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唐沢俊一検証blog

2010-04-16

非実在の沈黙。

13:26

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 『社会派くんがゆく!』最新号より。東京都青少年健全育成条例の問題について語っている。


唐沢 ただね、オレも文筆業のはしくれとしてこんなずさんな規制には徹頭徹尾反対だが、いったい何で、こんなトンデモ法案を提出する奴がいて、それに賛成する奴がいるのか、何度廃案にしてもまたぞろ上がってくるのかを、ロリコン諸氏もじっくりと考える時期だと思うんだよ。世の中には性欲というものを抱くこと自体を悪だと認識する宗教だってあるんだな。しかもこの宗教が何と、世界の強大国家のほぼ全てを支配している。なにしろ、信者数だけで24億人と、世界の三分の一を越している。ちなみにキリスト教という宗教なんだが(笑)、この宗教トンデモないことに、外面に出ない、内心の性欲までをも罪と定めている。「色欲をもって女を見たる者は、すでに姦淫したるなり」(マタイ伝)てやつだよな。敬虔なキリスト教徒の中には、姦淫の罪を犯さないようにと目をつぶって歩いてドブに落っこちたり、母親の顔も見ないようにしたりした奴もいたらしい。こういう倫理の下に成立している宗教にとっては、ロリコンなんて趣味の奴は外道鬼畜の人権侵害野郎なのだよ。オレは捕鯨ロリコンの問題は同一だと思ってる。これは欧米のキリスト教倫理の暴走なんだよ。それを押し付けることで、世界を宗教的に支配しようとしているわけなんだな。

 「ロリコン諸氏」ってどうして反対派がみんなロリコンだと思っているんだろうちばてつや呉智英ロリコンか? そして、キリスト教が性描写を規制しようとしているとしても、それに対してどうやって対抗すればいいのだろうか。


 中井国家公安委員長のスキャンダルについて。

唐沢 「週刊文春」がいろいろ探っていたよ。もともとは野党だった旧民社党の出身者だけに清廉な人格だったそうなんだが、羽田内閣政権与党を経験し、がらりと人間が変わって、女遊びを始めたらしいんだな。やはり待遇が野党与党ではまるで違うらしいんだ。それが男一匹、狂わせた。罪な話だよ。……思うんだけど、少なくとも独身の政治家には、国が負担して女をあてがうべきだと思うよ。大奥とか喜び組みたいなもんは、ハニートラップ阻止用としても必要だよ。

 「野党」だから「清廉な人格」というのがヘン。最近だと社民党(発覚当時は野党)の又市征治のスキャンダルもあったし、野党にも「カネの問題」は当然存在するだろう。


唐沢 でも、オレ、今まで「ミンス党」とか言ってさんざんアンチ民主を掲げてきたネット住人たちが、今回の条例を聞いていきなり「みんなで都議会民主党議員に陳情に行きましょう」とか言ってるのを見ると、こいつらの方こそ「矜持はないのか」って言いたくなるよ(笑)。

 「ネット住人」がみんな揃って「アンチ民主党」で「規制反対派」なわけでもないと思うのだが。


唐沢 オレ、基本的にはオタクの権利を守る側にいたいと思う人間なんだけど、今までの歴代のロリ規制のやりとりから見ていても、規制派も反対派も双方から歩み寄ろうとした形跡がまったく見えないんだよね。お互い摺り合わせて妥協案を見つけるというのがいちばん現実的なやり方のはずなのに、「規制する」といわれたら「ふざけんな!」って感情的反応示すだけで(原文ママ)、どこまで行っても平行線のまんまなんだよね。これが政治的な対立なら、相手をどこまでも追いつめて解党に追い込んでしまうってことが出来るけど、一般人を全部なくしてオタクだけの社会にすることなんか出来っこないじゃない。で、あれば、ロリを嫌悪する一般人との協調、共存を考えていかなくちゃならないわけよ。

 …これでさっき「ロリコン諸氏」と言っていた理由がわかった。唐沢俊一は今回の都条例の問題を過去の児童ポルノ規制といっしょくたにして考えているのだ。だから、ところどころおかしなところが出てくるのだ。なお、唐沢俊一は過去に児童ポルノ規制についてコラムを書いているので、次回紹介してみるつもり。

