Hatena::ブログ(Diary)

唐沢俊一検証blog

2010-05-20

唐沢俊一の理想の晩年?

18:07

タコシェにて『唐沢俊一検証本VOL.1』『唐沢俊一検証本VOL.2』『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』、通販受付中です。タコシェの店頭でも販売しています。

・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。


1970年代末に札幌アニメ関係のサークルに参加されていた方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。

karasawagasepakuri@yahoo.co.jp


 結局毎日更新してしまっているが、まあ、できる時にやっておいた方がいいのかも、と前向きに考える。ネタが無くなったらやめればいいや。

 唐沢俊一の「追討」を読むたびに、「この人はどういう人生なら満足するのかなあ?」と思われて仕方なかった。「才能が枯れて晩年は不幸だった」というパターンが大好きだもんなあ。

 ところが、『Bの墓碑銘』を読んでいると、唐沢俊一が珍しく晩年を褒めているのをいくつか見つけたので紹介してみることにする。

 まず、トニー・ランドールの「追討」より。『Bの墓碑銘』中巻P.29より。

実際のランドールは、77歳の時に15歳年下の二度目の奥さんとの間に初めての子供を作り、さらに1年後にもう一人、子供を作った。死去の報道には“長い病気との戦いの末……”とあるが、それだけ元気だったら、まあいいんじゃないだろうか。

 もうひとつ、ジェームズ・ドゥーハン(ドゥーアン)の「追討」より。P.80より。

艶福家で、三回の結婚歴であり、80で子供を作ったことも話題だった。いい人生であったのではないかと思う。

 …というわけで、「歳をとってから若い奥さんと再婚して子供を作る」のは唐沢俊一にとってプラスの評価ポイントらしい。…わからなくはないけど、いろいろと勘繰りたくなるな。

 さらに、もっとわかりやすいのがアネット・ヴァディムの「追討」。P.111〜112より。

 ロジェ・ヴァディムといえば特異な映像感覚の作品群と共に、自分が愛した女優を主役にして映画を撮る悪癖(?)があるのでも有名である。

ところが、このヴァディムの才能をしても大スターに出来なかった女優がアネット・ヴァディムであった。

しかし、この映画のタイトルシーンで自分の惚れた女性の顔を大アップにして映し、さあ、これで世界の映画ファンよ、俺の恋人を認知しろ!とばかりにがんばっているヴァディムの気持ちを察すると、どうも私は彼を笑えない気がする。男とはそんなもので、そして、女性とはそんな男の気持ちを往々にして受け止めない生き物なのだ。悪意があるわけでもなく、かといって、夫の偉大さがわからない程度の知性の持ち主の場合、ことに。

 …なるほどなあ。唐沢俊一はそういうつもりで女性をプロデュースしていたわけだおぐりゆかとか麻衣夢とか。2007年夏という時期を考えるとこれはおぐりゆかへの怨み節なのかもしれない。…まあ、そんな唐沢俊一を笑ったりするのはかわいそうなのでやめておく。しかし、「夫の偉大さがわからない程度の知性の持ち主」という言い草は女性に失礼だと思うし、「男とはそんなもので」と自分を基準にするのは心の底からやめてほしいと思う。はっきり言って迷惑だ。

 「追討」から唐沢俊一の性格を分析するのはどうなのか?と思われる方もいるかもしれないが、唐沢俊一自身は『Bの墓碑銘』中巻のまえがきでこのように書いている。P.5より。

登載者をB級映画関係者に(主に)限ったのは、あまり普段は触れられないこういう人たちの人生の断片を記すことで、それに惹かれるという、自分を形作っている意外な要素に気がつくかもしれない、という期待を込めてである。少なくとも、この原稿を書いていて、私は、自分自身の心の奥底にある、変身願望や韜晦趣味にいろいろ気付かされた。へえ、と、ほぼ毎項目を書き上げるたびに感心していたものである。

 だから、唐沢俊一の「追討」には本人の内面も反映されているわけなのだ。それにしても韜晦趣味」か…(詳しくは4月9日の記事を参照)。

 ついでに小ネタではあるが笑ってしまったところ。『Bの墓碑銘』中巻P.8のイングリッド・チューリンの「追討」より。

一度見る機会があればと思っていてまだ未見なのが、ベルイマンの唯一の実験的なホラー映画『狼の時刻』(1968,「Vargtimmen」)である。DVDも出ているようだが、ベルイマン映画を昔、女性と観に行って、こんな退屈な映画を見せられたのは初めて、と帰られた痛い思い出があるので、つい……。

 ドンファン、女性と映画に行くたびにフラれているんじゃないか? (藤岡真さんのブログを参照) イングマル・ベルイマンの映画をデートで観に行くあたり、背伸びしちゃったのかなあ、と思わないでもない。

 …いやいや! もちろん成功したケースもあるはずなので、発見でき次第みなさんにご報告するつもりですよ。ええ。

Blood & Roses [VHS] [Import]

