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唐沢俊一検証blog

2010-10-21

テリトリアル・ピッシングス。

09:54

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・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。

・1970年代後半に札幌アニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関連したイベントに興味のある方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。

karasawagasepakuri@yahoo.co.jp


 『小説推理』で『新・餓狼伝』が連載再開したので毎月楽しみにしているのだが(マンガ版は突如休載になってしまったよ…)、今月号で堤城平が三日月蹴りを使ったので笑ってしまった。流行ってるなあ。あと、『獅子の門』の鹿久間源と天城六郎の出会いのシーンが立脇如水と松尾象山の出会いにソックリなのが気になる。…そんな検証に関係ない上に誰も得しないお話から今回の「唐沢俊一検証blog」は始まる。


岡田斗司夫の新刊『遺言』(ちくま書房)が今週末発売される。オタクの次は自分を死なせるわけか、と思ってしまったが、公式サイトの試し読みコーナー手塚治虫に「アニメのスタッフにならないか?」と誘いをかけられて、それを断った話が載っている。…『ぴあ』の「ガンダム論争」とはレベルの違う話だな。「オタクアミーゴス」で唐沢俊一が「昔、手塚治虫に名指しで批判されまして…」と自慢話をしたら、岡田も「俺も手塚治虫の誘いを断りましたよ!」とカウンターをかませば面白かったと思うけど。それからこんな記述もある。

 当時、アマチュアとプロの差は、圧倒的なものでした。一種超えがたい階級差が存在していたのです。

 アニメを制作しているプロは雲の上の人。アマチュアは、黙ってプロが作ったアニメ見てればいいんだ。文句を言うなんてとんでもない、という風潮が一般的だったんです。ファンが作品を批評することも許されない。オタクっていう言葉すらない時代でした。

 もともと、ネットがないから、ファンの声も届かない。

 ファン同士も、お互いに意見を交換したり、評価を共有したりできない。

 アニメ雑誌みたいなものはかろうじてできたんだけど、そこに載る読者の投稿もお行儀のいいものばかりでした。

 多少アニメ業界に対する批判はあっても、最終的には発展的な結論になっている。えらい監督や原作者が怒ったりしないように気を使いながら、編集者が選んだ感じのものばかり載っているわけです。

 唐沢俊一札幌でやっていたというサークルは「お互いに意見を交換したり、評価を共有したり」していたようだが…。ともあれ、岡田が『ぴあ』での「ガンダム論争」を知らないのは明らかだ。あの論争では唐沢の罵詈雑言はともかく、他の投稿もわりと激しいことを書いていたもんね。

 …しかし、前から思っていたのだが、岡田は唐沢がどの程度のオタクなのか見切っていたんじゃないだろうか。町山智浩さん以外にも唐沢のウスさを見抜いていた人はいると思うのだが…、というよりいてほしいです。


・ガセやパクリではないけれど面白かったので紹介。

 『ランティエ』2007年1月号の特集「俺の鍋」で、唐沢俊一「もくち」を紹介している。

青山は学生時代から自分のテリトリーだったから、詳しいつもり。青山では青山値段とか青山風とかいうのが頑なにある。けれど『もくち』は、それを打破しようとしているところがいい。

 青山が「自分のテリトリーというのがいかにもオシャレで笑ってしまった。まあ、青学の学生だったからウソではないのかな。今だと中野や下北沢唐沢領なのだろうか。

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ネヴァーマインド

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新・餓狼伝 巻ノ一 秘伝菊式編(双葉文庫)

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餓狼伝(24) (イブニングKC)

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獅子の門 人狼編 (カッパ・ノベルス)

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極真空手実技入門

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遺言

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トンデモブラウトンデモブラウ 2010/10/21 13:21 >青山は学生時代から自分のテリトリーだった

なるほど、それで学食は知らないと…
ティーン・スピリットの臭いがしないコメントですな。

NNTNNT 2010/10/21 19:29 死して屍拾うものなし
『遺言』って、高いですね。親でも親類でも無い人間の遺言なんてどうでもいいので買わないですけど、変なおっさんの屍を遠巻きに見る野次馬根性はあるので、ちょっくら眺めてきます。

青山がテリトリー…、青山風…、自分も一応東京都民だった時期もありましたし、母親も麻布十番温泉につかって大きくなった人間ですが、
久々の母娘の上京は、都会の変化するスピードにゃついて行けないと確認しあう結果で、
「いくら『詳しいつもり』でも、そのつもりは何年前のつもりなんだよ?今も通じるのかよ?!」
と、唐沢氏に投げかけてみたい衝動に駆られます。

50代(元アニドウ会員)50代(元アニドウ会員) 2010/10/21 20:30 >アニメを製作しているプロは雲の上の人。アマチュアは、黙ってプロが作ったアニメ見てればいいんだ。文句を言うなんてとんでもない、という風潮が一般的だったんです。ファンが作品を批評することも許されない。オタクっていう言葉すらない時代でした。

