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唐沢俊一検証blog

2009-07-03

破。

02:49

藤岡真さんが『博覧強記の仕事術』の巻末に収録されている唐沢俊一が薦める、常備したい本三〇冊」について詳細な検証を行っているのでリンク集からごらんになってください。すばらしい。

「きっこのブログ」唐沢俊一の入院にまつわる疑惑について取り上げた。これで初めて唐沢が入院していたことを知る人も出てくるだろう。

 実はきっこさんからこのあいだメールを頂いて、なかなか面白い話を教えていただいた。最近では他にも面白いメールが届くようになってきているので、何か情報をご存知の方はプロフィール欄にあるアドレスまでメールを送っていただきたい。あと、夏コミの予定も書いておきました。

『破』を観てきた。大興奮奈須きのこと同じ心境だ。最終回の新宿ミラノ座のあちこちから拍手が聞こえてきて(俺もしたけど)「アメリカの映画館ってこうなのかな」と思ったり。しかし、まさか10年以上経って『エヴァ』にまたしてもやられるとは。『夏エヴァ』を朝イチで観に行って真っ白に燃え尽きていた昔の自分に教えてやりたい。

 

 …というわけで、今のところ『エヴァ』のことで頭が一杯になっているので、今回は『パチスロ必勝ガイドNEO』2007年11月号掲載の唐沢俊一エンサイスロペディア』第6回を取り上げる。何故かというと、この回で唐沢は新世紀エヴァンゲリオンを紹介しているのだ。唐沢はかつて『エヴァ』を執拗に批判していたのだが、その割りには『エヴァ』という作品についてしっかりと批評したことはあまりないのだ。貴重な唐沢俊一による『エヴァンゲリオン』評を見てみることにしよう。


 新世紀エヴァンゲリオン」(原文ママ)が新作映画となって公開されている(引用者註 『序』のこと)。いや、新作の映画は“ヱヴァンゲリヲン”と表記するようだ。特撮怪獣映画マニアの庵野秀明監督による、『ウルトラセブン』などで有名な実相寺昭雄監督の遺作『シルバー假面』(自作のテレビ番組『シルバー仮面』の新作リメイク)へのオマージュだろう。

 ウィキペディアでは『ヱヴァンゲリヲン』と表記が変更された理由について次のように書かれている。

「エ」を「ヱ」、「オ」を「ヲ」に変えているが、これはTVシリーズの企画当初にボツになった案を採用したものである。

トップをねらえ!』でも宇宙戦艦「ヱクセリヲン」が出てくるよね。だから『トップ』を観ていれば気がつきそうなものだが…、まさか。万が一そうだとしたら岡田斗司夫には黙っていたほうがいいのでは。

新作“ヱヴァ”の評判もかなり上々らしいが、しかし、やはり筆者の世代には、12年前(引用者註 この記事が書かれたのは2007年)にテレビ東京で放映されて社会現象を巻き起こした、あの旧作が懐かしい。パチスロファンの皆さんの中にも、あの当時、あのアニメの最終回の意味するところをめぐって、友達と熱く議論をした人がいるに違いない。まさに、『新世紀エヴァンゲリオン』(通称“エヴァ”)は、20世紀末を締めくくるにふさわしい、話題性を持ったアニメであった。

 「筆者の世代には」って『エヴァ』は「オタク第一世代」にウケたからヒットしたわけじゃないだろう。『ヤマト』『ガンダム』だけでなく『エヴァ』まで自分の世代のものにしたいのか。欲張るねえ。

