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唐沢俊一検証blog

2008-12-15

日本を貧乏にしてしまえっ!

17:57

唐沢俊一村崎百郎『社会派くんがゆく!怒涛編』(アスペクト)P.42

 日本の食料自給率の話が出てきたが、もともと「トヨアシハラノミズホノクニ」とまで呼ばれた日本でなぜ、食料が不足するのか。それは受容(原文ママ)と供給のアンバランスが問題なのである。フランス食料自給率が高いのは、自国の農家が作っている農作物や牧畜の食肉が、すべてフランス人がよく食べるものだからである。対して日本は、日本人の食べるものを農家が作らない。農家が作るのは米だが、今の若い連中は米を食べない。パンの方を食う。漁業だって、四方が海で囲まれた環境にありながら、最近の日本人は魚より肉を好む。明治期の文明開化、それから戦後の生活の洋風化により、日本は自国にないものばかりを求め、結果、国民の首を絞めているわけである。

 食料自給率を上げるのなら、“日本風の食生活こそカッコいいのだ”という意識を植えつけることである。何のために、ジャニーズがあるのだ、ハロプロがあるのだ。農家に毎年支払う補助金のホンの何パーセントでいい、あの連中にちょっと金をやり、ふだんから和服を着せ、オニギリを食わせ、タクワンとメザシを齧らせる姿をテレビで流してみろ。それがカッコいいと若い世代に思わせれば万事解決。流行と聞けばフンドシ一丁で街を歩くことも辞さない現代の若い連中なら、すぐにその模倣で完全和風生活が定着する。まあ、中には一人二人、こっそり隠れてハンバーグを齧っているのがバレて問題になる奴も出るだろうが、きっとその味はドラッグ並にうまいと思うぞ。

 まず、ちゃんと社会科を勉強している小学生なら気づくことがある。大豆はどうなるの?」醤油、味噌、豆腐、納豆という和食に欠かせない食材の原料である大豆も大部分を外国からの輸入に頼っているのだ。国産の食品だけでは「日本風の食生活」を営むことすら難しいのである。メザシだって日本近海のイワシの漁獲量には変動がある(特に近年は減少傾向にある)からいつでも食べられるとは限らない。唐沢俊一の好きなホッピー焼酎も国産の原料だけでは現在のようには作ることはできないんだがどうするんだろう。それに加えてもうひとつ、小学生レベルの問題がある。「日本とフランスじゃ農地面積も違うんじゃないの?」農業国であるフランスと国土に平野の少ない日本を比較することに問題があると普通なら気づくはずなのだが。それは関東農政局のサイトを見てもすぐにわかる。日本とフランスとでは実際の農地面積も「国民一人あたりの農地面積」もまるで違うのである。そりゃあ、自給率も当然違うだろう。「国民の食生活の変化」だけを原因だと考えるからおかしくなるんだよ。

 食料自給率については農業政策の問題も大きいが、外交政策の問題でもある。たとえば、それまである国から輸入していた食品を日本だけで自給しようとして輸入を減らしたりしたら、当然その国とは揉めることになるはずなのだが…、こういうことを考えないのかなあ。まあ、『怒涛編』の別のコラムではさらに無茶なことを書いているから、考えていないのかもしれない。以下は『怒涛編』P.108より。

