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唐沢俊一検証blog

2009-07-19

オリエント工業殺人事件。

18:17

被害者はラブドール

 …なんだか今回はタイトルといい受けの文章といい本家「裏モノ日記」っぽい。そういえば『<降りられんと急行>の殺人』というのもあったな。


唐沢俊一の公式サイトによれば、唐沢の夏コミでのブースは「M-25b」とのこと。「島」の角なので見つけやすい。ちなみに自分は「M-05a」。同じブロックだ。なお、同じ日に唐沢は18時から大阪でイベントがあるので早めに撤収するらしい。コミケ直前になったらメールでアポを取るから挨拶はできると思うけど。

・雑談。TSUTAYA渋谷店のDVD売り場に行ったら護法少女ソワカちゃんの特設コーナーがあって、思わぬところに思わぬものが、と驚いていたら紹介文に「マンガ評論家の伊藤剛も大ファン」とあったので笑ってしまった。TSUTAYAの店員さんもやるなあ。

・そういえば、唐沢は先週号の『週刊現代』の書評で『いつまでもデブと思うなよ』を「伝説のダイエット本」と持ち上げていた。…まあ、確かにある意味では「伝説」なんだろうけど。


 では本題。唐沢俊一博覧強記の仕事術』(アスペクト)第2章の続き。P.103には「ネットで必要なのは検索能力なのである」とある。

 ネットユーザー間に、いつの頃か、「とは検索」という言葉が定着した。要するに、ネットである用語の意味を調べるとき、その用語の後に「とは」とつけて検索すると、その意味を解説しているサイトにたどりつく可能性が高い、ということである。私もこれはネットで検索エンジンを使うようになって、いろいろと試行錯誤の上で「とは」をつける工夫を編み出し、自分は何と頭がいいのだろう、といささか自慢をしていたら、何のことはない、ネットを仕事などにしょちゅう使っている人たちは皆同じことをやっているということを後で知って苦笑した。しかし、誰それがこの方法を発明したというのではなく、自然発生的にこういう方式が定着していったというのは面白い。

 他にも「自分は何と頭がいいのだろう」と思っていることがあれば気をつけた方がいいかもしれないね。

 このあと、「ネットでは調べたい単語の意味ひとつ、すぐには出て来ない」と言っていた「ある高名な女流作家」(誰?)は「ネット使いのスキルが低い」と批判したのに続けて、このようなことを書いている。P.104より。

 もちろん、ネットは万能ではない。その情報に過大な期待をするのは誤りである。だが、うまく使いこなせさえすれば、これほど便利なツールはない。問題は、ネットで情報を簡単に得られる快感に酔ってしまい、サーフィンを続けるうちに、最初に自分が調べたいと思っていた事項とはまるで関係ないところまで流れ着いてしまう、ということだ。

 ネットの利点は、使えば使うほど自分の頭の中に情報量が増していくのが実感できるその「面白さ」であり、欠点もまた、使えば使うほど、本来の目的を忘れて、ネットで検索を続けること自体が目的となってしまうことである。

 あくまでも、自分が一体何を目的としてネットを使用しているのか、そのことを常に忘れないようにして利用すべきなのである。

 …うーむ、これって「ムダ知識」を否定しているのと同じだよねえ。余計な情報を仕入れるなって言っているんだから。…しかし、必要な情報であるかそうでないか、というのを調べる前から判断することはできないし、それに本来の目的とは関係ないところを調べているうちに、重要なヒントを見つけるということは珍しくない。自分も検証していくうちに思わぬところから突破口を見つけたことは結構あるのだ。「博覧強記」を目指すのであれば、とにかく多くの情報を仕入れるべきなのであって、情報量を制限しようとするアドバイスは逆効果でしかないんじゃないか?と思う。…しかしまあ、とうとう「ムダ知識」まで否定したか。


