唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

『スコ怖』検証延期のお知らせ。

 「日本トンデモ本大賞」で先行発売されていた唐沢俊一氏の新刊『スコ怖スポット・東京日帰り旅行ガイド』(ごま書房新社)の検証をしていたところ、同書のプロデューサーである芝崎淳氏から「正式発売前の内容紹介は営業妨害にあたる」との抗議を受けました。発行元であるごま書房新社に確認をとったところ、芝崎氏の行動を関知していなかったものの、基本的には芝崎氏と同様の立場を取るとのことだったので、こちらとしては、


・正式発売日までの検証の延期
・正式発売日まで既に検証したエントリーを非公開にする

という対応をとることにしました。ただ、ごま書房と芝崎氏の意見によると、出版社の権利関係上発売後3か月は書籍の論評を控えた方がいい、とのことなのですが、これが何を意味するのかわかりかねるので、現在ごま書房に確認を取っているところです。いずれにしても検証自体の中止および全面的な削除の要求でないのであれば、柔軟に対応するつもりです。こちらにも配慮に欠ける面があったと言われれば否定できません。

※追記 唐沢氏の新刊のタイトルを誤って表記していました。お詫びして訂正します。


 また、芝崎氏からは当ブログで『スコ怖』に関連して自分の名前を出さないでほしいとの要望も受けましたが、『スコ怖』の奥付には芝崎氏の名前が明記されていて、唐沢氏も後書きで芝崎氏に感謝の言葉を述べているので、氏の名前を伏せることはかえって不自然になると返答しておきました。


 ここまでは理解できるのですが、芝崎氏は何故か『スコ怖』とは関係のない要求を一緒にしてきました。その内容を以下に挙げておきます。


・「と学会」のメーリングリストに関係したエントリーの削除・データの破棄・情報提供者の氏名の提示
・これまでに発行された同人誌の回収
・ブログ自体の削除


 最初のメールではメーリングリストに関連した話題だけだったのですが、徐々に要求が追加されていきました。
 自分はこれまで知らなかったのですが、芝崎氏は「と学会」の会員なのだそうです。しかし、「メーリングリスト」の件に関しては、そもそもあの話題の中で芝崎氏の名前は全く出てこないので、芝崎氏が何故このような要求をされるのか理解できません。芝崎氏には「当ブログの問題点を具体的に教えてくれれば対応する」旨をお伝えしましたが、「問題点が多すぎて指摘できない」とのことで、それではこちらとしてもどうしようもありません。
 芝崎氏は「他の「と学会」会員も被害を受けている」と主張しているので、芝崎氏の行動が「と学会」の総意によるものなのか、山本弘会長に確認をとったところ、「芝崎氏の行動には何ら関与していない」「問題はあなたと芝崎氏の間で解決していただきたい」とのお答えが返ってきました。自分としては、芝崎氏の行動が個人的なものなのか組織的なものなのかを確かめたかっただけなのですが、会長の返事が実に攻撃的だったことには驚かされました。実は以前にも「と学会」の一部が自分に対して法的な動きに出ようとしている、との噂が流れたことがあって、その際にも山本会長に確認をとったのですが、会長から実に気持ちのこもったお返事をいただいて感激したことがありました。だからこそ、今回の会長からのお返事には驚かされたわけです。何か事情の変化があったのでしょうか(山本さん、反論があるならばお伺いします)。
 もうひとつ驚いたことに、芝崎氏によると山本会長は「自分(kensyouhan)からコミケで謝罪をされた覚えがない」と仰っていたそうです。冒険風ライダー氏も御覧になっているはずなのですが。


 しかし、一番問題なのは、芝崎氏がこちらの個人情報を知っていることをほのめかして、直接面会を要求していることです。これは脅迫罪(刑法222条)の要件である「害悪の告知」に該当する疑いがあります。少なくとも、そのような態度に出ている相手と話し合う気にはなれません。その一方で、芝崎氏が村崎百郎氏の事件で問題になった「ネットでの個人情報の流出」を憂いているのが理解できません。当ブログでは唐沢氏をはじめとした関係者の個人情報は掲載されていないはずですが、問題のある情報があればしっかり対応するのでお知らせください。
 それから、芝崎氏も山本会長も「“唐沢俊一検証blog”のコメント欄には問題があり、管理人は責任を果たしていない」と指摘されています。これに関しても具体的な指摘はないのですが、当ブログにコメントをされる方はあまり過激なことや誹謗中傷を書き込まないようお願いいたします。


 芝崎氏は自分がごま書房新社と山本会長に問い合わせをしたことで情報が広がってしまったと憤慨されていて、他の出版社から協力を持ちかけられていることや法的な手段に出る可能性を示唆してます。しかし、自分としては芝崎氏の要求が根拠に欠けるものであるため、これ以上の対応はいたしかねる、と言うよりほかにありません。当blogに問題があるのであれば、具体的な問題点を指摘していただかなくてはどうしようもないのです。問題点があれば、『スコ怖』の検証を延期したようにしっかり対応いたしますので、どうかよろしくおねがいします。


 最後に念のために書いておきますが、芝崎氏によると今回の氏の行動には唐沢氏は関与していないとのことです。そこのところは誤解なさらないようお願いします。