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唐沢俊一検証blog

2010-02-20

『唐沢俊一検証本VOL.2』が『映画秘宝』4月号で紹介されました!

11:53

タコシェにて『唐沢俊一検証本VOL.1』『唐沢俊一検証本VOL.2』『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』、通販受付中です。タコシェの店頭でも販売しています。

・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。


 というわけで、今日発売の映画秘宝』4月号P.105の書評で『唐沢俊一検証本VOL.2』と『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』が「「と学会」運営委員会の幹部が実はトンデモ本の張本人だった!?」と紹介されています。『検証本VOL.1』に続いての紹介で、本当に嬉しいです。文末に(田)とあるので田野辺尚人さんが書いてくださったのだろうなあ。どうもありがとうございます!


 唐沢俊一は相変わらず「追討」しまくっている「裏モノ日記」2月12日玉置宏の訃報にかこつけて自己弁護をしている件については藤岡真さんのブログを参照してほしい。玉置宏は唐沢と違って責任を取っているんだけどなあ。それに立松和平の訃報を取り上げているのに盗作について触れていないのも不自然。立松和平も庇ってあげればいいのに。

 で、「裏モノ日記」2月15日では、ディック・フランシス井上梅次の訃報を取り上げているが、どうも両者の作品をともにあまり知らないっぽい。『黒蜥蜴』以外の井上作品を見たことがあるのかどうか。「明智小五郎シリーズ」は今見ても楽しいけどなあ。

その計算力は自分の人生に関しても発揮され、映画が斜陽化すると

すぐテレビに足場を移して明智小五郎シリーズや必殺シリーズを撮り、

また香港のショウ・ブラザーズには映画の先生格で招かれ、

アイドルブームが起きればジャニーズと提携して近藤真彦主演で

自らの『嵐を呼ぶ男』をリメイクし、自作を常にドル箱にしていた。

湯浅監督も

「その資産がどれだけあるか、見当もつかない」

と冗談めかしながらも言っていた。現在、映画は儲からない商売に

なってしまっている。儲からないのではなく、儲ける才能を映画の場で

発揮する、井上梅次のような計算力のある人がいない、ということ

なのではないか、と、ふと思ったりもする。

そこらへんをもっと、日本の映画人は監督から聞いておくべきでは

なかったか。

ご冥福をお祈りする。

 「現在、映画は儲からない商売になってしまっている」って本当にそうなのか?とか、映画監督プロデューサーの区別がついているのか?とか、他人任せにせずに唐沢俊一本人が井上監督に聞いておけばよかったのに(湯浅憲明監督にインタビューしたこともあるんだから)とか、いろいろ気になるところがある。

 

 続く「裏モノ日記」2月16日では浅倉久志の訃報が取り上げられているが、これもどうもハッキリしない文章である。

SFファンとしてはフィリップ・K・ディック、ジェイムズ・

ティプトリーjr.J・A・エフィンジャー等の翻訳者としてまず、

語らねばならないのだろうが、私はなんといっても浅倉氏の訳業で最も

評価されるべきなのは『ユーモア・スケッチ傑作展』1〜3だと思っている。

 「ジョージ・アレック・エフィンジャー」なので「G・A・エフィンジャー」ですね。

惜しむらくは“ユーモア・スケッチ”という語(浅倉氏の考案)が、

その内容を正確に日本の読者に伝えるものではなかった、ということで

ある。日本ではユーモアという語意に、そういう狂気にさえ近い論理の

笑いという意味あいが薄いのだ。それかあらぬか、早川文庫版の再編集本

からはタイトルにユーモア・スケッチという語は外されてしまっている。

晩年まで訳業のスピードをゆるめなかったお忙しい浅倉氏であったが、

これでやっと、ゆっくりする時間が出来た。願わくは、あちらの方で

じっくりと、ユーモア・スケッチを表すいい訳語を考えていただきたいと

切に願う。

 このくだりは「ユーモア・スケッチ」という言葉にイチャモンをつけているように読めてしまう。現に「トンデモない一行知識の世界」さんはお怒りである。“How to Stuff a Wild Bikini”を『マジイケのビキニ姉ちゃんとイタす方法』と訳した(詳しくは「トンデモない一行知識の世界」を参照)ほどの卓越した語学能力を持つ唐沢俊一に「ユーモア・スケッチ」に代わる言葉を考案してほしいものだが。

 あと、『ユーモア・スケッチ』という言葉はタイトルから外れたわけではなくサブタイトルにちゃんと残されている。


 …それにしても唐沢俊一はつくづく「追悼」に向いていない。本人に悪気はないのだろうが、無神経な言葉を書いてファンを怒らせてばかりいる。それでいて故人のことをよく知っているわけでもないのだから、どうしていちいち「追悼」しようとするのかわからない。…これも「検証イベント」に本人を呼んで直接聞くべき話だなあ。

 

そして、「追討」の話は次回へつづく。


映画秘宝 2010年 04月号 [雑誌]

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玉置宏の昔の話でございます

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光の雨 (新潮文庫)

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黒蜥蜴 [VHS]

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江戸川乱歩「黒蜥蜴」より 悪魔のような美女 [DVD]

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ユーモア・スケッチ傑作展 (1978年)

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SawaharaSawahara 2010/02/20 14:06 「J・ルーカス」というのもよく見る誤りですが。