 P.105には「他人のブログで「視点」を拾え」とある。ネット上で公開されている意見の中には自分とは全く違う考え方があるので参考になる、というわけである。その一例として、映画『オリエント急行殺人事件』の音楽についての話が書かれている。P.106〜108より。

 例えば、『オリエント急行殺人事件』(一九七四)という映画がある。社会派として知られたシドニー・ルメット監督が久々に撮った娯楽映画で、豪華なキャストや衣装などが話題となったが、この映画についている音楽がまた素晴らしい。リチャード・ロドニー・ベネットという人が作った音楽で、英国アカデミー作曲賞を受賞した、軽快かつ心はずむ音楽だ。

 私はその映画を劇場公開のときに観、「キネマ旬報」などの映画の批評を読み、その音楽が絶賛されていることを知って、自分の感覚がその評価に一致することに満足し、それ以降、この映画の音楽に関しては何の疑問も抱いていなかった。

 ところが、初めて観てから三〇年以上経って、その若い人が書いている映画ブログには「この音楽は映画の内容とまったく合っていない」と、ケチョンケチョンに書いてあった。 要するに、

「これから殺人が起こるんだから、もっとミステリアスなムードを高める音楽をつければいいのに、どうしてこんな軽やかな音楽をつけるんだろう」

というようなことである。

 そのブログを読んだときに、正直私は

「若造が何を言っておるか。物知らずめが」

と思ったものだった。こんないい映画音楽がわからないのか、と。

 ところが、その後、その映画のDVDオーディオコメンタリー(音声による解説)で、リチャード・ロドニー・ベネット本人が言うには、

「私は反発を前提として、あえてそういう音楽をつけた」

とのことだった。つまり彼は確信犯だったわけだ。

 その証拠に、当時ミステリー映画ではベテランの音楽作家、バーナード・ハーマンヒッチコックの『サイコ』などの音楽を担当)はこの映画を観て怒り狂ったという。

「何で殺人の映画なのに、こんなに明るい音楽をつけるんだ」

と言って試写室から出て行ってしまった、というエピソードが残っている。

 つまり、この映画を何の前提もなしに観れば、そのブログの若者と同じ感想を持つのはむしろ当然なのである。理解するにせよ、いい音楽だ、と思うのは一瞬後で、まずはエッ、と驚くのが“正しい”聴き方だったのだ。これは鋭く、大事な視点である。おそらく私の周囲のプロたちで、そのことについて言及した人間はいない。

 この出来事は私にとって少なからずショックであった。初めてこの映画を観てから三〇数年が経っているが、私は一度もそんな感想を持ったことはない。また、この若者と同じ感想を一度は持たないと、「あえて違う雰囲気の音楽をぶつけた」ことを褒めることもできない。

 私にはその若者並みの発想もなければ、そこに気がつく目も耳もなかったということだ。いかに先入観が私の目と耳を曇らせていたか。

 唐沢が取り上げているサイト(ブログではない)は“matsumo’s Home Page ”のことだろう。唐沢は「裏モノ日記」2006年3月22日でこのサイトの『オリエント急行殺人事件』の感想をかなり厳しく批判している。

昨日、ネットでビデオ評サイトで『オリエント急行殺人事件』を評しているところを見つけた。これがまあ呆れる半可通で、

「女優さんですが,上記に上げた役者さん達(唐沢注:イングリッド・バーグマン、バネッサ・レッドグレーブなど。ご丁寧に”バークマン”“レッドグローブ”と二人とも誤記している)は年寄りなので,もうどうでもいいという感じで,一番よかったのは,伯爵夫人を演じていたジャクリーヌ・ビセットで,品があって実にいいですね。年寄り女優のシーンなんか削ってもっと彼女のシーンを増やして欲しいと思いました(それにしても,バークマンがこの映画で助演女優賞をとったらしいのですが,私には??でした)」

「後,この映画のアガサ・クリスティの原作は読んではいないのですが(彼女の小説は私の趣味ではないので),冒頭の誘拐事件は何となく大西洋を飛行機で初飛行したリンドバーグ夫妻の子供の誘拐事件を参考にしているように思えました」

