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唐沢俊一検証blog

2008-09-17

二度デマ。

20:41

『薬局通』P.220

この虫(引用者註:ケジラミ)の伝播力はどれほどのものなのか、ナチスドイツゲッペルス宣伝相がデマゴーグ伝播のルート調べにこれを利用したという話もあるくらいだ。

 流言蜚語を意味する「デマ」は「デマゴギー」の略称である。「デマゴーグ」とはデマゴギー」を流して民衆を扇動する人間のことをいう。だから、「デマゴーグ伝播」ではなく「デマゴギー伝播」とすべきである。なお、唐沢俊一は『薬局通』P.218でも「デマゴギー」と「デマゴーグ」を間違えている(詳しくは9月10日の記事を参照)。

 ついでに、「ゲッペルス」とあるが、ナチスドイツの宣伝大臣はゲッベルスPaul Joseph Goebbels)である。

 それにしても、ケジラミを使って「デマゴギー伝播のルート」を調べるって、どういうことなんだろう。

藤岡真藤岡真 2008/09/17 20:54  わたしの処女長編は『ゲッベルスの贈り物』なんですねー。

トンデモない一行知識トンデモない一行知識 2008/09/18 03:22 こんにちは (_ _) シラミについてだったら、
http://diary.jp.aol.com/yzuc9ww/191.html
http://diary.jp.aol.com/yzuc9ww/199.html
を書いていた頃に、結構調べたのですが、ゲッベルスだのデマの伝播だのとの話は、見た憶えがないです。ユダヤ人の強制収容所にシラミが大量発生していたため、アンネ・フランクも発疹チフスで命を落とすことになったという話はありましたけど (こちらは毛ジラミによるものというより、コロモシラミによるものというべきかも)。
とにかく、当時強制収容所など以外でも全然珍しくなかったであろうシラミを使って、何らかの「ルート調べこれを利用した」(利用しようとした、ですらない) というのは解せないですね。元ネタがあるとしたら、それがどんなものだったか見当がつかないというか……シラミに関しては唐沢俊一自身が立派なデマの発信源であるわけですが、そのデマがどこから伝播されたかのルート調べは難しいかも。

kensyouhankensyouhan 2008/09/18 14:46 コメントありがとうございます。
>藤岡さん
どうして「ゲッベルス」が「ゲッペルス」になるのかというと、促音のあとに濁音がつくのが言いにくいからなのか?とも思いました。「ドルチェ&ガッバーナ」も「ガッパーナ」って間違える人もいますから。
>トンデモない一行知識さん
自分も調べたのですがそのような話は出てきませんでした。どうやってケジラミを使ってデマのルートを調べようとしたのか、わからなくて困るのですが、唐沢俊一はこの文章を書いていて不思議に思わなかったのか、こっちが不思議な気分になります。

藤岡真藤岡真 2008/09/19 12:56 「トンデモない一行知識」さんのご専門ですが、唐沢は濁音と半濁音の取り違えがわざとやってるのかというくらい多いですね。
 「ブリコラージュ」を「プリコラージュ」とか。

kensyouhankensyouhan 2008/09/19 19:43 コメントありがとうございます。
「ブリコラージュ」を持ち出していたのはちょっと興味深かったですね。最近、「唐沢俊一は80年代のノリじゃないか?」と考えているものですから。
「社会派くんがゆく!」がビートたけしの芸風で、「ブリコラージュ」をはじめとして、ところどころポストモダン用語が出てきますし。まあ、今のところはただの思いつきなので、もう少し考えをまとめてみたいところですが。

トンデモない一行知識トンデモない一行知識 2008/09/20 10:53 「プリコラージュ」は、ここに載せています↓
http://diary.jp.aol.com/yzuc9ww/278.html

捜してみたけど、単純な濁点と半濁点の取り違えは、自分のサイトに収録してある分については、そんなに見つかりませんでした。

ウィリアム・センプルを「ウィリアム・センブル」に
http://diary.jp.aol.com/yzuc9ww/295.html
ペンバートンを「ペンパートン」に
http://diary.jp.aol.com/yzuc9ww/505.html
というのは、ありましたけど。

Bricolage をプリコラージュ、William F. Semple をウィリアム・センブル、John Pemberton をジョン・ペンパートンにしてしまうのは、原語の綴りを知らないし、知ろうともしないせいかなと思ったりもします。そうでなければ、たとえば Flat top が「フラップトップ」になったりはしなかったんじゃないかと。
http://diary.jp.aol.com/yzuc9ww/380.html

トンデモない一行知識トンデモない一行知識 2008/09/20 10:57 連続投稿、すみません。(_ _);

これらについては、元の綴りはさっくり無視で、何を考えて「・」を挿入しているのか、わけがわかりません。↓

Kuthodaw がなぜか「クソウ・ダ」になったり
http://diary.jp.aol.com/yzuc9ww/58.html
Nessiteras rhombopteryx が「ネシテラス・ロムポブ・テリックス」になったり
http://diary.jp.aol.com/yzuc9ww/340.html

逆に (?)、綴りを変にローマ字読みして、通常とは違う表記・読みにしているようなこともあります。

John Hughes を、ジョン・ヒューズでなく「ジョン・ヒュージ」としたり
http://diary.jp.aol.com/yzuc9ww/661.html
通常はクーバードなどと表記される couvade を「クバーデ」にしたり
http://diary.jp.aol.com/yzuc9ww/646.html

この、普通とは違う妙な表記をして、原語の併記も滅多にしないというのは、それを元に調べものをするにあたって、かなり不便です。読者を無知なままにしておくためにワザと?と疑いたくもなりますが、「クバーデ」の例を見る限り、まず唐沢俊一本人がその被害にあっていて、検索しても見つからない、文化人類学の衰退だなどと日記に書いていたりするのが何とも……。

kensyouhankensyouhan 2008/09/20 12:39 コメントありがとうございます。
そういう単純な間違い(唐沢用語だと“ケアミス”)多いですよね。あまりにも多いので「誰にでも間違いはある」ともフォローしきれません。「唐沢だから間違える」んじゃないかと。