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唐沢俊一検証blog

2009-11-15

イッチー&パパラッチー。

17:44

イッチーの写真を撮ろうとパパラッチーが奔走するが逮捕されてしまうアニメ


 有能な美人秘書(実在します)に「冬コミでもコスプレしようかな」と話したところ、「緑色の生き物だけはやめてください。あなたと唐沢さんではキャラが違います」と釘をさされてしまった。…唐沢俊一も全身タイツを着るようなキャラなのかどうかは疑問だが(唐沢俊一のファンはあれを許容できるのか?)、仕方がないのでもう少し人間らしいコスプレをしようかと。…コスプレをしないという選択肢はないのか。


 「裏モノ日記」11月12日。 

まだ市橋容疑者のニュースばかり。視聴率を稼ぐにしても、

同じことばかり延々やるのは能がない。オウムのときだって

もう少し各局工夫があったはずだが。

それにしても、各マスコミの発表する写真の市橋は決まり過ぎ

というくらいに決まっている。指名手配書の写真は単に凶悪な

だけだったし、整形予想図見たときはマヌケで笑ってしまったが、

逮捕されたときの様子を見ておッ、と画面に目が釘付けになった。

180センチという長身に加え、スポーツ万能だっただけあって

動きがいちいちシャープなのである。

なるほど、2ちゃんミクシィで彼のファンになる女性たちが

続出しているのも無理はない。

しかも、逮捕以来固形物の食事を一切とってないことからくる

頬のやつれがこれまたクール。今日の昼、取り調べのために車に

乗り込む彼の、フード付きウインドブレーカーから覗く乱れた

長髪、高い鼻、(整形のおかげか)薄くなってひきしめられた

唇をみるに、存在感はそこらのアイドル顔負けかも、と思える。

いや、もちろん彼のおかした犯罪は憎むべきものだし、そこに

至った理由も幼稚なものでしかない。それは明らかだ。

中年のコメンテーターたちは、社会規範を守るために敢てカメラの

前に顔をさらし、法に従って罰を受けよと息子にメッセージを送る

父親を絶賛し、こんな親の元からグレた息子の市橋達也を罵倒する。

 というわけで、唐沢俊一市橋達也萌え萌えである。まあ、水嶋ヒロに似ているという意見もあるようなんだけど。

「おばあちゃんが言っていた…。普通の顔でも角度によってはイケメンに見えるものだと」

 これは天道総司の言葉だが(嘘)、はっきりと見せないことによって実物よりもよく見えることもあるのだ。スキー場で女の子が可愛く見えるのはゴーグルで顔が隠れているからだという話もあるし。いや、それどころか、数年前にあった長崎の女児殺人事件の犯人の少女(通称“NEVADA”)なんか、顔が全く分からないのに(分からないからこそ)「美少女」だとする意見がネット上で多数見かけられた(もちろん大部分はワルノリだが)。だから、市橋にしろNEVADAにしろ、正面から撮った顔写真が公開されれば「なーんだ」となるかもしれない。名古屋の整形外科で撮られた写真もそんなにイケメンではなかったし(自分と一緒に住んでいる女の子は「整形する前の方がよかった」と言っていた)。唐沢俊一写真を撮られるときにいつもへの字口をしているけど、あれは何かこだわりがあるだろうか。

 しかし、市橋が「グレた」っていうのは一体どこの情報なのか。家業を継がない=グレる、ということだったら唐沢だってグレたことになってしまうのだが。


しかし、大衆というものは基本的にアナーキーであり、反逆者を

ヒーロー視する。これは当然のことである。体制を逸脱した

犯罪者である鼠小僧や国定忠次に、日本の大衆は長いこと

喝采を送ってきた。身一つで千葉県警の取調べから脱走した市橋は

その行動力のみから言えばルパンなみのヒーローだ。

 ルパンというのが怪盗紳士なのか三世なのかよくわからないが、市橋に「ヒーロー」だと喝采を送っている人ってそんなに多いか? ネット上の意見を鵜呑みにするなんて『社会派くんがゆく!』で毎回ネットの悪口を言っている人とは思えない。それに、ネット以外で市橋を「ヒーロー」だとしている意見はあるのだろうか。秋葉原連続殺傷事件の加藤智大の方がまだしも「ヒーロー」視されているように思う。加藤を「格差社会犠牲者」とする見方はわりとよくある。


しかも彼はかなりいい家のお坊ちゃんである。

エリートの家系に生まれた貴公子が罪を犯し、故郷を離れ忌子として

流浪の生活を送る……というところで思い当たった。

折口信夫を引くまでもない、現代の貴種流離譚なんですねえ、

この話。

貴種流離譚」って、医者が「貴人」ということ? 医者とその子供が日本中に何万人いると思っているのか。市橋達也の父親は医者として特に地位の高い人でも無かったようだし。「貴種」もずいぶん安くなってしまったものだ。