「それにしても,この映画を観てて一番違和感を覚えたのは,軽快なダンス曲を背景に列車が進むことです。この楽しそう曲と陰惨な内容とは全く合わない感じで,この手の映画でしたら,やはり,重々しく進む感じの曲が欲しかったです。また,列車の撮影に関しても,同じくオリエント急行が舞台になっていた「007/ロシアより愛をこめて」の方がスピード感があって,遥かに素晴らしいです。この映画のダンス曲でしたら,アニメ銀河鉄道999」でしたら合うという感じがします」

などと、頭からシッポまでどうしようもない意見の羅列で大笑いしてしまうが、しかしこれと自分の批評との距離がどれほどあるのか、と考えたとき、私は戦慄する。全ての評論家が戦慄しなければいけないだろう。そう、紙一重なのだ。その一重の差は、自分の好き勝手が商品になるかどうか、の他者(編集者など)の値踏みだろう。

 ちなみに、唐沢は“matsumo's Home Page ”のことを

若い(二〇歳くらい?)の人が、自分が観た映画の感想を書きつけているブログ

としているが、“matsumo's Home Page ”の人ってそんなに若いようには思えないのだが。

 ここまでやっつけておきながら、リチャード・ロドニー・ベネットの話を聞いた途端に意見を変えてしまったわけなのだが、本当にベネットはそんなことを言っているのだろうか。そもそもオリエント急行殺人事件』のDVDにはコメンタリーはついていないのだ。ただし、特典としてメイキングがついていて、唐沢俊一「裏モノ日記」2006年4月29日でメイキングを観たと書いている。…オーディオ・コメンタリーとメイキングの区別がつかないのか、記憶力が悪いのか。

 では、メイキングの中でベネットが何を言っているのかというと、ベネットはシドニー・ルメットから「これは娯楽映画だ」「列車に合った音楽を頼む」と言われてワルツを使って列車を踊らせる」ことにしたのだという。

 それから、バーナード・ハーマンが『オリエント急行殺人事件』の音楽について「あれは死の列車だ。それなのにワルツを使うとは」と言ったというのはメイキングの中でも説明されているが、「試写室から出て行ってしまった」という話は出てこない。無意識に話を膨らませてしまったのだろうか。そして、ベネットはハーマンの意見についてメイキングの中で次のように話している。

ヒッチコック映画は心底怖い。『サイコ』の音楽など実に見事だ。だが本作は娯楽作品だ。恐ろしい映画じゃない、楽しむためのものだ。それにふさわしい音楽にした。

 …えーと、唐沢が書いていた「私は反発を前提として、あえてそういう音楽をつけた」とは違うようなんだけど。つまり、ルメットは『オリエント急行殺人事件』を「娯楽映画」として作ろうとしていて、ベネットはそれに合わせた音楽を作っただけなのである。それを「サスペンス映画」だと考えるとハーマンや“matsumo's Home Page ”のように勘違いしてしまうということではないのか。まあ、勘違いはしょうがないとしても、そのように考えるのが「当然のこと」とまでは言えないだろう。それに唐沢俊一が立場を変えているのはまったく理解できない。ベネットはそんな発言をしていないんだから。ちなみに、唐沢はP.105で次のように書いている。

 私や私と同じような「通」の人は、実は先達の言うことを鵜呑みにしてしまうことが多い。なぜなら、通は「物知らず」と言われることを恥とするからだ。淀川長治氏がこの映画のことをこう評している。蓮實重彦氏はこの映画の見どころはここだと指摘している……といった“ツボ”の部分を、それが定説のように無意識に引用し、自分の意見はその上に付け加える何パーセントにすぎないというスノッブさが映画マニアにはある。映画マニアの多くは映画評マニアでもあるからである。

