Hatena::ブログ(Diary)

唐沢俊一検証blog

2010-08-20

グラウンド・ゼロな自信。

00:10

ground=根拠。


 今回も中洲通信』2008年1月号に掲載された唐沢俊一のインタビュー記事オタクの老後問題を語る」から。聞き手の和田彰二氏の「唐沢さんはもともとライター志望だったんですか?」という質問に対して、唐沢俊一は次のように答えている。


 そうですね。自分自身の能力の中でモノを書くというものが一番秀でているものだと思っていたんで、逆に言うと他の仕事でモノになるわけがないと(笑)。薬大へ行って試験管を振ってみたり、薬屋を継いで薬を調合してみたりという仕事が自分の身に合うわけがないから、これは何だかんだやっても絶対最終的にはモノ書きではなくても業界の人間にはなるだろうと。そういう根拠のない自信はありましたね。今の若いライター志望者さんたちの中には才能のある人もいっぱいいるんですけれど、彼らにないものは、こういう根拠のない自信だと思いますね(笑)。

 まず最初に考えたのが「唐沢俊一のご両親が気の毒だ」ということ。家業を継ぎたくないならハッキリそう言えばいいのに。次に気になったのは「モノ書きではなくても業界の人間にはなるだろう」という部分から見えるギョーカイ好きな部分。結局、クリエイターになりたいというよりは業界人として立ち回りたいということなんだろうな。それから、「根拠のない自信」は誰もが持っていると思う。ただ、そういったあやふやな自信をそのままにせず、努力して「根拠のある自信」にしていこうとしているのであって。「根拠のない自信」をそのままにしておいていいことなどあるのだろうか?と思うし、そんなの自慢することか?と激しく疑問に感じる。


 根拠のある自信は根拠が崩れると自信も崩れる。でも根拠のない自信は崩れようがない。何で根拠がなくても自信があったかというと、オタク活動でいろいろ文章書きに自信のある連中がものを書いていたんだけど、それを見渡しても僕より文章のうまい奴がいなかった(笑)。それこそ根拠のない自信ですね(笑)。

 …いや、自分がチェックした限りでは、『ぴあ』や『FILM1/24』には唐沢俊一程度に文章を書ける投稿者はザラにいましたよ?(詳しくは『検証本VOL.0』を参照) ただ単に鑑賞眼の欠如、あるいは客観性の欠如を自白しているにすぎないのではないか。…っていうか、それなら「根拠のある自信」じゃないか。あまりにも薄弱すぎる根拠だけど。 

 さらに根本的な問題を指摘すると、唐沢俊一って文章上手いか? 古風で難解な言い回しをするから名文を書くと誤解している人もいるのかもしれないけど。

 それと「根拠のない自信は崩れようがない」って、これが50歳を目前にした人(インタビュー当時)の言うことなのか、とガッカリしてしまう。子供の頃は自分が世界の中心だと何の疑いもなしに信じていてもさほど罪はないんだけど、そのまま大人になられると…。

 …このままだとあんまりなので、一応フォローしておくと、唐沢俊一がプロのライターになるために全く努力しなかったわけじゃないと思う。このインタビューでは「自らの成功の秘密を語る」というスタイルで「大した努力もせずにここまで来ちゃいましたよ」と偽悪的に振舞っている部分も多分にあるのではないか。…しかし、今となってはそれが全て失敗の原因になってしまったことが丸分かりなので、それはひょっとしてギャグで言っているのか!?」と腹を抱えて笑った後になんともいたたまれない気持ちになってしまうわけだ。天然も度を越えると哀愁になってしまうのだろうか。


 インタビュアーの和田氏もさすがにどうかと思ったのかも知れない。「ただ、蔵書が2万冊、今でも毎月50冊程度は本を読んでいるそうですが、それははっきりした根拠とも言えますよね」となんとかフォローしようとしている。それに対する唐沢のコメント。

 そうですね。月によって上下はありますけれども書評の仕事をしているので、それぐらいは読みます。ただまるまる一冊を読む形ではないですし、平行して読むんです。鞄の中には社内(原文ママ)で読む本、車の中には通勤用の本、それからトイレの中にも。トイレ読書というのは馬鹿にならないんですよ。私はトーマス・マンの『魔の山』はトイレで読破しました。ハハハ。トイレで3行とか1ページ、2ページ読むだけでも、半年かければあれだけぶ厚い本が読めるんですよ。『魔の山』は学生時代からライター時代まで3回ぐらい、読み込もうとして途中で挫折しているんですね。観念小説なもんで、ストーリーの展開がないんですよ。世界名作であっても展開が面白ければどんどん読めるんですが、ああいう観念的な小説はどこまで読んだのかわからなくなる(笑)。だからトイレに入って少しずつ読み進めていって、一年かからず読破しましたね。

