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唐沢俊一検証blog

2009-04-09

ピッ、ピッ、ピッ、ピッ(例のアレ)。

04:50

 結局ペースを落とせないのであった。


 『パチスロ必勝ガイドNEO』2008年12月号に掲載された『エンサイスロペディア』第19回で唐沢俊一は『24-TWENTY FOUR-』について取り上げている。

…無茶だ。書けるわけがないじゃん。これはネタを振るほうが悪い。…いや、逆にそこを楽しむってのもアリかも知れないなあ。どう考えても唐沢俊一が知らないネタをあえて振ってみて、どのようにごまかすかを楽しむという。

「唐沢先生、今回は『アマガミ』について取り上げていただけないでしょうか?オタクの第一人者である先生なら当然御存知ですよね?」

とか言って。俺が編集者ならやってたかも。というわけで、今回は唐沢俊一珠玉のごまかし芸をたっぷりとお楽しみください。

 パチスロの魅力というのは何か、と言えば、先行きが見えないところだろう。当然で、毎回、今日は必ず勝つ、あるいは必ず負ける、などとわかっていては、面白みも半減する。勝つか負けるか、出がいいかどうか、大当たりになるかどうかは、テクで左右されるとはいえ、神様にしかその結果がわからない。ドラマというものも、先行きが見えてしまっては面白くない。見ている方をしてアッ!と声をあげさせるような展開があって初めて面白い。

 いや、そんなわかりきったことを言われても。字数稼ぎ以外の何物でもない。っていうか「当然で」のあたりは文章もおかしい。

 しかし、そういう先行きの見えないドラマ展開は、見るものに不安も与える。たとえどんなに中盤はハラハラドキドキしようとも、最後には必ず主人公は敵を倒して勝利し、ヒロインと結ばれ、ハッピーエンドになる……という安心感が、これまでのドラマには求められていた。『007』シリーズなどはまさにそうだろう。ところが、その状況に大きな変化が生れてきたのが(原文ママ)、あの911同時多発テロである。リアルにあのような大規模な事件を体験したアメリカの国民たちはもはや、ハッピーエンド予定調和の中に組み込まれるようなドラマにリアリティを感じることができなくなってしまったのである。

 『007』でも『女王陛下007』はハッピーエンドじゃないけどなあ。イアン・フレミングの原作だと『007は二度死ぬ』のラストで行方不明になったジェームス・ボンドは洗脳されてしまうし。「ハッピーエンド」うんぬんにしてもアメリカン・ニューシネマはどうなるんだという感じだ。それに「9・11」以降も「ハッピーエンド予定調和の中に組み込まれるようなドラマ」を描いた映画はアメリカでも相変わらずヒットしているのだが(もちろん「9・11」の影響下で作られた作品もヒットしているが)。

 『24-TWENTY FOUR-』(トゥエンティーフォー)は、まさにそのような時期に製作され、そのような時代の欲求に合わせた“先行きの見えない”ドラマ作りで人気を博したドラマである。初放映は、あの911テロが起った2001年9月から、わずか3ヶ月後の11月。主人公のジャック・バウアーの職業はアメリカテロ対策ユニットCTUの捜査員である。……ここらがアメリカという国の凄いところだと思うのだが、あれだけ国家の根幹をゆるがす事件が起ったあとで、すぐにそれを取り込んだドラマを作ってしまう。

…さて、この文章にはおかしなところがいくつかある。まず、TVドラマは2ヶ月ではとても作れない、ということだ。実際、『24-TWENTY FOUR-』のプロデューサーであるジョエル・サーナウ(Joel Surnow)が『24-TWENTY FOUR-』のアイディアを思いついたのは2000年の初夏のことである。サーナウによれば「9・11」を意識して番組を作るようになったのはシーズン2以降だというが、シーズン1は大統領候補暗殺をめぐる攻防を描いているから「9・11」の影響は考えにくいんじゃないかと。それから基本的なミスだが、『24-TWENTY FOUR-』の放映開始は「9・11」の2ヶ月後の11月である。編集者もちゃんとチェックしてほしい。