>それでいて故人のことをよく知っているわけでもないのだから、どうしていちいち「追悼」しようとするのかわからない。
日記の埋め草くらいに考えているのでしょうか。それだったら立派な「悪意」ですが。誰も唐沢に「追悼」してくれなんて頼んでないのに。

SawaharaSawahara 2010/02/20 14:13 あ、ついでに。
ひょっとしたらこちらをご覧の「えの」さん。
自分も山本会長の人物を知る身でありつつ敢えて申し上げますけど、木だけを見ず森を見て頂かないと、そういう意見は一笑に付されて終了です。

NNTNNT 2010/02/20 16:01 更新内容とあんまり関係ないのですが、
最近のトラックバックの
>2009-12-16 相続税 計算
が気になったです。何だろう?

yonocoyonoco 2010/02/20 17:28 映画がつまんないだったらまだ頷く人いるのに、儲かってないにしちゃうからなあ…

雪が降ってて本屋に映画秘宝が来てません(T-T)

藤岡真藤岡真 2010/02/20 20:29 ジーンズ(jeans)をGIの履くパンツだからGパンと呼んだ、みたいな話ですね。ジャンボ鶴田とジャイアント馬場の師弟コンビも、J鶴田、G馬場なんですが(関係ないか…)。

tochicatochica 2010/02/20 21:53 唐沢氏は浅倉さんに「ユーモア・スケッチ」の「訳語」を考えてほしいとのことですが、
このカタカナ語自体は、英語のsatireやtravestyなどを包括する便宜的な概念。
唐沢氏はいったいどの言葉を念頭に置いて「訳」してほしいというのか、疑問を感じます。
ユーモア・スケッチという言い方に不満があるなら、唐沢氏自身がそれに相当する日本語を
新たに考案すればいいだけの話だと思いますが。

RASRAS 2010/02/21 07:51 ハヤカワSFの数々で楽しませて頂いた読者の一人として、浅倉氏には感謝と敬意の気持ちで一杯です。それだけに、唐沢氏の「釈迦に説法」行為には極めて不愉快にさせられました。

discussaodiscussao 2010/02/21 09:42 >Sawaharaさん

>>「J・ルーカス」というのもよく見る誤りですが。

アルゼンチンの「コミック・アーチスト」Jorge Lucasホルヘ・ルーカスと間違えちゃいますね。

Sawahara様へSawahara様へ 2010/02/21 09:52 >ひょっとしたらこちらをご覧の「えの」さん。
その旨は、トラックバックされているhttp://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20100111/1263158103のコメント欄に書いた方が判りやすかったかもしれません。
また、えの氏の言わんとすること自体はもっともなことと受け取れましたので、「一笑に付されて終了」という、まるで、一部をもって相手の全てを(人格すらも)否定し、異論は一切聞く耳を持たずただ相手を嘲笑うと学会を思い起こさせるような物言いはいかがなものかと感じられました。

haikarahaikara 2010/02/21 12:23 日記に面識も思い入れもない追討記事がやたらに多いのは、よっぽど仕事がないんですね。
で、いい加減な追討をすることにより仕事を減らしているっていう・・・なんという無限地獄w

うさぎ林檎うさぎ林檎 2010/02/21 15:12 「明智小五郎シリーズ」と謂うと、私はどうしても江波杏子さん出演の「黒水仙の美女」が忘れられません。確かラストの犯人と明智小五郎対決シーンで、江波さんがレオタード姿でとんぼを切ったりする外連味のある演出がとても強烈だったのです。今回ググって見ましたら演出は「井上梅次監督」でした。
「黒水仙の美女」放映は1978年でこの時、江波さんは御年36才(大女優さんなのにこんな演出をよく引き受けたなぁーと吃驚したんですよねぇ)……うーん思い返してみると、色々な意味で凄い演出の作品でした。

SawaharaSawahara 2010/02/21 19:32 >「Sawahara様へ」様
確かにと学会的な言動でした。深く肝に銘じたく存じます。申し訳ありませんでした。

kensyouhankensyouhan 2010/02/28 17:51 コメントありがとうございます。

>Sawaharaさん
えのさんの件については「○○が好きな人に悪い人はいない」という言い回しに隙があったと反省しています。『社会派くんがゆく!』でも愛犬家殺人の時に「動物好きに悪い人はいないというのはウソだ」ってやってましたけど。そこだけは反省しています。
ただ、そこから「オタクとは〜」という話になったのには首をひねってしまいます。だいたいは「Something Orange」で指摘されている通りなのですが、自分でも『オタクはすでに死んでいる』の検証の時に少し論じてみたいと思います。
http://d.hatena.ne.jp/kaien/20100221/p1

>NNTさん
えーと、鳩山総理の脱税の話にリンクしたのかな。

>yonocoさん
唐沢俊一はVシネマでは仕事してましたけど、メジャーな映画とは関係ないんじゃないでしょうか。

>藤岡さん
『ジョジョの奇妙な冒険』は「JOJO」ですけど、第5部は「GIOGIO」ですね。

>tochicaさん
「追討」に「どうして自分でやらない?」とツッコミを入れたくなることがよくあります。

>RASさん
「上から目線」でやっている限り「追悼」はできないでしょうね。

>haikaraさん
いまやP&Gと並ぶ重大なテーマになってますね>追討

>うさぎ林檎さん
『明智小五郎シリーズ』については、ムック時代の『映画秘宝』で杉作J太郎氏や片山杜秀氏が詳しく語っていたのをよく覚えています。