 …しかし、賛成派も反対派も「感情的反応」しかないって決め付けてるのも妙な話だなあ。反対派には条例の問題点を論理的に指摘している人も多かったと思うけど。久々に妖怪どっちもどっちのお目覚めか? 唐沢俊一が本当に「オタクの権利を守る側にいたいと思う人間」だとしたら両者が納得できる妥協案を提示してみればいいと思うよ。


唐沢 おや、ロリ嫌いを自認していた鬼畜なのに、理解を示し始めたね(笑)。それは全くその通りで、村崎さんだって納得させられたんだから、政府や子供を持つ一般人にも、ロリが決して危険な存在ではない、ということをわからせる手段はある筈なんだ。だけどね、それには本当に、地道な、地べたに向ってモノを言うような姿勢が絶対に必要なの。ところが、例えば反対集会での識者なる人たちの解説を聞いても、何か、高みに立って、「君らは頭が悪いからロリを非難する。この説明を聞いて賢くなりたまえ」と言ってるようなインテリ臭がぷんぷん匂うんだよな。規制側はそれじゃ実感として納得できないと思うんだよね。理屈や数字でいくら攻めても、過激な描写見せられること(原文ママ)のビジュアルインパクトのほうが圧倒的に強いわけだから。

 いや、それは唐沢俊一がインテリを嫌っているだけだろう。「裏モノ日記」2004年1月14日にもこんなことが書かれている。

今回の敗訴は、あきらかに法廷戦術のミスであったと思う。新聞はどこも、被告側が宮台真司斎藤環といった文化人を特別証人として法廷に呼び、証言をさせたということを報じているが、こういったマスコミ文化人というのは、一般人の無知・無教養を指摘して皮肉ったり小馬鹿にしたりということを芸風にしている連中である(人のことは言えない、私なんかもその一員である)。事実、宮台氏の証言内容を読んでみたが、法律家に向かって法解釈を説く(宮台真司証人尋問調書第4頁)などというのは、彼らのプライドを傷つけて憎しみを抱かせる、被告側にとっての自殺行為でしかない。これだから学者というのはダメなのである。法律の権化を以て任じている裁判官たちが、こういう人たちの言を聞いて素直に“ああ、自分たちのわいせつに関する法律的認識は古かった、自分たちは愚かであった”と思うか、と言うと、そんなことは絶対にない。裁判朝まで生テレビとは違うのである。裁判官をいくらバカと証明しても仕方がない。法廷の場に立った時点で、こっち(被告)の運命を握っているのは彼らなのだ。そして、まずいことに宮台氏が言っていることは100パーセント正論である。人間、最も相手に対し憎悪を抱くのは、正論で論破されたときである。正論を述べるにもTPOというのはあるのである(感情的被告擁護論者の諸君、あくまで“法廷戦術”のことを言っておるのだからね)。

 かつて野坂昭如が『四畳半襖の下張裁判で訴えられたとき、やはり丸谷才一だの吉行淳之介だのといった豪華メンバーが、見事な話術、見事なロジックわいせつ文学を弁護したことがあり、マスコミには大ウケであったが、判決には何のタソクにもならなかった。裁く方もチャタレイ夫人裁判の頃から進歩がないが、裁かれる側の戦術もつくづく、進歩がない、著名文化人の登場など、マスコミ向けパフォーマンスとして以外の意味はない。控訴審以降のやり方に関してはかなり改めてかからないと、 今後とも勝利をおさめることは難しいだろう。

 これはかなり奇怪な批判である。法廷で法律論・法解釈を唱えて何が問題があるのだろうか。宮台真司情状酌量を求めているわけでもないだろうに(宮台真司の意見書)。裁判官が正論で論破されたのに腹を立てるというのも凄いけどね。それに、唐沢俊一に「法廷戦術」の何がわかるというのか。伊藤剛さんに訴えられたときにどういう戦術をとったのか聞いてみたいよ。

 「チャタレイ裁判」にしろ「四畳半襖の下張裁判」にしろ、「芸術か猥褻か」が問題になった裁判で文化人が主張したことは決して無駄にはなっていない(有斐閣判例六法』にどっちの裁判判例として載っている)。伊藤整澁澤龍彦(『悪徳の栄え裁判)が戦うことなく頭を下げていたら、表現の幅が狭められてしまっていた危険性は高いのだ。先人達の努力に理解を示すことなく、「裁判で負けたら全て終わり」みたいな言い方をしているのはあまりに傲慢だ。唐沢だって恩恵は受けているんだから。