しかも、取り込んだだけではなく、大いなる予言まで行っている。この作品の第一シリーズは、アメリカ初の黒人大統領候補の暗殺計画を阻止できるか、が大きな鍵になっているでのある。現在、民主党大統領候補に黒人のバラク・オバマ氏が立っているが(引用者註 このコラムが雑誌に掲載されたのは2008年10月下旬)、その7年も前にである。

 この回のテーマである『24-TWENTY FOUR-』は今や誰もが知っている大ヒット作品である。したがって、唐沢俊一の立場から考えるとコラムで取り上げるときには独特の切り口から書く必要があって、多少マニアックなネタを書くことが許されるむしろおいしいテーマだったと思う。『24-TWENTY FOUR-』のパーマー大統領オバマ大統領の誕生を予言していたというのはいいとしても、以前にも映画やドラマで黒人大統領が描かれていたことに触れたほうがいいだろう。わかりやすいのは『ディープ・インパクト』のモーガン・フリーマン、あとだいぶ昔の映画だと『ザ・マン/大統領の椅子』というのもある。この映画ではジェームス・アール・ジョーンズが大統領になる。…ダース・ベイダー中の人大統領になるのはちょっと凄いな(実際にダース・ベイダーの中に入っているのはデビッド・プラウズ)。ちなみにこの映画は、他にマーティン・バルサム、バージェス・メレディスが出演していて、監督・ジョセフ・サージェント、脚本・ロッド・サーリングという結構凄いスタッフなので、「裏モノ日記」で俳優のトリビアを書きまくっている唐沢俊一ならいくらでも語りようがあったと思うのだが。バージェス・メレディスは一般的には『ロッキー』のミッキーだけど、TV版『バットマン』のペンギンもやってるし。

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デンゼル・ワシントンもそのうちやりそうだなあ。


 とにかく、このドラマはドラマの中の物語が現実と同じ時間で進行する。一回の放送時間は1時間(CMが入るので、実際にはやや短いが)で、1シーズンは24話で完結。つまり、通してみれば1シーズンは24時間なわけで、これがタイトルの由来になっている。そして、物語はいくつもの筋が枝分かれし、それらが同時にからみあいながら進行していく。

 これも何を今更、という話である。ここにトリビアを付け加えるとしたら、「ドラマの中の物語が現実と同じ時間で進行する」作品が他にもあるということだろうか。『真昼の決闘』、ヒッチコックの『ロープ』、ジョニー・デップ主演の『ニック・オブ・タイム』…おっと、ウィキペディアの丸写しと思われるのも嫌だからw、もうひとつロバート・ワイズの『罠』も挙げておこう。

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パルプ・フィクション』の元ネタ(ブルース・ウィリスのパート)なんじゃないか?と観たときに思ったけど。


 それまで、テレビドラマというのは、家事をしながらの“ながら見”で粗筋が理解できるような、ゆるいドラマがヒットする、と言われてきた。確かに日本のホームドラマなどには、そういうものが多い。アメリカでも基本はそうだった。

 ところがこの『24』は、腰を据えてじっくりと見ないことには話がどう進んでいくのか、さっぱりわからない。主人公の家族ですら、あっさりと命を奪われ、また腹心の部下が敵に内通していることがわかったりする。いや、人気が出て、シーズンが進んでいくにつれ、主人公自体がヘロイン中毒になったり、日雇い労働者にまで落ちぶれたり、まったく普通のドラマの常識から外れた、先がどうなるかわからないストーリィ展開を見せるのである。アメリカのドラマはあきらかに進化し、形を変えている。それを証明したのがこの『24』だ。

 「最近のドラマは話が早くてついていけんのう」って言ってるおじいちゃんみたいだ。…いや、唐沢俊一は『ER緊急救命室』とか見てないのかなあ?あれだって展開が早いうえに複数のエピソードが同時に進行していくからじっくり見なきゃいけなかったんだけど。アメリカのドラマに対する認識が10年くらい遅れているような。下手したらうちの家族よりアメリカのドラマにうといかも知れない。実家では『クリミナル・マインド』とか『CSIマイアミ』(ホレイショさんがカッコいい)を毎週見てるもんなあ。『刑事コロンボ』もいいけど、たまには最近のドラマも観た方がいいよ。