 そろそろ、国家百年のために、“日本貧乏化計画”を発動させなくてはならない。これはマジでそう思う。何も家がないほどのド貧乏でなくてもよい。昭和三十年代頃の、肉が月に二度くらい食べられる程度の貧乏でよろしい。目刺しと味噌汁さえあれば、人間そう簡単に栄養失調になどなりゃしない。テレビも地デジなどもってのほか。白黒に戻せ。テレビに色がついて、何かトクすることがありますか?想像力さえあれば、白黒のドラマに脳の中で着色して、どんなデジタル画面よりも美しい色彩をそこに現出させられる。そもそもが、富国政策を取り続けたことこそが、日本がたった戦後数十年でここまでダメになった最大の理由であった。徳川幕府は三百年続いたが、その秘訣は“国を豊かにし過ぎない”ように目を配っていたからである。ぜいたくをし過ぎると罰せられたのである、あの時代は。だからこそ、国民は余計な欲望を持たず、失望もせず、現状に満足することを覚え、平和が三百年持続したのだ。政治の常識を一八〇度変えてみようではないか。“国民を豊かにし過ぎない政治”。これこそが日本が進むべき道なのだ。ちょっとの貧乏、ちょっとの不便、ちょっとの希望。これがどれだけ人の心を豊かにするか、考えてみろ。今の不幸は、周囲もちょいリッチなもので、本当にリッチになったときにその気分を味わえないことである。周囲が貧乏なときの成功者ほど、いい気分のことはないぞ。

…傲慢だなあ、と思う。日本を目標にして経済発展を図っている国が世界にはたくさんあるというのに、自らすすんで貧乏になろうとするとは。そういう国には「貧乏なままでいてねっ!」とか言うんだろうか。そういえば唐沢はだいぶ前にアジアのマンガについて「日本のように洗練されないでほしい」と批評して夏目房之介氏にたしなめられていたっけ。それに「日本がたった戦後数十年でここまでダメになった」って何がどうダメになったのかハッキリと教えて欲しい。まあ、ガセやパクリを多数やっているライターがいまだに罰を受けることもなく仕事を続けていられるのだから日本は「ダメになった」のかも知れないけど(逆に唐沢俊一にとっては日本はいい国なんだろうね)。あと、「テレビに色がついて、何かトクすることがありますか?」って、東大の講義でウルトラマン』を初めてカラーテレビで見たときのことについて熱く語ってるのを自分はしっかりと聞いてるんだけど。思いつきで話してるから矛盾がボロボロ出てくるんだって。「想像力さえあれば」って、唐沢俊一に人並みの想像力があればここまでガセを量産することもなかったと思うのだが。それから、江戸時代が265年続いたのは「ぜいたく禁止令」のおかげだというのは珍論すぎる。「国民は余計な欲望を持たず、失望もせず、現状に満足することを覚え」ているだけだったら、元禄文化や化政文化は存在していただろうか。江戸時代は実は社会的にも経済的にもかなりの変動があってただ単に「平和」だったわけではないんだけど(そこが面白い)、そういう部分もスルーしちゃうのかなあ。

 個人的に特に指摘しておきたいのは「今の不幸は、周囲もちょいリッチなもので、本当にリッチになったときにその気分を味わえないことである。周囲が貧乏なときの成功者ほど、いい気分のことはないぞ」という文章のさもしさである。前に掲げたP.42のコラムのラストの「まあ、中には一人二人、こっそり隠れてハンバーグを齧っているのがバレて問題になる奴も出るだろうが、きっとその味はドラッグ並にうまいと思うぞ」も同じなんだけど、どうしてこの人は周囲と比べないと幸福だって感じられないんだろう?自分が満足してるなら周囲がちょいリッチだろうと貧乏だろうと関係ないと思うんだけど。よっぽど自信がないんだろうか。思わず「周囲がバカなときの利口者ほど、いい気分のことはないぞ」と改変してしまったりして。自分より知識のない人間に対して雑学をひけらかして喜んでるんじゃないだろうな?と思ってしまったよ。

社会派くんがゆく! 怒濤編

社会派くんがゆく! 怒濤編

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trickle-downtrickle-down 2008/12/15 19:28 いわゆる「リフレ派」で唐沢を持ち上げてた輩は反省すべきだなw

藤岡真藤岡真 2008/12/15 21:08 >何のために、ジャニーズがあるのだ、ハロプロがあるのだ
 はいはい。TOKIOの「鉄腕ダッシュ」の「ダッシュ村」の米作りは、農水省の外郭団体「米穀協会」がずっと支援していますし、CMにも、城島茂、山口達也が出演していましたね。わたしも、かつて米穀協会のイベントにハロプロを起用して「モーむす=モーニング娘オリジナルの“おむすび”」というイベントをさせていただきました。なんも知らんくせに偉そうなこと書かかんで欲しいよな、全く。