 結局のところ、唐沢の文章は「インテリがエロ漫画を擁護するのが気に食わない」という話でしかなくて、今回の都条例の問題でも同様の理屈を展開させているわけだ。


唐沢 こっちに表現の自由を叫ぶ権利があるなら、あっちにも危険な表現から目を退ける権利があるわけ。オレだって韓流ドラマとかもう見たくもないし、ああいうのを輸入するのを規制してくれないかって思うんだけど(笑)、あれを見たいというオバ様方がたくさんいる以上、しょうがないよね。だから、互いの権利を尊重して折衷案を決めることがいちばん現実的で大人なやり方であるはずなのに、今は規制派も反対派もヒステリックに自分たちの権利を押し通して、相手を全否定しようとしているだけでしょ。両方とも子供なんだよ。お互い感情的な反応をぶつけあってるだけで、そこから先に進めない。

 だから、どうしてどっちも「感情的な反応をぶつけあってるだけ」にしてしまうのか。唐沢の脳内にいる非実在規制反対派」は感情的な反応しかしていないのかもしれないけどさあ。ちゃんと両者の言い分をチェックしているのか? それに反対派も「ゾーニング」は否定してはいないだろう。


唐沢 考えたらもともとロリ嗜好だって、「未成熟の少女は性的対象にならない」という暗黙のルールを逸脱しようと動きから生まれたものだからね。「ナメクジカタツムリは性的対象にならない」というルールを逸脱しようという気概さえあれば、慣れさえすればできないことではないよな(笑)。

 そんな動機付けをしてから「未成熟の少女」を好きになるものなのか? 好きという気持ちが先にあるんじゃないだろうか。

唐沢 昔、性医学者で押鐘篤って人がいて、この人は徹底した男尊女卑主義者で、女性に参政権なんぞ与えるな、と主張していた。その後、婦人代議士がエロ出版を規制する法案を出したときに、「そらみろ、私の言っていたことは正しかった!」と勝ち誇っていたけどね(笑)。何か、今回の非実在青少年法を通そうとしている女性たちのヒステリックな論調を聞くに、押鐘センセイの意見が正しかったんじゃないか、という気になってくる自分をなかなか止められない。

 …こういうことをポロッと言っちゃうのは迂闊すぎる。担当の河田周平さんも止めてあげないと。「鬼畜」と思慮が足りないのは違うはずなんだけど。

 

唐沢 だからといって「子供がいる親の気持ちを考えたことがないのか」って問われたら反論できないし、そこらへんは解決というより、妥協が必要なんだろうね。だから子供の手が届かないところでうまくカテゴライズしていこうという声もあるみたいだけど、規制反対で頭パンパンになっちゃってる人たちからは裏切り者呼ばわりされるみたい。

 誰が裏切り者呼ばわりされているのか教えていただきたい。テレビ東京の『週刊ニュース新書』で本そういちが「親の立場」から条例について懸念していたをたまたま見たけどなあ(司会の田勢康弘が都条例について語っていたので笑っちゃったけど)。


唐沢 表現の自由を標榜するなら、すべての表現の自由も認めないといけない。たとえば、ロリを肯定するならば、障害者を抹殺するような小説とか、身分差別を肯定するような漫画を書くことも肯定しないといけないわけ。そこネグって性描写だけ認めろって言い分は、オレは甘いと思う。ロリはロリ規制に反対するばかりじゃいけない。全ての表現規制に反対しないといけない。そこらへん、甘いというか腰の据わっていない反規制派が多いので、どうにも歯がゆいんだなあ。

 また「ロリ」か。しかし、「障害者を抹殺するような小説」とか「身分差別を肯定するような漫画」とか自分で勝手な設定をこしらえておいて「ネグ」るもないもんだ。


唐沢 そういう規制っていうのは、常に正義の仮面を被ってやってくる。「と学会」はトンデモ本を笑っているけど、トンデモ本を規制しようとしているのではないわけよ。どんな表現であろうと、それが優れているものでも劣っているものでも、正しいものでも間違っているものも、表現の名の下にすべては野放しにされないという原則はあると思うんだけど、少なくとも「水にありがとうって言葉をかけると綺麗な結晶ができます」って本を教育の場に置いちゃいけない。それの発表の場はちゃんと区分けしましょうよって話。