 さて、逆に言えばこのドラマ、パチスロの台として、これほど格好なネタはないだろうと思わせる。海外ドラマを元にしたパチスロ台はそんなにないが、このドラマはまさにパチスロになるために生れたと言って過言でないだろう。ジャックや大統領の決断が自分、いや国の運命を決めるというような演出のシーンがとりいれられ、またミドルボーナス後に突入するチャンスゾーンが24ゲームの間、RTの高確率になるなど、ドラマと密接に関係させている演出は、作り手がよほどこのドラマにハマっているな、と、ファンをニヤリとさせるだろう。

…結局、パチスロも『24-TWENTY FOUR-』もハラハラするよね!」という話しかしてないな。まあ、観ていないドラマの紹介をしなくちゃいけないのは大変だったろうけど。…テーマになった作品を知りもしないで書いていることに驚かなくなってしまったのが哀しいなあ。ジャック・バウアーの写真についたキャプションもどうかと思う。

レッドカーペット』などのお笑い番組でモノマネが人気ギャグとして定着するほど、日本でも人気となった。こういうのは刑事コロンボ以来の快挙。

 ジャック・バウアーのモノマネといえば、どきどきキャンプ岸学だけど、それよりなだぎ武ディラン・マッケイのモノマネの方が早くないか?あと、唐沢俊一は吹き替えにも詳しいらしいけど、ジャック・バウアー声優を担当している小山力也について触れていないのもどうなんだろう。ジョージ・クルーニーのフィックスなのは有名だし、特撮ファンには『仮面ライダーBLACKRX』の霞のジョー、アニメファンには「うたわれるものらじお」でのモテモテぶりが有名である(『うたわれるもの』はゲームもアニメもかなり面白いけど)。マカビンビン。…もしかすると、唐沢は洋画の吹き替えについても、最近の声優には詳しくないのかなあ?山寺宏一すら危ないかもしれない。まあ、吹き替えのことはとり・みきにまかせておいたほうがいいのかも。


唐沢俊一自分の力を実際よりも大きなものに見せるテクニックには長けていたのだと思う。そのテクニックについては後の記事で説明するつもりだが、特定の作品について突っ込んだ批評をしなかったのもそのせいなのかもしれない。批評を見ればどの程度の知識があるのか、どの程度愛情があるのか一発で分かってしまうのだ。みなさんも新聞や雑誌の批評を読んで「あー、この人わかってないな」「本当は好きじゃないんだな」と感じたことがあるだろう。新聞や雑誌の記者ならしょうがなく書くこともあるだろうけど、オタクの第一人者だと思われている人がそういうコラムを書くのはどうかと思う。今回取り上げた『24-TWENTY FOUR-』のコラムなんか典型的な「よくわかってない人が書いたコラム」だと思うし、記事の中で書いたようにいくらでもネタをふくらませられるじゃん!と思うのだが。ま、今回のコラムのおかげで唐沢が「最近の海外ドラマ・吹き替え」に詳しくないことはわかってしまったのだが(「昔の海外ドラマ・吹き替え」だって詳しいかどうか)。あとどれくらい手持ちのカードが残っているんだろう。

※追記 藤岡真さん、einさんのご指摘に基づき追記しておきました。

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唐茄子唐茄子 2009/04/10 09:34 海外ドラマも日本のドラマも見ていないでしょうね。古い映画のDVDをヨッパライながら見るだけで。
『24-TWENTY FOUR-』を模した物では2005年のフジテレビ25時間テレビ内で放送された「THE WAVE!」という実験ドラマもありました。こっちは本当に25時間テレビの中で、テレビ局が占拠され…というドラマが実際の時間経過に合わせて進行していくと言う物。
じっくり腰を据えないとどうなるか解らない、として書かれている物だったら日本では1991年放送の吉田栄作が主演した「もう誰も愛さない」が唐沢が挙げた事例そのままのドラマでしたね。
本当に唐沢のドロナワ式文章には毎回ガッカリさせられます。
アニメにしてもドラマにしても、興味無い人が読んでも興味を抱かないし、興味ある人にとっては今さらだったり逆に薄すぎたり。唐沢が字数稼ぎをしている以前に、雑誌としてはページ埋め以外の目的はないんじゃないかと。

