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唐沢俊一検証blog

2010-09-03

ゴルゴサーセン。

18:55

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karasawagasepakuri@yahoo.co.jp


 『パチスロ必勝ガイドNEO』10月号に掲載されている唐沢俊一エンサイスロペディア』第41回ゴルゴ13を読んだ時は唖然としてしまった。藤岡真さんが既に紹介されているが、コラムの8割が『内陸地帯』のアリクイの話で、最後に「『ゴルゴ』の最終回は既に描き上げられている」という話が出てくる、という何ともウスい内容なのだ。

 …あのなあ、ゴルゴ』について知っている話を何でもいいから書けばいいってもんじゃないんだって。っていうか、『ゴルゴ』についてそれしか知らないのか?

 とはいえ、確かに『内陸地帯』のアリクイは衝撃的ではある。アリクイといえば、『仮面ライダー』のアリガバリは結構な強敵だったし、大山倍達の「アリクイ最強理論」は有名だ。そういえば、大槻ケンヂが昔『大山カラテもし戦わば』を絶賛していて、特に大山倍達とゴリラが戦った話に大喜びしていたのだが、『GONG格闘技』最新号で真樹日佐夫が「あれは俺が作った話」とあっさりバラしていてビックリした。誰かオーケンにも教えてあげてください。唐沢俊一ガセビアもこれくらい楽しければまだ救われたのに。

 あと、アリクイといえばこんな動画も。

D

小生実はかわいい生き物に滅法弱いのです。


 …「アリクイ」だけでもこれだけ話がつながるんだから、『ゴルゴ13』なんかいくらでも話を膨らませられるはずなんだけどなあ。持ちネタがないと限定された話しかできないんだろうけどね。

 

 あと、気になったところ。

 作家の空想力は大したもので、シロアリ昆虫の幼虫、果物などを食べている温和な動物であるオオアリクイを、人間を惨殺する凶暴な吸血動物に仕立て上げてしまった。いや、それは創作者のつくべきウソとして認められる範疇である。かのジェームズ・ボンドも、作家のイアン・フレミングによって、恐るべき人食いガニの群れと闘わせられたりしている。映画化の際に製作者たちはカニを山ほど用意したが、実際にはカニたちはボンドやボンドガールに襲いかかるでも噛みつくでもなく、全く迫力がなくてこのシーンはカットになったとか。たぶん、このゴルゴの『内陸地帯』を映画化しようとしてオオアリクイを用意しても、全く人に近寄ろうともしないでカットになることだろう。作家の筆が空想で描く世界と、実際の世界は異なってあたりまえなのだ。 

 …唐沢俊一絢爛たる水増しのテクニックに眩暈を起こしそうになる。「作家の空想力」を褒め称えるなら007』でなく『ゴルゴ13』から取り上げるべきだろう。コラムのテーマを忘れちゃ困るよ。

 そもそも、ここで紹介されている『007』の話が間違っているのだ。「人食いガニ」というから『ドクター・ノオ』なのだろうが、この話でボンドが戦っているのはカニではなくて巨大イカ(クラーケン)。…カニよりもっと凄いじゃないか! そして、カニも別に人を喰らう習性があるわけではなく、集団で移動する際に「途中にあるものは片つぱしから食い尽していく」(ハヤカワ・ポケットミステリ版P.191より)のであって、ハニー・ライダーが危険に晒されるというわけである。…『007』も禁止にすべきか?


