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唐沢俊一検証blog

2009-03-25

カニバル・ホロコースト!

16:20

 「裏モノ日記」3月18日にこのような記述があった。

それからカニバリズム小説なのに、朝日の規定で“人肉食”という言葉が

使えず悲鳴をあげながら書いた『カニバリストの食卓』

http://book.asahi.com/review/TKY200809020153.html

といったあたりか。『カニバリスト〜』は書評委員の間で

「他紙にも書評が載ったけど、唐沢さんのが一番面白かった」

と言われてホッとしたものである。

 この『カニバリストの告白』の書評については当ブログでも取り上げたが(詳しくは2008年9月3日の記事を参照)、つまり、『カニバリストの告白』が人肉嗜好を扱った小説であったにもかかわらず、唐沢俊一がそれを伏せていたのは朝日新聞の規定のせいだったのである。

…実に理解に苦しむ話である。先の記事の繰り返しになってしまうが、『カニバリストの告白』が人肉嗜好を扱っていることはタイトルに「カニバリスト」とあるのだからすぐにわかってしまうのだ。書評の中で伏せても意味が無い。…というか「人肉食」はダメで「カニバリスト」はOKだという朝日新聞の規定のありかたがよくわからない。規定にひっかかる言葉でも外国語ならいいんだろうか?「人肉食」が本当に問題だと考えているのならそのような馬鹿げた事態になるわけがない。「人肉食」を規制する必要があるのだろうか?

 『カニバリストの告白』は読売新聞でも春日武彦氏が書評で取り上げているが、人肉嗜好を扱った小説であることはちゃんと書いてある(それにしても、唐沢俊一書評の方が春日氏のものより面白かった、とする書評委員のセンスには疑問を持たざるを得ない)。

カニバリストと謳(うた)っているが、主人公である美しく反道徳的な天才シェフは、客に人肉を料理して食べさせることのほうに関心がある。彼は美味この上ない人肉料理を以(もっ)て客たちの心を操ろうとする。支配へ比重が置かれているからこそ、物語には悪魔的なトーンが加わり、どのような寓意(ぐうい)をも付与し得るだけの厚みを持つに至る。

というわけで、読売新聞では「人肉食」は規定に引っ掛かる言葉ではないようなので、どうも朝日新聞独自の規定らしい。それから、いわゆる「パリ人肉事件」について「朝日新聞」1981年6月17日朝刊社会面ではこのように書かれている。

死体の一部を自室の冷蔵庫に残し、少し口にした、とも告白しているという。

「人肉食」についてハッキリと書かれている。さらに、中田修・東京医科歯科大教授はこのようにコメントしている。

カニバリズム(人肉嗜食)というのは日本では非常にまれだが、異常な性欲を満たすために殺害し、激情のあまり―というケースは考えられる。

つまり、1981年の時点では「人肉食」について朝日新聞は規定を設けていなかった、ということになる。近年になって、何らかの事情で新たに規定を設けたということになるのだろう。

 

 しかし、「人肉食」は規制されるべき言葉なのだろうか。残虐な表現を自粛するということなのかも知れない(もしそうなら「殺人」だって残虐だと思うけど)。ただ、先の記事でも書いたが、人肉嗜好というのは昔から多くの芸術作品で取り上げられてきたテーマである。ハンニバル・レクターしかり『スウィーニー・トッド』しかり。『ゆきゆきて、神軍』も『ミノタウロスの皿』も朝日新聞では紹介できないのだろうか?さらに、人肉嗜好は歴史・文化でも多く見受けられることなのだが、それについて取り上げることも許されないのだろうか。朝日新聞では鬼子母神についての説明もNGなんだろうか?『かちかち山』のおじいさんがおばあさんを食べてしまうヴァージョンは当然ダメだろうな。…いや、自分だって『八仙飯店之人肉饅頭』や『オフシーズン』を紙面で取り上げろというつもりは無いが(「ガール・ネクスト・ドア」と聞くとジャック・ケッチャムの方を思い出してブルーになってしまう)、「人肉食」ということ自体を無かったことにしてしまうというのは不健全なことだと思う。「無かったことにしてしまう」という考え方こそが差別を生むのではないだろうか?…あ、「食べてしまいたいほどかわいい」という表現もダメ?