 ストーリィの概要は、西暦2000年に地球を襲ったセカンドインパクトと呼ばれる大災害後の地球に攻撃を仕掛けてくる、“使徒”と呼ばれる正体不明の侵略者たちと戦うために造られた巨大ロボットエヴァンゲリオンと、それを操縦する14歳の少年・碇シンジを中心に展開する。こう書くと、巷にどこにでもあるロボットアニメの一変形と思われるかもしれないが、この主人公・シンジ少年のキャラクターが、これまでになく、ユニークだった。どこが、といえば、このシンジは、“イジイジしていた”のである! いや、なぜ“!”をつけてまで強調したかというと、これはロボットアニメにおいて、ありうるべからざる設定だった。アニメの主人公の男の子というのは、これまでどんな作品の主人公であれ、元気いっぱいの無鉄砲、というのが通り相場だった。『機動戦士ガンダム』のアムロだって、登場時こそ臆病な少年だったが、それは彼がガンダムを操縦する戦士になっていく次第に成長していくドラマの伏線に過ぎなかった。この『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公は、幼少期のトラウマと、父(エヴァを開発した組織ネルフの司令)との良好でない関係にずっと縛り付けられていて、そこから脱却できないまま、成長しようとしない“永遠の少年”という設定であった。そして、彼の精神とシンクロして動く汎用人型兵器エヴァンゲリオンもまた、強大すぎる力を制御してはじめて利用できる“縛られた巨人”なのである。

 「ありうべからざる」ね。あと、エヴァンゲリオン「汎用人型決戦兵器」

 しかし、アムロの内向的な性格が伏線に過ぎないって、そうかなあ? 別にアムロは成長しても熱血ヒーローになんかなっていないし。だから、シンジくんではなく、アムロこそがロボットアニメの主人公として画期的であったというべきではないか。それに『Ζ』のカミーユだってロボットアニメの典型的な主人公のキャラクターからはだいぶ外れている。…そういえば、『ガンダム』ファンの今野敏氏がいつだったか「アムロでさえ「僕はあの人に勝ちたい!」って言ってたのに!」とシンジくんのことを怒っていたのは面白かった。気持ちはよくわかります。ちなみに今野氏は『慎治』(中公文庫)という小説も書いていて、これは少年がガンプラを作ることで成長していく物語。なぜか宮崎哲弥が絶賛していた。

 あと、シンジくんは劇中でまったく成長していないわけではない。TVシリーズでも旧劇場版でも最後の展開のせいで誤解されているのかもしれないが。

 

 自分がすごい力を持っているという確信はある、しかし、それを世に問うだけの自信はない、という当時の若い世代にこの設定は非常にウケた。シンジくんは僕のことだ、と思い込む、通称“エヴァ中毒者”が続出し、この作品は社会現象になったのである。

 「若い世代」みんなが「自分がすごい力を持っているという確信はある、しかし、それを世に問うだけの自信はない」と思っていると決め付けているのが凄すぎる。そんなものは人によるだろう。…ああ、だから、シンジくんが成長していないことにしたかったのか。

 それから、きわめて単純に言えば、『エヴァ』がブームを起こしたのは作品自体が優れていて、そのうえ作品に秘められた数々の謎が魅力的であったからなのではないか。少なくとも自分は『エヴァ』という作品は好きだけどシンジくんはちょっとなあ…と思っているのだが。

 そして、暴動一歩手前とまで言われた騒ぎが起こったのは、最終二話と呼ばれる二回分の話の、よく言えばユニークさ、によるものだった。

 そこでは一切の謎を解明することなくひたすら主人公の、自分の内面との語りが描かれていた。暗い画面の中、パイプ椅子に座ったシンジの周囲に、これまでの登場人物たちが入れ替わり立ち替わり(原文ママ)現れて語りかける。葛藤、混迷、苦悶の後に、シンジは希望を見出し、

「僕はここにいてもいいんだ」

 とつぶやき、周囲の人々が拍手して唐突に物語は終わる。アニメを見慣れた者から見れば、最終回に向けての動画作成などが間に合わなかったための苦肉の策とも見えるこの終わり方だったが、若い世代にとって、文学よりも哲学よりも直接に、自分とはなんだ、という問いかけをしたシンジ、そして、ヒロインでありながらクローン人間で、自分が死んでもいくらでも代わりがいる、という虚無的な考えを持つキャラクターである綾波レイは、世代の象徴となったのである。

 途中でいきなり学園ラブコメになったりすることにも触れたらいいと思うのだが。それに旧劇場版のこともね。なお、「最終2話」があのようなかたちになったことについては、スケジュールだけが原因ではないとする見方もある。小黒祐一郎氏によれば「最終2話」の内容は放映の2ヶ月前に決まっていたらしい(あと藤津亮太さんの意見も参考として)。まあ、唐沢俊一という「アニメを見慣れた者」の意見も拝聴させていただきますが。