 しかし、『オリエント急行殺人事件』の評価がグラグラしているのを見ていると、単に唐沢が他人の意見に流されやすいだけなのではないか?と思ってしまう。蓮實重彦の言葉をそのままパクってたしなあ(詳しくは2月3日の記事を参照)。

D

自分は『ドラクエ』の音楽っぽいなー、と思いました。


P.108より。

 その視点に気がつくと、その映画も新しい見方ができるようになる。つまり、あえてロドニー・ベネットにあのような曲をつけさせた監督の真意は何か、ということだ。

 つまりは、この映画は、レトロブームの先駆けで、七〇年代に三〇年代の風俗を再現した映画である。あの当時のイギリスの映画スターや舞台劇のトップスターを集めて撮った作品で、ミステリー映画の体裁を取ったオールスターキャストのバラエティ映画なのだ。現に、クリスティの原作では重要なポイントとなっている、部屋の向きによって鍵の位置が違う、などという要素は映画では完全にネグレクトされている。

 イギリス」のスターだけ出ているわけじゃないけどなあ。それ以外の国の俳優も出ている(アメリカ4人、フランス1人、イングリッド・バーグマン)。そして、部屋によって違うのは「鍵の位置」ではなく「かんぬきの位置」。

 それから『オリエント急行殺人事件』という映画はミステリーとしてもちゃんとしている。オチを知ってから(大抵の人は知っているだろうけど)見ると伏線がしっかり敷かれているのがよくわかる。


P.109より。

 この出来事は私に、「素直な視点の大切さ」を知らしめた。いや、ひねくれた視線もプロには必要なのだが、プロはその自分の視線のひねくれぶりを誇るあまり、素直な視線しか持てない人物を馬鹿だと思ってしまうことがある。まず、素直な視線から入り、しかる後ひねくれる、でなくては、ものごとの本質をつかめない。

 物事を素直に見た方がいいのは確かだが、「私に」「知らしめた」って言うかなあ? 

P.109より。

 しかし、この映画ファンのブログが、惜しむらく「これっておかしいよね」というところで文章、すなわち思考の流れが終わっているところだ。

 彼がもし、もう少し踏み込んで考えて、「じゃあ、なぜこんなに軽やかな音楽をつけるんだろう。何か理由があるんじゃないだろうか」という疑問を持って、そこまで語れば、このブログの文章はきちんと「論」として成立したと思う。この監督が描きたかったのは、殺人ではないのではないか、と……だが残念ながら、ネットにおける評論というのは、大抵、この最初の疑問の段階で、疑問を感じたということを結論として終わってしまう。ここらへん、書籍と違い、編集者という人間がいないことの悲しさだろう。もし、ある程度しっかりした出版社で、ここで終わる論考を著者が出してきたとしたら、編集者はそれに

「論考が出発時点で終わっています。そこから、なぜこのような結果になったのかまで、論を発展させてください」

というメモをつけて著者に戻すはずだからである。

 プロまがいの、あるいはプロの批評もネットでは山のように読める。しかし、それはプロから観ると、新鮮でも何でもない。ネットの最大の利点のひとつは素人の新鮮な視点が拾えるところにあるのだ。

 さすが、『漫棚通信』さんからツッコミまでパクった人の言うことは違う。「素人の新鮮な視点」をそのまま原稿にしていたわけだもんね(『漫棚通信』さんは素人ではないけど)。最近の唐沢俊一の文章が「論」として成立しているのか?とか、唐沢の編集者は何をしているのか?とか思ってしまったけど。…あ、もしかすると、唐沢俊一は「ある程度しっかりした出版社」で仕事していないから、編集者もちゃんと仕事をしていないということなのか? 


