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唐沢俊一検証blog

2009-05-01

近頃の若い者は・その1。

21:26

 岡田斗司夫唐沢俊一眠田直オタクアミーゴスの逆襲』(楽工社)が発売された。

 当ブログの検証対象である唐沢俊一が相変わらず

われわれには『宇宙戦艦ヤマト』という低視聴率で打ち切られたアニメを、アニメブームにまで押し上げた実績があるんですから(笑)

とP.21で言ってたり(唐沢と『ヤマト』については2008年10月28日の記事を参照)、案の定山本寛監督のことを知らなかったりする(P.29)のが面白いが(つまり涼宮ハルヒの憂鬱』も『らき☆すた』も知らないってことだ)、今回は単行本語り下ろしの「オタアミ鼎談」を取り上げてみようと思う。ここでの3人組の若者への批判が物凄いのだ。特に岡田斗司夫

岡田 僕がこの1年ぐらいで大きく感じたのは、初めてオタクの人と話が合わなくなってきたということ。今までもあったような世代の問題じゃなくて、オタク同士も話が通じてない。もういわゆるバベルの塔問題で、神がみんなの言葉をバラバラにした状態で。本当にお互いが何を言っているのかみんなわからない。

…えーと、「オタク同士」ということは、岡田斗司夫個人の問題じゃなくて、オタク全体で「話が合わなくなってきた」ってこと?…いや、自分はまったくもってそんなことは感じないけどなあ。当ブログでもオタク関係のコメントのやりとりをよくしているし。なんで「みんな」になるんだ?岡田斗司夫には「岡田個人の問題にすぎないことをオタク全体の問題にすりかえる」悪癖があるけど、今回もそれなんじゃないか?まあ、岡田は

ところが今の若いオタクのお兄さんお姉さんたちは、話が噛み合わないこと自体に気がつかないんだよね。

と言っているので、「本人たちはコミュニケーションが成立していると思っているようだが、俺にはそうは見えない!」と言われればどうしようもないけれど。

岡田 どの話も適当に通じるんだけどね。みんな物わかりがよすぎてつまんない。わかる部分はさっとわかってくれるんだけど、そこから先にいかないから。子供相手にグルメを語ってるみたいな気がする。「お寿司美味しいよね」って子供は言うんだけど、まあ君らのわかってる寿司ってこのへんだろう、みたいな。

ただ、それでも「俺は」「私は」っていう自意識だけは強いの。「俺はなんでこんなにヘンなんだ。だって俺、こんなの好きなんだ」っていうヘンさ加減は減ったんだけれども、「俺はなんでみんなにこんなにわかってもらえないんだ」というアイデンティティのあがきだけは特濃なの。あがきが特濃だからそんなに悩んでるのかと思って話を聞いてみると、「お前、普通じゃん」と思って。

 「自意識だけは強い」「アイデンティティのあがき」って岡田斗司夫本人の話のような。…それにしても大学で学生に嫌がらせでもされたのか?と心配になる余裕の無さだ。傍から見れば普通なのに「自分はヘンだ」って思い込んでしまうのって若い人にはよくある話なんだけどねえ。「大丈夫だよ、君と同じような人はたくさんいるから」でなくて「お前、普通じゃん」となってしまうのが岡田氏らしいな。

唐沢 われわれの場合は認めてもらうために自分を濃くしようとか、何か得意分野を見つけようとしたんだけどもね。前にも「唐沢さん、ちょっとウチの若いやつに会ってやってよ」と同世代の事業家に言われて、とある若い人に会ったことがあるんです。岡田さんが言われたように、とにかく自慢するんですよ。「僕たちの世代はすごいんですよ」とか「必ず世界を変えてみせます。変える自信がありますから」とか。ところが具体的にはなんの分野でどのように変えるのか、ひとつも具体性がない。ああ、これは大変だと思ったな。

 これも言ったことが本人にそのまま跳ね返っていくパターン唐沢俊一だって「僕たちの世代はすごいんですよ」ってさんざん言ってたじゃん。「オタク第一世代」の功罪は今後も検証していく必要があるだろうけど、今まで検証した限りでは少なくとも唐沢俊一個人が何か功績を残したのかというと…。

岡田 アイデンティティだけが膨れ上がってるというのはちょっと抽象的な言い方だな。なんだろう、「俺様意識」とか「私なんかどうせ」とか、いろいろこんがらがった感じだね。