相手の女性の似顔絵をスラスラ描き、ハナミズキがどうしたとか

牙がこうしたとかいうポエムまで作る。こういう気恥ずかしく

なる行為を臆せず出来るのがいい家の坊っちゃんの特権である。

その彼が日雇い労働者にまで身を落として逃亡生活を続ける。

こりゃシビれますわ。

 おぼっちゃんとか関係なしに卒業文集にはその手のポエムは定番だと思うのだが。自分が何を書いたか思い返すと冷や汗が出る人も多いだろうなあ。…あ、そうだ。唐沢俊一の同級生の方で卒業文集を持っている方は当ブログまでお知らせしてください。アルバムでもOK。

karasawagasepakuri@yahoo.co.jp

 「ハナミズキ」については、大学在学中に録音されたものだということで、園芸学部の課題として出されたものなのかもしれない。


「犯罪者をカッコいいとか、お前ら社会的に問題ありすぎ」

という“まっとうな意見”は、こういう場合イミがない。

日本人女性のDNAに、こういう“負の物語”を背負った男を

カッコいいと認識する遺伝子が含まれているのだ。

それは、遺伝子の多様性を欲する生物の種族的本能からも

正しいと言える。数%は異端のタネを混じらせておく必要が

あるのである。

 この手の話に「DNA」とか出てくると、とたんにトンデモっぽくなるな。と学会もチェックしておいてね。

 まず、海外でも犯罪者に魅力を感じる女性はいる。たとえば、テッド・バンディに「追っかけ」がいたのは有名。次に、前にあげた「NEVADA」に萌えた人がいたことからも、犯罪者に魅力を感じるのは女性だけではないというのも明らかである。…しかし、犯罪者に魅力を感じるのは有り得るとしてもそれは「生物の種族的本能」とはあまり関係ないのではないのだろうか。唐沢理論が本当なら、そのうち『anan』あたりで「罪を犯してモテる女になろう!」などという特集が組まれたりするのだろうか。


一方で心理学的に言えば、これは社会の治安とか道義性とか

に反する人物に託して、社会機構に押さえつけられている

自分のストレスを発散させる代償満足行為である。

女性はそれが社会的対面を重んずる男性よりストレートに

出るだけだ。……そう言えばオウム事件のときも、上祐ギャルズ

という連中が出現していたなあ。

 今のところ、行徳警察署の前に「市橋ギャルズ」は出現していないようだが、…っていうか、酒井法子公判に多数の男性が押しかけたことを「裏モノ日記」10月26日で触れているじゃないか。

テレビで雨の中、傍聴券希望者にインタビューしていたが、

ほぼ全員が40代という感じだった。今から20年前、

80年代後半にどれほど彼女が若者(だった彼ら)を熱狂させて

いたか。あの時代は今とは比べ物にならないほど、アイドルという

存在が時代の先端を走っていた、その文化の全盛期だったのだ。

彼らが“のりピー”を見に走るのは、単なるミーハー精神ではない。

自分の青春時代の再確認なのだ。ここまで堕ちたのりピー

見捨てないことこそが、自分のアイデンティティの肯定につながるのだ。

そして、今のテレビが彼女の報道以外視聴率がとれずに苦戦している

のは、まさに80年代から先、テレビが国民の関心から外れてしまった

という事実、それ以降“文化リーダー”になれなかったという

事実の反映だろう。

無理矢理男と女を区別しようというのもおかしいが、その場その場で思い付きを語るのもやめたほうがいいのではないか。


 「裏モノ日記」11月13日でも市橋達也について書いている。

市橋容疑者ファンクラブミクシィ内に出来たことに

徹底した嫌悪感を持って、必要以上にののしる日記を書いている

人が多い。市橋ファンの出現も大いに興味があるが、アンチ市橋

のこの大増殖もまた面白い現象である。表層でみれば女性の

人気を多く集めている者に対する嫉妬の情が原因だろうが、その

もっと根本には、犯罪者なのにも関わらず人気を集めるという

現象に社会規範の混乱と崩壊を感じ取り、いてもたっても

いられない不安を感じるという要素があるだろう。

 「犯罪者を持ち上げるなんて許せない」と思うのは自然なことではないだろうか。唐沢俊一という著作権法に違反した犯罪者を叩いている人も唐沢に嫉妬しているのだと考えたいのかも知れないけれど、それは間違いだから。それに唐沢に人気が集まっていたら規定の人数に達しなかったためにイベントが中止になることも…、ごめん、言い過ぎた。