 「車の中には」って唐沢俊一マイカーを持っていたっけ? あと、「トイレ読書」のおかしさについては2009年6月29日の記事を参照。しかし、『魔の山』に挫折したり『文明の生態史観』に脂汗を流している人が毎月50冊も何を読んでいるんだろう。


 「ライターの世界にはどういうきっかけで入ったんですか?」という質問に対する唐沢の答え。

 大学時代にアニドウアニメーション同好会)という日本最古のアニメーション研究会に入って活動していました。それからイッセー尾形のスタッフのような仕事もやっていましたね。実家は薬局で、家業を継ぐというような親からの強制はあったんで、仙台の大学(青山学院大学卒業後、東北薬科大学へ入学)へしばらく行っていたんですが、その頃ライターや制作スタッフの仕事が忙しくなった。また悪いことにちょうどそのとき東北新幹線が通ったんですね(笑)。それで週末のたびに東京へ行って、東京へ行くと忙しいから居続けになってしまうという(笑)。だから仙台の大学は途中で退学させてもらって、それから物書きの本格的に世界に入りました(原文ママ)ね。そういう回り道があったんで、物書きとしては空白期間があった。ライター専門になったのは27、28歳のときなんですよ。

疑問点その1。青学を卒業したことになっているけど本当なのか。

その2。「ライター」というのは、プロとして活動していたということか? 1984年に『FILM1/24』に投稿しているけど、あれを「ライター」としてカウントしちゃダメだよなあ。

その3。札幌で2年間実家の手伝いをしていたことがスルーされている。

その4。「ライター専門になったのは27、28歳のとき」=1985年、86年ならば、1986年11月に「前説事件」を起こしていることをどのように説明するのか。 

 …お願いだから「設定」をしっかり練ってください。


 薬大に入ったときに、もうイッセー尾形のスタッフなどはやっていたんだけれども、そこからブランクがあったんです。だから(ライターとしては)再出発だったわけですね。そのときには結婚することも決まっていましたし(夫人は漫画家ソルボンヌK子)、これはもうすぐ喰っていくしかないと。「何か仕事はありませんか? 何でもやります」と。だからこれから苦手な分野を勉強するような時間はなかった。だったらアニメSFのように非常に狭い分野ではあるけれども、逆に言うとそれだけ突出させればすぐに看板が張れて、「これを頼むなら唐沢」と起用してくれるんじゃないかというふうに思ったんですね。

 「再出発」と言えるほど出発してないんじゃ?と思ったけど、それよりも唐沢俊一は「アニメSF」でそれほど仕事をしていないような気がする(特に初期は)。別に詳しくもないしね。デビューから今まで勉強する時間が無かったと考えると、数々のP&Gも理解できるような。


 というかサブカルの分野が滅亡に近い有り様ですからね。生き残っているのが私ぐらいしかいないという(笑)。

 「滅亡に近い」のは一体誰なんだろう。


 一旦クサビを打ち込んで業界に入れたら、今度はその穴をどれだけ拡げることができるか。それが(業界の中で)生き残っていくということですね。やはりフリーの職業には2つのハードルがあって、ひとつはデビューすること、そしてもうひとつは残っていくことなんです。 

 この言葉に和田氏は「身に沁みますねえ」と感想を漏らしているが、今の時点でこの言葉を読むと本当に身に沁みる。唐沢俊一がプロとしてデビューして今までやってきたのは凄いことだと心から思いますよ、ええ。


 この後、小野栄一のプロダクションの負債を肩代わりして、返済のためにレディコミの原作を書いて荒稼ぎしたおなじみの話になるけど、これも調べる必要があるなあ。


 本棚のひとつ分くらいは薬の本で埋まっていたわけです。(興味はなくとも)「資料はあります!」と言えるわけで、これは強いなあと。オタクというものは情報を収集するものなんですね。オタクが気味悪がられるのは情報のインプットとアウトプットのうち、インはするけれどもアウトをなかなかしないとこと(原文ママ)にあるんですね。