唐沢 あと、マイペースもあるんだよね。ラジオとかでいろいろ仕事をしている関係で、アメリカに留学して向こうでDJをやりたい、でもラジオ関係にはそれこそ本当に何の経験もないというような人が、何人かのつながりを経て私のところに来たの。それでいろいろアドバイスをしたり、ラジオをやっている時のスタジオに呼んでやったりしたのね。自分がもし逆の立場だったら、その人間に何がなんでも食らいついていくし、それこそ「一杯飲みに行くぞ」って言われたら「ハイ!」ってついていって、何がどこかでもって自分の仕事につなげられないかみたいな野心があるけど、それがまったくないのね。「飯は食ってきました」とか「お酒は飲みませんから」とか言って。そういうのがあって、もうオシマイになっちゃった。

 唐沢俊一が毎晩のように飲み歩いている理由がなんとなくわかったような。いろいろと大変なんだろうなあ。金子達仁が中村俊輔を信用しなくなった話を思い出してしまった。サラリーマンだとよくある話だと思うけど、オタクもスポーツ業界も同じなんだろうか。ここは大沢親分並みに俊輔を応援したいところだな。

岡田 ここで単なる酒飲みオヤジの話みたいなのをすると、みんな将来の話をすると不機嫌になって面白いよ(笑)。将来が見えてないというか、縦方向の時間軸が嫌いでしょうがない。横方向のつながりの話は大好きなの。「この人は知ってる」とか「これは見たことがある」とか。ただ、縦方向の時間軸の話をした瞬間に、将来のために何も積み上げてないことも明らかになっちゃうし、中学や高校の時に何も頑張ってないのが明らかになっちゃうというのがある。うちの娘だってそうだもん。縦方向の話をしたら嫌がる。

岡田 未来像って言っちゃうとすごい大上段だけれども、「こんなことしていたら、大学卒業した時にどうすんの?」とか「就職どうすんの?」というレベルですら不機嫌な顔される(笑)


唐沢 そうだよな。私も劇団とかやってるけど、その劇団の来年や再来年の計画というのは、やっぱり40代以上の座長だとか看板俳優クラスが考えて、その下の人間からはあまり出てこない。たとえば劇団に入ったからテレビの仕事を取るような営業をするのかというと、そういうこともしない。


岡田 そういう話をして不機嫌になる人はまだ態度に出してくれてるんだけれど、たまにそんな話の何が面白いのかみたいに唖然とされたりするよね。人間の特徴は動物と違って将来を予想することだとすると、今の若い人は動物化がすごいんだよ(笑)。だから仕事もすぐに辞めちゃうし。


唐沢 でも、30過ぎると考えるようになる。だいたい今の連中が「これはなんとかしないといけない」とか将来のことを考えるようになるのは30過ぎてからなんだよ。ようやくうちの劇団の看板女優も、30過ぎてからオーディションをいろいろ受けるようになって、こないだナベプロの試験に合格したよ。


眠田 もったいないね。もっと若い時に受けておけば(笑)。

…自分は世代論というものに興味が無くて、どの世代が良いとも悪いとも考えてないのだが、オタクアミーゴスの話を聞いてると「オタク第一世代」が確実に嫌いになってくるw 一体どうして若い人のことをこんなに悪し様に言えるんだろう。オタクアミーゴスの3人は若い頃はさぞかし立派だったんだろうけどね。

 だいたい、今の若い人が「縦方向の時間軸」について語りたがらないのは現在の不況下ではあまり展望を持てないからであって、それは仕方のないことなのではないか(さすがに眠田直氏が「今はあんまり未来像がないもんね」とフォローしている)。「オタク第一世代」の若い頃とは状況が違うのだし、唐沢俊一は20代の頃に挫折をしているのだから、若い人に対して寛容になってもいいのではないかと思うけれど。あと、岡田氏には「わざと人を困らせる」「人が答えにくい話を仕掛ける」癖があるように思う。これについては後々取り上げていきたい。まあ、3人とも他人のことより自分たちの「縦方向の時間軸」を気にしたほうがいいと思うけど。若い人たちだって将来のことはちゃんと考えてるって。


…『オタクアミーゴスの逆襲』には「オタアミ鼎談」が「その5」まで収録されているので、当ブログで順次紹介していくことにする。今回は「その1」だけを取り上げたけど、この後もなかなか凄い内容なのでお楽しみに。…読んでいるとイライラしてしょうがないんだけどねw

                       (つづく)

