐっと心をわしづかみにされた。香取さんが、誰よりも息に思いが乗っているような気がした。


後日、コメントを込みでもっと具体的に、ストスマ、ワッツ、サムガ、パワスプの各番組を分析するかもしれないが、今は何とも言えない。


ただ、香取さんと草なぎさんの息に、ここに真実の思いはないと感じた、いまこの瞬間を記録したくて、番組中からブログに書き留めたいと思った。


稲垣さん、木村さん、中居さんのときから、ずっと違和感があったままだったが、5人全員を聴いて、この違和感の正体を言葉にしておきたいと思った。


SMAP5人の息を聴きながら、言いたくない言葉を口に出してまで、彼らは何を守り、何を信じ、どこに歩もうとしているのかと考えた。


SMAPの笑い声を聴き慣れたかたには、この声はあまりにギャップが大きく、それゆえに重く響くことだろう。


どんな形でもいい。
彼らの声が、彼らの息でしか伝えられないものを、再び届けてくれる未来がくることを、ただ、信じたい。


では、また。