 結局のところ、自分の考え方を持っていないと、いともたやすく他人に流されてしまうということなのだろう。「他人の視点」を拾ってそのまま影響を受けていたんじゃしょうがない。もちろん「他人の視点」が自分だけのものであるかのように言うのは論外。

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博覧強記の仕事術

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kensyouhankensyouhan 2009/07/19 18:19 本文で書くほどのこともないのでコメント欄で書いておく。

唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板で『エンドレスエイト』についてどう思うか?と聞かれたのだけど、
一言で言えば「長門がかわいそうだから何とかしてやれ」だろうか。個人的には6週目突入でも平気なんだけど。
ついでに書いておくと、7月スタートのアニメだと『CANAAN』と『うみねこ』がわりとお気に入り(録画したまま見れていないのもある)。
前者は武内崇キャラの再現率の高さが良くて、後者は単純に面白い(ゲームは未プレイ)。
ちなみに『うみねこ』マンガ版の惨殺シーンは、気合入りすぎてグロの領域に達しているので未読の方は注意。

うさぎ林檎うさぎ林檎 2009/07/19 19:42 わたしは、からさわくんのえいがかんそうぶんをびじねすまんがよんでも
こまるとおもいました まる

藤岡真藤岡真 2009/07/19 20:45 >そのブログを読んだときに、正直私は
「若造が何を言っておるか。物知らずめが」
 と思ったものだった。こんないい映画音楽がわからないのか、と。
 ところが、その後、その映画のDVDのオーディオコメンタリー(音声による解説)で、リチャード・ロドニー・ベネット本人が言うには、
「私は反発を前提として、あえてそういう音楽をつけた」
 とのことだった。つまり彼は確信犯だったわけだ。

 わけの分からない文章です。唐沢は、リチャード・ロドニー・ベネットのコメントを聞くまで、この音楽をどう評価していたのでしょうか。

>こんないい映画音楽がわからないのか

 と言っておきながら、

>つまり彼は確信犯だったわけだ

 と書く、頭の悪さ。偶然、自分(唐沢)好みの音楽に仕上がっていたとでも思っていたのですかね。

yonoyono 2009/07/19 21:59 唐沢さんはムダ知識まで否定してなにで生計をたてるのか心配です(-_-)

まあ筆から出まかせだからこんな文章なんでしょうな

余談
うみねこは僕も毎週楽しみにしてます

redstuffredstuff 2009/07/19 23:07 お久しぶりです、こんにちは。

ふと思ったのですが、『オリエント急行殺人事件』の
音楽についての引用箇所で唐沢さんは

>その映画を劇場公開のときに観、「キネマ旬報」などの映画の批評を読み、その音楽が絶賛されていることを知って、自分の感覚がその評価に一致することに満足し、それ以降、この映画の音楽に関しては何の疑問も抱いていなかった。

と、しています。
しかしそのあとの文章で、

>つまり、この映画を何の前提もなしに観れば、そのブログの若者と同じ感想を持つのはむしろ当然なのである。

と、している。
唐沢さんは映画内の音楽について何の疑問も持っていなかったのだから、
映画に対する前知識はあったと思われます。
しかし、最初の文章は、
「映画を劇場で観た後に『素晴らしい音楽だ』と思って、雑誌の評でそのように指摘されていて、満足した」
と、読めるのではないか、と。
つまり、唐沢さんは「何の前提もなしに」映画を観て
「素晴らしい音楽だ」と思ったのであって、
後に引用した個所の「むしろ当然だ」という自らの言葉に
自らがハマっていないというSF(少し不思議)。
さすが、SFに造詣の深い人は違います。

ちなみに。
僕は『かなめも』と『青い花』が好きです。百合厨?