 それにしても、このような規定について唐沢俊一は何も思わなかったのだろうか?「人肉食」はダメで「カニバリスト」はOKというおかしな規定に唯々諾々と従ったとは考えたくはないが。そして、他の書評委員もそんな規定について何も思わなかったのだろうか?「日本著者販促センター」より。

・赤澤 史朗 氏   (立命館大学教授・日本近現代史

・阿刀田 高 氏   (作家)

・天児 慧 氏    (早稲田大学教授・現代アジア論)

・石上 英一 氏   (東京大学教授・日本史

・奥泉 光 氏    (作家、近畿大学教授) 

・香山 リカ 氏   (精神科医、立教大学現代心理学部教授)

・唐沢 俊一 氏   (作家)

・柄谷 行人 氏   (評論家)

・苅部 直 氏    (東京大学教授・日本政治思想史)

・久保 文明 氏   (東京大学教授・アメリカ政治) 

鴻巣 友季子 氏  (翻訳家

・小杉 泰 氏    (京都大学教授・現代イスラーム世界論)

・重松 清 氏    (作家)

瀬名 秀明 氏   (作家、東北大学機械系特任教授)

・橋爪 紳也 氏   (建築史家、大阪府立大学教授) 

・久田 恵 氏    (ノンフィクション作家)

・広井 良典 氏   (千葉大学教授・公共政策)

・松本 仁一 氏   (ジャーナリスト

・南塚 信吾 氏 (法政大学教授・国際関係史)

・耳塚 寛明 氏   (お茶の水女子大学教授・教育社会学

・尾関 章 氏    (本社論説副主幹)

阿刀田高カニバリズムを扱った小説を書いていたはずなんだけどなあ。まあ、日本の知性を代表する人々がこれだけ揃っているのだから、さすがに抗議があったものと信じたいところだ。このような愚劣なルールに疑いを持たずに抗議もせずに、政治やら経済やら平和やらの大きな問題を論じられても困ってしまうよ。

※追記 唐沢俊一は『カニバリストの食卓』と書いているが、正しくはカニバリストの告白』である。半年前に書評した本のタイトルを間違えないように。

※追記2 もしかすると、朝日新聞に「人肉食」という言葉を規制するルールはなく、唐沢俊一がウソをついている、という可能性もある。しかし、もし規制がないとすると、唐沢俊一書評で「人肉食」について触れなかった理由がわからなくなるし、いくら唐沢でも朝日新聞責任転嫁するようなことはしないと思うのだが。…とはいえ、可能性を考慮しておく必要はあると思ったので追記しておく。

※追記3 その後、『朝日新聞』の紙面に「人肉食」という言葉の使用を禁じる規定が無かった可能性が濃厚となった。詳しくは10月27日の記事を参照。

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ブラックウッドブラックウッド 2009/03/25 17:42  毎日楽しみにしていたTBSラジオ「ストリーム!」が打ち切りになり、ホームページも閉鎖になってポッドキャストも全削除になるということで、ここ数日必死こいてダウンロードしているのですが、唐沢俊一さんが出演した回が3回ありました。
 と学会員としては当たり障りのない深さのお話でしたが、あの美声(これは素直にほめています)で無難にこなせる喋りの技術はマスコミの方には重宝するのだろうなあ…と思ってしまいました。
 そういえばラジオパーソナリティという面の顔もかなりお持ちの方でしたよね。
 文字に残らないので検証しにくいですけど、かなり勘違い発言をしているのだろうなあ…とこちらに日参するようになってからは思ってしまいます。

 今回の検証記事ですが…意地悪だなあと(爆。

KOULEEKOULEE 2009/03/25 18:04 しかし唐沢は鬼畜とか言ってるのにおかしな規制に唯々諾々と従ってしまうなんて…らしいと言えばらしいですね(冷笑)
あと朝日はジェフリー・ダーマーみたいなのが日本に現れたらどう報じるか見ものですね。

みたかみたか 2009/03/25 18:26 「規制に従っても書けるボク」=「文章がうまい」とでも思っているんじゃないですかねえ。なんか、苦労したけど書けたよ、ボク文章うまいから、とでも言いたそうな感じで微笑ましいっすね。あはは。
 ページの終わりに必ず句点が来るように書くとか。とりあえずダジャレを入れてみるとか。特定の言葉をつかわないで書くとか。
 そういうのと文章がうまいってのは全然別なんだけどさ。自意識の強い人って、やりたがりますよね。簡単に達成感が得られるから?