 国民的漫画についてほとんど何も知らないというのは本当に驚かされた。検証を2年続けていても未だに底が見えない。

 …さて、「賛美歌13番」をリクエストしてくるか…。


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yonocoyonoco 2010/09/03 19:31 >…さて、「賛美歌13番」をリクエストしてくるか…。

いやいや、P&Gが過ぎるといっても暗殺依頼しちゃダメですよう( ̄▽ ̄;)

個人投資家個人投資家 2010/09/03 20:56 >それは創作者のつくべきウソとして認められる範疇である。

 意味深い

藤岡真藤岡真 2010/09/03 21:23  大阪では、ゴルゴ十三(じゅうそう)言うてました。
>製作者たちはカニを山ほど用意したが、実際にはカニたちはボンドやボンドガールに襲いかかるでも噛みつくでもなく
 なんの検証もせずに大量のカニを用意する馬鹿がどこにいるかと。さらに「ボンドやボンドガールに襲いかかる」ような事態になったどうするつもりだったのかと。業界に憧れていた(いる?)くせに、撮影の現場ってものが全く分かっていません。

消印所沢消印所沢 2010/09/03 22:30 >小生実はかわいい生き物に滅法弱いのです。

 これを貼れと言われた気がしたもので.
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1643138

nyannnyann 2010/09/03 23:38 >藤岡真さん

てゆーか、ゴルゴ13と亜江良十三は一卵性双生児で十三出身っていう設定があったんじゃなかったでしたっけ。
勘違いだったらすみませんw

foobarfoobar 2010/09/04 00:44 >なんの検証もせずに大量のカニを用意する馬鹿がどこにいるかと。さらに「ボンドやボンドガールに襲いかかる」ような事態になったどうするつもりだったのかと。

なんか、またしても適当にググって拾ってきただけって感じですよね。

藤岡真藤岡真 2010/09/04 08:02 まあ、それはAERAが踏みにじったゴルゴの黒歴史ですから。わたしの周囲には十三どころかゴルゴ13の13をBと読んだ帰国子女もおりましたし。

れっどるれっどる 2010/09/04 10:06 きのうたまたまゴルゴ13のパチスロを打っていたのですが、
液晶演出の一つに、「ラッサ熱に感染した猿の集団がゴルゴに襲いかかる」というのがありました。
自分はあまり原作を読み込んでないので、これが原作から取り出したエピソードなのかは知りませんが、
もしそうだとすれば、同じ動物ネタでも、たとえウスくても、こっちを出したほうが「パチスロ雑誌」として「アリ」だったのになあ、と思っちゃいました。

いかりいかり 2010/09/04 14:35 >れっどるさん
「病原体レベル4」(114巻収録)ですね。原作ではエボラ出血熱。ゴルゴも感染してしまうものの、隔離された船から逃亡しながら免疫を持ったサルを見つけ、ついにはありあわせの道具でワクチンを作って自分だけでなく患者を全員救ってしまうという、ファンにも人気のあるエピソードです。

れっどるれっどる 2010/09/04 20:30 >いかりさん
情報ありがとうございます。やはり原作ネタでしたか。そういえば、演出突入時に洋上をいく船をバックに、「病原体レベル4」のタイトルが出てました。

アロエアロエ 2010/09/04 21:33 wikipediaにこんな記述があります。

>ハニーと蟹、ボンドと烏賊の対決(蟹は空輸してみると冷凍されていて使い物にならず、
>大イカの捕獲も無理だった。また蟹のシーンは、編集のピーター・ハントによると、あまりにも
>ばかばかしかったらカットされたのだともいう)
http://ja.wikipedia.org/wiki/007_%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%82%AA

話の出典も明記されておりますのでどなたか確認を。(丸投げ)

foobarfoobar 2010/09/05 16:50 >大阪では、ゴルゴ十三(じゅうそう)言うてました。

私が「十三」という地名を最初に知ったのは、コンタロウの「1・2のアッホ!!」に出てきた「ゴルゴ十三」という関西弁キャラからでした。

kensyouhankensyouhan 2010/09/06 19:18 コメントありがとうございます。

>yonocoさん
「帽子を落としてくれ」という依頼にしましょうか。

>個人投資家さん
フィクションのウソと雑学のウソは違う話なんでしょうけど。

>藤岡さん
確かに企画段階でハネられる話ですね。
唐沢俊一は低予算の映画と演劇にしか関わったことがないのでしょう。

>消印所沢さん
個人的にツボなのはこれ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11738050

>れっどるさん
イクシオンとケンタウロスとか。あれは泣ける。