Hatena::ブログ(Diary)

唐沢俊一検証blog

2009-10-21

わが征くはガセの大海。

22:03

『唐沢俊一検証本VOL.1』、通販受付中です。タコシェの店頭でも販売中です。

・『映画秘宝』11月号で『唐沢俊一検証本VOL.1』が紹介されました!


 『パチスロ必勝ガイドNEO』12月号に掲載されている唐沢俊一エンサイスロペディア』第31回は銀河英雄伝説を取り上げている。


 銀河英雄伝説』は、日本SF界でもっとも権威ある“星雲賞”を受賞している、れっきとしたSF小説なのだが、これを疑問視する声も多くある作品である。

 普通、SFと言えば、そこに何らかのSF的なアイデアがあり、それが中核となってストーリィが構成されている。例えば『機動戦士ガンダム』であれば、ミノフスキー粒子というアイデア。『スターウォーズ』であれば、フォースのアイデア。『ブレードランナー』であれば、レプリカントというアイデア。これら、現実に存在しない、理論や物が“ある”という設定が、そのストーリィを現実から大きく飛翔させ、SF小説SF映画を楽しむ醍醐味となっている。

 ところが、『銀河英雄伝説』は、時代設定こそはるか未来の宇宙空間であり、宇宙艦隊同士の戦いがくりひろげられるが、話の中核に、大きなSF的設定がおかれているわけではない。時代を過去に移し変えればそのまま歴史小説として通用するような、言葉を変えれば「ごく一般的な」ストーリィ仕立ての中に、国家の興亡と、それにまつわる人物たちの戦いのエピソードが記されている作品である。

 『銀英伝』がSFというより歴史ロマンとしての色が濃い小説であるということはよく言われているが(「疑問視する声も多くある」のかは疑問)、それにしても唐沢俊一の言っていることは奇妙である。

 唐沢のいう「SF的なアイデア」というのはいわゆるガジェットのことだろう。つまり、物語を盛り上げるための「小道具」のことなのだが、それなら『銀英伝』にだって「ガジェット」は登場している。唐沢だって「宇宙艦隊」と書いているし、ワープやブラックホールも出てくるのだ。アーレ・ハイネセンの「宇宙船」だって立派にSFしていると思うのだが。

 あと、『ガンダム』がミノフスキー粒子を中心にストーリーが構成されているってどういうことだ。ミノフスキー粒子モビルスーツ同士の戦闘を成り立たせるための「ガジェット」だろう(『銀英伝』にも「ゼッフル粒子」というのが出てくる)。『スター・ウォーズ』だってフォースを中心に成り立った話なのかどうか首を捻ってしまう。ガジェット」と「ストーリーの中心となるアイディア」は別個のものではないのだろうか。なお、『ぴあ』じゃない方の「ガンダム論争」は高千穂遥が「『ガンダム』はSFじゃない」という趣旨の発言をしたことが切っ掛けで起こっている(『検証本』VOL.3で『ぴあ』の「ガンダム論争」を取り上げるときにこちらも紹介する予定)。


 逆に言えば、『銀河英雄伝説』の人気の秘密は、そこにあると言えるのかも知れない。SF小説が、70年代末に大きなブームになったものの、現在必ずしも大きな市場を持っていないのは、この“中核となるSF的アイデア”が次第にマニアックになり、オタク的な知識を持つ一部のファンにしか理解できなくなり、また、マニア的なファンが、そういうアイデアを理解できる自分たちをエリートと位置づけ、新参のファンたちを差別しはじめたことによる。当時、アニメSFX映画ブームの影響による作品がSF小説界にも多く登場したが、そういう作品には、決まって古参のSFマニアから

「これは本当のSFではない」

 という批判がなされたものだ。新しい読者が、そういう閉鎖的な世界を“ウザい”と思い始めたのである。そして、そういううるさい古参ファンのいない分野に、新しい“SFぽい作品”を求めていた。

 このあたりは『ガンダム論争』での唐沢俊一の言い分と読み比べると面白い。たとえば。

テーマのある作品(例えばゴジラ)が即ち優れた作品である、と思い込んでいるから、TVアニメなんかにもそれを求めるようになる。そこで商売上手なのが、陳腐な作品を愛だの戦争だのといった重そうなコトバでデコレーションし「ヤマト」だ「ガンダム」だといって売りつける。見る方はそんなテーマなど理解できるアタマもないのだが、何となく「ガンダムにおけるテーマは…」などと口走れば理知的に見えそうなので争ってファンを自称する様になる。もっともいくら愛のなんのとワメいたってファン以外の人間からみれば阿呆としか見えないから、ファン同士徒党を組んで、お互いに「このメカの魅力は…」「SF的設定が…」とバカのエール交換をやるようになる。そうして自己満足にひたっているうちに、ふと周りを見渡すと、いつの間にか自分達が多数派になっていることに気がつく。そうすると、こういう連中はグレン隊と同じで、今度は少数派の非SFファンたちをイジメにかかり、「ゴジラ」だの「ガンダム」だのの悪口をいう人間をよってたかってぶちのめす(後略)