 『薬局通』『クスリ通』の著者が薬に興味が無かったって…。じゃあ何に興味があったの?と思ってしまう。「オタク」「鬼畜」「雑学」「トンデモ」にも興味があるのか怪しいところだな。アウトプットしているオタクも気味悪がられていると思うけど。


 僕はこれまでの物書き人生においては奥義を極めた専門家ではないけれども、すごいものを人に教えたいという、橋渡しの役を務めてきたと思うんですね。オタクもそうで、普通の人が子供だましと思っているアニメがどんなに素晴らしいものか、という一種の啓蒙活動のつもりでした。オタクになると、話題が豊富になるよ、と。お天気と身体の具合とテレビの話だけじゃない、人生を楽しむツールとしての雑談をマスターするために、雑学やオタク的な知識というものを普及しようと思っているわけです。

 「橋渡し」をしていたはずの人間がさらに「橋渡し」されちゃっているわけか。…しかし、唐沢はここでオタク」や「雑学」を「役に立つもの」として語っちゃっている。なにせ「人生を楽しむツール」だもの。やっぱり『トリビアの泉』の前後で明らかに転向しているよなあ。あと、唐沢が「啓蒙」したことなんかあったっけ? まずは自分の蒙を啓いてほしいけど。


 雑学エッセイの極みを書く方が伊丹十三さんだと思っているんですが、あの方の本を大学時代に読んで「これが知識を面白く伝えることだよな」と感動したんです。その伊丹さんも「私は空っぽの袋に過ぎない。そこへいろんなものを詰め込んで、それをみんなに見せているんだ」というようなことを書いているわけですね。

 「私は空っぽの袋に過ぎない」というのは、伊丹十三の場合は「謙遜」になるが、唐沢俊一の場合は「事実」になってしまう。



 今回はなんといっても「根拠の無い自信」がショックだったなあ。自分はもう若くはないけど努力していかなければ、と痛感させられた。その点は唐沢俊一に感謝したい。あなたは最高の反面教師だよ!

 ちなみに、『中洲通信』のインタビューをもう1回取り上げるつもりだが、今回同様に「あまりに可笑しくて悲しくなる」発言が炸裂しているのでお楽しみに。


 次回は夏コミのレポートをやる予定です。そろそろ書かないと忘れそうだ。


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yonocoyonoco 2010/08/21 01:43 根拠のない自信の方がいざという時ガタガタに崩れると思うのですが…

ああ、だから言動に矛盾があるのか(ーー;)

SY1698SY1698 2010/08/21 03:08 うーむ、今回のエントリは、考えさせられるものがありました。

> 根拠のない自信は崩れようがない
「中二病患者」ですかw 「根拠のない自信」 それはただの「馬鹿」といいます。

>「僕より文章のうまい奴がいなかった」
その根拠のない自信は、結局、まともな社会人生活をスタートさせていないところにあるのかもしれません。藤岡真さんがそのあたりを突いていましたが、20代前半に大学を出て就職して、社会人になって鼻っ柱を折られる経験をしていないから、そういうことが言えるのでしょうね。

過去を振り返って「あの時はアホやったなー」と自分を客観視することが本気でできていないから、それが特定の異性に対する「プロデュース」だとか、「トテカワさん」などと呼んでしまうなどといったゲフンゲフン

ポぷリポぷリ 2010/08/21 03:57 >自分自身の能力の中でモノを書くというものが一番秀でているものだと思っていたんで、逆に言うと他の仕事でモノになるわけがないと(笑)。
>という仕事が自分の身に合うわけがないから、これは何だかんだやっても絶対最終的にはモノ書きではなくても業界の人間にはなるだろうと。
自分がモノ書きに向いているという「根拠」が、普通の仕事が満足にこなせないからというのは哀しすぎる。
で、実際に唐沢がモノ書きに向いているかというと全くそんな事は無かったため、いい気な「アウトロー気取り」「無頼派気取り」になってしまっているわけで。

ラノベやマンガの世界では、一見何の取り柄もない主人公がとんでもない才能や能力を秘めているというお約束がありますが、
百見、二百見しても何の取り柄もないとしか思えない唐沢に、もしとんでもない才能や能力があるとすれば、
それは昆虫の擬態を人間社会向けにした「これっぽっちも中身が無いのに才能に溢れた大人物」に擬態する能力ですね。
昆虫並の能力を身につけているなんて、ゴキブリを師匠にしているあの範馬刃牙もビックリです。
ただ、今の唐沢は鳥に擬態が見抜かれてしまい生きながら啄まれている昆虫状態なわけですが。

