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唐沢俊一検証blog

2011-10-22

『立川流騒動記』は年明け発売予定。

16:39

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 10月20日に行われた「『立川流騒動記』プレ出版LIVE」の模様が昨晩USTREAMで放映されていた。今回はその中から気になった点を紹介していく。なお、視聴しながらメモを取っていたが、文章内で取り上げている発言は必ずしも正確ではないおそれがあることをあらかじめお断りしておく。


●イベントの前半は談之助師匠のトークと落語(「目黒さんま」)。出囃子はスパルタンX』。本来は「出版記念イベント」になるはずだったのが、執筆が進まなかったために「プレ出版LIVE」になったとのこと。今回のイベントでは立川流よりも明大落研時代の話が大半を占めていたが、有名人が多数登場する面白いネタがもりだくさんだったので本の内容にも期待が持てそうだ。


●後半は師匠と本の「プロデューサー」である唐沢俊一とのトーク。この本は4年越しの企画だったとのことで、複数の大手の出版社が談之助師匠にネームバリューがないことを理由に企画を断ったことに唐沢は憤慨していた。本が出ればそれらの出版社が見直すんじゃないか?と期待している様子でもあった。

 特にアスペクトから断られた話は興味深かった。以前唐沢俊一立川談笑と一緒に『超落語!』をアスペクトから出していて、唐沢の話によると本の評判もよかったということなので、アスペクトが『立川流騒動記』の企画を断ったのは確かに気になるところだ。アスペクトの社長さんが唐沢俊一を気に入っているという話も聞いたことがあるし。

 で、唐沢俊一が言うには、アスペクト村崎百郎の事件のせいで腰が引けてしまい、「『立川流騒動記』の著者も襲われはしないか?」と断ってきたのだという。…じゃあ、『村崎百郎の本』はどうなるんだ? その理屈ならばあの本に参加した人だって危なくはないか。理解に苦しむ話である。

 …しかし、ずっと不思議に思っているのだが、立川流騒動記』の「プロデューサー」ってどういう役割なのだろうか? 談之助師匠はご自分で原稿を書かれているようだから唐沢俊一が構成するわけでもないのだろうし。出版社に企画を持ち込むのがプロデューサーの役割なのだろうか。ただ、唐沢俊一P&Gを警戒している出版社も当然あるだろうから、「プロデュース」がよくない方向に働くこともあるのではないか、と心配にならないでもない。


唐沢俊一が「朝日新聞」の書評委員だった頃の話。立川談春『赤めだか』扶桑社)が書評委員会の対象になったときに、「落語といえば唐沢さんだよね」と振られそうになったのだが(これも凄い話だが)、唐沢は「あの本に書かれているのはウソだらけだから」と断ったらしい。その後、他の書評委員が『赤めだか』を「青春物語の佳作」として絶賛していたので、唐沢は「「朝日」の書評委員も大したことねえなと思った」と言っていた。…久々に超特大のブーメランを見た。「アフリカという国」と書いたり、任期中に不祥事を起こして謹慎していた人に言われたくないって。唐沢俊一の「朝日新聞書評委員時代の数々の問題行動については2010年8月28日の記事を参照。

 なお、唐沢が『赤めだか』の書評を担当したのは「奥泉とかいう作家」と言っていたので、「ははあ、奥泉光か」と思って調べてみたが、実際に書評を書いたのは重松清「朝日新聞」2008年6月24日)。


唐沢俊一と談之助師匠は近年の「落語ブーム」について長いこと語っていて、これは本の中でも詳しく書いてもらいたいものだが、唐沢が言うには「落語ブーム」はかつての「演劇ブーム」とよく似ていて、イッセー尾形の一人芝居のように「見ていると頭が良くなるような気がする」ところも同じなのだという。…まさか、唐沢俊一青年がイッセーにハマった理由がここで解明されるとは。