みたかみたか 2008/12/15 22:39  この問題は、まず、自給率とは何かについてから考えないといけないんですが。
 一般に食糧自給率は40%だと言われていますが、これはカロリーベースで計算した値です。カロリーですから、葉野菜とか海草、こんにゃくなどをいくら作っても自給率向上にはつながりません。
 つまりこの計算法は、「補助金なしで自立できる農業」を目指す政策と、完全に矛盾しているのです。
 現実には、日本の農家は国際競争力や経済効率を考えて、高額で取引される作物に特化しており、日本の食糧自給率は、金額ベースで70%に到達しています。
 また、畜産物を食べるから自給率が低いという議論は、現在の自給率計算ではなりたちません。なぜなら、自給率の計算に家畜の餌のカロリーは含まれていないからです。

 また、たとえ日本で食糧自給100%を達成したとしても、戦争などによって物資が海外から入ってこなくなった場合には、深刻な食糧危機が起こることが予想されています。
 肥料、農薬の原料の大部分、耕耘機などを動かすガソリン、漁船の燃料のほとんどが輸入に頼っているからです。

 食糧問題を、文章にして数行で書ける程度のアイデアで解決できるはずがないことは、この問題に携わる学者が数百〜数千人であることからもご理解頂けるものと思います。

yonoyono 2008/12/15 23:06 >どうしてこの人は周囲と比べないと幸福だって感じられないんだろう?
の答えは

>自分より知識のない人間に対して雑学をひけらかして喜んでる

で正解だと思います

自分の努力で能力のある人に肩を並べるのではなく、人を見下す事で自分を保ってる人の典型ですね

(自戒をこめて書きました。僕もよくやってしまうので)

sarasara 2008/12/16 00:26 >…日本でなぜ、食料が不足するのか。
別に日本では食料不足してないと思いますけど。輸入できるので。
>日本は自国にないものばかりを求め、結果、国民の首を絞めているわけである
国民の首は絞められてるのでしょうか。安い輸入品をやめてすべて国産でまかなったらそれこそ膨大な税金投入で国民の首が絞まるのではないでしょうか。農水省のチョウチン担ぎ(それにしても支離滅裂過ぎますが)したかったのか、またはマンマと農水省に乗せられたのか。
食料自給率とは日本(農水省)独自のもので、他の国は採用してないそうですよ。
http://www.farm-biz.co.jp/images/pdf/200810_2.pdf
それを知らないことは致命的じゃないにしても、あまりにひどすぎる論理展開。って今さら驚くか…とは思う物の、なんで朝日新聞では今でもこの人が書評を書いているんでしょうか。

自給自給 2008/12/16 02:28 >みたか様
カロリーベース自給率に家畜の餌の輸入率は反映されますよ。
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/011.html
>カロリーベース自給率の場合、牛乳、牛肉、豚肉、鶏肉、卵には、
>それぞれの飼料自給率がかけられて計算されます。
ですので、輸入飼料が増えれば、カロリーベース自給率も下がりますので、自給率とまったく無関係とは言えないと思います。

ブログ主が取り上げてらっしゃる大豆の場合、
約20万tが国産でほぼ全量が食用、輸入は約80万tが食用で、
輸入の残り約400万tが、飼料用です。
(よく見る大豆自給率5%という数字は、これを指してる。食用に限ると20%)
まあ、どっちにしても唐沢案を実行するには足りないっすねw

minomino 2008/12/16 07:38 こんにちは。

>>農業国であるフランスと国土に平野の少ない日本を比較することに問題があると普通なら気づくはずなのだが。
飛行機で空から見て愕然としたことがあります。
日本 -> 山ばっかりでわずかな平地に人が密集している。
フランスやイギリス -> ほとんど平野で農地になってる。
生産能力で話にならないほど違いがあるのを実感しました。