ポぷリポぷリ 2010/08/21 04:05 訂正
「これっぽっちも中身が無い」のに才能に溢れた大人物に擬態する能力ですね。

ロン・ジェレミーロン・ジェレミー 2010/08/21 09:17 唐沢俊一さんに書評の仕事を頼んだ会社に務める者です。書評にまつわる事実関係についてご説明させていただきます。

★「校閲はいないのか?」 もちろんいます。先日、校閲の人間に話を聞きました。いくら直しを出しても、学芸部の読書担当者が受け付けない。唐沢さんが修正を拒むのか、学芸部が聞く耳持たないのか不明です。校閲部はサジェスチョンはできても、編集権はありませんので間違った原稿がそのまま記事になってしまいます。
校閲部での唐沢さんの評判はかなり悪いです。資料にあたらない、とにかく何も調べない、書評対象の本すら読んで書いているか怪しい。日々の紙面でも多くの資料に目を通して間違いを探す彼らからすれば、唐沢さんの仕事ぶりは一目瞭然です。

★「書評委員時代に読売しか購読していない」 書評委員など、ある程度の期間お世話になる方には新聞購読券をお渡ししています。掲載紙をいちいち送っていたのは昔の話です。近くの販売店に購読券を渡して、新聞を取ってもらった方が経費負担が少なく税制上も助かるのです。購読券は新聞を取る以外に使い道がないので、どうされたのか悩みます。まさかどこかに横流ししたとは考えたくない。万にひとつの確率で、新聞代を書評謝礼に上乗せしたと唐沢さんがおっしゃるような特別な契約を結んだのかもしれません。ただ、私の務める会社の経理セクションがバカに見えるような嘘はつかない方がいい、とは申し上げておきます。

★「人肉食は自主規制」 もう結論が出ていますが、無論嘘です。「天声人語」でも「カニバリズム(人肉食)」は普通に使っています。なぜ会社のブランドイメージを傷つけるような嘘を次々と…。唐沢さんを使う方が悪いと言われればそれまでですがね。

私個人としましては、会社の出す商品に唐沢さんの記事やコメントを載せてほしくない。金井美恵子がエッセイに「雑誌や新聞には、ものを知らない人間が何も知らない読者のために書く欄が必要だ」というようなことを書いておりますけれど、「そんなことはない。有用な情報を選択して掲載するのがメディアの仕事である」と考えたいものですから。

藤岡真藤岡真 2010/08/21 10:41 >ロン・ジェレミーさん
 2008年4月27日の裏モノ日記にこんな記述があります。

>アゲてからコンビニに走り、自分の書いた書評の載った朝日新聞
>を買おうとしたら、もうなかった。夕刊のない日はもう少し
>遅くまで置いてくれればいいのに。
>ちなみに、朝日は書評委員にも、掲載紙を送ってこない。
>「新聞をとってください。購読費もギャラのうちに入ってます」
>ということだそうである。しっかりしていらっしゃる。

 つまり、これは大嘘であるということですか。誰得の嘘なんでしょう。

50代(元アニドウ会員)50代(元アニドウ会員) 2010/08/21 11:35 >1984年に『FILM1/24』に投稿してるけど、あれを「ライター」としてカウントしちゃダメだよなあ。

『トンデモ創世記2000』でも、唐沢はヘンな事を書いていますからね。
〈オタク業界に入ったときに「奇想天外シネマテイク」(原文ママ)っていう奇想天外社の肝入りで、『ロスト・ワールド』とか、幻のSF映画を上映する試みがあった。〉 67ページ

オタク業界に入ったときって・・・・「奇想天外シネマテーク」は1977年から80年にかけて行なわれた上映会ですよ。
唐沢はまだ学生じゃないですか。
それが何で「オタク業界に入ったときに」なるのでしょうか?
唐沢の脳内では『ぴあ』や『FILM1/24』の投稿は“業界人の仕事”になってるみたいですね。

「奇想天外シネマテーク」は、アニドウ主催、奇想天外社協賛で行なわれた定期上映会です。
〈日本で初めてのSF・怪奇・アニメ映画の定期上映!〉と、77年1月にもらったハガキにあります。

