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唐沢俊一検証blog

2009-05-18

唐沢俊一が『まんが極道』の書評をしていた。

09:33

 本日発売の『週刊現代』5月30日号で、唐沢俊一唐沢なをき『まんが極道』(エンターブレイン)の書評をしていた。

 とり・みきのマンガに「イタイ話」というのがある。寝惚けて歯ブラシとまちがえてカミソリで口の中をゴシゴシした、というような、神経にさわる話を集めたものだが、同じように痛く、神経にさわる話ではあっても、唐沢なをき『まんが極道』 銑(エンターブレイン、各693円)の読後のイタさに比べれば、天と地ほどの差がある。『まんが極道』には、マンガ業界にいる者(その業界を目指す者)にとり、その存在の根本に横たわる、誰もが目をそらそうとしている腐敗臭ただよう現実を、鼻先に無理矢理押し付けられるような読後感がある。

 単なる業界裏話マンガと違うのは、出てくるキャラクター全てにモデルがいることを予想させ、しかも、それが誰だろうという予想はめぐりめぐって、マンガを読んでいる自分に戻ってくる、という現象が起きることである。要するに、この作品に登場する救いのない、徹底して人間性が崩壊し、なおかつマンガというものの魔力から逃れられないでいる登場人物たちは、マンガ業界人という枠を超えた、人間性そのものの戯画化なのである。

 ある意味この作品の出現をもって、マンガ業界は真の成熟を迎えたということが言えるだろう。

 他人事みたいな書き方だなあ。『パクリ!!』と『トレース!!』についてちゃんと触れればいいのに(詳しくは2008年9月8日4月27日の記事を参照)。そして、ちゃんとその感想も書くといい。兄の盗用事件をキッチリとネタにする弟はギャグ漫画家の鑑だ、と書けば読者も興味をそそられるだろうに。具体的な中身に触れること無くあーだこーだ言われてもねえ。唐沢俊一自身の現実は「腐敗臭ただよう現実」なんだろうか。

 気になるのは、『まんが極道』について書評することになったのは『週刊現代』側の意向なのか唐沢の意向なのか、ということである。『現代』が指定していたとしたら壮大な嫌がらせということだが、唐沢が自分からチョイスしている可能性もある。前にも書いたが、この人は自分からおのれの欠点をアピールする癖があるから。そうすることで「自分は大丈夫ですから!傷ついてませんよ!」と言いたいわけだ。ただ、『社会派くんがゆく!』でもそうだったが(詳しくは5月15日の記事を参照)、この人は自分の欠点を晒しながらも、まだどこかでカッコつけようとしているから余計にカッコ悪くなってしまっている。そのみっともなさにいい加減気づいて欲しい。見ているこっちがいたたまれないよ。

 まあ、『まんが極道』について見て見ぬフリをする輩(唐沢俊一とか村崎百郎)は、遠からず再び『まんが極道』の餌食になると思うんだけどね。弟にネタにされ続ける無間地獄はまだ始まったばかり、なのかも(唐沢なをき夫人によれば「盗用シリーズ」第3弾をやるようだし)。早く悔い改めたほうがいいよ

まんが極道 3 (BEAM COMIX)

まんが極道 3 (BEAM COMIX)

まんが極道 (BEAM COMIX)

まんが極道 (BEAM COMIX)

まんが極道 2 (BEAM COMIX)

まんが極道 2 (BEAM COMIX)

EBCDICEBCDIC 2009/05/18 12:41 こういう無理矢理なこじつけって、唐沢を含むと学会のメンバーが笑っていたトンデモ本著者のやり方と一緒ですね。

EBCDICEBCDIC 2009/05/18 12:43 って、kensyouhanさんが言っている「と学会はこれにツッコめ」と同じか。すみません。途中まで読んで我慢できなくて書いちゃいました。

うさぎ林檎うさぎ林檎 2009/05/18 15:17 >20年近くプロでやっているライターがここまで内容が空疎な水増しされた文章を書いている
唐沢の文章の本質ですね。「文字数が決まっている枠を埋める」仕事ばかりをしてきた証明に見えます。隙間フリーライターから一歩も踏み出せぬままここまできたものの、それで開き直るほどの度胸はない。「トリビア」と「と学会」のお陰で表舞台に立つチャンスを掴んだが、結局チャンスを生かし切れない、と。

「オノ・ヨーコと美智子皇后」にしたってインパクトがあるのは間違いないです。そこを他人をなるほどと思わせる”内容”が書ければ良いだけの事で。唐沢はそれが自分に出来るのか出来ないのか、の見極めも出来ないんですね。まぁ、そんな冷静さがあれば今頃こんな事にはなっていないとは思いますが。

O.L.H.O.L.H. 2009/05/18 16:31  あぜん…。立派なトンデモ本ではないですか。

 俊坊は筒井康隆の「ダンヌンツィオに夢中」読んだ方がいいな。ちなみに筒井康隆は昭和9年生まれですが、平和を訴えてません。

yonoyono 2009/05/18 19:11 三島由紀夫氏の文章と比べるのもあれなんですが、やっぱり文章について考えぬいたうえで書く人とテケトーに書き散らしてる人の文章は大違いですね…