ちなみに、
スイス -> この下に人が住んでるなんて嘘だろ?ってほど山ばっかりでした。

みたかみたか 2008/12/16 14:28 >自給さん

>カロリーベース自給率の場合、牛乳、牛肉、豚肉、鶏肉、卵には、
>それぞれの飼料自給率がかけられて計算されます。

 実は、それこそが罠なのです。
 畜産物のカロリーには、餌の自給割合がかけてある。
 しかし実際には、畜産物がそのカロリーになるためには、その何倍ものカロリーの餌が消費されているのです。
 こうした餌の必要割合は、肉牛、乳牛、豚、肉鶏、卵で、それぞれ異なります。さらに、人間の食用とならない牧草やワラに関しても、逆に計算に加えられるという欠点もあります。
 結果、畜産物に関する自給率は、完全に架空の数値となります。

SawaharaSawahara 2008/12/16 14:49 今回の記事の唐沢を見ると、
「人は自分の仕事に自信がないと、他人が何を言っても自分の悪口を言っているように聞こえる」
という能田達規の言葉を思い出します。

名護名護 2008/12/16 20:15 あのー、唐沢氏の文章はどう考えても冗談だと思うんですけど。それにマジに突っ込むのは野暮じゃないですかね。

EBCDICEBCDIC 2008/12/16 20:37 そりゃまた下手くそな冗談ですな。だから突っ込まれちゃうんですよ。
それはそうと、「名護」じゃなくて「擁護」って名乗ったらどうです?

みたかみたか 2008/12/16 20:41  そうね〜。冗談だとしたら、おもしろくないというより、オリジナリティがないですよね。その冗談、あんたで二十人目って感じ。
 しかしその「冗談」を言う人って、なぜ決まって昭和三十年代って言うんでしょうねえ。昭和三十年代だって、日本は食糧完全自給はできていなかったんですけど。

リンドウリンドウ 2008/12/16 20:57 僕も歴史に関しては自分の無知さを嘆くことが多いような人間ですが、この部分は特に引っかかりました↓

>徳川幕府は三百年続いたが、その秘訣は“国を豊かにし過ぎない”ように目を配っていたからである。

全く詳しくないですが、多分いろんな要因が絡み合っての結果なんだろうと想像します。>三百年
それを「秘訣はこれ」と一言で言い切れてしまうなんてこと、それ自体がすでにおかしいじゃん!
話題について具体的な知識がなくても、胡散臭さを感じてしまう文章。
なんかインチキ情報商材の宣伝文を思い出しました。

kensyouhankensyouhan 2008/12/16 21:18 コメントありがとうございます。

>trickle-down さん
唐沢俊一の経済関係の話を信用しちゃいけないということですね。…何の話なら信用できるのかわかりませんが。

>藤岡さん
ああ、本職の方がいらしたんですよねw 唐沢俊一もオノプロで仕事をしていたらしいんですけど、どんなプレゼンをしていたのか少し不安。 
自給率を高める運動を一番熱心にしているのは農水省なんですから、アイドルを使うことくらいすぐに思いつきますよね。遠藤久美子も「おかわりどですか?」って歌ってましたし。エンクミは好きなのでよく覚えてますw

>みたかさん
自分も自給率の問題を調べてこんなにも奥深かったのかと驚いています。
日本人の多くは自分の国だけで食料をまかなえないことをどこかで気にしているはずですから煽られると弱いのかもしれません。

>yonoさん
自分より頭のいい人とつきあうことって大事だと思うんですけどね。自分もこのブログをやっていて日々精進しています。

>saraさん
国民のことを考えたら今の状況を劇的に変化させる必要ってあるんだろうか?って考えてしまいます。唐沢のように思いつきでものを言われても困りますね。

>自給さん
>(よく見る大豆自給率5%という数字は、これを指してる。食用に限ると20%)
なぜか必ず「5%」のデータの方が取り上げられますね。煽るためには便利なんでしょうけど。

