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唐沢俊一検証blog

2011-07-23

黄門ピープル。

19:46

タコシェ冬コミの新刊「唐沢俊一検証本VOL.4」の通販を受け付けています。また、既刊『唐沢俊一検証本VOL.1』『唐沢俊一検証本VOL.2』『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』『唐沢俊一検証本VOL.3』『唐沢俊一検証本VOL.0』も通販受付中です。タコシェの店頭でも販売しています。

・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。

・当ブログにコメントされる場合には誹謗中傷および個人を特定しうる情報の掲載はおやめください。守られない場合には厳正に対処する可能性があります。

・1970年代後半に札幌アニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関する情報をご存知の方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。

・8月14日の夜に都内某所で唐沢俊一問題に関連したイベントを開催します。参加希望者は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。

karasawagasepakuri@yahoo.co.jp


 8月14日の夜に都内某所で「唐沢俊一トンデモ本大賞」を開催します。唐沢俊一の数ある著書の中から一番のトンデモ本を決定する、というイベントです。参加を希望される方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。トンデモ本を選考するほか、これまでの検証を振り返ったり、多少裏話も話そうかと思っています(イベントの時間は2時間半の予定)。俺が検証関係で人前に出るのもこれで最後だと思うので、いろいろバラしちゃってもいいのかな、と。


karasawagasepakuri@yahoo.co.jp


 なお、「唐沢俊一トンデモ本大賞」開催に当たって候補作を5冊くらいに絞りたいと思うので、唐沢の著書の中で特におすすめのトンデモ本があればコメント欄かメールで推薦していただけないでしょうか。参考にさせてもらいます。



 同人誌の原稿を書いていたせいか、今月号の『パチスロ必勝ガイドNEO』の発売日をすっかり忘れていた。こんなことは初めてなので自分でもショックだ。…いよいよ唐沢俊一に関心がなくなりつつあるのだろうか。あわてて書店に行くと(近所に『NEO』を入荷している書店がないので遠くまで出かけないといけない)、あらゐけいいち『ヘルベチカスタンダード』(角川書店)が出ていたので大喜びで買ってきた。…あ、もちろん『NEO』もね。


 では、パチスロ必勝ガイドNEO』9月号掲載の唐沢俊一エンサイスロペディア』第52回「水戸黄門を取り上げる。

 今回のコラムは以下の文章で始まる。

 黄門さまこと水戸光圀公が退治するのは、悪代官悪徳商人と決まっている。

 御家騒動は?」と思ってしまった。おなじみのTVドラマでは世継ぎ争いとかよく出てくるけどなあ。


 で、TVドラマが作られる以前の、昔の映画版『水戸黄門漫遊記』シリーズにはかなり荒唐無稽なものがあったとして、『怪力類人猿』『怪魔八尺坊主』を紹介している。もっとも、唐沢も本編を見たわけではないらしく、ネット上にあるあらすじをそのまま書いているにすぎない。唐沢はかつて『SFマガジン』で連載していた『どろんぱッの時代』第2回(2004年10月号)で、明治大正時代に書かれた『水戸黄門漫遊記』の中で黄門さまが妖怪や幽霊を退治しているのを紹介しているのだから、もう少しディープなことを書けそうなものだが…(ネタの使い回しを嫌ったのだろうか?)。


 ……本当の水戸黄門こと水戸光圀が、実は自分の領内から生涯ほとんど出たことがないとか、自分のライフワークである歴史書大日本史』編纂の予算を確保するために重税を領民に課してうらまれていたとか、そういうトリビアは歴史ファンなら知っているだろう。だが、もはや、実在の水戸光圀と、フィクション水戸黄門との間には何の関係もないと見ていいだろう。むしろ、本当は全国を歩いたことなどない人物だったからこそ、史実を徹底して無視して庶民のヒーローとしての水戸黄門像は大きく羽ばたけた。

 水戸黄門の「諸国漫遊伝説」が広まったのは、徳川光圀が名君として知られていたこと、『大日本史』の編纂のために家臣を各地に送ったことなど、それなりに根拠があったためと思われる。「本当は全国を歩いたことなどない人物だったからこそ」というのはおかしな話で、それならば誰が諸国を漫遊したっていいことになる。冲方丁天地明察』(角川書店)に出てくる徳川光圀は「水戸黄門」のイメージからかけ離れていてなかなか凄かった(冲方は現在『光圀伝』を連載中)。


南蛮渡来の怪物や悪人と黄門さまが戦っていたのは、アメリカ人などが日本に横柄な態度をとっていたイメージが反映されているのだろう。最近のテレビが悪代官悪徳商人ばかりを相手にしているのは、政治家大企業に庶民が不満を抱いている証拠である。いつの時代も、大衆の感情の鏡として黄門さまは存在し、その鬱憤をはらしてくれるスーパーヒーローなのである。


 7月15日に『水戸黄門』の終了が発表されたアサヒコム)。締め切りを考えると、とても対応できなかったろう。今回ばかりは唐沢俊一に同情する。

 なお、ファミコン版『水戸黄門2』では、黄門さまご一行は世界中を漫遊する。小学生の頃にプレイしたことがあるけど、アメリカ人へのイメージとか関係なしに楽しんでましたよ。今になってみると、外国で印籠が通用するのか?とかアメリカがまだ建国していないとか問題がいろいろあることに気付く。

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 ともあれ、イベントへの参加申し込みと候補作の推薦をよろしくお願いします。都内某所で僕と握手!