オタクアミーゴスの逆襲

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藤岡真藤岡真 2009/05/01 21:37 >私も劇団とかやってるけど

>うちの劇団の看板女優も

 え? 唐沢って劇団やってたんですか? これただの嘘ですよねえ。
 ナベプロの試験に合格したという言い方もヘンです。タレントとして単純に所属プロダクションを移ったということですか(劇団 → ナベプロ)? もしくは、CMかなんかのオーディションに受かったてことなんですしょうか。暇を持て余した自称プロデューサーの寝言としか思えません。

イニイイニイ 2009/05/01 22:41 岡田斗司夫氏がGyaoの一人夜話で語って欲しい話題のリクエストをブログで受け付けています。今晩12時スタートの直前まで受け付けるとのこと。すでにこんなリクエストをした人が
いました。99%無視するでしょうけど。

http://okada.otaden.jp/e34427.html#comments
唐沢俊一さんの一連の疑惑についてお願いします。
・「漫棚通信ブログ」からの盗用以下、続々と発覚しているパクリについて
・一行知識、雑学、その他原稿、日記から数百件以上見つかっている「ガセ」や「間違い」について
・唐沢氏が自称する経歴は正しいかどうかについて(過去に唐沢氏がしゃべったり書いたりしたものの間にも矛盾があり、青山学院大学を卒業したかどうかも定かではない)
・唐沢氏が自称するオタク暦が正しいかどうかについて(ヤマトのファンクラブを「まとめて」いたのかどうか?また唐沢氏らのファン活動が本当にヤマトブームのさきがけだったのか?など)
「と学会」山本弘会長は、唐沢氏の盗作について意見をきかれ「長文になるので、後で書く」と言ったまま、半年以上放置したままです。
岡田さんは、山本会長のように放り出しはしないと思います。率直な意見をお聞きできるのを待っています。
Posted by デュワワー at 2009年05月01日 17:05

O.L.H.O.L.H. 2009/05/01 22:48 藤岡真様

>うちの劇団の看板女優も
唐沢とつるんでいる「あぁルナティックシアター」の元看板女優、乾恭子(いぬきょん)のことです。

http://www.tobunken.com/news/news20090415130228.html
>そして、その現れとして、独りで判断して、某大手プロダクション
>の養成学校を受験。見事合格して、一年間、そこで修業をする
>ことになりました。そして、
>「私は不器用で、一度に二つのことはできないから」
>と、劇団を退団することに。
>正直、せっかくあそこまで大きくなった看板女優に退団される
>のは痛手なのですが、彼女の今後のために、あえて許した座長も
>偉い。
>乾恭子ファンとしては寂しい限りですが、今度、自分の個人ブログ
>を開設して、プライベートなことを日記につけていくそうです。
>応援してあげてください。
>http://inu-kyon.at.webry.info/
>↑『いぬきょんの 目指せ☆永遠のプリンセス』


それにしても
>ようやくうちの劇団の看板女優も、30過ぎてからオーディションをいろいろ受けるようになって、こないだナベプロの試験に合格したよ。
すごいですね…
唐沢の劇団じゃないし、乾恭子はナベプロの養成所の試験に合格したんですが。
小室が著作権をまだ持っているかのように投資家を騙したのを思い出しました。

O.L.H.O.L.H. 2009/05/01 23:25 連投失礼します。

>前にも「唐沢さん、ちょっとウチの若いやつに会ってやってよ」と同世代の事業家に言われて、
>とある若い人に会ったことがあるんです。岡田さんが言われたように、とにかく自慢するんですよ。
>「僕たちの世代はすごいんですよ」とか「必ず世界を変えてみせます。変える自信がありますから」とか。
>ところが具体的にはなんの分野でどのように変えるのか、ひとつも具体性がない。ああ、これは大変だと思ったな。

>唐沢 あと、マイペースもあるんだよね。ラジオとかでいろいろ仕事をしている関係で、
>アメリカに留学して向こうでDJをやりたい、でもラジオ関係にはそれこそ本当に何の経験もないというような人が、
>何人かのつながりを経て私のところに来たの。

このエピソード、↓この日にあったこと"だけ”ですね。しかも細部をいじくってる。誰も唐沢を最初から頼って来てないし。
http://www.tobunken.com/diary/diary20060129000000.html

個人投資家個人投資家 2009/05/02 00:57 >「俺はなんでみんなにこんなにわかってもらえないんだ」というアイデンティティのあがきだけは特濃なの。あがきが特濃だからそんなに悩んでるのかと思って話を聞いてみると、「お前、普通じゃん」と思って。

その「ほんとの自分を理解してくれない」てのは、オタク特有の問題ではなく、思春期の自我の確立で誰もが感じる、人類の普遍的な悩みじゃないの?
 碇シンジくんの抱えていた悩みと同じでしょ?