 この部分は『エンサイスロペディア』の「古参のファンが新参のファンを差別する」という部分と対応しているのではないか。では、唐沢俊一はこの30年間一貫して古参のファンの閉鎖的な態度を批判してきたのか?と思いきや。

最近SFは多彩になってきた−いわれて書店のSFコーナーの棚をみてみれば、何のことはない、スペオペだのヒロイックファンタジーだの、それこそアチラ作品のイミテートばかりではありませんか。ミーハーの親方みたいな連中によって書かれたダーティペアとか何とかサーガとかの作品群が、内容的に優れたものとはとても思えません。

 この部分は完全に古参のSFファンの言い分だろう。札幌アニソン・サークルでもSFの知識をひけらかして主導権を握ったらしいし(詳しくは2008年9月2日の記事を参照)。まあ、「ガンダム論争」を何度読んでも唐沢が何を言いたいのか、どのような立場なのかよくわからないのだけど。なお、引用した唐沢の発言については2008年11月20日の記事を参照。

 それにSFぽい作品」ってなんなんだろう。結局、『銀英伝』はSFじゃないってことなんだろうか。


 こむずかしいSF設定などなくていいから、宇宙空間を舞台に、何の理屈もいらないオモシロイ作品が読みたい。作者の田中芳樹はこういう新しい読者のニーズに応え、ヤン・ウェンリーラインハルト・フォン・ローエングラムという対照的な二人の主人公の人間ドラマを中心にした、ある意味で『三国志』と『ローマ帝国衰亡史』の世界を『ベルサイユのばら』風に描くという手法をとって、それまでどちらかというと男性読者オンリーの世界だった宇宙SFの世界に女性の熱狂的な読者を引きずり込み、単行本の総刊行部数1500万部というヒットになったのである。

 ちょ、ちょっと待って〜。

 …ベ、『ベルばら』? なんで『ベルばら』なんだ? 女の子に人気があるから? いや、うちの中学は男子校だったんだけど、普通に『銀英伝』流行ってたよ?(アニメも小説も) イゼルローン要塞って聞いたら今でも血が騒ぐんだけど。…まあ、今回の『エンサイスロペディア』、『銀河英雄伝説』を扱っているにもかかわらず「イゼルローン要塞」とか「ロイエンタール」とか「フェザーン」とか、おなじみのワードが全く出てこないので絶望的な気持ちにさせられるんだけど。100%読んでませんね。もしかすると『ベルばら』も読んでないのでは。あと、『銀英伝』は「何の理屈もいらないオモシロイ作品」なのか疑問。『エンサイスロペディア』では毎回「こまけぇことはいいんだよ!」とばかりに「理屈抜きで楽しめる」ことが強調されているけど、パチスロファンをよっぽどバカだと思っているのかなあ。さらに付け加えると、『銀英伝』以前の『ヤマト』や『ガンダム』といった「宇宙SF」にも女性ファンはいたのだが。


 かつて、一般大衆向けの、波乱万丈なストーリィの歴史もの小説のことを“稗史小説”と読んだ(原文ママ)。『八犬伝』や『椿説弓張月』などは稗史小説の傑作であるが、『銀河英雄伝説』は、まさに現代の稗史小説の代表作と言っていいだろう。稗史だから、時には前後のストーリィに矛盾も生ずる。作者もそういう矛盾を認めながら、別に気にもとめず書き続けているのがいかにも稗史小説らしい。

 だったら矛盾点を指摘してもらいたいところだ。読んでいなければ指摘することも出来ないのだけど。


 ひとつ疑問に感じるのはスペースオペラという言葉がまったく出てこないことである。「SFにはスペースオペラというジャンルがあって『銀河英雄伝説』もそれに含まれる」と書けば、『銀英伝』がSF色の薄いことも簡単に説明がついたと思うのだが。唐沢俊一はかつてSFファンだったはずなのだが…。正直、唐沢めがけてトールハンマーを発射したい気分。


ガセの歴史が、また1ページ…。

銀河英雄伝説外伝 わが征くは星の大海 [DVD]