唐沢俊一落語家との交際についてもいくつかのエピソードを語っていたが、毒蝮三太夫談志師匠を駅のホームで突き飛ばした話を気に入ってるらしく『ジュニアラマタの世界ウィット遺産』に続いて披露していた。ただ、このエピソードについて唐沢はTBSのヘンな番組で“いい話をしてくれ”と頼まれたから、この話をしゃべったら“それはいい話とは違う”と言われた」と言っていた。本放送を見ていた人間に言わせてもらえば、あの話はだいぶスベっていたからなあ(話術にも問題があったような)。まあ、「HのあとにはIがある」のインパクトがあまりにも強烈なんだけど(2010年10月7日の記事を参照)。あと、ネット配信されているんだから発言には気を付けた方がいいのでは?とおせっかいなことを考えたり。俺みたいにブログに書いちゃう人もいるしね。


 …ともあれ、『立川流騒動記』は年明け早々にぶんがく社から出るらしいので期待して待とう。唐沢俊一は「2ちゃんねるで“ぶんがく社が潰れた”という情報が流れていたけど、あれはデマだから」と言っていたが、唐沢スレ@一般書籍板でそんな話出てたっけ。ぶんがく社の公式サイトがつながらなくなっているので不安ではある。


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村崎百郎の本

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赤めだか

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foobarfoobar 2011/10/22 19:17 >唐沢スレ@一般書籍板でそんな話出てたっけ

私がググった限りでは、最近だと135スレ目(今年の6月頃のスレ)でちょろっと出ていましたが、潰れた云々の話では全然ありません。
また唐沢テンテー自らデマを拡散しているような。

桃李庵主人桃李庵主人 2011/10/22 21:48 >「見ていると頭が良くなるような気がする」
唐沢さん自身はこの「頭が良くなるような気がする」についてどう思っているのだろうか。
「ウスい」人たちを相手に仕事をせざるをえないのがプロのライターだと前に言っていたけれど、
「気がする」だけでなくて、ほんとに頭の良くなるようなディープな本だって書きたいんじゃないのかな。ホントは。

NNTNNT 2011/10/22 23:07 自分も
>「見ていると頭が良くなるような気がする」
ってのはびっくりしました…。
落語やイッセーの一人芝居は、ある種のイリュージョンであり、自分の想像力との落差を楽しむものであり、
演者の表現力が第一だと思うのですが。頭良くなるって、何?って感じです。

NNTNNT 2011/10/22 23:09 連投スミマセン。
『スパルタンX』で来るか?と思ったらやっぱり緑の男がいて安心のクオリティでした。

O.L.H.O.L.H. 2011/10/23 02:32 「超落語」、何年か前神保町の東西堂書店あたりのワゴンにBのスタンプ押されて300円ぐらいで出回ってましたが、今はどうだろう。さすがに掃けたかな。アスペクトの本はたいてい安価で買えます。

古賀古賀 2011/10/23 07:39 >「見ていると頭が良くなるような気がする」

落語『やかん』を見ると頭を良く見せかけるための詐術を身につけられるって意味じゃないよな。
唐沢さんは実践しているみたいだけど(笑)。

栃尾ジョー栃尾ジョー 2011/10/23 11:50 >唐沢が言うには「落語ブーム」はかつての「演劇ブーム」とよく似ていて、
>イッセー尾形の一人芝居のように「見ていると頭が良くなるような気がする」ところ同じなのだという。
>…まさか、唐沢俊一青年がイッセーにハマった理由がここで解明されるとは。

ううっ!耳が痛い
私もkensyouhanさんや他の人の意見を読んで次回から自戒せねば。

>「超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集」

唐沢の文筆活動が「超(スーパー)落伍! 唐沢俊一落伍全集」になってしまった予感がします。

ニョタイカスキーニョタイカスキー 2011/10/23 21:09 女体化すきー?