 唐沢俊一検証blog」も唐沢俊一を笑っているけど、唐沢俊一を規制しようとしているわけではありません唐沢俊一は自分が「悪意」で検証していると思っているようなので念のため(もっとも「善意」でやっているわけでもない)。


唐沢 こないだ頼まれて何冊かラノベ系の小説を読んでみたんだけど、ホントに単純な構造でね、最初にこれこれこういうキャラだからと設定された主人公は、最初から最後までその設定のまま。物語を通して主人公が成長していくみたいなディケンズ的な展開なんてありえない世界になっている。

 いったいどんなラノベを読んだのか知らないけど、主人公が成長していくラノベだって当然あると思うのだが。…そういえば、唐沢俊一は『エヴァ』のことも「主人公が成長しない」と批判していたから、「いまどきの作品」を批判する時の論法なのかもしれない。


唐沢 「ラノベの設定で、主人公の男の子に寄ってくる女の子の数が十人以下である小説は売れない」って言っていた人がいたけど、そこまで縛りの多い執筆作業なんだ。とてもじゃないが、われわれの世代には無理だよね。

 唐沢と同世代でも「縛りが多い執筆作業」をしている人は多いのでは。


唐沢 昔はマンガやアニメに親しんだ子供たちが「もうちょっと知的なものを」ということで小説を読み出したわけだけど、今はマンガやアニメのほうが高度で複雑な構成になっているものが多いから、逆にラノベ系小説がいちばん頭を使わなくて済む娯楽になっちゃってるよね。

 …だから、どんなラノベを読んだからそんな風に言うのか。ロバート・ケネディ大統領」「縄文人古墳を造った」とか頭を使わずに執筆している人に言われても。解読しているこっちの方が頭を使うよ。


唐沢 母性を徹底的に否定してきたのが戦後の日本の女権運動であり、さらに言えば「個性尊重、何よりも個人の自由が大事」という個人主義もそこから生れてきたんですよ。そこで、「子供よりも自分が大事」と言う母親が出てくるのは、別に不思議でもなんでもない。さらに言えば、封建主義にあった「公」の思想が母性のスタンピートを止めてきたのに、その公すら消失してしまったから、モンスター・ペアレントというのが生れる。

唐沢 損得勘定以前に、単に自分の感情の奔流を止められないってだけでしょう。今いちばんスタンピートを起こしやすくて、しかも誰もそれを止めるものがないっていうのは、個人の感情だからね。

 「スタンピード」。あと、子供の虐待は最近に限った事件ではない。…こういう風に教育や運動を批判する理屈は保守派っぽいのだけど。


唐沢 誰の言ったことが忘れたけど、「昔は子供の青っ洟を母親が口で吸った」っていうんだよね。オレはそのときの母親には、しびれるような快感があっただろうと思うんだ。もうちょっと今の日本人は、儒教的な縛りから得られる快感に目覚めるような意識を持ったほうがいいと思う。そう考えると、非実在青少年条例に反対している人たち、みんなやる気満々で楽しそうだしね(笑)。あれでいいとは思わないが、あれも思想信条の自由として、ああいうことを言う奴らの自由も守らないといけないわけ。俺がいまいち、気軽に、というか積極的に表現の自由を口に出来ないのは、その覚悟果たして己にありや?という部分でいまいち自信がないからなんだが、軽々しく表現の自由表現の自由と言ってる連中って、要するに自分の表現の自由のことしか考えてないんじゃねえの?そこらへんを問いたい奴らが、少なくとも身の回りに十数人はいるんだよ。

 …要するに、唐沢が条例反対派にイチャモンをつけているのは「インテリがエラそうなことを言うのが嫌」「運動で盛りあがっているのがウザい」ということなんだろう。まあ、唐沢が自分の「表現」に自信が持てないのはいたしかたのないことだし、唐沢も条例に反対すべきだとも思わない。ただ、「どっちもバカだ」という風に自分だけエラそうな態度をとるのはいかがなものか?と思わざるを得ない。反対派を揶揄するなら自分から現実的なアイディアを出してみればいいのに。あと、ラノベを何冊か読んだだけで「ラノベってこういうものだ」と決め付けるのもなかなか凄い。