>minoさん
最初はスイスの自給率が低いということも取り上げようと思ってました。国土の違いを考えるよりもまず食生活に行っちゃったのがよくわかりません。

>Sawaharaさん
『ピース電器店』の人もいいことを言いますね。唐沢の態度が大きいのも自信のなさの裏返しなんでしょうか。

>名護さん
沖縄と特撮にうるさい自分にはうれしいハンドルネームですね。ボタンを集める人ですか?w
>どう考えても冗談だと思うんですけど
「冗談」を言ってることが問題なのではなくて、誤った認識に基づいて文章を書いていることが問題なんです。そんなのは「冗談」だとしてもレベルが低すぎてとても笑えません。
>マジに突っ込むのは野暮じゃないですかね
まあ、野暮なんでしょうね。こんなブログをやっている時点で野暮なんでしょう。
でも、どうせやるなら思いっきり全力で直球でやってみようと思っているので。カッコつけてるくせに間違いだらけな唐沢俊一に対抗するなら野暮になってみた方がいいかもしれませんから。

>リンドウさん
自分の考えでは単純に「外国が攻めてこなかったから」なんですけどね>江戸時代三百年
少なくとも「ぜいたく禁止令」ではないだろうと。

リンドウリンドウ 2008/12/17 01:17 >外国が攻めてこなかったから
あ、それなら気にならないですね。
自分は「秘訣」という言葉に引っかかっていたのかもしれません。
というからには自らの意思で行える手段なんだろうな、と。
でも細かい言語感覚にまで突っ込み出したらキリがないか…。

個人投資家個人投資家 2008/12/17 04:02 金額ベースなら食糧自給率70%です。

食糧自給率の計算には問題があって、鶏卵とかはほぼ100%自給だが、鶏の飼料の自給率が掛けられているため9%になっています。

食糧自給率を論じるためには、日本の輸入品目や、流通経路などの知識が必要ですが、唐沢俊一にはそうした経済的知見は見られないようです。

>徳川幕府は三百年続いたが、その秘訣は“国を豊かにし過ぎない”ように目を配っていたからである。ぜいたくをし過ぎると罰せられたのである、あの時代は。

 学校で天明の大飢饉とか習わなかったのかな?

 江戸時代の死亡率は結構高い。
 そして平均寿命も短い。
 現代に生きる我々の平均寿命が80歳であるのは、経済的に豊かになり、社会が医療に投資できるようになったから。

 日本のSF業界の経済知識のなさはどうにかならないか?

リンドウリンドウ 2008/12/17 09:38 おかげさまで「徳川幕府が三百年続いた秘訣」という言葉の違和感が何となくわかりました。

時代の変化や終焉にこそ理由があるんであって、それがなければ当然普通に続くだろうと。>外国が攻めてこなかったから
だから存続に特別な秘訣なんてないし、あったとしてもそれがわかったからどうだっていう話ですね。
重要なのはどういう内容で続いたかで、長く続いたから良かったという単純な話ではないのだから。

最初の突っ込みはちょっと的はずれでしたかね。あぁ恥ずかしい。。。
唐沢が現実から目を背けたくなる気持ちもちょっとわかりましたw

あのー…あのー… 2008/12/17 16:13  毎回愉しく拝見させてもらっています。
 袋叩きにあうのを覚悟していうのですが、「食糧自給率」の問題に関していえば、どう考えても、まず責められるべきは農水省にあるように思うのですが……

SSSS 2008/12/17 17:07 名護さんといい、あのー…さんといい、なんともズレてるヒトが湧いてきますねw

唐沢は「冗談」として書いてないでしょ?
このエントリで問題にしてるのは、「食糧自給率」ではなく、それについて書いてる唐沢の文章のデタラメさ加減についてなんですが……

kensyouhankensyouhan 2008/12/17 18:00 コメントありがとうございます。
>リンドウさん
いや、「秘訣」なんて言葉を使っている唐沢俊一がおかしいんですから気にしないで下さい。