 なお、この件に関しては「トンデモない一行知識の世界2」さんを参照してほしい。

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唐沢ファンだった医者唐沢ファンだった医者 2009/11/16 01:16 いつもブログを楽しく拝見しています。私はハンドルネール通り、かつて唐沢俊一の著書をよく購入していた黒歴史があり、医学的な突っ込みの余地があれば今後書き込みをしていこうと思っています。

>医者とその子供が日本中に何万人いると思っているのか。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/06/kekka1-1.htmlによると、
>平成18年12月31日現在における全国の届出「医師数」は277,927人
なので何万人もいるでしょう。私も、医者が貴種だなんていつの時代の認識だよ、と思います。

「トンデモ本の世界 W」は山本会長の執筆がほとんどなので購入したのですが、数少ない唐沢執筆部分には呆れました。

>よく日本のオタクには、作品とかイベントとかに何かしらケチをつけることが自分のアタマのよさを証明する手段だと思い込んでいる輩がいるが、こういう連中は決して最高の楽しみ方は出来ないままに終わる。(186ページより)
>先ほど、太田氏のことをオタク的と言ったが、多くのオタク評論家たちの文章がこのような攻撃性を持っていることを考えるとき、やはり、とその相似にうなずかざるを得ない。(289ページより)

これ、唐沢批判を知らない人にとっては訳が分からないでしょうし、事情を知っている人にとっては批判に対し論理的に反論できないから当てこすりをしているとしか思われないでしょう。

>最近話題になる安楽死(尊厳死)の、一種先鋭的なまでの推進論者でもあるのだった。(287ページより)

安楽死と尊厳死を、同一の概念のように扱っているのは感心しません。おそらく、引用元の「大田典礼小論−安楽死思想の彼岸と此岸−」で明確に区別せずに使用しているため、安楽死(尊厳死)と記載したのでしょう。
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n2605dir/n2605_03.htmによると、
>英国上院医療倫理委員会報告書(1994年)によると,安楽死は「癒しようのない苦痛から患者を救うために,命を絶つという明瞭な目的を持って行われる意図的な行為」と定義される。一方,「無益な治療の差し控え・中止」は,「死の過程を人工的に引き延ばすことを避け,自然経過による死を許容することを目的とする」(国際ホスピス・緩和治療学会,1999年)ものである。
>ちなみに,古い医療倫理学の教科書は,延命治療の中止・差し控えを「消極的安楽死」と分類していたが,現在は,「消極的安楽死の概念は無用な誤解を招くだけ」(例:英国上院医療倫理委員会報告書,1994年)と,概念そのものの有用性が否定されている。

無益な治療の差し控え・中止が尊厳死に相当するものであり、例えば末期癌の患者では心マッサージや気管内挿管を原則として行わないことなどが挙げられます。安楽死は、筋弛緩剤の投与や塩化カリウムの静注といった意図的に死に追いやる行為をさすものであり、全く異なる概念です。

yonocoyonoco 2009/11/16 03:12 緑の全身タイツは+唐沢さんのあのお顔(まあ美男子では間違いなくないですね)だから成立してるので、普通の人はあんまりしないほうがよいかと(~_~;)

市橋容疑者の件は、トンデモない一行知識さんもおっしゃっている通り余りにカッコイイという部分が強調されててやっぱり…とおもってしまいました

tochicatochica 2009/11/16 04:53 心理学の用語なら「代償満足行為」でなく「代償」でしょう。「代償」自体がsubstitution=「代理(のモノ、人)で満足させる」という意味ですから「代償満足」はおかしな表現ですね。「“負の物語”を背負った男をカッコいいと認識する遺伝子」などは劣化版・竹内久美子の与太話。

唐沢氏自身が市橋容疑者に熱い想いを抱くのは勝手ですが、その想いを社会が共有しているかのごとく言い募り、さらには分かりもしない心理学や生物学の言葉で正当化し権威づけようとするのは止めて欲しいものです。

tamakotamako 2009/11/16 06:15 ナイト・ストーカー、リチャード・ラミレスを思い出します。
捕まった時はすっごくぶさいくで汚くて、とんでもない口臭だったそうですが、弁護士のアドバイスで、髪を整え、歯を義歯に変えた所、手の平に描いたペンタグラムを見せるパフォーマンスなどと合わせて「ワイルドでかっこいい〜!」というギャル(ふるっ)が沢山現れたとかなんとか。
整形して評価が変わった市橋チックみたいで、世の東西問わず同じようなことが起こるもんなんですね。