個人投資家個人投資家 2009/07/20 00:53 映画音楽の付け方は二通りあって、
悲しい場面には悲しい曲、楽しい場面には楽しい曲という画像と音楽が合っているものと、
カウンター効果として、悲しい場面に楽しげな曲をつけることで、悲しい曲をつける場合よりもさらに効果を高めるという方法があります。

>現に、クリスティの原作では重要なポイントとなっている、部屋の向きによって鍵の位置が違う、などという要素は映画では完全にネグレクトされている。

 一番重要なポイントは、「被害者の体に刺し傷が十二個あった」ということですよ。
「十二人の怒れる男」のシドニー=ルメットが撮ったんだから、そこはちゃんと結びつけないと。

はりはり亭はりはり亭 2009/07/20 00:59 まさかここでmatsumoさんの名前を見ることになろうとは。メインページはそんなに見てないのですが(なんとくりぃむれもんの亜美ちゃんの特集まであるわけわからんところです)、「Sound Library」のほうにはいつもお世話になってます。クラシックの古い録音に興味のある人には素晴らしいページです。まさかこんなところまで唐沢氏のネタにされていたとは。それなりに年齢のいってる方だと思いますが。

「エンドレス・エイト」については、誰か京アニ(か角川)を叱れ、につきます。

夏のアニメはあと「化物語」でしょうか。夏アニメではないのだけれど「アラド戦記」っていったい...(私は好きだけど)。

mitahiroshimitahiroshi 2009/07/20 02:40 イングリッド・バーグマンの名字の「グ」は無声音なので日本語で「ク」と発音したって構わないし、手塚治虫の戦後すぐの日記なんかに「ベルグマン」と書かれてたりするのを読んだこともあるけれど、必ずしも誤記とは言えないのではないかと思います。一般表記と違うという意味では間違いと言えるでしょうけど、そういうところを指摘するのは大人げないですね。
映画を観てリンドバーグ誘拐事件を連想したのなら、教養(というか雑学的知識)のある人だと思いますけどねえ。ハヤカワ文庫の解説読まないと大抵知らないでしょう。特に唐沢氏が想定するように若ければ。
キネ旬読んで安心してた中学生の「プロ」の視点って…?

知ったかヤメロ知ったかヤメロ 2009/07/20 14:48 Bergmanのドイツ語読みは、ベルクマン
でも、彼女はスウェーデン人なので、発音はベルイマン。
バークマンはどこの国の言葉でもないデタラメ発音。

通りすがり通りすがり 2009/07/20 17:54 Goetheをギョイテと言ったのは森鴎外、「Goetheはゲーテかギヨイテか」と冷やかしたのは夏目漱石。
唐沢は森鴎外も夏目漱石も読んでないようで。

半農半漁人半農半漁人 2009/07/20 18:00 「オリエント急行殺人事件」のレビューは2000年3月4日に投稿。
http://homepage3.nifty.com/matsumo2/video/pagea25.htm

一方、matsumo 氏は1994年7月30日〜31日の旅日記に「休みの一環として,もう18歳はとっくに過ぎたというのに,JRの「青春18キップ」を使用した「怠惰」な「山登り」をしてきました」と記しています。
http://homepage3.nifty.com/matsumo2/travel/page43c.htm

1994年の時点で「もう18歳はとっくに過ぎた」人物が2000年に「二〇歳くらい」のわけはないんですがね、常識的に考えて。

kensyouhankensyouhan 2009/07/20 18:07 コメントありがとうございます。

>うさぎ林檎さん
そうか、そもそも映画の話を延々とされても困るというのは確かですね。

>藤岡さん
結局、唐沢がいかに自分の見方に自信がないかという話ですよね。「いい音楽だ」と思っていればよかったのに。

>yonoさん
その場その場で発言しているから大変なことになってますね。

>redstuff さん
まあ、謎だらけですね。唐沢俊一は映画を観て違和感を持ったわけではないし、ベネットは唐沢が書いているような発言をしていないのだし。SFというよりは不条理ですね。

>個人投資家さん
>『十二人の怒れる男』
それに『オリエント急行殺人事件』の中でアーバスノット大佐(ショーン・コネリー)が陪審員の話をしてますからね。これも伏線になっているわけですが。

>はりはり亭さん
あのサイトを見てから若い人がやっているとは思えません。それとも別のブログがあるのか。
>エンドレスエイト
何故かヤマカンが謝ってます。
http://yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-3435.html
ヤマカンはいつもこういう風に余計なことをするので大好きですw
>アラド戦記
自分もたまに観てますけど、妙に気になりますね。