774774 2009/04/10 10:29 刑事コロンボも007シリーズもクライマックスはよく見てないとわかんなくなっちゃいますよ。
唐沢氏は思い入れがるのか、よく引き合いに出しますが引用がなにか変なんですよね。
唐沢氏は昨年の週刊新潮で以前、声優業界に詳しい人として若手のホープとして堀江由衣を持ち上げてたんですが
年は若くとも十年以上のキャリアがあるベテランであることに触れてないんです。
http://sylphys.ddo.jp/upld2nd/manani2/src/1238853327815.jpg
新潮社の人がつけたにせよ、この見出しじゃまるで新人みたいです。
堀江由衣を語るのなら田村ゆかりとユニットを組んでいたとか、やはり声優ユニットで神田朱未・浅野真澄
・たかはし智秋・木村まどからと組んだAice5に触れないというのも不自然です。恐らく興味が無いんじゃないのかな?
他にも林原めぐみ・三石琴乃・椎名へきるらの名を上げてるんですがアイドル声優御三家という聞き慣れない呼称をしていたり、声優ブームは70年代の宇宙戦艦ヤマトからであるという、これもあまり聞いたことがない発言をしています。異論もあるでしょうが、60年代の洋画吹替えで野沢那智さんは追っかけがいたそうですし、もっと翻ればラジオドラマに出ていた頃の名古屋章さんや戦前〜戦中の満放アナ時代の森繁久彌もアイドルと言えなくもないのですが。
どうも、唐沢氏は声優ファンじゃなくてオールド洋画の日本語吹替えファンのようですね。

dsds 2009/04/10 11:12 初めてコメントさせて頂きます。
フリーでスロ雑誌の編集/ライティングしてるんですけど、
スロ雑誌のコラムって「スロ打ってる人間」じゃないと書けないと思うんですよね。
パチンコもそうですけど、パチスロ好きのツボに刺さるのは、
機種のタイアップ元コンテンツってあまり関係がないのです。
元ネタのファンでもスロ機種として完成度が高くないとクソ台判定が下るし、
その完成度の判断基準はパチスロ特有の出目(リール停止型)だったり
ボーナスの期待感演出だったり。
この辺りの魅力は、パチスロをやらない人間に伝えるのはもちろん、
スロ打ちでもその機種を打ってないと伝わらないことすらあります。
唐沢氏がパチ/スロのファンであるという話は聞いたことないので、
元ネタの解説程度しかすることができず(それも適当)、よってパチスロファンの
読者にはなーんにも刺さらない、誰も喜ばない無用のコラムになる。
もうこれは必勝ガイド側の人選ミスとしか言いようがないかと。

ちなみに24の評価は… もう設置されていないという事実でお察し下さい。
ディフォルメされたキャラがキモい、という評価は山ほど聞きましたが。

藤岡真藤岡真 2009/04/10 13:48 ダース・ベイダーの中の人はデビッド・プラウズです。ジェームス・アール・ジョーンズは声の出演。ジェームス・アール・ジョーンズは『エクソシスト2』のアフリカの呪術師とか、『コナン・ザ・グレート』の蛇の化身の悪玉とか化け物の役も多いですが。

einein 2009/04/10 13:59 ああ、確認検索している隙に藤岡さんに先を越されました。
そうです、中の人はデヴィッド・プラウズですね。
ジェームス・アール・ジョーンズは声の人。
そんでもって私にとってのジェームス・アール・ジョーンズは
「星の王子ニューヨークへ行く」の国王役、そして「フィールド・オブ・ドリームス」の
隠遁作家テレンス・マン(サリンジャーがモデル)役です。
化け物から王様まで、非常に幅広い演技力と体躯を持つ人ですね。

kensyouhankensyouhan 2009/04/10 14:25 コメントありがとうございます。

>唐茄子さん
「ながら見」できないドラマは日本にもありますし、アメリカでも「ながら見」できるドラマは今でもあるんじゃないかと思いますけど。

>774さん
今回と同じで聞くほうが悪いって感じですけどね>堀江由衣
「トンデモない一行知識の世界」さんで取り上げてないんだったら、うちのブログで書いておきましょうかね。