>個人投資家さん
計算の仕方によって食料自給率の数値が違ってくることもわかっているのかどうか怪しいですね。
それから、江戸時代初期は「七公三民」だったのが正徳の治の頃には「三公七民」にまで年貢率が下がっていて、そのおかげで庶民の生活レベルが向上していることもわかっているのかどうか。「ぜいたく禁止令」よりはむしろ税収に注目したほうがいいと思いますけど。

>あのー…さん
どうして農水省が責められるべきなんでしょうか?まず、農水省が食料自給率を上げようとするのは当然のことです。それが仕事なんですから。だから、農水省に問題があるとすれば自給率を上げるためにとっている手法が問題となるはずです。
でも、仮に農水省のやりかたに問題があるとしても、それが唐沢俊一の文章とどのように関係があるのでしょうか?農水省と唐沢の考え方はだいぶ違うと思うのですが。

あのー…あのー… 2008/12/18 12:39 まずはじめに、私は唐沢俊一を支持している者でも、と学会関係者でも、唐沢当人でもないことをお断りしておきます。
 前のコメントでは言葉が足りませんでした。申し訳ありません。私はコメント欄全体を見て、なんだか、農水省の発表する「食糧自給率」を鵜呑みする唐沢がバカだ、という方向にハナシが進んでいるように思えたので、あのコメントを書きました。kensyouhan さん、誤解させてしまって、すみません。今月号の『文藝春秋』で、「食糧自給率」の算出方法について疑問を呈する文章があったと思うのですが、一般人にとって、農水省の発表する「食糧自給率」が、どうも胡散臭いものだ、というのは、やっぱりなかなか気付きにくい。私もそうでした。自分の文章を新聞や雑誌などに発表できる唐沢が「一般人」と同じであるわけがないのですが、またこのネタを出発点に荒唐無稽なことを並べ立てるのは、kensyouhan さんが批判されているとおりの愚行ですが、「食糧自給率」が低い、向上させる妙案はないか、という関心は、これは誰でも持つものです。これを、唐沢的愚昧さのひとつとして数え上げてしまうと、ちょっとうまくないのではないか、と思うのです。
 『唐沢俊一検証blog』は、単なる唐沢俊一批判に留まるものではないと思っています。言ってみれば、「唐沢俊一的なるもの」を葬送している、と勝手に思っているのですが、「唐沢俊一的なるもの」とは、たとえばkensyouhan さんが「1981年の「祭り」/逆襲のショータイム(完結編)。」で余すところなく告発したある欺瞞のかたち、それを恥じない心性とでもいったらいいのか。先日、伊藤剛さんのことを唐沢が中傷した文章を見ましたが、こんな心性と語り口を持つ人間が大新聞の書評委員を務めるとは……あの新聞社にも「唐沢俊一的なるもの」が跋扈しているのでしょうか。
 長くなりました。最後に今一度、配慮のないコメントを送ってしまったことを、お詫びいたします。上のものとこれと、私のコメントに対する批判は甘んじてお受けいたします。

kensyouhankensyouhan 2008/12/20 00:48 コメントありがとうございます。

うーん、唐沢俊一は農水省と関係無しに自給率に関する俗説を信じて言ってるんだと思うんですね。あと、前のコメントでも書きましたが、自給率を上げようとすること自体は間違いじゃないと思います。「日本人が飢えないようにすること」と「自給率を上げること」は必ずしもイコールではありませんが。
>『唐沢俊一検証blog』は、単なる唐沢俊一批判に留まるものではないと思っています。言ってみれば、「唐沢俊一的なるもの」を葬送している
そうですねえ、唐沢俊一以外でも岡田斗司夫氏や「と学会」もまたネタにしようかなあと思ってますし、「オタク史」検証もまたやってみたいですね。
まあ、あまりお気になさらずにこれからもコメントしてください。

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