>mitahiroshi さん
特に唐沢俊一の場合は誤記が多いですからね。

>知ったかヤメロさん
Martin Scorseseを「マーティン・スコセッシ」とは読まないようなものですか。

kensyouhankensyouhan 2009/07/20 18:10 コメントありがとうございます。

>半農半漁人さん
もしかすると、他に「若い人」の書いたブログがあるのかも?とは思いますが、そもそもベネットの発言がデタラメですからね。一体何が何やら。

通りすがり2号通りすがり2号 2009/07/20 20:51 いつも楽しく拝読してます。
「オリエント急行殺人事件」でオスカー助演女優賞を受賞した時のプレゼンターの発音だと「バーグマン」が近い気がします。ハリウッドの通り名では「バーグマン」か、聞こえようによっては「バークマン」が妥当かと。
Ingrid Bergman Winning a Best Supporting Actress Oscar
http://www.youtube.com/watch?v=ky5sW4no_cg

mitahiroshimitahiroshi 2009/07/20 22:01 >知ったかヤメロさま
ご指摘ありがとうございます。勉強になりました。

知ったか万歳知ったか万歳 2009/07/20 23:00 バーグマンとはBergmanの「英語読み」なのでは?と思い、調べてみました。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=Bergman&stype=0&dtype=1
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej2/6626/m0u/Bergman/

発音記号を見る限り、英語読みでは「バーグマン」のようです。


また、英語版Wikipediaでは、スウェーデン語読みと英語読みの発音が併記されておりました。

http://en.wikipedia.org/wiki/Ingrid_Bergman


したがって、「バークマンはどこの国の言葉でもないデタラメ発音。」は間違いのようです。

知ったかヤメロ知ったかヤメロ 2009/07/21 08:24 英語読みはバーグマン
独語読みはベルクマン
母国スウェーデン読みはベルイマン、
で、バークマンはどこの国の読み方?

ちなみに英語圏では絶対にBERGMANをバークマンとは発音しない。
スピルバーグをスピルバークと発音するか?

知ったか万歳知ったか万歳 2009/07/21 10:48 実のところは、英語読みを念頭に置いてらっしゃらなかっただけではないでしょうか。

そもそも、発端は「日本語でクと書いても間違いとは言い切れない」という留保した書き方でした。
(その後「聞こえ方によってはク」との指摘もありました。)
「そう表記することもありえる」「そう聞こえる」という話に対し、なぜか「国」を持ち出して来たこと自体が噛み合っていなかったのではないでしょうか。
また、発音と聞こえ方は盤石のものでは無く、ぶれ、変動いたします。実際の発音に照らして妥当かとの指摘もありますし。「絶対」ではないと思いますがいかがでしょうか。

知ったかヤメロ知ったかヤメロ 2009/07/21 13:24 手元の英語辞書を引きたまえ。
Bergmanの英語発音のgは、g。グという有声音だ。
クならkという発音記号になる。
あなたがバークマンと聞こえるというのは単に聞き取りができないだけで、
gで発音しているのだ。

知ったか万歳知ったか万歳 2009/07/21 15:32 連投恐縮です…。

はい、ですから、「ク」に発音してしまう人もいる、そう聞こえる場合もある、そして、そのように書き記す人もいる、というだけのことです。

そして、それを指摘するならば、スウェーデン語を持ち出してきて「デタラメ」「絶対」と断じるのはいかがなものでしょうか。

いいかげんにしろいいかげんにしろ 2009/07/21 20:46 英語では発音記号でgなのに、どうして「ク」と発音するんだ?
してしまう人もいるって、どこにいるんだ?
イングリッシュのネイティブで?
お前はスピルバーグをスピルバークと発音するのか?
そういうアメリカ人がいるのか?
いいかげんにしろ、この低脳!
スウェーデンを持ち出して、って、イングリット・バーグマンはスウェーデン人だからだよ!
お前、もしかすると本当に知恵遅れじゃないのか?