Blood & Roses [VHS] [Import]

yonocoyonoco 2010/05/20 21:00 読者的にはうれしいですが、書いてる人(kensyouhanさん)はどうなんでしょうか?>毎日更新

理想の晩年の基準としてはどうなんですかね、「歳をとってから若い奥さんと再婚して子供を作る」て

男の気持ち云々はたしかに嫌な感じですね。唐沢さんがそう思ってるだけで、それを普遍的なつもりで書いてるのが…

藤岡真藤岡真 2010/05/20 21:39 唐沢は自分の人生がギャンブルそのものなんで既成のギャンブルなんかしないと、どこかで書いていました(博才のない餓鬼の常套句)。そのため生活が安定しないから子供を作らない(アホか)とも書いていました。今頃になって子供が欲しくなったんでしょうか。いや浮気の言い訳として。

藤岡真藤岡真 2010/05/20 22:25 それから、映画ふられネタとしたら、こちらの方が同じパターンですね。
http://d.hatena.ne.jp/sfx76077/20100304/1266038816

おヨよおヨよ 2010/05/21 05:28 スケベジジイ+背伸びしたがりの中学生÷2=唐沢俊一
なんて公式はどうですか?

デュードデュード 2010/05/21 05:51 イングリット・ベイルマンってまた難解なものを・・・・・・
パオロ&ヴィトリオ・タヴィアーニ監督は「昼はフェリーニ夜はベイルマンが観たい」って言ってるんだから
デート向きの映画じゃないとは思います。

kensyouhankensyouhan 2010/05/21 08:56 コメントありがとうございます。

>yonocoさん
心配していただいてるのに、またしても間を置かずに更新してしまったわけですが。ははははは(半ばヤケ)。
でも、これですぐに書けるネタは使い切ったので、明日は更新しないと思います。いろいろと調べる必要のあるネタがたまっているので消化していきたいところ。

>藤岡さん
「映画ふられネタ」というジャンルが確立しているのが凄いですね。…っていうか、「女の子の好みに合わせる」という発想はないのかなあ。
子供が欲しくなった、というよりは精力を誇りたいんじゃないか?という気がします。「もしも」の話になりますが、唐沢俊一に子供がいたら何かしら違っていたのかもなあ、と時々思います。山本弘会長、岡田斗司夫、眠田直という方々はみなさんお子さんがいらっしゃるわけですが。

>おヨよさん
カッコの有無で答えは変わるのでしょうか。

>デュードさん
自分は『秋のソナタ』しか見てません>ベルイマン作品
いや、『冬ソナ』が流行っていた時期になんとなく。イングリッド・バーグマンの遺作なんですけどね。
同様に田中真紀子が外務省の事務方とやりあっていたときにロバート・クローズの『ジムカタ』を見たりしてました。時間ができたらまたこういうアホな映画の見方をしたいものだと。

RomerRomer 2010/05/21 10:17 > 実際のランドールは、77歳の時に15歳年下の二度目の奥さんとの間に初めての子供を作り、さらに1年後にもう一人、子供を作った。
奥さんは60代で2人出産 …ですか?

おヨよおヨよ 2010/05/21 11:12 >カッコの有無で答えは変わるのでしょうか。

訂正
(スケベジジイ+背伸びしたがりの中学生)÷2=唐沢俊一
ですね。小学生レベルの間違いで恥ずかしい。
ついでに、
>男とはそんなもので、
別に唐沢は男の代表じゃありませんから。
こんなこと言うとまたkensyouhanさんに窘められるかも知れませんけど、
何で山本氏にしても岡田氏にしてもオタク第一世代の人は自分が「SFファン」だの「オタク」だのの、
特定のトライブの代表ヅラしたがるのでしょうか?
唐沢は自分を「男代表」と思ってるあたり笑っちゃう程スケールがデカイですが。

額田久徳額田久徳 2010/05/21 11:22 デートで行ったベルイマンの映画が難解で女性とトラブルになるというのは、確かウディ・アレンの映画『アニー・ホール』でそんなシーンがありました。検証のしようもないですが、それまでの数々の盗用を見ていると、自身のエピソードまでもが盗用ではないかと思ってしまいそうです。

藤岡真藤岡真 2010/05/21 12:55 >糠田久徳さん

横レス失礼。『タクシー・ドライバー』でロバート・デニーロがシビル・シェパードをポルノ映画に誘って、怒って帰られてしまうというシーンがありましたね。

額田久徳額田久徳 2010/05/21 22:23 >藤岡さん
ありましたね。なんだかしみじみと悲しいシーンでしたね。でもこういうのって、不幸にしてもし過去に経験してしまったことがあったら絶対に誰にもいいたくないと思うんですがね。何か作為的な気がしてしょうがないです。

kensyouhankensyouhan 2010/05/22 21:10 コメントありがとうございます。

>Romerさん
あ、ホントだ。おかしいな・・・と思って調べてみたら彼女は50歳年下みたいですね。あとで追記しておきます。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tony_Randall

>おヨよさん
岡田斗司夫にはなんらかの「戦略」があったんじゃないか?と思いますけど。「戦略」というほど大層なものではないかもしれませんが。

>額田さん
マクルーハンが出てきたのは覚えているんですけど>『アニー・ホール』
もう一度見直すかな。
たしかに学歴についてあんなに「韜晦」している人の割りにはしゃべりすぎですね。でも、体験談までウソだったら悲しすぎる…。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20100520/1274346473