唐茄子唐茄子 2009/03/25 22:02 そもそも「人肉食」という表現がダメな書評欄で『カニバリストの食卓』を取り上げる事自体がおかしな話だと思うんですけれど。
たとえば長沢光雄の『AV女優』を取り上げて性行為についての記述はダメみたいな感じ。
だったら最初から書評候補として挙げるんじゃないよ、とか思ってしまいます。

gryphongryphon 2009/03/26 01:56 「これが差別用語なら、英語のときはOKって矛盾じゃない?」というのはかなり一般的な問題で、ひとり朝日新聞や唐沢氏が悪いわけじゃないし、逆手にとってレジスタンスだか憂さ晴らしをするのも、まあ悪くないとは思いますが…
私が思いつくのは「クレイジー」や「ブッチャー」ですね。
手前味噌ながら以前この話題を書いたことがあります。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080724#p2

藤岡真藤岡真 2009/03/26 03:50 >、英語のときはOKって矛盾じゃない?
 しかし、そういう例は身近にありますね。
 日除け;ブラインドは、blindですから“盲目”の意味。
 亜鈴;本来なら唖鈴、つまり、ダンベルです。“鳴らない鈴”dumbbellsのdumbは「口がきけない」という意味ですが、blind同様、日本語では差別用語ということになります。

redstuffredstuff 2009/03/26 04:29 お久しぶりです。
「英語の時はOK」という例で僕が知っているのは
KING CRIMSONの名曲『21st Century Schizoid Man』の邦題ですかね。
以前は『21世紀の精神異常者』だったのが
最近だと『21世紀のスキツォイド・マン』になってます。

tochicatochica 2009/03/26 11:47 唐沢氏の書評で問題なのは、「人肉食」という表現を使わないことより、人肉食を「悪趣味」「おぞましい行為」と端的に言い換えていることにあるような気がします。
寓意を伴う物語の中で人肉食を「悪趣味」「おぞましい行為」と位置づけるかどうかは読者次第なのに、唐沢氏がこれを決めつけた上で、たまにはそういう「悪趣味」な小説を読むのも「心のストレッチ」などというのは書評としてはなんとも底の浅いものに思えます。

表現としては差別的ではないので刺激的ということなのでしょうが、「近親相姦」がOKで「人肉食」がNGというのはどうもわかりにくい。外国語ならという例では『気狂いピエロ』→『ピエロ・ル・フ』がありますね。

yonoyono 2009/03/26 13:24 ここらへんは媒体の力関係なんでしょうね(なんだかんだで天下の朝日新聞ですから)

言葉狩りについてはと学会の本でも扱っていた(本が手元にないので詳しく書けない(>_<))のですが、論旨としては今回の検証記事と同じようなお話だった覚えがあります(ついでに、書いたのは長文でお馴染み山本先生)

唐沢さんは自分が関わる本すら見てない可能性が…

これはウソでしょうこれはウソでしょう 2009/03/26 14:56 そしたら「ひかりごけ」など食人を扱った文学作品はどうなるのでしょう。
過去の朝日新聞を探せば必ず「ひかりごけ」に関する記事が山ほどあるはずです。

SSSS 2009/03/26 18:45 朝日新聞は時代と共に主張をがらっと変える自称日本一のクオリティペーパー(笑)ですからね。
http://blogs.yahoo.co.jp/inosisi650/27989497.html

「ひかりごけ」の出版時と今現在とでは禁止用語の定義が違うことは十分にあり得るので、いくら唐沢が常日頃息を吐くように嘘を吐くとはいっても、この「人肉食」の件についてはウソとは断定できないように思います。

foxhangerfoxhanger 2009/03/26 21:42 失礼します。

「『すべてのクレタ人はうそつきだ』とクレタ人がいった」というパラドックスを思い浮かべたのは、わたしだけでしょうか?

個人投資家個人投資家 2009/03/27 05:54 藤岡真氏のサイトで
『ラジオライフ5月号』の「盗み・サギの手口を全部バラす」特集向けに書き下ろされた唐沢俊一の記事が批評されていますが、いや、いつも通り唐沢氏の原稿はひどいものです。
http://www.fujiokashin.com/criticism.html

 「世界を変えたサギ的名著」で、『ナチ「ガス室」はなかった』というヨタ記事をのせて廃刊になった「MARCOPOLO」と「東宝見聞録」を取り上げるなんて、竜頭蛇尾もいいとこです。

 「盗み・サギの手口を全部バラす」特集とまったく関係ない。

 ナチスをだまくらかしたファン・メーヘレンや世界中の美術館を騙したトム・キーティングのほうが、よほど詐欺の手口としては面白いのに、なぜ「MARCOPOLO」と「東宝見聞録」?
 