見学者見学者 2011/10/24 00:16 》「見ていると頭が良くなるような気がする」
「落語が分かる俺、SUGEEE!」とか
「落語に新しい解釈を与えられる俺、天才!」とか
いうことなんでしょうけどね。例によって。
でも、それが、英語や他人の文章が理解できないことを埋め合わせて
「頭がよい」ことになるかどうかは疑問ですが。

藤岡真藤岡真 2011/10/24 11:25 >毒蝮三太夫が談志師匠を駅のホームで突き飛ばした話
 このエピソードを雷門獅篭は「風とマンダラ」で、談志が毒蝮を突き飛ばした話に変えて紹介していました。そこまで胡麻すって、破門されるとは。

見学者見学者 2011/10/24 19:01 》「あの本に書かれているのはウソだらけだから」
韜晦趣味とやらは自分にだけ許された特権だ、とでも
仰りたいんでしょうかね。

匿名希望匿名希望 2011/10/24 22:33 >見ていると頭が良くなるような気がする
この認識には同意しかねますね。演劇で会れ、落語であれ、舞台というものは自分もやりたくなる、ものだと思います。唐沢氏も元はそういう気持ちだった筈だと思います。なまじ名が売れた所為で評論っぽく言わなければいけない、と思っているのかも。

個人投資家個人投資家 2011/10/27 21:39 >唐沢が言うには「落語ブーム」はかつての「演劇ブーム」とよく似ていて、イッセー尾形の一人芝居のように「見ていると頭が良くなるような気がする」ところも同じなのだという。

 そうか・・・・?
 観客は落語が面白いから見ているんじゃないの?

 ブームになると、「話題だから」「世間の時流においていかれないよう」我も我もと見るようになるだろうけど。

? 2011/10/29 09:08 で、頭良くなったような気がして、自分もイッセーさんと同じように出来るような気がして、やりたくなっちゃって、やっちゃって…うわぁ、気の毒過ぎて笑えねぇ(笑)

kensyouhankensyouhan 2011/10/30 19:18 コメントありがとうございます。

>foobarさん
別のスレッドでの話なのかもしれません。

>桃李庵主人さん
『トリビアの泉』がヒットしたあたりで、メジャーになるためには濃い層を切り捨てる必要があるとか、そんな話をしていたような気がするので発掘してみます。
結果的に考えるとメジャーになろうとしたのは大きなミスだったと思いますけど。

>NNTさん
落語ファンを皮肉ったつもりだったのでしょうが、そこでイッセーの名前を出したのはミスでした。

>O.L.H. さん
『超落語!』は一応目を通したので「唐沢俊一全著書ブックレビュー」でも触れておければ。

>古賀さん
談之助師匠は唐沢さんをモデルに新作落語を作ったらいいのでは。

>ニョタイカスキーさん
わりと好きです。

>見学者さん
「知的に見られたい」と思うのは悪いことではないんですけどね。

>藤岡さん
>風とマンダラ
これはウケを狙って改変したような気がします。マムシさんが突き飛ばすより談志師匠が突き飛ばした方が「わかりやすい」ということで。

>匿名希望さん
>個人投資家さん
唐沢さんがイッセーの芝居を見て「頭がよくなった」と感じただけなのに、例によって「個人的な事柄に過ぎないものを拡大させて考える」思考回路が発動してしまった結果だと推測。名付けて「われわれ化」。

>?さん
唐沢さんは「前説事件」を含めてイッセーとの関わりを詳しく書いたらいいと思います。文芸誌の編集者は今すぐ唐沢さんに私小説のオファーを出すべき。

? 2011/10/30 21:42 私小説大賛成です。
ただ御本人の筆と口に真実や正直を求めるのが不可能な現在、宝の山が足下にあるのが明らかでありながら唐沢俊一が不幸な晩年のまま死んでゆくのが惜しくてなりません。

kensyouhankensyouhan 2011/11/27 18:46 コメントありがとうございます。

絶対面白いと思うんだけどなあ。