唐沢俊一何回目かのガセネタ。
「フィギュア王」№115『唐沢俊一のトンデモクロペディア』第28回「シンドバッド、死す」より。
上記のジェリー伊藤のセリフ、“奇跡は今でもアリマス”を体感したのが、映画『シンドバッド7回目の航海』を見たときであった。マシューズはその映画の主人公、“シンバッド”を演じた(なぜか映画の中では“ド”をひとつ抜かして“シンバッド”と呼ぶ)俳優である。
「なぜか」も何も『シンドバッド7回目の航海』の原題は、“The 7th Voyage of Sinbad ”なのだから、映画の中で「シンバッド」と呼ばれているのは当たり前である。
私のお気に入りは、冒頭、嵐の中で島を見つけたシンバッドが許嫁のパリサ姫(後にビング・クロスビーの若い奥さんになるキャスリン・グラント)に報告に行くシーンだ。
『シンドバッド7回目の航海』は1958年に製作された映画だが、キャスリン・グラント(Kathryn Grant)がビング・クロスビーと結婚したのは1957年。
マシューズは怪獣映画に限らず、プロとしてありとあらゆる作品に役を選ばず出ていたようで、007のパチもんであるフランスの『OSS177』の主人公ユベール・ボニスールも演じているし、かのリック・ベイカーの商業作品デビューであるZ級映画『オクトマン』まで、とにかく映画に出続けた。
『OSS177』ではなく『OSS117』。
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