SF映画の古典『メトロポリス』(1927年、無声映画)を、東京国立近代美術館フィルムセンターの主幹、鳥羽幸信氏に弁士をお願いして上映したり、ジョージ・ルーカスの未公開作『THX1138』(1971年)を上映したりしました。
映画のビデオソフトがほとんど未発売だった時代、有意義な上映会だったと思います。

ところで唐沢は、2007年から「奇想天外シネマテーク」というトンデモ映画の上映会を行なってるとか。
イベントのタイトルまで盗用ですか。
ほんと盗むのが好きな人ですね。

蘭月新十郎蘭月新十郎 2010/08/21 12:00 以前、kensyouhanさんが「『中洲通信』のインタビューでは、この後検証をやっていて一番笑った発言が出てくるので、今から楽しみのような怖いような。笑っちゃって記事を書けるかなあ。」がコメントしてましたが、今回の部分だったのですね(まだ、これを超えるものがあっても驚きはしませんけど)。

「根拠のない自信」つまり自信を得る出来事やそれに対する“根拠”も存在しないわけですね。“自信”すら一人前に築けない。知ったようなな屁理屈で通過儀式から逃げまくった結果が自己流だから、世間からなにを言われてもわからない。「博覧強記」の意味を間違えても、ワシントンを殺しても、P&Gしてもすべてが自己流の中だから、間違えたとか、悪いことをしたって自覚もない。ひょっとすると誰が何言ってもムダなのかもしれません。
自らの自信に根拠がないから、人に説明できないし、しない。だから誰から何言われても関係ないし。なんか羨ましいです。
(なんか私、自信=アイデンティティーみたいな解釈しちゃってます。)

ロン・ジェレミーロン・ジェレミー 2010/08/21 12:04 >藤岡さん
>誰得の嘘なんでしょう。

分かりません。以下のようなことが推測できます。
1 書評委員をやっていることをアピールしたくて適当に嘘を書いた。
2 かなりの特殊な事情があって、本当に購読料を原稿料(私どもの会社では決して「ギャラ」とは申しません)に上乗せした。
3 購読券の紛失等の事情から新聞を取っておらず、嘘を書いた。

いずれにせよ、会社のイメージ低下や社員の誰かが困る要因を吐き出しており、唐沢さんには言動に気をつけていただきたいと切実に願います。また、自分が書いた文章がどんな形で掲載されたのか、文章に思い違いや誤植、見出しの間違いはないかなど紙面を朝の段階で読むのが著作者の責任であり、そうしないといられないのが作家の性であると思うのです。

伝聞だけで能力•人格を云々したくないので付け加えておきます。当時の読書担当はきっと優秀な記者だと思います。唐沢さんを起用した因果で、キャリアがほんの少し遠回りになったようにも聞いておりますが、今の職場で素晴らしい仕事をしていると言われました。

蘭月新十郎蘭月新十郎 2010/08/21 12:27 kensyouhanさん
>「車の中には」って唐沢俊一はマイカーを持っていたっけ?
タクシーのことじゃないんですか? これも“うちのうちの詐欺”の一つですよ。

ロン・ジェレミーロン・ジェレミー 2010/08/21 12:38 ×「著作者の責任」
◯「著作者の責任感」
ですね。外部筆者にそこまでの「責任」をおっかぶせるわけにはいきません。

NNTNNT 2010/08/21 14:06 根拠の無い自信って自分のモチベーションを保つための道具であって、決して他人に自慢する事ではないなぁ。
自分はバカですって看板を出してるのと同じだし…。
そして、根拠のある自信は一番大切。自分が試される事、試験や試合や何かを発表する時等のプレッシャーに対しては、それしか結局頼れないんだから。

ホントにハリボテでツギハギの人なんだなー…。

トンデモブラウトンデモブラウ 2010/08/21 15:01 「根拠のない」というのは「客観的な根拠のない」という意味かな。
「虚仮の一念岩をも通す」ってことでしょうか。
それならよく分かる。
アホであることの自白はこれが最初じゃないけど、意味不明な上から目線の語り口はこういう思考回路(笑)が出発点なんですね。

「社内」というのが本当に会社のことで、「車の中」というのが電車のことかもしれませんね。
空前絶後、Only Oneな虚仮なので一切不明ですけど。

蘭月新十郎蘭月新十郎 2010/08/21 15:04 >逆に言うとそれだけ突出させればすぐに看板が張れて
電柱にストリップの看板立てかけるんじゃないんですから、この場合は「看板を掲げる」でしょう。

>一旦クサビを打ち込んで業界に入れたら、今度はその穴をどれだけ拡げることができるか。
大辞林を見ますと、楔とは「木材・石材を割るとき、重い物を押し上げるとき、差し込んだ材が抜け落ちるのを防ぐときなどに用いる。」とあります。打ち込んで穴を広げちゃまずいでしょう。それともカタカナで書く“クサビ”にはそういった意味があるんでしょうか?