銀河英雄伝説外伝 わが征くは星の大海 [DVD]

銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)

銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)

銀河英雄伝説 Blu-ray BOX1

銀河英雄伝説 Blu-ray BOX1

藤岡真藤岡真 2009/10/21 22:29 >かつて、一般大衆向けの、波乱万丈なストーリィの歴史もの小説のことを“稗史小説”と読んだ。

 ちょっと待ったぁ!「“稗史小説”と読んだ」はママとして。稗史というのは中国における正史(国が正統と認めた歴史)に対して、民間伝承の歴史、転じて作り物ということで、そもそも「稗史」自体に小説という意味もある。『虚無への供物』のなかに「緑司なんて稗史小説に出てきそうなお名前ね」って台詞があるように、作り話って意味なんだ。「波乱万丈のストーリー」なんて別に」要求されちゃいない。
 本当に教養のない人間は、知りもしない難しい言葉を使わんでもらいたいよ。

kensyouhankensyouhan 2009/10/21 22:35 コメントありがとうございます。

「と読んだ」は原文通りです。「稗史」については自分もちょっと考えたんですけど。

nekoneko 2009/10/21 23:10 単純に心配してしまいます。彼はこの行為は善良で熱心な銀英伝ファンを憤りで同盟の愛国ナンチャラみたくする可能性が…ないか(笑)しかし、このノリでパチ台の原作をくさしていったら、コミケにも行きにくくなりません?掲載誌の依頼のお題なのでしょうけど…。編集部もきっと、その辺に詳しい人だと思って原稿依頼したのでしょうけど…。

oono_noono_n 2009/10/21 23:19 >『銀河英雄伝説』は、日本SF界でもっとも権威ある“星雲賞”を受賞している、れっきとしたSF小説なのだが、これを疑問視する声も多くある作品である。

SFってガジェットのアイデアだけで語るべきものではなく、思考実験としてあり得ない架空の舞台に物語の鋳型を移し替えることで初めて見えてくるスペキュレーションであったり、ワンダーであったり、エンタテインメント性であったりするのも魅力の一面であるはずなのですが、、、「銀英伝」をSFじゃないって言うファンとか作家、関係者にお目にかかったことはありませんね。
まあ、私の見聞が狭いだけなのかもしれませんけど。

個人投資家個人投資家 2009/10/21 23:28 星雲賞なんて権威とほど遠いと思うが?

唐沢俊一はアシモフの「ファウンデーション」シリーズを読んだ事ないのかな

gryphongryphon 2009/10/21 23:42 銀英伝は「こむずかしいSF設定はないが宇宙空間を舞台に、何の理屈もいらないオモシロイ作品として迎えられた」という主張を、それ単体でされれば「私の基準では、この作品のテーマやSF設定は理屈と呼べるレベルじゃないんだ」と言い張ることも可能かもしれませんが、対比させて「こっちは、SF小説やSF映画を楽しむ醍醐味がある」とする作品にガンダムやSWを挙げてしまってはねぇ(笑)

gryphongryphon 2009/10/21 23:50 「舞台を移し変えればそのまま歴史物になる」から純粋SFじゃないというなら、というならそのままガンダム、SWにも当てはまりますよね。SWのエピソード4はいうまでもなく「隠し砦の3悪人」だし、ガンダムもジオンvs連邦の戦況は80年代の「第三次世界大戦」ものに酷似しているとも言われるし(佐藤健志の説で、今定説かどうかは分かりませんけど)

ラーオラーオ 2009/10/21 23:52 いや、もう本当に勘弁してほしいです。

>こむずかしいSF設定などなくていいから、宇宙空間を舞台に、何の理屈もいらないオモシロイ作品

というのがスペオペでしょうに。
ペリーローダンの公認ファンクラブを創った、と豪語している人の発言とはとても思ません。

それから、ガンダムの事ではミノフスキー粒子を持ち出しても、スペースコロニーやモビルスーツのモデルである「宇宙の戦士」のパワードスーツなどに全く言及しないことも、物凄く気になります。
私はガンダム設定の中ではこの2点に萌えたんですが。
SF者としての感性が違うんでしょうかね。
まるぺだもんな。

yonocoyonoco 2009/10/22 00:36 銀英伝がSF色が薄い(広義の歴史物という感じが強い)というのはわかるんですが、唐沢さんの説明だとガジェット(というかお約束)だけあればSFとして成立する感じを受けます

山本会長の言葉に「SFマインド」という造語がありました(よね?うろ覚えですが)そういう思考の飛躍の部分が理解出来てないのかしら?