 格別オタクと結びつける必要も必然性もないでしょう。

   2009/05/02 01:58 >格別オタクと結びつける必要も必然性もないでしょう。
いや、岡田氏はオタクと結びつけることでしか語ることができないんですよ。
それすらも怪しいんだけど……。

yonoyono 2009/05/02 04:00 世代間の断絶があるにしても、「俺はお前等とは違うんだ」「君そんな事で悩んでるの(笑)」みたいな事を言ってるからじゃないのかしら?

ていうか、こんなもん(とあえて言います)があと五回も続くのかと思うと…
kensyouhanさん、精神的なのも含めてお疲れになるでしょうが、頑張って下さい

あらたあらた 2009/05/02 08:35 もはや老害の域に…

うさぎ林檎うさぎ林檎 2009/05/02 09:21 恥ずかしい、恥ずかしい、人ごとながら恥ずかしい。新橋の居酒屋で酔っぱらったサラリーマンがするヨタ話みたいです。
こんなものを垂れ流して金を取ろうとする・・・よっぽど自分たちに自信があるんですね。
横町の偏屈じじいを気取るには若すぎるだろうに。あぁ、みっともない。

デュードデュード 2009/05/02 09:39 劇団って・・・・・『天元突破グレンラガン』のシリーズ構成は,劇団☆新感線の中島かずきだよ。
1959年生まれだとしても,一応は最近のアニメで高い評価得てるよ。

『劇場版 天元突破 グレンラガン 螺巌篇』でYAHOOのレビューで高い評価得てるよ?
それにしてもBSアニメ夜話で『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』取り上げておきながら岡田斗司夫は,何をいまさらと言う感じでした

みたかみたか 2009/05/02 13:38 「時事放談(日曜、誰も起きていないような早朝に老人がくだをまく番組)」を思い出しました。
長寿番組ですから、あれはあれで一定のファンがいるのかもしれません。

yonoyono 2009/05/02 17:07 余談
>案の定山本寛監督のことを知らなかったりする
てことは「かんなぎ」もわからないのかw(゜o゜)w

kensyouhankensyouhan 2009/05/02 18:12 コメントありがとうございます。

>藤岡さん
「うちの劇団」問題について記事を書いたので読んでみてください。

>イニイさん
まあ、岡田斗司夫に答えることが出来るとも思いませんけど、岡田氏にしても山本会長にしても
唐沢のことをスルーし続けるかぎりはいつまでも信用されないということをわかってほしいですね。

>O.L.H.さん
情報ありがとうございます。唐沢にしろ岡田氏にしろ、どうしてこんなに決め付けが激しいのか。
そのうえ唐沢俊一はウソまで混ぜるという。

>個人投資家さん
誰でも身に覚えがあるはずですよね。それだけに若い人に対して異様に冷たいのが不思議です。
「大人なんだからさあ」と思うのですが、大人になれてないからこそ若い人と同じ目線でしか
物を考えられないということなのかもしれません。

>yonoさん
まあ、5回丸々やろうとは思ってないので。
『オタクアミーゴスの逆襲』についてあと2・3回記事を書いて、その後5月20日までブログを一時休止する予定でいます。
すっかり狼少年状態ですが、今度こそ本当に休みますw 
>てことは「かんなぎ」もわからないのかw(゜o゜)w
逆に知ってたら驚きますね。「知らないのが当たり前」って感じですから。

>あらたさん
特に岡田斗司夫の劣化は凄まじいですね。
『オタクアミーゴスの逆襲』で言ってることと昔言ってたことが全然違うのでビックリします。
一体どうしちゃったんだろう。

>うさぎ林檎さん
自分も「陳腐な若者批判でしかない」と思ったので今回の記事のタイトルを「近頃の若い者は」にしました。

>デュードさん
唐沢俊一も『BSアニメ夜話』の『エヴァンゲリオン』の回に出てましたね。
弓削Dももう少し人選を考えてくれないと。

>みたかさん
>時事放談
あれは政界には影響力があるかもしれません。
TBSのニュースで「『時事放談』で誰それがこんな発言をした」と報じているのをのをよく見るので。