 青少年健全育成条例についてはみなさん興味をお持ちだと思うので、お気づきの点があれば指摘していただきたい。次回は今回の記事と関連した問題として、唐沢俊一が過去に児童ポルノ規制について書いたコラムを紹介したい。

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SawaharaSawahara 2010/04/16 14:03 村崎百郎は山野車輪とでも組んで『社会派くん』やりゃええんでないかと思う今日この頃。
あたしは、ともすれば将来『ひだまりスケッチ』さえ規制対象になりかねない、この改正案には絶対反対ですが、家庭用ゲームが導入している「レーティング」を導入する分には反対ではありません。イシハラもイノセもハシモトも、餅は餅屋に任せとけと。
今回の唐沢のように、世間を原色でしか塗り分けられないのは、クズの共通点ですが。

幻灯機幻灯機 2010/04/16 14:55 いやはや、いつにも増してでたらめで、怒りを禁じえません。
上でSawaharaさんも書いておられますが、運用次第ではあらゆるヴィジュアル表現を規制できてしまうような条文案について、規制推進派と規制反対派の妥協点のすりあわせが現実的だなどと、唐沢は何が今問題視されているか全く理解できていないとしか。
またさらに、
>表現の自由を標榜するなら、すべての表現の自由も
>認めないといけない。たとえば、ロリを肯定するなら
>ば、障害者を抹殺するような小説とか、身分差別を
>肯定するような漫画を書くことも肯定しないといけないわけ。
という発言に到っては、法律による表現の規制と、表現物に対する受け手の評価とが(故意に?)混同されており、何かを真面目に論じようとしているとはとても思えません…あ、だから鬼畜がどうとか逃げをうってるのか…。

なお、ポルノグラフィ規制を口実とした表現一般の規制がいかに問題であるかは、松沢呉一監訳『ポルノグラフィ防衛論』が参考になります。
同書で検討されているのは欧米の事例のみですが、今回の都条令案について考えるうえでは、唐沢のうわごとなどより遥かに有益です。

るるるる 2010/04/16 15:17 唐沢センセと生年が同じ鷹見一幸氏とか、ライトノベル書きまくってるけど、「われわれの世代」じゃないのかしらw
単純に唐沢センセ自身が無能だと自分で言ってるだけですわなw>縛りの多い執筆が出来ない

kensyouhankensyouhan 2010/04/16 15:26 コメントありがとうございます。

>Sawaharaさん
ああ、そうか。ゆのっちのお風呂がひっかかるんだ。乃莉スケの腰振りも? 
フジテレビのドキュメンタリーで捏造していたのも頭きたけど、心は早くも特別編と第4期に。

>幻灯機さん
表現の自由についてあまりに軽く考えてますね。

>るるさん
山本弘会長はどのようにお考えなのか。

うさぎ林檎うさぎ林檎 2010/04/16 15:27 都の条例では、私が投票する選挙区の都議会議員にメールしましたけどね、別にミンスだけでなく。
犯罪と表現一般の自由を十把一絡げにして権力サイドが都合良く管理できるようになること。
それが何を意味するのか、どんな影響があるのかに想像力が及ばない。
いつも通り「反対の反対を謂うオレカコイイ」でしょうか。
そのうち”ゾーニング”をやたら振り回した(しかも間違った使い方の)文章を書きそうな気がします。
今回の記事で”ゾーニング”を覚えたから(笑)。

>母性を徹底的に否定してきたのが戦後の日本の女権運動
これにも異論がありますが、なんか相手にするのも馬鹿馬鹿しい感じ。ていうか「母性」を顕著に利用したのは明治以降の政治だと思いますけどねぇ。

gurenekogureneko 2010/04/16 16:40 >少なくとも独身の政治家には、国が負担して女をあてがうべきだと思うよ。

これは酷い。
唐沢氏に最大限好意的に分析しても、氏は独身の政治家には異性愛者の男性と同性愛者の女性しかいないとでも思っている事になります。
そしておそらくは、それ未満の知能の持ち主なんでしょうね。政治家と聞くと異性愛者の男性だけを思い浮かべるような・・・。