 もちろん、スロットに採用されたシーンはそんな陰気な部分ではなく、完成度の大変に高い三機攻撃やヤシマ作戦などの名シーンが再現される。こういう燃える戦闘シーンの質の高さが、話のユニークさの影に隠れてあまり語られないのも、この作品の不幸といえるだろう。

 

 「僕はパチスロをやっていてもいいんだ!」→「おめでとう」ってボーナスが出たら楽しそうだけど。しかし「陰気」かあ。唐沢俊一は『エヴァ』が「陰気」だから批判していたのだろうか。

 また、「三機攻撃」とあるので、てっきり「奇跡の価値は」でサハクィエルを受け止めるやつだろうと思っていたら、「まごごろを君に」の公式サイトにある「三機攻撃」はエヴァ三機でシャムシェルを倒すというTVシリーズや劇場版とは違う展開になっている。…「名シーンが再現される」って、もしやこのシーンが本編にもあると思っているのでは。「ヤシマ作戦」も「新ヤシマ作戦」だし。

 それにしても、唐沢俊一は『エヴァ』の「燃える戦闘シーン」についてもっと語って「作品の不幸」をなんとかしてあげればいいのに。


 さて、本文以外にも、キャプションにもおかしなところがある。まずひとつめ。 

シンジと綾波レイの関係は、自分の存在そのものを完全肯定できない同士(原文ママ)の心の傷を媒介にした結びつきという、かつてのアニメにない男女設定だった。もう一人のお姉さん的ヒロイン、アスカの影が薄くなってしまったが。

 アスカ「あんたバカぁ? この泥棒!」って罵られそうだな。「このバカシュンイチ!」にしようかと思ったけど、ある意味ご褒美になりそうなのでやめた。あとは『エヴァ』の「お姉さん的ヒロイン」はミサトさんなのでは?とか綾波ってトラウマあったっけ?とか思ってしまったり。

もうひとつ。

エヴァの出動シーンは、深い地底からエヴァが“射出”される。深刻なストーリィにもかかわらずエヴァパチスロの人気キャラなのは、このシーンがパチンコ・パチスロとのシンクロ率が高いからか?

 パチンコならともかく、パチスロで何が「射出」されるんだ? パチスロをやったことないんじゃないか?という疑惑が再燃する結果に。


 『エヴァ』を「キチガイアニメ」(宝島社ムック『実録!サイコさんからの手紙』収録の文章より)とまで罵っていた唐沢俊一が、よりによって『エヴァ』を紹介しなければならなかったのだから心中穏やかではなかっただろうが、それにしてもエヴァ』についての知識がウスいと言わざるを得ない。よくわからないままに批判していたのだろうか。『エヴァ』を批判するのであれば、ファンを黙らせるくらいの文章を書いてほしいところだが、この程度ではなあ、とガッカリしてしまう。

 ちなみに、唐沢が『エヴァ』について取り上げている文章が他にもまだいくつかあるので、タイミングを見て紹介していきたい。

 

 『金曜ロードショー』で『序』を観ていたら更新がすっかり遅くなってしまった。最近はコンボイ司令官が実写になったり、ウルトラマン80仮面ライダーBLACKが帰ってきたり、そして『エヴァ』がもっと凄くなって帰ってきたりで、夢がかないすぎでなんだか怖い。

※追記 とおりすがりさんのご指摘に基づき訂正しました。

※追記2 藤津亮太さんのご指摘に基づき訂正しました。

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慎治 (中公文庫)

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O.L.H.O.L.H. 2009/07/04 03:10 >パチンコ・パチスロとのシンクロ率が高いからか?