「FILM1/24」には、『ヤマト』や当時の東映動画の批判・酷評がワンサと載っておりますが?
『さらば宇宙戦艦ヤマト“愛の戦士たち”』ならぬ『あわれ宇宙戦艦ヤマト 金の亡者たち』なんて飯田勉氏は書いていますし。
飯田勉って、後のアニメ監督飯田馬之介氏のことですね。
飯田氏は唐沢と違って、アニドウの本物のメインスタッフでした。
編集スタッフとしてあちこちに名前が載っています。

同人誌だから批判出来るんだ、というなら雑誌『マンガ少年』のTVアニメ特集で当時のアニメ界がボロクソに書かれた事もありました。
自称“オタク第一世代”が成人する前の話ですけど。

>当時、アマチュアとプロの差は、圧倒的なものでした。一種超えがたい階級差が存在していたのです。

ジブリアニメに必ず名前が出るアニメーターの二木真希子氏は、アマチュア時代アニドウの主催するPAFで『思いつくまま』というアニメを発表。大絶賛を浴びました。
この実績でスタジオジブリに入った様なものですけど。

岡田氏の論法も唐沢と同じですね。自分に都合のいい事実だけ引っ張ってきて論をまとめようとする。
「階級差」なんて言葉使いにも、唐沢同様のコンプレックスを感じます。

yonocoyonoco 2010/10/21 20:31 >しかし、前から思っていたのだが、岡田は唐沢がどの程度のオタクなのか見切っていたんじゃないだろうか。

なんとなくそんな感じはしますね
オタク云々というより悪口を言い合える嫌な仲間なのかしら?

doindoin 2010/10/21 21:09 「修羅の門」も復活しましたね。嬉しいですね。

kensyouhankensyouhan 2010/10/22 08:43 コメントありがとうございます。

>トンデモブラウさん
“Hello, hello, hello, hello, how low?”と聞いてみようか。

>NNTさん
自分も帰省するたびに周囲が様変わりしているのでビックリします。

>50代(元アニドウ会員) さん
試し読み部分で既にそれですか。これは本格的に調べる必要があるのかも。

>yonocoさん
逆に言えば気付かないとおかしいと思いますよ。

>doinさん
オンの正体は誰なんでしょうか。

栃尾ジョー栃尾ジョー 2010/10/22 18:28 >アニメ雑誌みたいなものはかろうじてできたんだけど、そこに載る読者の投稿もお行儀のいいものばかりでした。
>多少アニメ業界に対する批判はあっても、最終的には発展的な結論になっている。えらい監督や原作者が怒ったりしないように気を使いながら、編集者が選んだ感じのものばかり載っているわけです。

古本屋で80年代の「OUT」「アニメック」「ファンロード」を漁っていた時期があったけど、そこで見つけた三誌の読者投稿欄には結構キツイ発言があったんだけどね。

>えらい監督や原作者が怒ったりしないように気を使いながら、

えらい監督や原作者が怒るようなパロディばかりを「OUT」で書きまくっていたのが眠田直なんだが、岡田はお仲間のやってたことも忘れたのか?

>ファン同士も、お互いに意見を交換したり、評価を共有したりできない。

「ファンロード」の投稿者だった山本弘がこれを読んだらなんと言うか。
岡田ってお仲間の筈の連中とも表面的なお付き合いしかしてないんじゃ?

sansan 2010/10/24 13:47 『遺言』の本格的なあげ足取りを楽しみに待っております。

kensyouhankensyouhan 2010/10/24 21:34 コメントありがとうございます。

>栃尾ジョーさん
岡田も時空を歪める超能力者か…。

>sanさん
オタク史に関わる問題なのでみなさんにもどんどん揚げ足取りしていただきたいものです。

汁恭子汁恭子 2010/10/24 21:47 岡田といえば思い出されるのが細野不二彦『あどりぶシネ倶楽部』(ビックコミックス、全1巻)の中の『静かなる男』という一篇です。
(映画研究会がSF実写映画の背景とメカの製作をアニメ研究会に頼むという内容)
ここに出てくるアニ研部長が
関西弁で、
自分が「明るい人間」であることを周囲に吹聴したがり、
やたら金の話ばかりをし、
頼まれた背景に勝手にバルキリーの絵を描く全く使えないもので(「シャレや、シャレ」と周囲に自慢)
これを見たメカの模型を作る部員(スタジオぬえ宮武、加藤氏がモデル?)に「ひどくオソマツな仕事なんじゃない?」といわれる話で
(結局この部員が背景を全部書き直す)
最後はこの部員の悪口を触れ回っているのを映研部員の一人に
「そういうのを何ていうか知ってるかい?下司って言うんだよ」
と一喝されるのが誰かモデルでもいるのかという位力がこもった描写となっていて興味深いです。
30年近くも前にこうも岡田の本質を的確に捉えた人がいたとは。

kudankudan 2010/10/29 14:18 ↑そういう話を触れ回るのをなんて言うか知ってるかい? 下司って言うんだよ。

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