れっどるれっどる 2010/04/16 17:47 このエントリに関係ない話で恐縮ですが、昼休みにたまたま本屋で「週刊新潮」を立ち読みしてたところ、実写版怪物くんがらみの記事でまたしても唐沢氏がコメントを寄せていました。あまり詳しく読んでる時間がなかったので、内容についてはツッコミませんが、「アニメに詳しいコラムニスト」(←記憶のみで書いてるので正確ではないかも)との紹介に思わず失笑してしまいました。

gurenekogureneko 2010/04/16 18:13 >表現の自由を標榜するなら、すべての表現の自由も認めないといけない。

 これは違いますね。憲法第21条が現時点で機能している事についてはほぼ争いはなく、特定の表現を規制しようとする度に、その規制に表現の自由を上回る人権上の利益が有るか無いかが考慮され、時には論争になってきた訳ですから。
 自分の煽動であらゆる表現が解禁されて、「(バカ)君」とか言い放題で、著作権も侵害し放題の世界が到来する事でも夢見ているんでしょうかね?

NNTNNT 2010/04/16 18:47 >マスコミ文化人というのは、一般人の無知・無教養を指摘して皮肉ったり
>小馬鹿にしたりということを芸風にしている連中である
>(人のことは言えない、私なんかもその一員である)

一般人以上に無知・無教養のくせして何言ってんだか、とエントリの本筋じゃない所をツッコミ。

ksmksm 2010/04/16 21:14  ごぶさたしています。おたクララです。

 さて、継続審議、という形でいったん保留扱いになった、東京都「青少年健全育成条例」の改悪案。
 (次の定例都議会は6月1日→http://otakurevolution.blog17.fc2.com/blog-entry-800.html)

 この案の何がヤバイって、都の担当職員が「不健全だ」と選んだものが、事実上ほぼ100%通るようになっているというワナ。
 不健全図書(アニメなども入るようです。「映画等」も含むと書かれているので)ですが、条例では「東京都知事」が不健全図書の候補を選ぶことになっています。でも、石原さんが直接作業するわけはない。実際にやるのは、都の職員。
 あくまで候補であり、『東京都青少年健全育成審議会』で過半数が賛成しないと、不健全図書に指定はできません。一見、バランスが取れているように見えます。

 ところが、その審議会のメンバーが保守派だらけで、事実上、ほぼ100%で通る仕組みになっています。
 今期(第23期)の審議会の委員名簿↓(PDFファイル)
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/09_singi/09_meibo.pdf
 青少年の保護者3人、都や関係行政機関の職員6人はまず賛成するでしょう。
 政治家のうち、自民・公明の2人はまず賛成。さらに新聞の論説委員の2人もまず賛成。(形式上は言論の自由の側ですけど、新聞がマンガやアニメやネットに取ってきたスタンスを考えれば保守派なのは明らか)

 20人のうち、3+6+2+2=13人がほぼ賛成。こりゃ事実上ほぼ100%通りますわ!

ksmksm 2010/04/16 21:16  ……って、これ実は鳥山仁さんの記事(http://toriyamazine.blog100.fc2.com/blog-entry-286.html)をほぼそのまま受け売りしたものだったりするんですが(^^)
 反対派のサイトを回ったら、これくらいしっかりした内容のものはたくさん見つかります。それに対して唐沢さんの話していることはあまりにもステレオタイプすぎます。(「オタク業界に詳しい人」扱いされてる分、罪が重いです。)

minbuminbu 2010/04/16 23:00 つっこみどころ満載というか…。
日本の進歩派に対する批判の方法一つに、自分のいる低さの次元に相手を引きずり下ろした上で足を引っ張ったり、あざ笑ったりする方法がある、
みたいなことをどっかで読んだ記憶がありますが、
そんな退歩派の批判方法を進歩派でもない規制反対派に使った印象があります。

ラノベは薄いとか、ロリコン諸氏とか、唐沢さんはそのメンタリティからして表現規制派と同じ程度のメンタリティしか有していない人間だと言うことがよく分かりました。この程度のメンタリティしかもちえないということは、オタクだのサブカルだのに触れているつもりで、飯の種程度にしか考えていないからでしょうか? 。
また、唐沢さんにとっては、条例が通ろうが、通るまいが、ほらね俺が正しかったでしょと言いたいが為のネタでしかないんじゃないかと思います。
こういうおっさんたちを相手に説得しないといけないとなると、骨が折れますね…。