 パチスロ雑誌でなぜこういう書き方をしなければならないのか、理解不能ですね、と書きながら、ああ、やっぱりパチスロやったことないんだなと思い当たったり。

ブラックウッドブラックウッド 2009/07/04 09:35  遂に唐沢さんはエヴァに対する地雷を踏みなおした訳ですね(爆)。
 テレビ版放送当時にどうしてあんなに煽るのかなあ?と不思議だったのですが、やっぱり「誰かが何かに夢中になっている」のが落ち着かないのかもしれません。同志でひねくれ者(失礼)のオタキング氏などは「みんなエヴァエヴァ言ってるけど、この夏は地獄先生ぬ〜べ〜が面白い」とか言ってました。結局は「メジャーをけなしてマイナーを褒める」みたいな選民意識を感じます。
 客観的に観れば「完璧なアニメ」なんて到底言えない問題作なので、けなすならけなしてもいいんですが唐沢さんのエヴァ評に「なるほど」と思ったことが無いんですよね。「あんなのに夢中になってる連中はダサいよ」という嘲笑はよく伝わってきたのですが。

 そしてやっぱりエヴァに対しても薄くていらっしゃると…。これならコミケで買った考察・批評同人誌の方がレベルが高いのではないかと。残念です。

とおりすがりとおりすがり 2009/07/04 10:52 「ありうべからざる」じゃないでしょうか。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/5948/m0u/ありうべからざる/

通りすがり7号通りすがり7号 2009/07/04 10:54 http://asios-blog.seesaa.net/article/122768454.html
トンデモ創世記の共著者でと学会運営委員の志水一夫さんが胃がんでお亡くなりになりました。

のえのえ 2009/07/04 12:56 > スケジュールが原因ではないとする見方もある

当時セガの人に聞いた話では、TVシリーズ最終2話が「ああいう形」になったのは「スケジュールが原因」ではなく元々は「尺」の問題です。普通にやったら尺が足りんので、どうせなら「ぶっ壊しちまおう」と「実写による決着」を画策してたら偉い人から待ったが掛かったので、「ああいう形」に落ち着いたんです。「実写による決着」はDVD-BOXの特典映像を参照。

simamasimama 2009/07/04 13:37 >やはり筆者の世代には、12年前(引用者註 この記事が書かれたのは2007年)にテレビ東京で放映されて社会現象を巻き起こした、あの旧作が懐かしい。

「あなたとはいろいろあったけど、それも全て大切な思い出よ……キラッ☆」ってことですかねえ。
一方的に嫌ってたのはお前の方じゃないのか!っていう……。
心は女子中学生なんですかねえ。

yonoyono 2009/07/04 15:59 放映当時中学生だった僕には衝撃的におもしろいアニメでした>エヴァ

破はまだ見れてない(そもそも新劇場版は日テレのアレが初見)のですが、見た方の感想見ると楽しみ(^0^)/

唐沢さんは間違いなくパチンコでのエヴァしか見てませんね、文章見る限り
「見てないけど、いつもの感じ(人気の物をくさす)でやってたらあんな結果に」
みたいのがあったのかも?

ちかりちかり 2009/07/04 19:35 はじめまして。いつも楽しく読まさせてもらっております。
さて
> また、「三機攻撃」とあるので、てっきり「奇跡の価値は」でサハクィエルを受け止めるやつだろうと思っていたら

ですが、一応初代のパチスロ(「まごころ」は二代目)では「奇跡の価値は」も原作どおりの演出として組み込まれています。「ヤシマ作戦」も同様。
ただ初代は2005年9月発売でまごころは2007年7月発売ですから2007年11月号に載せる記事としては古すぎる情報ですよね。
またエヴァシリーズはパチンコもパチスロも二代目あたりからオリジナルを離れて「アスカによる新ヤシマ作戦」や「レイとアスカによる新ユニゾン」などのいわば「ファン心をくすぐる夢の組み合わせ」を売りにしてきたところがあるのですから、パチスロ雑誌の記事としてはそちらを強調すべきでしたね。

すずきすずき 2009/07/05 00:25 はじめまして。いつも楽しく読んでいます。
エヴァファンかつ元パチスロファンの自分からすると、
一番気になったのは最後の引用部分ですねー。

>深刻なストーリィにもかかわらずエヴァがパチスロの人気キャラなのは、
>このシーンがパチンコ・パチスロとのシンクロ率が高いからか?