 日本だけでも、最近では旧石器日捏造事件があるし、国宝に指定した文部省の技官の首を飛ばしてしまった「永仁の壺事件」など幾らでもある。
 「永仁の壺事件」なんて、窯跡まででっちあげたのだから、念が入っている。

 なぜ、面白いネタをスルーして、つまらないネタを拾うのかな?
 
 それとも贋作を扱うのは、自分自身の所業を思い出して後ろめたいから避けた?

これはこれは 2009/03/27 05:59  この日記は、町山智浩氏の批判に対する言い訳ではないかと思います。唐沢氏の書評が載った時に町山さんが厳しい口調で「人肉食についての本であることを明らかにしていない!」と批判していました。それを意識して、朝日の規定で使えなかったんだもん、と言っているのではないか、という気がします。
 しっかしそういう規定が本当にあるのか誰にも確認しようがありませんねえ。唐沢氏はまだ書評委員を続けるんでしたっけ? 評判いいんなら続けるんでしょうねえ。

kokada_jnetkokada_jnet 2009/03/27 09:40 同じ日の唐沢日記の
>この二年で記憶に残るのは、一旦放出したものを、編集長(前)に直訴して取り上げ、500字書評では奇跡的な内容量、と編集のKくんに言われたブラックバーン『刈りたての干草の香り』
という文もヒドイですね。
「放出」というのを「原稿が没」の意味で使っているのでしょうが、「放出」にはそんな意味ありませんものね。それとも「ほうりだした」と読ませたいのでしょうか? いずれにしてもおかしな文です。
書評自体も、唐沢が自賛するほどの内容では全然ないですね。私はブラックバーンの本は未読ですが、ネット上での書評を見る限り、この作家が70年代に邦訳された当時あまり受け入れなかったのは「そのジャンルミックスの作風が早すぎた」ためのようなのですが・・。唐沢の書評はそのことにまったく触れていません。相変わらず、その本の魅力の「キモ」を具体的に紹介しない、抽象的なダメ書評になっています。

kensyouhankensyouhan 2009/03/27 13:20 コメントありがとうございます。

>ブラックウッドさん
ラジオみたいに後々検証されにくいメディアなら持ち味を生かせるかもしれません。ただ、ラジオのパーソナリティーをやるのは大変だと思いますけど。

>KOULEEさん
「朝日新聞」やNHKではおとなしくなってしまうのはどうなんでしょう。

>みたかさん
「規制がある」と言われて従うかどうかは自由ですけど、『社会派くんがゆく!』での威勢のよさを考えると首を捻りたくなってしまいます。

>唐茄子さん
規定に引っ掛かる本でも取り上げるのは書評する本まで規制しているわけではないということなのか、規定の運用が十分でないのか。
『AV女優』は名作ですね。永沢光雄さんの本だと『強くて淋しい男たち』もよかった。タイトルからして素晴らしい。平仲明信を取り上げてくれたのはうれしかったなあ。永沢さんが亡くなったのはつくづく残念です。

>gryphonさん
>ひとり朝日新聞や唐沢氏が悪いわけじゃない
それはそうですけど、問題を見つけたのなら指摘しないわけにはいかないわけで。
>レジスタンス
TMネットワークファンとして「目をそらさず追いかけてるか?」と自分に問いかけています。
>憂さ晴らし
このブログは憂さ晴らしの手段としてはあまりいいとは言えません。新しい記事を書くたびに自分の未熟さがバレてしまわないか心配なので。多くの人々に対して意見を発表することについて未だに怖さを感じている部分もあります。たしかに、記事を書くことで憂さは晴れますが、同時に新しい憂さも生じていく、それのくりかえしです。

>藤岡さん
昔、呉智英が差別用語を規制しているマスコミが「レームダック」という言葉を平気で使うのはおかしいと書いてました。日本語だと「跛行的」ですから(やっぱり変換できない)。
ただ、自分は不適切な言葉は外国語でも規制しろ、と言いたいわけではないんですけどね。『カニバリストの告白』を書評するのに「人肉食」を規制する、というありかたがおかしいのであって。