>スペースオペラ
SFと違う文学ジャンルだと思ってるか、聞いたことないか…

金平糖金平糖 2009/10/22 01:14 >『銀河英雄伝説』は、日本SF界でもっとも権威ある“星雲賞”を受賞している、れっきとしたSF小説なのだが、
星雲賞にどれほどの権威があるのかも疑問だが他には日本SF大賞ぐらいしかないわけだが
正直、星雲賞受賞作品にも「これってSFなの?」と言う作品は結構あるんで
星雲賞を受賞したから「れっきとした」SFなのかは甚だ疑問。

逆に日常ではないのなら幽霊だって妖怪だって怪盗ものだって戦争ものだって
作者がSFだって言い張れば立派にSFだと思う。
アナクロが科学じゃないなんて法はないのだから。

しかし、フォースがSFガジェットとは不思議な感覚だ。
ある意味私と同じSF感なわけだが、世間一般ではフォースは「オカルト」に分類されると思う。

銀英伝が三国志に影響されてるのは間違いないんでこの辺のことを書いた文章を読んだんでしょうね。
まあ、どちらかと言えば中華臭なのでいろいろ微妙なわけですが
ベルばらについては、、、、イラストからのイメージでしょうかね?
アニメの方のゴールデンバウム王朝はまさにベルばらのイメージでしたが
やっぱり、内容知らずにイラストのイメージで言ってるように思えますね。

次郎次郎 2009/10/22 14:25 なんだかなぁ。ヤマトやスターウォーズがブームになった頃に、エスエフのエの字も知らないけど、コラムを書かなくてはいけなくなった中年から初老のコラムニストが、必死に勉強してでっち上げたって感じの文章ですね。

これでオタクとか名乗ってるのはちょっとねぇ。スペオペ宙学に入りなおし、ホシゴジラ先生の指導の下、SFに関して学んで欲しいものです。

次郎次郎 2009/10/22 14:34 >『ブレードランナー』であれば、レプリカントというアイデア。

おいおい、ブレードランナーで語るべきは「圧倒的ともいえるリアリティ溢れる未来描写」じゃねえかよ。ありふれたハードボイルド的ストーリーを、誰が見てもモノホンの「SF」にしているのは、レプリカントの存在じゃなく、圧倒的な映像の力なのに.......

正直唐沢氏にはブレードランナーのブの字も語って欲しくはないです。ってだんだん腹たって来た。

藤岡真藤岡真 2009/10/22 15:21 ブレードランナーのガジェットなら。「わかもと」と「烏口」と、なんで寿司マスターがウドンを売っていて、しかも二つで充分なのか、その辺りを追求していただきたいですなぁ。

40男40男 2009/10/22 16:41 「これは本当のSFではない」とSFファンから言われたのは平井和正だったような・・
田中芳樹は『同級生2に出てくるキャラと同じ名前だな』程度の嫌がらせしか記憶に無い。
機動戦士ガンダムの一番のアイデアは地球人同士の戦争と正式採用機(量産型)です。
ミノフスキー粒子は現在の設定と異なり、通信やレーダーの邪魔をするモノ程度でした。
銀河英雄伝説で語られた「戦略と戦術」「政治と軍隊」が他の作品に与えた影響とか色々あるのに何でこうなっちゃうのかな。
あと時代もはるか未来から見た過去の歴史で、何か齟齬が生じても未来人の解釈や資料の内容が異なるという超便利設定なので矛盾は無い(はず)。

S.KS.K 2009/10/22 17:14 >40男さん
>機動戦士ガンダムの一番のアイデアは地球人同士の戦争と正式採用機(量産型)です。

「ザンボット3」という先例はありますが、「銀河英雄伝説」が
日本の過去娯楽スペオペと一線を画した要素「補給」を忘れては
いけないと思います。
いっせ

ヒポポタマスヒポポタマス 2009/10/22 19:20 >かつて、一般大衆向けの、波乱万丈なストーリィの歴史もの小説のことを“稗史小説”と読んだ。

あの〜、“稗史小説”という言葉は“稗史の小説”といくことではなくて、
“英雄豪傑”“栄枯盛衰”のように同義を並べた“稗史・小説”という意味だと思うんですけど。

ぬまぬま 2009/10/22 21:11 >40男さん
>機動戦士ガンダムの一番のアイデアは地球人同士の戦争と正式採用機(量産型)です。

量産型は『新造人間キャシャーン』の敵が元祖でしょうな。

nyannnyann 2009/10/23 00:23 以前、ロフトプラスワンのイベントの後で唐沢さんたちとへぎそば昆に入った時、
「二つで十分ですよ」と言ったのに誰も反応しなかったことを思い出しました。
星雲賞を権威っぽく書くなんてねえ。80年代のSFファンは星雲賞といえばお線香を
くれる賞という吾妻ひでおのギャグで笑い飛ばしたもんですがw