>dsさん
「パチスロ必勝ガイドNEO」はコラムに力を入れているようで、唐沢以外にも泉麻人、掟ポルシェ、フットボールアワー・後藤輝基などパチスロに関係ないコラム連載が多いんですね。雑誌の方針としてはそれもアリなのかな?と思いますが、ただ、他のコラムはちゃんとしているんですけど、唐沢のコラムは飛びぬけて質が悪いというか…。
あと『パチスロ必勝ガイドNEO』は本屋で見つけるのがすごく大変です。本当にどこにも置いてないんだ。

>藤岡さん
>einさん
ああ、これは自分の説明不足でした。「中の人」というのは声優のつもりで使いました。
ふだん使い慣れているので同じ調子で使ってしまいました。ある種のスラングとして定着している言葉なのですが(ウィキペディアにも載っている)、確かにダース・ベイダーの場合は「実際に中に入っている人」と間違えられるおそれがあるので追記しておきました。

dsds 2009/04/10 17:15 レスありがとうございます。
必勝ガイドは昔から、コラムなどの読み物系企画に力を入れる傾向がありますね。
自分もガイド本誌の名物企画の数々は楽しみにしていました。
が、パチスロの攻略誌を読む層って基本的にコラムとか読み物企画を「求めていない」
という問題もありまして。必要なのは解析情報とかな訳で。

neoが探しにくいというのは、実際問題売れていないため、刷り部数自体が絞られているからです。
コラムが多すぎて、ホントに必要な攻略情報は少ないんですよあの雑誌…。
パチスロ誌全般的に売れ行きが落ちているという業界事情もあるんですが、
それにしてもneoはそろそろ…というのが自分と周囲の感想です。
なんか唐沢氏じゃなくneo批判のようになっちゃいました、失礼。

みたかみたか 2009/04/10 20:55 「ライオン丸G」のイベントで唐沢さんが話をした時には、番組を観ていないというよりも、分析力がない、という感じでしたね。
 もっとも、観ていないということは不可能な状況、つまりDVDを上映しながらコメントしていくという形式のイベントだったのですが、唐沢さんは画面に映っている事を、ただ驚いただとかすごいとか言うだけなのです。誰が観てもわかることを滑舌悪くしゃべる。話が、画面にあるもの以外には広がらない。
 唐沢さんが帰ったあと、代わってドラマの後半数回分に出た若手の役者さんが登場したのですが。その彼や主役の波岡一喜さんの方は、「ライオン丸G」と他のドラマとの比較や、役者さんの話、映画の話、特撮やアニメーションなどのオタク的な話と、とても広がりのある話をされていて面白かったんです。
 あまりの話力の差に、唖然としました。

ブラックウッドブラックウッド 2009/04/11 08:54  大好きな「24-Twenty Four-」の話題ということで書き込ませていただきます。
 「24-Twenty Four-」なんてファン同士の語り合いが単行本で出版され、そこでは「登場人物が使っているOSで犯人当てが出来る(Winが悪役で、Macが善玉)」なんて俗説で盛り上がれるほどディープなところまで到達している熱狂的なファンが多い作品ですので、申し訳ないですけど唐沢さんでは明らかに不適格ですよね。
 分析が浅いのは(若干ネタバレになりますが)、最初の作品の犯人の動機は「黒人大統領誕生の阻止」“ではない”ことを覚えていないことですよ。
 その後大統領になりますが、ここでも若干のバイアスが掛かっていて、黒人大統領のデビッド・パーマーはそれこそ「ありえない」ほどの高潔な人格者として描かれます。その後登場する白人大統領はロクなもんじゃない描写なのでその差が際立つ際立つ。

 大体「24-Twenty Four-」って余りにも無茶な展開が多くて、多くの視聴者が「ツッコミ」を入れながら鑑賞するんですよね(^^。
 「キムまたさらわれてるよ!」「ジャック無茶しすぎ!」とか。
 あのお笑い芸人のモノマネも明らかにそういう「鑑賞文化」の延長線上にあるもので、出来たらそういう分析とかしてもらえばうるさがたの揃っている「24-Twenty Four-」ファンも読んでニヤニヤしながら納得するエッセイになったでしょうに。