>redstuffさん
そういえば「スキゾ」とか「パラノ」とか最近ではあまり聞かないような。

>tochicaさん
差別用語として規制したのではないでしょうね。「強姦」を「乱暴」「いたずら」と言い換えるのと同じものかと。

>yonoさん
今回記事を書くにあたって「言葉狩り」という表現は使わないようにしました。マスコミが用語の使い方を規定すること自体は有り得ることだし、わずかながら唐沢俊一がウソをついている可能性もありますから。

>これはウソでしょうさん
>SSさん
一応唐沢俊一がウソをついている可能性があることを追記しておきました。
「パリ人肉事件」のときは規制がなかったことは記事でも書きましたが、それ以降はどうなんでしょうね。「人肉食」をテーマにした作品でも「人肉食」を回避して説明することは可能でしょうけど、『ひかりごけ』でそれができるのかどうか。「朝日新聞」をチェックしておくことにします。

>foxhangerさん
唐沢俊一の言葉をどこまで信じればいいのか考えてしまうことはよくあります。

>個人投資家さん
今回の『トンデモ事件簿』については当ブログでも後日取り上げる予定です。
『トンデモ事件簿』の最大の問題点は、本の中身を紹介してそれで一丁あがりとしていることが多いことですね。それじゃあ「事件簿」じゃないだろうという。

>これはさん
町山さんの日記を意識した可能性はありますね。「LA」の時のように。町山さんに言いわけするために朝日に罪をかぶせるのか?と思いますけど。

>kokada_jnet さん
毎回毎回抽象的なんですよね>唐沢の書評
だから、本を読んでないんじゃないか?と疑いたくなってしまうのであって。

KoichiYasuokaKoichiYasuoka 2009/03/30 21:15 2008年12月11日朝日新聞朝刊の文化面(東京版だとp.36)に、飴村行の『粘膜人間』に関する記事があるんですけど、この記事の中に「人肉食」出てきますよ。3ヶ月ほどで「規定」が変わったんでしょうかね。

kensyouhankensyouhan 2009/03/31 08:23 コメントありがとうございます。

情報ありがとうございます。自分も現物にあたってみます。
…えーと、そうなると事態が斜め上の方向に行ってしまったような。
規定があったから「人肉食」を伏せた、というのが一番合理的な説明だったんですけど、そもそも規定がなかったとしたらどうして伏せたのかわからなくなるし、唐沢が規定がないのに「あった」と書いているとしたらどうしてそんなことをしたのか。あらためて記事にしてみます。

日常非日常日常非日常 2009/04/01 07:03 これですね。
朝日新聞2008年12月11日36ページ「ホラー小説 いよいよ文学的実験の適地に」より
「最終選考にかける作品を選ぶ委員の一人によると、最近の応募作は『近親相姦、人肉食、拷問・・・・・・。大半に残虐な場面があり、それは作品の前提に過ぎなくなっている。タブーがなく、何でも表現してしまう』のだとか。」

他にこんな「人肉食」使用例もあります

朝日新聞2004年5月9日12ページ「吉田豪さん(ライター)のコミック教養講座」より
「かつて人肉食描写で掲載誌の回収騒動を起こしたのは伊達じゃない・・・・・・と言いたいところだが、これは枕営業なんかが横行する汚い世界を舞台とした“ほのぼのサクセスストーリー”なので、あくまでも読後感だけはいいのであった。」

朝日新聞2006年8月28日夕刊1ページ「ニッポン人・脈・記 戦争 未完の裁き?」より
「『日本軍の人肉食も、米国やオーストラリアの遺族にとって衝撃が強すぎると取り上げなかった。』」

人肉食という言葉は朝日新聞の読書欄どころか一面にも出ている言葉です。
kensyouhanさんのご利用になる公共図書館・大学図書館で朝日新聞社の「聞蔵?ビジュアル」というオンラインデータベースが使用可能でしたら一度「人肉食」というキーワードで朝日新聞の記事を検索してみるとよろしいかと思います。
それでは。

kensyouhankensyouhan 2009/04/04 01:00 コメントありがとうございます。

あー…、こうなると規定はなかった可能性が高いですね。
一応行きつけの図書館でも「聞蔵」は使えるようなので、次に行った時に試してみます。

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