母性について、その評価はいろいろありますが、女性運動の一つに母親運動というものがあって今も続いているということを忘れてはいけないと思います。

おヨよおヨよ 2010/04/17 09:41 >物語を通して主人公が成長していくみたいなディケンズ的な展開なんてありえない世界になっている。

>「ラノベの設定で、主人公の男の子に寄ってくる女の子の数が十人以下である小説は売れない」

1、ラノベを読んだという事自体が虚言。
2、他人に頼まれたから仕方なく読んだだけなので、いちいち内容の事なんて覚えていない。
のどちらかでは?

しかし唐沢ってどこまでも自分を世間の流れに阿らない「孤高の存在」に見せかけようと
毎回必死なのが失笑を誘いますね。

おヨよおヨよ 2010/04/17 10:02 >唐沢 「ラノベの設定で、主人公の男の子に寄ってくる女の子の数が十人以下である小説は売れない」って言っていた人がいたけど、

いったいどこの誰がこんな無知と偏見まみれの事を言ったのか気になります。
主人公の男の子に寄ってくる女の子の数が十人以上である小説を捜す方が困難でしょうに。
少しでもラノベの詳しい人ならこんな事は言わないと思います、というか断言しますけど。
他人が言った事になってるけど実際は毎度お馴染み唐沢の知ったか振りでしょうね。
時間も手間もかからないから「ロウきゅーぶ!」や「まよチキ!」くらいちゃんと自分で読めばいいのに。

連投失礼しました。

discussaodiscussao 2010/04/17 10:24 >こういったマスコミ文化人というのは、一般人の無知・無教養を指摘して皮肉ったり小馬鹿にしたりということを芸風にしている連中である

たしか「暗喩文化としての怪獣・特撮」では、ハレンチ学園永井豪がワイド・ショーで糾弾された話で、理論武装しない創作者はダメだとかなんとか言ってませんでしたっけ?貶めるためなら論旨の一貫性も問わないそのイイカゲンさ、ちょっと楽しいかもしれない。

kensyouhankensyouhan 2010/04/17 14:27 コメントありがとうございます。

>うさぎ林檎さん
表現について安易に考えていることは児童ポルノ規制の時から変わっていないと思います。

>gurenekoさん
鬼畜を名乗っているわりに旧来の固定観念にとらわれすぎているのが不思議です。

>れっどるさん
情報ありがとうございます。記事にしてみました。

>NNTさん
そういう芸風の人が一般人より無知で無教養だからこそ検証が面白くて仕方ないわけです。

>ksmさん
唐沢俊一みたいに「どっちもバカ」としている人ってそんなにいますかね。まあ、好きにしてほしいけど。

>minbuさん
高みに立ったつもりで「インテリ嫌い」「運動嫌い」という具合に脳内がダダ漏れになっているのが面白いです。

>おヨよさん
大内明日香女史が『男1人に女100人は売れる!』という同人誌を出しているようですが。でも、女の子が10人というのは多いですね。整理がつかないんじゃないかなあ。自分も最近ラノベをあまり読めていないのでそろそろチャレンジしたいところです。

kensyouhankensyouhan 2010/04/17 14:29 コメントありがとうございます。

>discussaoさん
唐沢俊一が一貫しているのは「ヤマトはわしが育てた」くらいなものではないかと。

おヨよおヨよ 2010/04/18 13:00 >大内明日香女史が『男1人に女100人は売れる!』という同人誌を出しているようですが。
「ネギま!」開始時のふれこみ「30人の美少女がキミの恋人・ドキドキのニュータイプ学園ラブコメ」
だけを読んで勘違いした、としか思えないタイトルですね。

