『世界一受けたい授業』を観た。

　1月10日に日本テレビ系列で放送された『世界一受けたい授業』に唐沢俊一が出演していた。また「雑学で世界一周旅行」という世界各国の珍しいイベントや場所などを紹介するコーナーを担当していた。この「雑学で世界一周旅行」というコーナーの問題点については2008年9月5日の記事で指摘済みだが、今回も唐沢は制作会社が用意したネタを次から次へと読み上げていくだけであった。「裏モノ日記」2008年11月27日より。

そこでＣＤを選び、タクシーで新宿。
らんぶるで『世界一受けたい授業』打ち合わせ。
ネタ出し、また向うで用意してきたネタにこっちで補足雑学を
つける。ひとつ、提案したら、
「あ、その映像ありますか？　使いたいです」
と言われて、言い出したこっちで“ええんかいな”と心配に
なるものあり。

まあ、21個もネタを紹介するのも大変だったとは思うが、他人の用意したネタを読み上げるのって「日本一の雑学王」（番組内での肩書き）としてはどうなんだろう。番組の中で唐沢がネタを補足する以外のフリートークでしゃべっていたのは、
「日本みたいに湿気が多いとベトつくんですけど乾燥しているヨーロッパとか大陸の方に行くとほとんどお風呂っていうのは使わない日が多いですね」
という発言だけだった。唐沢が「裏モノ日記」で紹介していた「韓国のトイレットペーパー」の話はカットされてしまったようだ。
　ちなみに、番組で紹介されていたネタを一応チェックしてみたが、ほとんどが海外の面白いニュースを紹介しているブログやサイトで既に紹介されているネタだった。他局の番組でやっていたネタが１つ、日本テレビ系のニュースで紹介されていたネタも１つあった。…こんな具合にバラエティ番組のネタをチェックしてみるのもなかなか面白い。いや、大変だからやらないけどｗ
　なお、知泉さんがテレビ番組で雑学を扱う難しさについて書いておられるので読んでみてほしい。「雑学で世界一周旅行」が「雑学」じゃなくて「海外の面白いニュース」の紹介になっているのも同じような事情なのだろうか。

世界一受けたい授業使える知識!BEST100 (日テレbooks)

静岡県の雑学「知泉」的しずおか (静新新書)