D

DIFFERENT CLASS コモン・ピープル

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パチスロ必勝ガイド NEO (ネオ) 2011年 09月号 [雑誌]

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水戸黄門 第一部 シリーズ BOX [DVD]

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天地明察

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水戸黄門II世界漫遊記

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gurenekogureneko 2011/07/24 00:14 >黄門さまこと水戸光圀公が退治するのは、悪代官と悪徳商人と決まっている。
>「御家騒動は?」と思ってしまった。

悪役としては家老や郡奉行も多いですよね。天領ばかりが旅先じゃないんだから。
あと一行が京都に行った際とかに稀に出てくる悪い公家なんかも、微妙に気に入っています。


>唐沢はかつて『SFマガジン』で連載していた『どろんぱッの時代』第2回(2004年10月号)で、明治・大正時代に書かれた『水戸黄門漫遊記』の中で黄門さまが妖怪や幽霊を退治しているのを紹介しているのだから、もう少しディープなことを書けそうなものだが…(ネタの使い回しを嫌ったのだろうか?)。

妖怪や動物との戦いは、『まんが水戸黄門』にもかなり出てきますよ。

RASRAS 2011/07/24 05:19 再放送で見たのですが、東野英治郎版水戸黄門(まだ八兵衛はいない)では、商人の娘と乳母が被害の営利誘拐事件に巻き込まれて一緒に誘拐された一行が、印籠を見せる事なく事件を解決する話がありました。悪党に短筒で撃たれた乳母に対して短刀で弾丸摘出手術を施す御老公や、悪党を容赦なく殺す助さん角さんというハードな描写に驚いた記憶があります。
長寿作品ですから、テレビ版だけでも変わったエピソードや悪人は意外と少なくないかもしれませんね。

藤岡真藤岡真 2011/07/24 07:47 >冲方丁『天地明察』(角川書店)に出てくる徳川光圀
 マッチョでしたね。ある意味スーパーヒーローなんだから、そうしたキャラも考えられるわけで、唐沢には到底思いつけないことでしょうけど。

栃尾ジョー栃尾ジョー 2011/07/24 13:11 「ダイオージャ」や町田康の「逆水戸」などエセディープな唐沢は知らないだろう。
週刊少年チャンピオンの新連載にはイケメンの光圀が出てきたけど当然唐沢には(藤岡さんの言うように)思いつくまい。

tennteketennteke 2011/07/24 18:06 水戸黄門第一部は、柳沢吉保が光圀暗殺を企てて、印籠関係無く暗殺集団全滅のシーンがあるとか、
歴代光圀役の役者がワンパターン回避で印籠を出さないよう工夫したけどことごとく失敗したとか、
長寿番組なので落語や大岡越前の故事で話を作ったとか…

阿ーん阿ーん 2011/07/24 22:09 >藤岡真さん
>栃尾ジョーさん

 アニメ水戸黄門という、ある意味スーパーヒーロー的なマイナーアニメもありますね。唐沢氏はこういうの知らないのかな?

SawaharaSawahara 2011/07/26 13:47 >そういうトリビアは歴史ファンなら知っているだろう。だが、もはや、実在の水戸光圀と、フィクションの水戸黄門との間には何の関係もないと見ていいだろう。

……歴史ファン、茶ァ啜りながら「こいつバカだぜ」って言ってらぁ。
もしかして助さん角さんもまるっきりのフィクションだと思ってんじゃないだろうな。

>本当は全国を歩いたことなどない人物だったからこそ、史実を徹底して無視して庶民のヒーローとしての水戸黄門像は大きく羽ばたけた。

空々しいわぁ、空虚だわぁ。いつスイセンの花になるんだ、こいつは。

古賀古賀 2011/07/26 21:09 >唐沢の著書の中で特におすすめのトンデモ本があればコメント欄かメールで推薦していただけないでしょうか。

それでは現時点での私のオススメを。
『トンデモ一行知識の世界』
『新・UFO入門』
『血で描く』
『博覧強記の仕事術』
『スコ怖スポット』

それと単著でないのでノミネート作にできないかもしれませんが、『国際おたく大学』で唐沢さんが伊藤さんについて書いていた記事。

kensyouhankensyouhan 2011/08/04 11:14 コメントありがとうございます。

>gurenekoさん
あ、そうか。「麻呂」は『水戸黄門』がモトネタだったんだ。度忘れしてました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%82%82%E8%B2%BC%E3%82%89%E3%81%9A%E3%81%AB%E3%82%B9%E3%83%AC%E7%AB%8B%E3%81%A6%E3%81%A8%E3%81%AA!%3F

>RASさん
>tenntekeさん
パターン化の流れが『男はつらいよ』と似ているような。

>藤岡さん
映画版では中井貴一が演じますね。おえんさんが宮崎あおいというのはアリかな。

>栃尾ジョー さん
『どろんぱッの時代』ではそれなりに濃い話をしているのに。

>Sawahara さん
俺以外にあのコラムを読んでいる人がいるのだろうか。

>古賀さん
やっぱり、奥さんとの別居前と後を比べるとクオリティの違いが際立ちますね。普通に選んでいくと別居後の本がズラーッと並ぶので、一冊くらいは初期の本を選んでおきましょう。
単著以外でも『オタク論!』や『ブンカザツロン』は有力候補ではないかと。