海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ぼたもち

大学に勤めるものである私の家には本がたくさんある。っていうか、どんどんたまっていく。一方、5年前にウチを建てた時の見積もりはとても甘く、というか当時ヨメサンに抵抗されたので、我が家の本棚は収納力がそれほど大きくないのである。しかしてすぐに我が家は本棚に収まりきらない本で溢れることになったのである。つうことで、最近いよいよどうにもならなくなったので、内部を軽くリフォームして一つの壁一面にずらっと本棚を並べることにしたのであるな。で、今日はその工事の日だが、私は朝からずっと授業があるので研究室に。9時半ごろついて準備をしていると、ヨメサンから電話だ。「ねえ、背の高い本棚って厚み27cmだったわよね」今回のリフォーム、壁一面を本棚にするのだけど、その一部では上部に窓があるので、2mを越えるものと140cmほどのものと2種類の本棚を並べることとして、背の高いものは厚みを持たせ、低いところは15cmの薄いものにしたのである。ところが、いざ大工さんが作ってみるとすべての本棚が薄いことが判明して、ヨメサンがこれは違うやろうとクレーム入れるわけだがリフォーム担当の人が、いや契約書どおりでこうなってる、と主張するので、私に確認の電話を入れてきたわけだ。で、ヨメサンの言う通りであって、背の高いのは厚みのある本棚ということで話ができていたはず、と答える。すると電話口にリフォーム担当の人が出てきて、彼の認識では最初から薄い本だなと言う話だった、などというので、「何言うてんねんゴラア」と怒る。そっちのミスやろがゴラア、ウチ的には収納力を増やすために本棚入れるわけで、背の低いところはその前にソファーを置く関係上薄くせざるを得なかったのだけれど、その制約の無い背の高い部分を薄くするはずないやんけゴラア、と主張する。しかし担当さんは「いや契約ではそうなってる」と主張を曲げないので、んなことあるか見積もりからちゃんと確認せいや、と言うことに。とはいえ怒ってはみたものの、ひょっとしてオレの確認不足だったらどうしようと不安になるわけだが、ともかくここは向こうのミスと言うラインで話をしなくてはならない。で、今日はもう作業が出来ないので、分厚い本棚を発注し直すことになり1ヶ月待ってもらうことになる、と向こうは言うので、まあそりゃしゃあないけど、じゃあ費用はどうなるねんな、と言うと、またそれも検討するので、と答えが来るので、まあじゃあそうしてくれと言って電話を切る。その後講義の嵐に突入して(とはいえ五時間目の講義は、またもや1人しかいない受講生が現れないので待ちぼうけだったのだが)そのままウチに帰ってくる。と、なんか壁が本棚で埋まってるじゃないか。で、問題の個所には薄い本棚が鎮座。どないなってんねんゴラア、と思ったらばヨメサンが現れて「すごいラッキーよ」と言い出す。?と思うと、結局見積もりを確認したらば、向こうの発注ミスだったことが分かり、追加費用もなく正しい状態にしてもらえることになったようなのだが、じゃあこの浮いた薄い本棚はどうなるのか?と言う話になり、向こうは捨てるというから(組み立て終わってるのでそりゃそうなる)ヨメサンがじゃあちょうだい、といってもらうことになり、1ヶ月後の追加の工事の時についでに別場所に設置してくれることになったそうな。つうことで本棚1枚丸儲け。何が幸いするかわからんね。