当然そんなことはありません。私も実際に何度も
遊びましたが、エヴァはパチスロ台として出来がいいですから、
そっちのほうが要因としては大きいかと。エヴァに
限らずマンガやアニメとのタイアップ台はとても多い
ですが、元の作品が有名でも、出来の悪い台は
すぐに消えます。逆もまた然りです。作品を知らなくても
台として優れていれば、人気は出ます。

いつものことですが、わかってねえなあ、と
思いますね。スロット台としてのエヴァの評価とか
そのへんの基本的なこと、雑誌側に聞いたり
しないんでしょうか?まあ愚問でしょうが。

あと余談ですが、「まごころ」では画面に
「おめでとう」が出てボーナスという演出もありますよ。
ついでに、条件を満たせばTV版最終回の
ラストシーンを見ることも出来ます。
スロット向けにエヴァをアレンジしつつも、
原作ファンのフォロー、原作へのリスペクトも
忘れていないところもこの台のいいところだと思います。
唐沢さんも見習ったほうがいいんじゃ・・・。

個人投資家個人投資家 2009/07/05 00:32 >『注釈版シャーロック・ホームズ』 (小池滋 ちくま文庫)
>熱狂的ホームズ・マニア、シャーロッキアンたちが、ホームズの原典を徹底して調べ上げ、詳細極まる注釈をつけた全集。単なる雑学趣味が、19世紀風俗、文化の徹底的なテキストを作り上げた見本。

 シャーロキアンとして指摘します。
 唐沢俊一のつけた解説は全くの間違いです。

 ちくま書房の「注釈付き シャーロックホームズ全集」は、、
 著者はベアリング=グールドの単独著書です。したがって、注釈もグールド一人がつけたものです。
 「シャーロッキアンたちが、ホームズの原典を徹底して調べ上げ、詳細極まる注釈をつけ」ていません。
 グールドの著作を、日本シャーロック=ホームズクラブの会員が手分けをして共同作業で翻訳し、同会員で、英文学とディケンズ研究の権威で鉄道マニアの小池滋氏が監訳して東京図書から出版したのです。
 注釈も単なる雑学ではなく
(1)第1次、第2次世界大戦をはさんで世界があまりにも激変したために、19世紀当時は常識だったことや、地名や人名が分からなくなったから、それを注釈としてつけた。
(2)世のシャーロキアンが研究活動を論文として発表した諸説(たとえばモリアーティの書いた論文「小惑星の力学」とはどんな研究か)を、注として加えた
の二通りに分けられる。
 
 唐沢俊一の貧弱な雑学とはレベルが違うのである。

mitahiroshimitahiroshi 2009/07/05 01:24 ついでに、注釈部分の訳は高田寛氏が大学生のときに個人で訳したもの、だったかな?

パットマンXパットマンX 2009/07/05 03:35 唐沢俊一は「エヴァを執拗に批判していた」というよりは、「エヴァにハマる人を執拗にバカにしていた」と個人的には感じます。その理由としては想像するに、自分がノーマークだったTVアニメが気づいたら大ブレイクしていた。しかも従来のオタク層だけでなく、サブカル界からも、それもカッコいいものとして注目されている。「自分を無視して若いライターたちが楽しく夢中になっているのが気に食わん」といったケチくさい根性からではないでしょうか。
根拠としては、当時ロフトプラスワンで開かれていたライブ「オタクアミーゴス」で必ずと言っていいほど、そういった人々をネタにして笑っていた事実があります。「そんなにエヴァに夢中になるのはみっともないことだ。自分たちは“ヤマト”の時に今の“エヴァ”に対するようにものすごく熱狂した、でもそれは後から考えるととても恥ずかしいことだ。君たちは昔の自分と同じことをしている。自分は何もかも経験して分かっているのだから忠告しよう、そんなみっともないこと止めなさい」と。具体的には伊藤剛氏や竹熊健太郎氏のことを名指しで。それも「超上から目線」で。
しかしこの発言はもちろん本当に忠告しているのではなく、自分が得意と思っているアニメ分野なのに、そのムーブメントの中心にいられないことへの単なるひがみや負け惜しみと思われます。あのころは「クイックジャパン」や「スタジオボイス」などのサブカル誌でもエヴァを特集していましたが、唐沢俊一に原稿を依頼した媒体はなかったように記憶しています。
このエピソードに関しては、ガセでもパクリでもないので、唐沢俊一からすれば「言われる筋合いのないもの」かもしれませんが、あのころの「エヴァブーム」に対しての尊大ぶった態度を思い出すたびに不快な気持ちにさせられます。