以上。気になったので連投させていただきました。

foobarfoobar 2010/08/21 20:42 >打ち込んで穴を広げちゃまずいでしょう。

いや、「楔」ってのは「打ち込んで穴を広げる」ものですよ?
何でもかんでもツッコミ入れりゃいいってもんじゃないですよ。

taimatutaimatu 2010/08/21 21:06 初めて書き込みます。ロン・ジェレミーさんの証言、興味深いですね。校閲部員の苦々しい気持ちと、やりきれなさには同情します。

>伝聞だけで能力•人格を云々したくないので付け加えておきます。当時の読書担当はきっと優秀な記者だと思います。唐沢さんを起用した因果で、キャリアがほんの少し遠回りになったようにも聞いておりますが、今の職場で素晴らしい仕事をしていると言われました。
とのことですが、今年8月1日付け書評欄に、有識者コメントとして使われているのが気になりますhttp://book.asahi.com/zeronen/TKY201008040232.html。リアルタイムで読んだときは「紙面からの追放も解けたのか。また検証のネタが増えて大変だなあ」などと軽く思っていたのですが、上記のように担当者の出世にまで悪影響を及ぼしたとすれば、起用されること自体ありえない話で、一種の事件のような気がします。

蘭月新十郎蘭月新十郎 2010/08/21 21:12 >foobarさん
あずまんが大王(メディアワークス版)4巻P151で親愛なるおおさかが
「ちなみにくさびとは 木のゆるみをとかをしっかりさせるものです」って言っていたので“広げる”という認識に欠けてました(笑)。
ご指摘なるほどです。でも、唐沢さんの文脈だと楔を打ち込んだら、その穴を広げるだけ広げていいとニュアンスに読めたのです(といいわけ)。
でも、何でもかんでもツッコむのは要反省ですね。

個人投資家個人投資家 2010/08/21 21:14 >そういう根拠のない自信はありましたね。

 あ、鳥坂先輩だ

ロン・ジェレミーロン・ジェレミー 2010/08/21 23:24 ブログ主様におかれましては、コメント欄を会社の掲示板なみに使用されてご迷惑と存じます。すみませんでした。
唐沢俊一さんが私の勤務する会社で書評を書くことは今後おそらくないでしょうから、今更唐沢さんを責めたくはありません。以下、私の本当に主張したい点です。

唐沢俊一さんを書評委員にした結果責任が、推薦人ならびに読書担当個人の責任として収斂されている。学芸部として、唐沢さんに書評を任せたことの総括はできているのでしょうか。
唐沢さんが書評委員の任期を終えてからですが、「裏モノの神様」という本を読む機会がありました。素直で無邪気で、それ故に恐ろしさを感じるイノセントな、いや、むしろインファントとも言うべき選民思想が綴られていて、この方に書評を任せておきながら「アフリカという国」程度の失敗で済んだことに感謝しました。珊瑚事件クラスの惨事を引き起こしたであろうポテンシャルを、唐沢俊一さんは秘めています。
唐沢俊一さんが書評委員に推された時、もしも学芸部員が第三者として唐沢さんの著作を読むなどの審査をしていれば、満天下に学芸部の恥を晒すことにはならなかったでしょう。危機管理態勢の構築が必要不可欠です。
全く問題のない組織なんてありません。私の所属する部署にもイライラのタネはあります。問題点を解決して次のステップに進むのか、おざなりにして過ちを繰り返すのか。唐沢さんの書評委員起用を奇貨として学芸部の問題意識を高めてもらいたいものです。