>最初から最後までその設定のまま。物語を通して主人公が成長していくみたいなディケンズ的な展開なんてありえない世界になっている。
イラストが気に入ったラノベを手当たり次第に読んでるだけの私が言うのも何ですけど、
時代に即した軽薄で軟派な意匠をまとっているとはいえラノベこそ今最も古風な「成長物語」を継承している
文芸ジャンルだと思うのですが。
こんなラノベ感しか持ち合わせていない唐沢に対して、自身もラノベを書いており
その上東京都の青少年健全育成条例改正にも反対している山本怪鳥が自著のあとがきで謝意を表明こそすれ
批判しないなんて「と学会の天地は複雑怪奇」。

sandayuusandayuu 2010/04/18 23:48 今回の条例案についてはBLも対象になるわけで、腐女子の人たちも絶賛反対中なんですけどね。ホモネタに強い(事になってる)唐沢さんとしては不見識もいいところですね。
というか「ロリ限定規制」っていう誤解は、2ちゃんねるのニュース板あたりで立てられたいい加減なスレッドが一人歩きしただけでしょう。そんなものをあっさり信じ込むなんて、デマに踊らされるネトウヨ並のリテラシーですね。


>「ラノベの設定で、主人公の男の子に寄ってくる女の子の数が十人以下である小説は売れない」って言っていた人

いったい誰が言ってたんでしょうね?
私はそんなに詳しい方じゃないんですが、該当しそうなのはシスプリぐらいしか思いつきません。

ラーオラーオ 2010/04/19 13:05 …別の世界のラノベの話なの?唐沢さんは別の宇宙に住んでるの?
わたしの認識では化物語とか刀語りとかレギオスとかデュララララとかニャル子さんとかラノベのはずですが…。
十二国記(古いか)もラノベ扱いだったけど??
唐沢さんには、ぜひどこの何という作品か教えてほしい>主人公の男の子に寄ってくる女の子の数が十人以上の売れてるラノベ

>オレはそのときの母親には、しびれるような快感があっただろうと思うんだ。
妄想も結構ですが、超気持ち悪いです。

今回の検証で取り上げたような言い分を聞いていると非常に不愉快です。
我関知せずで高みの見物決め込んでる人が偉そうに何事か言う権利はないと思います。
相変わらず成長がないというか退化しているというか、読解力がないからあらゆる事柄を誤読しまくっているし。

唐沢さんにはラノベばかりでなくぜひ「カール・セーガン科学と悪霊を語る」を読んで、真摯に勉強してもらいたいと常々思います。

kensyouhankensyouhan 2010/04/19 23:59 コメントありがとうございます。

>おヨよさん
正しい書名は『男1人に女100人のラノベは売れる!』でした。訂正します。
どうせなら女の子を5万人まで増やせばいいんじゃないでしょうか。「サバ言うなこの野郎!」

>sandayuuさん
今回取り上げた『フィギュア王』の文章を読む限り、BLもわかってないような。

>ラーオさん
どのラノベを読んだのか本当に気になりますね。何冊か読んだだけじゃとても語れないと思いますけど。

マオマオ 2010/04/20 17:32 はじめまして。

>唐沢 誰の言ったことが忘れたけど、「昔は子供の青っ洟を母親が口で吸った」っていうんだよね。
おそらく美輪明宏の子供時代の話だと思います。
小学校の参観日に来た貧しいクラスメイトの母親が、チリ紙がないので子供の洟を口で吸ってやり窓の外に吐き出した。
他の子供や親たちは「汚い!」と目をそむけたが、自分はその母親の愛情に感動し、後に「ヨイトマケの唄」をつくる元になった、という話。

ただ上記のように、他の親子たちは「汚い!」と引いているから「昔の親は」と一律には言えないし、
その母親もチリ紙すら用意できない貧しさゆえの行動であって、もしチリ紙があったら愛情に関係なくそれで拭くでしょう。

kensyouhankensyouhan 2010/04/22 04:04 コメントありがとうございます。

確かに普通は紙で拭くでしょうね。

gurenekogureneko 2010/05/19 21:15 >人間、最も相手に対し憎悪を抱くのは、正論で論破されたときである。

 一ヶ月経過してから急に気付いたのですが、唐沢氏がどれだけ正論で批判されても決して行状を改めない理由は、実はここにあったんじゃないでしょうか?
 本人が自分特有の性癖を全人類的傾向だと誤解しているのなら、この狂気の人間観も、意地でも盗作をやめないという態度も、完全に辻褄が合います。

kensyouhankensyouhan 2010/05/20 18:18 コメントありがとうございます。

「その通り だから余計に 腹が立ち」ってやつなんですかね。