舞蹴寂聴舞蹴寂聴 2009/07/05 12:43 エヴァやエヴァファンがキモいなーと、唐沢が上手く言えてないとこを、中野貴雄がblogで分かりやすく語ってましたよ。凄く納得。

kensyouhankensyouhan 2009/07/05 18:07 コメントありがとうございます。

>O.L.H.さん
毎回「この作品はパチスロ向きだ」って必ず書きますからね。字数稼ぎでしかありませんが。

>ブラックウッドさん
唐沢俊一が『エヴァ』を批判するようになったのは岡田斗司夫の尻馬に乗ったからだという話も2ちゃん唐沢スレでは出ていました。

>とおりすがりさん
訂正しておきました。自分は文法がよくわからないので唐沢俊一みたいに擬古調の文章は怖くて書けません。

>通りすがり7号さん
志水さんのご冥福をお祈りします。

>のえさん
「尺が足りない」というのもあったでしょうね。旧劇場版を圧縮したら「最終2話」になるわけで。

>simamaさん
平然と『BSアニメ夜話』の『エヴァ』の回に出てますからね(司会は岡田斗司夫)。弓削Dも人選をなんとかしてほしい。

>yonoさん
あら、じゃあ、yonoさんも自分より年下ですね。
唐沢俊一は『エヴァ』の1話と2話はイベントで観たと何回か言っていて、『BSアニメ夜話』では一番好きなシーンとして「気持ち悪い」を挙げています。推測すると、TVシリーズの最初と最後の2話づつと旧劇場版は観ているということになるのでしょうか。これなら『エンサイスロペディア』の記述も納得できますね。途中に面白いところが山ほどあるんだけどなあ。

>ちかりさん
ああ、そこは自分も少し迷いました。でも、仰るとおり『エンサイスロペディア』の直前に「まごころを君に」 が出ていることと、初代でサハクィエルが出る演出が「降下使徒、迎撃」となっていることから、「まごころを君に」について書いているのだと判断しました。

>すずきさん
「おめでとう」があるんですか。なんだ「陰気」なシーンの演出もあるじゃないか。

>個人投資家さん
自分も『注釈版ホームズ』を持ってますけど、こんな見当違いのことを書かれると困りますね。

>パットマンX さん
>唐沢俊一は「エヴァを執拗に批判していた」というよりは、
>「エヴァにハマる人を執拗にバカにしていた」
まさにその通りです。だから、当時の唐沢の文章を読むと「エヴァ批判」ではなくて「エヴァのファン批判」ばかりなので、とても奇妙な気持ちになります。「ガンダム論争」のときと何も変わってません。『エヴァ』のファンを批判する根拠だった「『ヤマト』にハマっていた」というのも大嘘だったしなあ。で、いざ『エヴァ』を論じさせたらこの程度なんですから。

>舞蹴寂聴さん
『クロマティ高校』に「瀬戸内ジャクソン」というキャラも出てきましたが。
『エヴァ』批判はあっていいと思いますけど(自分も不満や疑問はあります)、唐沢みたいにあんまり低レベルなことを言われてもなー、と思います。中野監督の批判には「なるほど」と思いましたけど。

早苗早苗 2009/07/05 19:58 どこをどう訂正したのかよくわかりません。

kensyouhankensyouhan 2009/07/07 08:04 コメントありがとうございます。

ひとつもの訂正についてはとおりすがりさんのコメントを参照してください。
ふたつめの訂正は、『エヴァ』の「最終2話」が製作スケジュールが遅れたというだけであのような形になったのではないという主張の例として藤津亮太さんの意見を挙げていたのですが、藤津さんからコメントを頂いたので、小黒雄一郎さんの意見をメインの例に変更して、藤津さんの意見は「参考」というかたちでサブにまわしました。