デュードデュード 2010/08/21 23:41 結局,映画業界でもちゃんと仕事して業界人になってもプロの仕事して映画評でちゃんと書く人いるのになあ

江戸木純さんとか・・・・・・

そういえば,柳下毅一郎さんや宇多丸さんが山本寛監督の『私に優しくない先輩』評きっちり書いたらブログで文句言われたというヤマカンのプロとしての資質を問われても仕方がない事実も浮き彫りに出て,もしこれが唐沢が評論書いてたら少しはヤマカンの信用も取り戻せただろううなとは思います。

gurenekogureneko 2010/08/22 09:22 宇宙竜ナースが紹介されていますが、本文とのつながりが見抜けませんでした。
かなり気になるので、教えて下さい。
m(_ _)m

ポぷリポぷリ 2010/08/22 09:34 >デュード
>ヤマカンのプロとしての資質を問われても仕方がない
創作する側の人が自作に対する批評が不当と感じそれを表明しても、
それでプロとしての資質が問われる事は無いと思います。
プロの反論を許さなければそれに甘えて批評の質も落ちていくのでは?

ポぷリポぷリ 2010/08/22 09:34 >デュード
>ヤマカンのプロとしての資質を問われても仕方がない
創作する側の人が自作に対する批評が不当と感じそれを表明しても、
それでプロとしての資質が問われる事は無いと思います。
プロの反論を許さなければそれに甘えて批評の質も落ちていくのでは?

蘭月新十郎蘭月新十郎 2010/08/22 09:38 gurenekoさん
トーマス・マンの『魔の山』→ウルトラセブンの『魔の山へ飛べ』→話に登場した宇宙竜ナースって連想だと思います。

またか…またか… 2010/08/22 09:52 >デュード
あんたが山本監督を叩きたいだけなのは破壊屋さんの掲示板でも見て知ってる。無理矢理唐沢にこじつけてこのblogとは関係ないことで暴れるのやめなよ。

ポぷリポぷリ 2010/08/22 09:58 訂正
>デュードさん
失礼

gurenekogureneko 2010/08/22 21:00 >蘭月新十郎さん

ありがとうございました。
m(_ _)m

デュードデュード 2010/08/23 00:33 >ポぷリさん

お返事ありがとうがざいます。

僕はクリエーターが批評するのはかまわないと思います。

ただ,結果と批評が出て失敗だったと受け止める事実もあることをヤマカンに受けて欲しいだけです。

過激作家っと言われてるポール・ヴァ―ホベンだって『ショーガ―ル』でラジ―賞と取った時には責任取ったようにね。

通りすがり通りすがり 2010/08/23 03:56 ロン・ジェレミー さん
別のに問題についてですが、朝日新聞の神田記者がtwitterでこのようなことをいって誤った記事を書いたからにはちゃんと正しいことを報道すべきだといい実際に正しい内容を報道されていました。

http://twitter.com/kanda_daisuke
>警察発表があったとは言え、もともとlibrahack氏の名誉を毀損したのは朝日新聞をはじめとするマスコミの報道です。その意味でも今回の記事は必要だったと考えています。

このようなまっとうな記者さんばかりになることをのぞみます。

つ 2010/08/23 11:54 http://2sen.dip.jp/cgi-bin/upgun/up1/source/up46407.gif
これ貼っておきますね

ポぷリポぷリ 2010/08/23 19:30 「公表された批評に対してはそれを見た作者を含む全ての人が自由に反論する権利を有する」
私の言うことは間違っているのでしょうか?つさん。
作者は何を言われても自分の意見を封じて泣き寝入りしなければならないのでしょうか?つさん。
いくら偉大な漫画家とはいえ藤子不二雄氏の言葉を自分の考えを捨ててまで盲信しなければいけないのでしょうか?つさん。
別に答えなくてもいいですが。

ポぷリ さんへポぷリ さんへ 2010/08/23 20:01 つ さんの意図は不明ですが……

>「公表された批評に対してはそれを見た作者を含む全ての人が自由に反論する権利を有する」
正しいと思いますし、言外にそのことを主張していると思います。

>作者は何を言われても自分の意見を封じて泣き寝入りしなければならないのでしょうか?
リンク先の画像を見る限り、佐倉十朗は「泣き寝入り」しているようには見えませんが。
(むしろ“批評に対しては次の作品で反論してやる!”という流れでは?)