古賀古賀 2009/11/16 06:36 >日本人女性のDNAに、こういう“負の物語”を背負った男をカッコいいと認識する遺伝子が含まれているのだ。

今度は竹内久美子劣化版ですか。

小室直樹、栗本慎一郎、岸田秀と、いろんな思想が唐沢さんを通過すると必ず劣化していくのが興味深い。

トンデモブラウトンデモブラウ 2009/11/16 09:26 アウトローに憧れる、というのは十分理解できる。
でも、それはフィクションだからでしょう。
バンディやラミレスに憧れるのは、やっぱどっかいっちゃってるわけで・・・
3σぐらいの特殊性をい一般化しちゃうトンデモさんは多いけどね。
『ペイバック』のポーターや『96時間』のブライアンがかっくいいのは、相手が非合法なナカラだから。
『傷だらけの天使』の修・亮や『レスラー』のザ・ラムに共感するのは、一般市民に特に著しい迷惑をかけてないから。

知泉知泉 2009/11/16 13:05 わたくしめ、似顔絵などをよく書いておりまして似顔絵だけの展覧会をやった過去もあったり、女性の誕生日に似顔絵をプレゼントした事もあります。
さらに、高校時代から詩を書いていて文集とかに掲載されただけでなく、人前でそれにメロディを付け、挙げ句の果てポプコンなんて物に出場して何千人の前で歌った事もあります。
それを恥ずかしげもなくしてしまったワケですが、別にいい家の坊ちゃんではありません。
ついでに自分もコスプレ・被り物をするようなキャラではありませんが、その姿を全静岡県民に晒しております。

なんか唐沢氏は50歳を過ぎて、コンプレックスみたいな物が非常に悪い方向へ向かっているような気がしてなりません。それを市橋容疑者に投影しているのかなぁと思ってみたり、あ、惚れたなと思ってみたり。
しかし唐沢氏というのはいわゆるマスコミや出版業界内にいながらニュースソースがワイドショーと2ちゃんばかりというのがなんともはや。本当に一般人のブログとどう違うのかと思うのですが。

Meitei,S.Meitei,S. 2009/11/16 22:57 「遺伝子」とか「DNA」とかはトンデモすぎて、逆にスルーしてもらえるかもしれません。さすがにネタだろ、と。

でも「遺伝子の多様性を欲する生物の種族的本能」なんて書いちゃうと、いまどきナイーブな群選択説かよってツッコミはくるかも。

そういえばと学会で生物系に強い人って誰なんでしょう?
東北薬科大中退(?)の唐沢センセーはこの通り、まるで当てにならないのですが。

通りすがり通りすがり 2009/11/17 17:58 >Meitei,S.さん
植木不等式さんはイルカや犬に詳しかったです。
退会されたようですが。

個人投資家個人投資家 2009/11/18 00:16 >流浪の生活を送る……というところで思い当たった。
>折口信夫を引くまでもない、現代の貴種流離譚なんですねえ、

「貴種流離譚」は折口信夫の造語だから、折口信夫を引かなかったら意味ないと思うが・・・
 しかし、どう考えても市橋達也を貴種流離譚の文脈で解釈するには無理がある。
 医者は高貴な血筋でも地位でもない。
 単なる逃亡犯だ。自分勝手で惨めな犯罪者に過ぎない。

kensyouhankensyouhan 2009/11/19 12:32 コメントありがとうございます。

>唐沢ファンだった医者 さん
宮崎哲弥が『トンデモ本の世界W』を褒めてましたね。ただし、会長と皆神龍太郎担当分についてですが。自分も近いうちに取り上げようと思います。

>yonocoさん
あ、そうか。唐沢俊一があの格好でコミケに来ればいいのか。

>tochicaさん
典型的なトンデモだと思いますけどね。「と学会」には身内をなんとかしてほしい。

>tamakoさん
女の子がキャーキャー言うのはまだ理解できますが、50歳を過ぎたおじさんが毎日日記で取り上げるのはどうなんだろう。

>古賀さん
唐沢はもう本を読まないほうがいいですね。

>トンデモブラウさん
鬼畜ネタを扱うためには常識をわきまえている必要があるわけで、本人が鬼畜になっていたら世話がありません。

>知泉さん
ある時点からものすごい勢いで劣化してますね。何が切っ掛けなのかはよくわかりませんが。
ネットからネタを仕入れているのは業界での関係がいくつか切れているせいなのかもしれません。

>Meitei,Sさん
「と学会」は「ネタ」ということにしてスルーしたいんでしょうけどね。残念ながら「ネタ」じゃないんですけど。

>個人投資家さん
個人的には市橋は「ヒーロー」ではなく凡庸な人物だという印象を受けますけどね。凡庸な人物が長い間逃げ回ったことは興味深くはありますが。