金平糖金平糖 2009/10/23 01:09 昔、会社の後輩と出先から会社に戻るときにちょうど昼時だったんで
「ちょっと早いが食ってから戻ろう。おごってやるよ、一緒でいいよな?」と店に入って
私「天丼、並2つね。」
後輩「あ、俺も一緒で。」
、、、、、、
しっかり4つきやがりましたよ。
もちろんぺろりと平らげましたが、、、、
日本語って難しいな。

TAKETAKE 2009/10/23 22:07 銀英伝に関しては、80年代末頃にアレはSFではないって雰囲気が一部のSFコミュニティであったのは事実です。
唐沢の主張はその中でもよく言われてたものです。実際出てくる細かいSFネタがその辺から安易に持ってきただけ(例えばアーレ・ハイネセンの「宇宙船」は藤子不二雄のSF短編に出てきたものそのまま)だったり、全体的な科学的整合性が当時としてもかなり低いので嫌われたってのもありますが、本当の理由は作者がSFコミニュティに属してなかったことだと思います。実際銀英伝の前には星野之宣の2001夜物語が同様のかなり理不尽な批判をされてますし、後には瀬名秀明もかなり嫌な目にあっています。
多分唐沢は、古くて狭い昔のコミュではそれなりに賛同を得たネタ(ただし他人が昔使ったもの)を、うろ覚えで使ったのではないでしょうかね。

>藤岡真さん
ご存じかも知れませんが、二つで充分は丼の海老の数らしいです。試写会版では映っているそうです。
http://www.st.rim.or.jp/~kimu/br/224.html

>ぬまさん
量産型ロボットなら、ビッグXのV3号が先ですね。

藤岡真藤岡真 2009/10/23 22:28 >TAKEさん

 おお。面白いサイトですね。
 しかし、デッカードは饂飩を頼んでいたようだし、なんでそもそも寿司マスターに、と謎は広がっていくのです。

JHJH 2009/10/23 23:28 >…ベ、『ベルばら』? なんで『ベルばら』なんだ?
アニメのほうしか知らんのですが、ラインハルトはもろにオスカルに見えます。
キルヒアイスはアンドレだし。
嫉妬にかられてラインハルト姉を連れ出しアレしようとする皇帝の妾って
もろにルイ16世の妾のなんたら伯爵夫人のノリ。
唐沢さんはむしろ「銀雄伝は男の子用のキャンディ・キャンディ」と喝破すべきでした。

kensyouhankensyouhan 2009/11/07 08:45 コメントありがとうございます。

>nekoさん
本人はクサしているつもりはないんでしょうけど、だからこそ余計にタチが悪いですね。

>大野さん
ご無沙汰しています。解釈としては「『銀英伝』はSFじゃない」というのもあるんでしょうけど、「疑問視する声が多くある」というのは無茶でしょうね。

>個人投資家さん
SFファンじゃない自分としては『くるぐる使い』が取った賞というイメージですね>星雲賞

>gryphonさん
「何かを貶めるために別の何かを持ち上げる」パターンですかね。『ガンダム』も持ち上げちゃうんだなあ。

>ラーオさん
ミノフスキー粒子が中心のアイディアと言われると「は?」となってしまいますね。

>yonocoさん
高千穂遥は「SFマインド」の観点から『ガンダム』はSFじゃないと主張していました。

>金平糖さん
唐沢が『銀英伝』をどの程度知っているのか気になります。ヤンとラインハルトは知っているんでしょうけど、キルヒアイスでも危ない気がする。

>次郎さん
いや、「まったくSFについて知らない人が仕方なく書かされている」なら同情しますけど、唐沢俊一は一応「SFファン」をやってきたはずなんですよ。なのに、このレベルというのが…。

>40男さん
矛盾があるというならハッキリ書いてほしいです。

>nyannさん
「いかにウスいか」というエピソードはいいですね(意地悪)

>TAKEさん
なるほど、一部の意見をどこかで聞いていた可能性はありそうですね。
>藤子不二雄のSF短編
『宇宙船製造法』ですね。しかし、同じアイディアでも全然違いますね。

>JHさん
ラインハルト=オスカルはまあ…と思いますが、キルヒアイス=アンドレはちょっと…。