自分でブーメラン投げるのがカッコイイのかしら?
…認める方がカッコイイですよね、やっぱり

クウガ555クウガ555 2009/05/19 15:47 初投稿です。
10才のころに見た仮面ライダークウガが、
きっかけで映画、アニメ、声優、特撮オタクになった、
現在19歳の唐沢アンチにして「元」唐沢ファンです。
唐沢のファンでしたが、
ここのブログと町山さんの唐沢大批判を読んで唐沢の本章に気づき、
唐沢の「洗脳」から逃れられました(笑)。
唐沢の頓珍漢な昭和ライダーマンセイ∩平成ライダー批判は、
本当に腹がたちます・・・。(その上頓珍漢なイーストウッド批判までも・・・)
後に取り上げると思いますが、
社会派くんがゆく!第四弾の逆襲編の序盤の、
死闘編の最後の「剣」同様に平成ライダー批判と、
昭和マンセーをやってるのですが、
これも普通のライダーファンからすれば、
相変わらずの頓珍漢な意見で・・・。
でも第5弾の維新編では響鬼をほめている発言もしてますし・・・。

らおらお 2009/05/19 17:12 クウガ555さん、カラサーせんせいが響鬼だけほめているのは、おそらくビジネス絡みだと思います。
せんせいは現在、日本で唯一の怪談雑誌「幽」において「漫画についての怪談」という連載を持っているのですが、「幽」編集長の東雅夫氏が大変な響鬼マニアなのです。
東氏はオタクではありませんで、怪奇幻想文学系の名物編集者なのですが、響鬼への愛情のあまり国書刊行会より「響鬼探究」を上梓されています。
そんなこんなで、ほめといた方がお得とふんだのかもしれませんね。
ちなみに東氏は、漫棚事件については特に何もおっしゃっていません。
多分、太っ腹なのだと思います。
それに「幽」誌上でのせんせいの連載は得意分野(B級へんてこホラー漫画)だしね。まさかこれでヘタは打たんでしょう。たぶんね。

kensyouhankensyouhan 2009/05/21 21:41 コメントありがとうございます。

>EBCDICさん
いや、突っ込みたくなる気持ちはよくわかります。

>うさぎ林檎さん
駆け出しのライターなら埋め草の仕事をこなしていくのもやむを得ないのでしょうが、
ベテランになって本を作るときに埋め草の記事と同レベルの仕事をされても、と思います。

>O.L.Hさん
それは筒井先生が男性だからじゃないでしょうか。もちろん冗談です。

>yonoさん
唐沢の検証をしながら他の人の文章を読むと眩しくてたまりません。

>クウガ555 さん
うちのブログに自分より年下の方がコメントされるのは初めてかもしれません。
まあ、社会派くんの『剣』批判については検証しておきましたので。唐沢は『仮面ライダー』を観ていないと考えていいと思います。
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20090415/1239794191
『響鬼』については響鬼がフンドシをつけていると言って「仮面ライダーやらないか」とか呼んでいたような。しょうもなさすぎますが。
あと、山本会長が『響鬼』前期ファンで後期になってから見なくなっちゃったそうです。
『社会派くん』では他にも『ウルトラマンコスモス』の批判もしてました。

MOGURAmaruMOGURAmaru 2010/06/05 17:34 先日「まんが極道」を買って読んだのですが、第1巻の「貧乏論」の沢田漏斗(第2巻の「パクリ!」でパクリ擁護して袋叩きにあった件の人物)ですが、この「貧乏論」って、俊一がイッセー尾形に私淑したあげくに前説失敗して袋叩きにあったエピソードや、高橋留美子に「先輩からの助言」を送ったエピソードとかぶるところ大ではないでしょうか。
最初の「上から目線ファンレター」は高橋留美子のエピソード
「貧乏くん」の最大の理解者は俺というのはイッセー尾形のエピソード
ではないでしょうか。
「種田山頭火や内田百間やらの「貧乏文学」から語らなくては『貧乏くん』は評価できないのであって」
なんて台詞は言い回しも内容も俊一の文章そのままでは。

kensyouhankensyouhan 2010/06/07 16:54 コメントありがとうございます。

『まんが極道』を読んでいると思い当たる点が多すぎて…。唐沢なをきは否定するに決まってますけど。

nyannnyann 2010/06/08 15:10 >三島由紀夫と正田美智子がお見合いしていたという話(真偽は不明)

三島由紀夫と美智子様がお見合いしたというのは、徳岡孝夫の回想本『五衰の人』にも出てくるので、たぶん事実だと思います。
ただ、猪瀬直樹『ペルソナ』によれば、積極的に動いたのは三島ではなくて父親の平岡梓で、「聖心女子大は重要な方面から
見合い話があると必ず自信を持って正田美智子を推した」という、つまり美智子様がお見合いした何人もの一人というくらいで、
三島が秘かに恋心を寄せたほどのものではなかったみたいですね。
オノ・ヨーコと三島由紀夫ってのは直接の接点がないのを、よくこじつけたもんだなあと感心しちゃいました。
家柄に対するこだわりだったら、三島よりも父の梓や祖父の定太郎や祖母の夏子の方が強いのではないですかね。
ちなみにヨーコは安田家に対するコンプレックスが相当強くて、70年代にジョンと来日したのは、
安田家にジョンを認めさせて自分も実家を見返してやろうという野望があったというのは『ジョン・レノン伝説』に書いてあります。
三島由紀夫から名前を貰ったのが鳩山由紀夫の方が、と的には面白いと思うんだけどな。

kensyouhankensyouhan 2010/06/11 10:55 コメントありがとうございます。

まあ、あまりにも無理矢理な組み合わせなんですが、本人としては「着想の妙」と言いたいのかも。