 他にも黒人大統領が誕生するというリベラルが喜びそうな展開をゴリゴリの保守偏向報道で名を馳せるFOXテレビネットワークで放送されているというねじれとか、幾らでも書くことはあるのに…残念です。
 長文失礼しました。

kokada_jnetkokada_jnet 2009/04/11 15:12 白夜書房の雑誌って、伝統的に「本来の目的とは無関係のコラムや漫画」を入れる傾向がありますよね。末井昭が編集のエロ本なんて、エロと関係ないコラムや漫画が満載だったワケで。
あえて唐沢を起用するのなら、まったくパチスロと無関係の自由な題材のコラムを書かせるほうが、まだ、読者にとってサービスになるように気がします。

kensyouhankensyouhan 2009/04/11 23:16 コメントありがとうございます。

>dsさん
自分も専門に徹するよりは多少他のジャンルが混じった雑誌の方が好きなので、「NEO」の方針は嫌いではありません。ただ、質にはこだわって欲しいですけど。
パチスロの雑誌はコンビニでよく見かけて「Rioかわいいなあ」とか思ってたので、「NEO」もすぐ手に入ると思ってたんですけど全然見つからなくて困ってしまいました。大きい本屋にも無かったので、「エロ本がメインの本屋なら」と思いついてやっと見つかったんですけど。雑誌を見つけるのにこんなに苦労した覚えはないですね。最初から通販使っておけって話ですが。

>みたかさん
東大の講義ではそこそこ話せてましたけどね。『ライオン丸』なら旧作との関係を語ることを期待されていたんでしょうけど、それもできていなかったんですか。「唐沢俊一は話が上手い」っていう説は一体どこから出てたのか。「オタク評論家」の中では、ということなのか。
>波岡一喜
個人的には『ジャスティライザー』のデモンナイトですね。『仮面ライダー電王』のかなり前半でも出てましたけど。

>ブラックウッドさん
本当に好きな人から見たら噴飯ものでしょうね。
>多くの視聴者が「ツッコミ」を入れながら鑑賞するんですよね
それこそがドラマの新しい見方なんでしょうね。「実況」しながら見るという。分析もできないんだなあ。

>kokada_jnetさん
『フィギュア王』でも『ラジオライフ』でも雑誌と関係ない話ばっかり書いてますからね。あれは編集者から何も言われないんだろうか。

個人投資家個人投資家 2009/04/11 23:28 >テレビドラマというのは、家事をしながらの“ながら見”で粗筋が理解できるような、ゆるいドラマがヒットする、と言われてきた。確かに日本のホームドラマなどには、そういうものが多い。アメリカでも基本はそうだった。

 そういうのは「ソープオペラ」と言って主婦層向けにお昼に放送するTVドラマのことで、ゴールデンタイムや深夜に放送する「24」や「X-Files」や「CSI]や「ボーンズ」や「HOUSE」や「デクスタ−」とはそもそもドラマのジャンルが違います.

個人投資家個人投資家 2009/04/11 23:30 >テレビドラマというのは、家事をしながらの“ながら見”で粗筋が理解できるような、ゆるいドラマがヒットする、と言われてきた。確かに日本のホームドラマなどには、そういうものが多い。アメリカでも基本はそうだった。

 そういうのは「ソープオペラ」と言って主婦層向けにお昼に放送するTVドラマのことで、ゴールデンタイムや深夜に放送する「24」や「X-Files」や「CSI]や「ボーンズ」や「HOUSE」や「デクスタ−」とはそもそもドラマのジャンルが違います.

唐沢俊一は「ソプラノズ」も見てないだろうなあ。
裏モノ作家なら「デクスター」ぐらい見ろよと思う。

デュードデュード 2009/04/13 00:56 初めまして,デュードと申します。
いつも唐沢俊一brog楽しみにしてます。

多分,唐沢俊一は『Dr・フー』や『名探偵モンク』も見てないんじゃないかと思います。

洋画吹き替え声優で有名どころは森川智之や山路和弘や東地宏樹も知らないんじゃないかと思います

kensyouhankensyouhan 2009/04/14 18:06 コメントありがとうございます。

>個人投資家さん
妙に決め付けるから知識の浅さ・認識の狭さがわかっちゃうんですよ。『デクスター』は猟奇殺人にうるさい人なら見ておいたほうがいいでしょうね。

>デュードさん
森川さんは先週の『金曜ロードショー』の『宇宙戦争』でトム・クルーズの吹き替えをやってましたね。