F先生は「公の場で発表した作品に対しての批評は避けられない、イヤなら公表するな。
また、公の場での発言には責任を持つべき」というごく当たりまえの事を言っているだけだと思います。
(ここが唐沢氏に欠けている点ですね)

ポぷリポぷリ 2010/08/23 20:42 >ポぷリ さんへ さん
くだんの山本寛氏のブログのコメ欄を覗いてきて、作者の反論を封殺するようなコメントの数々を見てしまって大いに神経質になっていたのかも知れませんね。
>(むしろ“批評に対しては次の作品で反論してやる!”という流れでは?)
それは理想的ですが、次の作品までのタイムラグや、果たして次作が作れるか?という事情を考慮すると、
作者が言葉を以て反論することは何ら問題とされることではないと思いました。
>F先生は「公の場で発表した作品に対しての批評は避けられない、イヤなら公表するな。
また、公の場での発言には責任を持つべき」というごく当たりまえの事を言っているだけだと思います。
同感です。ただ批評する側からだけの一方通行ではなく作り手側を含めた双方からの意見の応酬でないと、
結局安全地帯からの批評になってしまい緊張感を無くした批評はレベルダウンする一方かと。

MOGURAmaruMOGURAmaru 2010/08/24 18:28 根拠のない自信論はもしかして島本和彦からのパクリではないでしょうか。
燃えよペンか吼えよペンで「根拠のない自身を持て!」と書いていたはずです。

藤岡真藤岡真 2010/08/24 21:01 >MOGURAmaru
「吼えろペン」でしたね。

blog購読者blog購読者 2010/08/25 00:57 以前、唐沢俊一が電車内で読書しているのを目撃したことがあります。
月50冊読むならそれなりの速さが要求されるかと思いますが、
私が見たときは普通よりもだいぶ遅かったです。
次ページをめくるまでに何度も本を閉じ、「ふぅ」という感じで一休みしていました。

テレビ見てたらテレビ見てたら 2010/08/25 01:24 来週のスクール革命!に唐沢サン出るみたい。予告でザキヤマと絡んでた。

nekoneko 2010/08/25 02:19 楽しみより心配が先に立ちます。赤の他人なのにw

幻灯機幻灯機 2010/08/25 02:44 新刊検証本、本日読了いたしました。このBlogの記事が母体であるから面白く読めるのはもちろんですが、レイアウトの工夫などで情報の把握しやすさは増していると思います。
特に、vol.0の17〜20ページ、唐沢が何を引用して何を引用しなかったかの対照表は見事で、彼が何をごまかそうとしたのか一目瞭然。これはkensyouhanさんのナイスアイディアと言えましょう。
また、各冊のあとがきも、おたくとしていくらかもの作りに努力している身としては非常に身に染みるお話でありました。あるものごとを静かに好きであり続けることが一番の力だな、と。
今回の画伯のカットでは、vol.3のG子さんがボーイッシュで素敵でした。
あと、ひとつ訂正。vol.3の32ページ、仮面ライダーアマゾンを改造したのはパゴーではなくバゴーです。

kensyouhankensyouhan 2010/08/28 18:43 コメントありがとうございます。

>yonocoさん
根拠のない自信ほど脆いものはないと思います。

>SY1698さん
本人は成功談として語っているのですが、失敗した時の事を考えていなかったのだろうなと。

>ロン・ジェレミーさん
貴重なご意見ありがとうございます。「カニバリズム」のときは朝日新聞にあらぬ疑いをかけてしまってすみませんでした。
ご意見を受けてもう一度唐沢俊一と朝日新聞の問題についてまとめた記事を書いたのでご覧になってください。

>50代さん
なみきたかし氏に確認をとってみるかな。

>蘭月新十郎 さん
一番笑った発言は次回取り上げます。

>NNTさん
自分の場合はブログを継続したり本を作ったことが一応「根拠」にはなってます。自信はないけれど形にして残っているんだから、と思うようにしています。

>トンデモブラウさん
運転手でも雇っているのかと思いましたが…無いかな。

>taimatuさん
今でもたまに紙面に登場しているようですね。

>gurenekoさん
蘭月新十郎さんの解説の通りです。

>MOGURAmaruさん
芸風が違いすぎるなあ。

>blog購読者さん
自分も本を読むペースは遅いのでなんとなく共感。『博覧強記の仕事術』でも速読に否定的でした。

>テレビ見てたらさん
情報ありがとうございます。9月5日放送のようですね。

>幻灯機さん
ご指摘ありがとうございます。他にもミスを見つけてしまったので、後で訂正のお知らせを書いておきます。できれば再販の時に直したいものですが。