デュードデュード 2009/07/22 01:29 そもそも,シドニー・ルメットはNYのTV局出身のニュヨーク派にして,職人派監督・・・・・まあ当時のジョン・フラッケンハイマーやシドニー・ポラックなどの系譜に入る監督さんですよね。

まあ僕も秋本欽二さんと町山智浩さんの批評で知ったのですが(汗
少なくとも音楽の違いを提示するのには当たり前です。

しかし,同じ音楽家と監督の話なら,なんでセルジオ・レオーネとエンニオ・モリオコーネの話が無いんだろう?

だってジョージ・ルーカスとジョン・ウィリアムスがこの二人に土下座して「音と音楽の一体感を教えてください」というのは有名だからねぇ・・・・・

だからガセビアが多いのか?

デュードデュード 2009/07/22 01:34 誤:少なくとも音楽の違いを提示するのには当たり前です。
ちょっと訂正:まぁ"音楽と映像性”に語るのは知識浅いんじゃないかなと思っちゃったりもします

mitahiroshimitahiroshi 2009/07/22 01:54 申し訳ありません。
そもそも「グ」を無声音と書いたのは間違いでしたので、訂正しておきます。語尾のgでなければ有声音でした。
英語でもはっきりと濁った音で発音するでしょう。
ただ、本筋の話とは違いますが、「ベルグマン」というのは別に正しいドイツ語読みの発音を表記しようとしたのではなく、手塚氏の日記でそう書いていたのを見かけたことがあるということです。映画の「ガス燈」を観たという話題の中で、漫画全集の別巻に入っていたかと思います(手元に本がない)。いつ頃まで、とはっきりは言えませんが、昔の本にはこういうドイツ語風の表記は他に見かけることもあるので珍しくはないと思います。

barrelbarrel 2009/07/22 01:59 >デュードさん
少なくとも、
ニュヨーク派とか、ジョン・フラッケンハイマーとか、秋本欽二とか、エンニオ・モリオコーネとか書く人に
「知識が浅い」とか、いかに唐沢だってバカにされたくないと思うんですが。
あと論点、ズレてますよ。

デュードデュード 2009/07/22 21:11 >barrelさん
あっこりゃ失礼しました(汗

tender mercytender mercy 2009/07/23 03:57 >知ったかヤメロさん

ご主旨には賛成ですが、「イングリット」は発音記号からすれば「イングリッド」とすべきではないかと。

知ったか万歳知ったか万歳 2009/07/23 17:50 いいかげんにしろさんは、知ったかヤメロさんでしょうか?
クと発音する人もいるでしょうし、実際に該当サイト主さんはクと書いております。ブロマイドとブロマイドのようなものでしょうか。
イングリッシュのネイティブで、とは書いておりませんよ。
(もっとも、前述しました通り、人それぞれ、癖もありますから、ネイティブでもそういう方もいらっしゃるのではないかと。)

また、誤読されておられるようですが、
「英語読みの指摘をするのに、スウェーデン語読みを持ち出すのはいかがなものでしょうか?」
と書いたのです。

SawaharaSawahara 2009/07/26 20:44 まあ唐沢さん、ほんっとーにハンチクな仕事ぶりで。
ここまで見事な「木を見て森を見ず」をやられると。

>自分の考え方を持っていないと、いともたやすく他人に流されてしまうということなのだろう。

これは私も他山の石としたいと存じます。

あと、Bergmanのカタカナ表記ですがねえ…、あたしにはMcMahonを「マクマホン」と表記する(東スポなんか「マクマホーン」だって)のに比べたら、「低脳」だの「知恵遅れ」だのと口走るほど頭に血を上らせるのはどうかと思えますが。

ついでに夏アニメは、私はきらら厨なので『かなめも』と『GA』ですが、両方見ていると、『ドージンワーク』はどんなにお粗末だったのかと。